E-E-A-T対策の完全ガイド|評価基準や13個の施策、優先度の考え方

E-E-A-T対策というと「とりあえず一次情報を入れましょう」「著者プロフィールを充実させましょう」といった抽象的なアドバイスが散見されます。

しかし、本当に重要なのは個々の施策ではなく、自社サイトの状況に合わせて施策の優先順位を正しく設計することです。

Webサイトの運用期間、およびジャンルによって着手すべき施策はまったく異なります。自社サイトの課題を特定し、正しい順番で対策に着手できる状態にもっていけるようになるので、最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • E-E-A-T対策の基本
  • サイト状況別に優先すべき施策
  • 明日から実践できる13個の施策
この記事の監修者 福田 卓馬

福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長

SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール

とはいえ「大事なのはわかったがサイトで何をすればいいのか」「どこから直せばいいのか」と感じている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

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目次

SEOにおけるE-E-A-Tとは

E-E-A-T(イーイーエーティー)は、Googleがコンテンツの品質を評価するため、公式に設けている評価指標です。技術者が勝手に提言しているわけではなく、Googleから公式に発表されています。

Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating.

出典:Google検索品質評価ガイドライン 3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)

経験・専門性・権威性・信頼(E-E-A-T)は、いずれもページ品質の評価で重要な考慮事項だ、と書かれています。

E-E-A-Tの存在は、すなわち「コンテンツの品質だけで評価は決まらない」ということを表しています。

福田卓馬

いくら優れたコンテンツを公開しても、発表元が信頼できない人物・企業・組織であれば、検索順位は上がりません。

E-E-A-Tは、次の4つの評価基準で成り立っています。

E-E-A-Tの要素
  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼性)

それぞれ詳しく解説していきます。

経験:実体験があるか

「経験」とは、コンテンツの作成者がテーマについて、実際に体験したことに基づいて情報を提供しているかを示す基準です。

読者は、単なるWeb情報の寄せ集めではなく、実体験から得られるリアルな知見・感想を求めています。たとえば、これから泊まろうとするホテルのラウンジの充実度が気になっている人は、実際に利用した人の写真や感想が知りたいはずです。

自社のサービス提供で得た事例、業務を通じて得た実践的な知見などをコンテンツに反映させましょう。

福田卓馬

SEOは記事を書くことだと思い込み、生成AIや外注ライターだけでコンテンツを作成した場合、経験を含めることはできません。

専門性:分野の深い知識があるか

専門性は、コンテンツの作成者が、書くテーマについて深い専門知識やスキルを持っているかどうかを測る基準です。

専門性は、経験よりは具体的でわかりやすく、保有資格・学位・実務経験を書けば証明できます。たとえば、登山のブログで「登山歴20年」の著者が書いていれば、信頼に値するでしょう。

とはいえ、求められる専門性のレベルはジャンルによっても異なります。金融、医療といったジャンルでは、ファイナンシャル・プランナーや医師資格といった国家資格がほぼ必須です。

権威性:第三者から認められているか

権威性は、サイトの運営元や著者が、業界内で信頼できる情報源として第三者から認められているかを示す基準です。

これは自ら主張できるものではなく、他者からの評価によって客観的に示されます。主な評価指標は以下のとおりです。

権威性の評価指標
  • 他の信頼できるサイトからリンクされている
  • SNSやメディアで言及されている
  • 業界団体や公的機関からの表彰・認定を受けている
  • 業界メディアや大手メディアで取り上げられている
  • 業界イベントでの登壇やセミナー開催の実績がある

権威性を高めるためには、他サイトから参照されるような質の高いコンテンツを作成したり、メディアでの露出を強化したりする施策が求められます。

信頼性:E-E-A-Tの中心にある最重要要素

E-E-A-Tでもっとも重要なのが信頼性です。経験・専門性・権威性といったほかの要素は、すべて信頼性を支えるために存在します。

サイト運営者の情報が透明であるか、サイトの通信が暗号化されているか、引用元の情報源は確かか、といった点が信頼性の評価に直結します。

信頼性が欠けているとページ全体の評価が大きく下がってしまうため、何よりも優先して確保すべき要素です。

Trust: Consider the extent to which the page is accurate, honest, safe, and reliable.

