SEOと他の集客方法の本質的な違いって?やっぱりコンテンツマーケが最強

「SEOって、広告やSNSと何が違うの?」
「結局、うちはどれに力を入れればいいんだろう?」

どちらも、お客さまからよくいただく質問です。

北川

たくまさん、SEOと広告って、結局なにが違うんですか?

福田 卓馬

止めても流入が残るかどうかです。広告は止めたら終わりですが、記事は資産として残ります。

記事が残り続けるからこそ、やっぱりコンテンツマーケが最強だと私たちは考えています。

とはいえ、SEOにも弱点はあります。この記事では違いだけでなく、使い分け方と「うちの場合はどうする?」まで、ケース別にお話しします。

今回のお話
  • SEOと他の集客方法って何が違うのか
  • SEOにもデメリットはあるのか
  • 集客方法はどう使い分ければいいか
  • うちの場合はどうする?ケース別の考え方

この記事の内容は、1分の動画でもまとめています。

執筆者
北川 和哉

北川 和哉EXTAGE株式会社 SEOチーム

多様な業界のSEOを担当し、複数サイトで検索流入増加を達成。SEOライティングの経験を活かしたコンテンツ設計と、テクニカルSEOを得意とする。

監修者
福田 卓馬

福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長

SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。

INDEX

SEOと他の集客方法って何が違うの?

広告・SNS・SEOの集まり方の違い。違いは資産として残るかどうか
北川

広告もSNSもSEOも、人を集める方法ですよね。何がそんなに違うんですか?

福田 卓馬

いちばんの違いは、集客の成果が「資産」になるかどうかです。

違いの正体は「資産になるかどうか」

出稿・投稿を止めたあとの流入。広告は止めた日に終わり、コンテンツSEOは止めても大きく下がらない
北川

資産になるって、どういうことですか?

福田 卓馬

手を止めたあとも、人を集め続けてくれるということです。広告と比べながら、くわしくお話ししますね。

広告やSNSは、止めた日を境に流入が落ちます。コンテンツSEOの流入は最初こそゆっくりですが、更新を止めても大きくは下がらず、積み上がっていきます。

払い続ける集客か、積み上がる集客か。集客を長く続けるほど、広告費と記事の差がそのまま利益の差になります。

広告・SNS・YouTubeは「止めたら終わる」

広告・SNS・YouTubeはどれも、手を止めた瞬間に勢いが落ちる集客です。止めた日を境に、流入も落ちていきます。

北川

広告って、お金を払えばすぐに人が来ますよね。広告の何がいけないんですか?

福田 卓馬

いけないわけではないんです。ただ、広告は払っている間だけ表示される仕組みなんです。

広告は、予算を止めれば表示が消え、クリックも問い合わせも同時に途切れます。

北川

じゃあSNSはどうですか?無料で発信できますし、ずっと使えそうですけど。

福田 卓馬

SNSは拡散力がある一方で、投稿がどんどん流れていくんですよ。過去の投稿は埋もれて、ほとんど見られません。

YouTubeも同じです。動画こそ残りますが、新しい動画を出し続けないと、チャンネルの動画がおすすめに載