出典:Google検索品質評価ガイドライン 3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)

信頼性とは、そのページが正確で誠実か、安全で頼れるかを見る要素だと書かれています。

たとえ経験豊富で専門性が高いコンテンツでも、サイト自体の信頼性が低ければ、読者やGoogleに信用されません。

SEOにおけるE-E-A-T対策の重要性

E-E-A-TはSEO対策において重要な概念です。

対策によって具体的にどのようなメリットがあるのか、解説していきます。

メリット
  • 検索順位が上がりやすくなる
  • 生成AIに引用されやすくなる
  • アルゴリズムの更新に強くなる

検索順位が上がりやすくなる

E-E-A-Tを高めることで、Googleの検索結果が間接的に上がりやすくなる可能性があります。

E-E-A-Tの指標である、経験や信頼性に基づいたコンテンツや、外部からのサイト評価など要素は、検索順位に直接影響する要素です。

とくに影響が大きいのが、YMYLジャンルです。

次のようなジャンルでは、誤った情報がユーザーの健康や生命、金銭に深刻な損害を与えかねないため、信頼性の高いサイト・コンテンツのみが評価されるしくみになっています。

ジャンル該当例
健康・医療症状、治療法、薬
金融・保険投資、ローン、税金
法律離婚、相続、労働問題
ニュース・時事政治、災害、国際情勢

生成AIに引用されやすくなる

E-E-A-Tを高めることで、サイトのアクセスを増やすうえで大切な「生成AIからの引用・参照」もされやすくなります。

AIの参照元として選ばれやすいのは、信頼できる人物や企業が書いており、なおかつ情報ソースが明確になっているサイトです。

運営者もよくわからないページと、業界で豊富な実績をもっている博士が書いているページでは、どちらが参照されやすいか一目瞭然。

とくに、昨今では検索結果の上部にAI概要(AI Overview)が表示されるようになり、ユーザーがサイトに来ないまま検索を終えるケースが増加しました。

福田卓馬

AIに選ばれないサイトは、サイトのアクセスが大幅に減少してしまうリスクが高いです。

アルゴリズムの更新に強くなる

Googleやユーザーからの信頼性が高いサイトは、アップデートに振り回されるリスクも下がります。

前提として、Googleは定期的に「コアアルゴリズムアップデート」を実施しており、検索順位が大幅に変動するケースがあります。

とはいえ、アップデートが起こっても「ユーザーに役立つサイトが優先される」という基本方針は変わりません。

福田卓馬

弊社の経験上、小手先のテクニックで順位を高めてきたサイトは、アップデートで順位が低下しやすいです。

E-E-A-T対策は手間がかかりますが、長期で見れば、順位を一時的に押し上げるような対策よりも順位を保ちやすいです。

E-E-A-T対策【経験を高める】

信頼性の土台を整えたら、次に取り組むべきは「経験」を高める施策です。AIや外部ライターだけでは生み出せない、独自の一次情報をコンテンツに盛り込むことで、他サイトとの明確な差別化を図ります。

経験を高める3つの施策
  • 一次情報や実体験に基づくコンテンツを作成する
  • お客様の声や導入事例を記事に盛り込む
  • 著者の経歴や実務経験をプロフィールに明記する

5. 一次情報や実体験に基づくコンテンツを作成する

コンテンツの核には、自社で実際に経験したことを据えましょう。他サイトの情報をまとめただけでは、Googleから評価されるコンテンツにはなりません。

一次情報とは

自社の支援事例で得られたデータや、社内で実施したテストの結果、業務で得られた独自の知見のこと。

たとえば、投資信託の選び方についての記事なら、営業担当が現場でよく選ばれている投資信託などについて言及するのが有効です。

弊社の支援した景品ショップ・マイルーム様では、記事制作前に担当者にサービスの内容、売れ筋商品などを細かくヒアリングし、その情報を記事に反映させました。

結果、合計70記事以上の記事制作において、PV数が2.75倍に増加しています。

福田卓馬

ネットにあふれる情報だけで書かれた記事は、検索エンジンにとってもユーザーにとっても価値がありません。一次情報の収集を、記事制作フローに含めるべきだといえるでしょう。

>>景品ショップマイルーム様の支援事例を見る

6. お客様の声や導入事例を記事に盛り込む

コンテンツにユーザーの声や意見、導入事例を掲載するのもおすすめです。お客様のリアルな体験談は、サイトを見るユーザーにとっても有益で、参考になります。

たとえば、導入事例を掲載する場合、次のようなフレームワークで情報をまとめると、伝わりやすくなります。

項目記載内容の例
業種BtoB SaaS / 教育 / 製造業 など
課題検索流入がゼロ / CVRが低い など
施策一次情報を核にした記事制作 / 著者プロフィール整備 など
成果月間PV○倍 / CV月○件達成 など(数値で記載)
期間施策開始から成果が出るまでの期間

成果を数値で示す場合は、必ず実際のデータを使用し、コンテンツの正確性を担保しましょう。

弊社が支援したSNSマーケティングスクール「BACKSTAGE」様では、社内の専門講師が持つ実践ノウハウを一次情報として記事に組み込みました。結果、ゼロからメディアを立ち上げにもかかわらず、5ヶ月で月間6,000PV・LINE登録月15件を達成しています。

福田卓馬

「SNSで実際に成果を出した手法」「受講生がつまずきやすいポイントと解決策」など、現場でしか得られない知見を記事の核に据えたことが、検索エンジンからの評価に直結しています。

>>BACKSTAGE様の支援事例を見る

7. 著者の経歴や実務経験をプロフィールに明記する

著者のプロフィール情報を充実させ、その人物がなぜそのテーマについて語る資格があるのかを明確に示すことが重要です。

具体的な実務経験の年数・支援実績・得意分野などをプロフィールに明記しましょう。

弊社の支援させていただいたイングリッシュおさる様の事例では、会社名やSNSでの実績、チャンネル登録者数、保有資格などを掲載することで信頼性を担保しました。

イングリッシュおさる様の著者事例

動画という一次情報と、著者の明確な実績を組み合わせることで、コンテンツの信頼性が飛躍的に向上し、大きな成果につながっています。

E-E-A-T対策【専門性を高める】

専門性を高めるには、まずサイト全体のテーマを絞り込む必要があります。その後、専門家の知見を積極的に活用することで、特定の分野における第一人者としての地位を確立します。

専門性を高める3つの施策
  • サイトのテーマを特定ジャンルに特化させる
  • 専門家の監修やインタビューを取り入れる
  • 独自の調査データやオリジナル図表を掲載する

8. サイトのテーマを特定ジャンルに特化させる

Googleは、特定のテーマに関する深い専門知識を持つサイトを高く評価する傾向があります。

様々なテーマの記事を広く浅く公開するよりも、一つのテーマを深掘りした質の高いコンテンツを多数作成する方が、専門性のアピールに効果的です。

具体的には、中心となる記事と、関連する詳細記事群で構成される「トピッククラスター」という構造でサイトを設計し、内部リンクでつなぐことでテーマの網羅性を示します。

トピッククラスターモデル

もし既存サイトのテーマが多岐にわたる場合は、メインテーマに関連しない記事の削除や非公開を検討することも必要です。

弊社が支援したaparise様の事例では、アパレル物販というテーマに特化したトピッククラスター設計と内部リンク最適化を実施したことで、検索10位以内の記事比率が14%→83%に改善しました。

福田卓馬

月間リスト獲得数・CV数ともに安定して10件以上を達成しています。

トピッククラスター戦略の具体的な設計方法は「トピッククラスターとSEO|サイト構造の設計方法を解説」をご覧ください。

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9. 専門家の監修やインタビューを取り入れる

記事コンテンツには必ず執筆者、または監修者の情報を入れましょう。信頼性の観点では、誰が書いたのかわからないコンテンツは評価されづらくなります。

とくに、金融・医療といった信頼性が求められるジャンルでは、監修者なしで検索上位に上げるのは困難です。

専門家監修を導入する際は、以下のステップで進めるとスムーズです。

専門家監修の導入ステップ
  • 自社の記事テーマに適した専門家の候補リストを作成する
  • 監修の範囲・報酬・クレジット表記を明記した依頼文を送付する
  • 記事内に監修者の名前・肩書き・プロフィールを掲載する
  • 構造化データ(Person / Review)で監修者情報をマークアップする

10. 独自の調査データやオリジナル図表を掲載する

専門性を証明するには、自社で実施したアンケートや市場調査の結果をコンテンツに反映させましょう。

独自の調査から得られたデータは、他サイトにはない完全な一次情報です。独自データを含む質の高いコンテンツは、他サイトから引用されやすく、被リンクの獲得につながります。

被リンクとは

他のWebサイトから自社サイトに向けて設置されたリンクのこと。Googleはこれを「第三者からの推薦」と捉え、被リンクが多く質の高いサイトほど権威性が高いと評価します。

被リンクは権威性の向上に直接貢献するため、一石二鳥だといえるでしょう。

調査の規模は必ずしも大きい必要はなく、たとえば自社の顧客数十社へのアンケート結果でも、十分に価値のあるコンテンツになり得ます。独自調査を企画するなら、以下のテンプレートを活用してください。

項目記載内容の例
調査テーマ「SEO担当者のE-E-A-T対策の実態調査」など
対象者自社顧客 / 業界関係者 / 一般消費者 など
サンプル数30〜100件程度でも十分(自社顧客なら数十社でOK)
調査方法オンラインアンケート / ヒアリング / データ分析 など
活用方法記事内のグラフ掲載 / ホワイトペーパー化 / プレスリリース配信

権威性を高める3つの施策

権威性は第三者からの評価によって構築されるため、一朝一夕に高めるのは難しいです。中長期的な視点で、信頼性や経験の施策と並行して着実に積み上げていきましょう。

権威性を高める3つの施策
  • 被リンクを獲得して第三者からの評価を増やす
  • サイテーションやSNSでの言及を増やす
  • 受賞歴や公的な認定情報を掲載する

11. 被リンクを獲得して第三者からの評価を増やす

被リンク、つまりほかのサイトから自社サイトへのリンクが多ければ多いほど、サイト全体が評価されやすくなります。

信頼できるサイトから自然な形でリンクされることは、自サイトが価値ある情報源であると第三者に認められている証拠になるためです。

被リンクを獲得するための基本的な戦略は、他者が「リンクしたい」と思うような価値の高いコンテンツを作成することです。たとえば、独自の調査データ、便利なツール、テンプレートなどが挙げられます。

業界メディアへのプレスリリース配信やゲストとしての記事寄稿も、質の高い被リンクを獲得する有効な手段です。

被リンク獲得の具体的な戦略と実践方法は「被リンクの増やし方|効果的な獲得戦略と注意点を解説」をご覧ください。

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12. サイテーションやSNSでの言及を増やす

サイテーションとは、リンクを伴わない形での企業名やブランド名の言及を指します。たとえリンクがなくても、ほかのサイトでの言及が多ければ、認知度や評価が高いと判断されるので、信頼性向上に有効です。

サイテーションを増やすためには、SNSでの継続的な情報発信や、業界カンファレンスでの登壇、メディアからの取材対応などが有効です。

サイテーションを増やすために、以下の施策を検討してみてください。

サイテーション増加の施策チェック
  • SNS(X・LinkedIn等)で定期的に専門性のある情報を発信しているか
  • プレスリリースを定期的に配信しているか
  • 業界カンファレンスやセミナーへの登壇実績があるか
  • メディアからの取材依頼に対応できる体制があるか

13. 受賞歴や公的な認定情報を掲載する

業界内での受賞歴や、公的な機関からの認定、保有資格などをサイトに掲載することは、第三者からの客観的な評価を可視化する上で効果的です。

具体的な掲載場所と方法は以下のとおりです。

掲載場所掲載方法・ポイント
会社概要ページ受賞名・認定名・取得年を一覧で記載し、認定機関へのリンクを設置
フッター受賞ロゴやバッジを画像で表示し、全ページから視認できるようにする
著者プロフィール個人の保有資格・受賞歴を記載し、資格発行元へのリンクを設置
構造化データOrganization / Person スキーマに award プロパティを追加してマークアップ

「まだ受賞歴がない」という企業も多いでしょう。その場合は、以下のような代替策から着手するのが現実的です。

受賞歴がない場合の代替策
  • 業界団体や協会への加盟(例:一般社団法人日本SEO協会など)
  • 公的な認定資格の取得(例:Google Partner認定、各種国家資格など)
  • 業界アワードへの応募(受賞歴はエントリーしないと始まらない)
  • メディア掲載実績の蓄積(プレスリリース配信→取材対応→掲載ロゴの掲出)

とはいえ「この整備が検索以外でも効くのか気になる」「AIに拾われる会社との差がわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

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E-E-A-T対策【信頼性を高める】

E-E-A-T対策は、中心要素である「信頼性」の向上から着手するのが効果的です。ここで紹介する施策は、技術的な実装が比較的容易で、サイトの評価を底上げする効果が期待できます。

信頼性を高める4つの施策
  • 運営者情報と著者情報をサイトに明記する
  • SSL化とWhois情報の公開で技術的信頼性を担保する
  • 引用元に公的機関や一次ソースを使用する
  • Googleビジネスプロフィールに登録する

1. 運営者情報と著者情報をサイトに明記する

信頼性を高めるには、サイトの「運営者」「著者」がどのような人物・企業であるかを明確に開示しましょう。生成AIによって誰でも無責任にコンテンツを量産できる時代だからこそ、責任の所在が求められます。

具体的には、以下のような情報を各ページに記載します。

掲載場所掲載すべき情報
会社概要ページ代表者名、所在地、事業内容、設立年、資本金など
記事ページ著者名、経歴、専門分野、保有資格、SNSリンク
著者一覧ページ著者ごとの記事一覧を作成し、各記事からリンク
フッター・サイドバー運営企業名、問い合わせ先、プライバシーポリシーへのリンク

2. SSL化とWhois情報の公開で技術的信頼性を担保する

サイト全体のHTTPS化(SSL証明書の導入)は、現代のWebサイトにおける必須要件です。通信を暗号化し、ユーザーの情報を保護する姿勢を示すことで信頼性が向上します。

また、ドメインの所有者情報であるWhois情報を公開することも、運営者の身元を明らかにする上で有効です。

以下のチェック項目を確認し、未対応のものから優先的に実施しましょう。

技術的信頼性の対策チェック
  • サイト全体がHTTPS化(SSL証明書導入)されているか
  • Whois情報が公開されているか
  • プライバシーポリシーが設置・最新化されているか
  • 特定商取引法に基づく表記が掲載されているか
  • お問い合わせフォームまたは連絡先が明記されているか

3. 引用元に公的機関や一次ソースを使用する

コンテンツ内で外部の情報を参照する際は、引用元の信頼性が自サイトの評価に影響します。信頼性を高めるためには、公的機関や研究機関、業界団体などの一次ソースを利用します。

統計データや法律に関する記述では、必ず政府機関などのサイトを引用元とし、出典URLを明記しましょう。

引用元カテゴリ信頼性
政府・公的機関非常に高い
業界団体・学術機関高い
大手メディア・調査会社高い
企業の一次データ中〜高い
個人ブログ・SNS低い

信頼性の低い個人ブログや情報源が不明なサイトからの引用は、自サイトの評価を下げる原因となるため避けるべきです。

4. Googleビジネスプロフィールに登録する

店舗を持つビジネスや地域密着型のサービスを提供している場合、Googleビジネスプロフィールの登録が有効です。

企業情報を登録すると、Googleマップや検索結果に自社の情報が表示され、実在する正当な企業であることをGoogleに認識させられます。

さらに、検索結果のナレッジパネルの表示につながり、ユーザーからの信頼を得やすくなります。

ナレッジパネルとは

Google検索結果の右側に表示される企業・組織・人物の情報ボックスのこと。企業名、住所、電話番号、営業時間、口コミ評価などが一覧表示される。

E-E-A-T対策の優先度を決める

はじめにお伝えしたとおり、E-E-A-Tの強化はサイトの状況に応じて優先度を決めて、正しい順番で取り組んでいきましょう。

福田卓馬

基本方針として「信頼性」を最優先で対策すべきです。

サイト状況最優先
新規サイト信頼性→経験→専門性・権威性
順位の伸び悩む既存サイト経験→専門性→信頼性・権威性
YMYLサイト信頼性・専門性→経験→権威性
コーポレートサイト信頼性→権威性→経験・専門性

複数のシチュエーションに当てはまるなら、複合的に判断する必要があります。

以下の一覧表で、全13施策の全体像と取り組みやすさを確認してください。各施策名をクリックすると、該当セクションへジャンプできます。

要素施策名難易度
信頼性1. 運営者情報と著者情報の明記低
信頼性2. SSL化とWhois情報の公開低
信頼性3. 引用元に公的機関や一次ソースを使用低
信頼性4. Googleビジネスプロフィールへの登録低
経験5. 一次情報や実体験に基づくコンテンツ作成中
経験6. お客様の声や導入事例の活用中
経験7. 著者の経歴や実務経験のプロフィール明記低
専門性8. サイトテーマの特定ジャンル特化中
専門性9. 専門家の監修やインタビュー導入中
専門性10. 独自の調査データやオリジナル図表の掲載高
権威性11. 被リンク獲得による第三者評価の増加高
権威性12. サイテーションやSNSでの言及拡大中
権威性13. 受賞歴・公的認定情報の掲載高

ここからは、E-E-A-Tの4つの要素ごとに具体的な施策を解説します。

E-E-A-T対策を外注するポイント

E-E-A-T対策は、サイトの状況によって優先すべき施策が変わります。自社サイトだけ見ていると、優先度を決められないまま進めることになり、結果が出づらいです。

自社にE-E-A-T対策を実施するためのノウハウが揃って居ない場合、SEO業者への外注を検討したほうがよいでしょう。

ここでは、外注するためのポイントを紹介します。

優先順位に基づいた施策提案があるか

外注先を判断するときに最も大切なのは、明確なロジックに基づいて施策を提案してくれるかどうかです。

SEO業者には、見積もり金額を高くするために、重要性の高い施策から低い施策まで取捨選択なしに提案してくるところも少なくありません。

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当然ですが、優先度の低い施策まで網羅的にやろうとすると、費用対効果は下がってしまいます。

あなたのサイトではあまり必要性のない施策をあえて外し、重要性の高い施策だけにフォーカスしてくれる業者のほうが成果が出やすいでしょう。

自社の一次情報をどうやって引き出すか

E-E-A-T対策を実施するうえで大切なのは、ライティングやSEOの技術以上に、あなたの会社にある一次情報をどうやって引き出してくれるかです。

いくらSEOのプロでも、あなたのサイトを検索上位に上げるために必要な実績やデータをゼロから生みだせません。

質の高いコンテンツを作るため、ヒアリングをどのくらいの頻度でおこなうか、素材をどうコンテンツに落とし込むかを提案段階ですり合わせておく必要があります。

弊社がオフィスチェアのレビューメディアを支援したときは、クライアントがすでに投稿していたYouTubeを素材にしました。

動画ごとにレビューの本質を見出し、語り口や専門知識をインプットしたうえで、動画を見ないユーザーにもコンテンツを知ってもらうというアプローチです。

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結果、アクセス数は月間3万件を超え、クライアント様からは「クラウドソーシングのライターとは違って、記事の専門性を理解して書いてくれた」というお言葉をいただいています。

>>GRIID株式会社の支援事例を見る

よくある質問

E-E-A-TはGoogleの直接的なランキング要因ですか

E-E-A-T自体は、直接的なランキング要因ではありません。

ただし、Googleの検索アルゴリズムはE-E-A-Tを構成する要素(被リンクの質・サイトの信頼性・著者情報など)を間接的に評価するシグナルを見ています。

E-E-A-Tを高める施策は結果的に検索順位の向上につながるため、Googleが目指す「質の高い検索結果」を実現するための重要な概念として捉えてください。

E-E-A-TとYMYLの違いは何ですか

E-E-A-TとYMYLは、混同されがちですが明確に異なる概念です。

E-E-A-Tはコンテンツの品質を判断するための「評価基準」であるのに対し、YMYLは人の生活に大きな影響を与えるコンテンツの「ジャンル分類」を指します。関係性としては、「YMYLジャンルのコンテンツには、とくに高い水準のE-E-A-Tが求められる」と理解するとわかりやすいです。

自サイトのジャンルがYMYLに該当するかを把握することが、対策の第一歩となります。

E-E-A-T対策の効果が出るまでどのくらいかかりますか

施策の種類によって異なり、信頼性施策(運営者情報・SSL化)は1〜3ヵ月、専門性施策(一次情報追加・専門家監修)は3〜6ヵ月、権威性施策(被リンク獲得)は6〜12ヵ月が目安です。

複数の施策を組み合わせることで、段階的に効果が現れるのが一般的です。

AIで書いた記事はE-E-A-T評価に影響しますか

Googleは、AIで生成されたコンテンツを一律に低評価するわけではありません。

重要なのは「作成方法」ではなく「コンテンツの品質」そのものです。ただし、AIだけで生成した記事は実体験に基づく「経験」の要素が欠如しやすいため、人間が一次情報・専門家の知見を補完するハイブリッドなアプローチが合理的です。

小規模サイトでもE-E-A-T対策は効果がありますか

はい、効果があります。

むしろ小規模サイトこそ、特定のニッチなテーマにおける深い専門性や現場の実体験に基づく一次情報で大手サイトとの差別化が図れます。

サイトのテーマを狭く深く絞り込み、独自の経験やデータを盛り込んだコンテンツで、その分野での権威性を確立していくのが有効な進め方です。

E-E-A-Tのスコアを数値で確認する方法はありますか

E-E-A-Tを直接的に数値化するGoogle公式のツールは存在しません。

間接的な指標として、Google Search Consoleでの検索順位の推移、被リンク数の変化、AhrefsやMozのドメインパワースコアなどを参考にします。

最も確実な方法は、Googleが公開している検索品質評価ガイドラインを定期的に確認し、自社サイトとセルフチェックを行うことです。

とはいえ「自社サイトが評価される条件を満たせているのか判断できない」「何が足りないのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

EXTAGEの無料相談では、現状分析と勝ち筋の見立てをその場でお出ししています。

足りない要素と整備の進め方をその場でお出しできるので、お気軽にご相談ください。

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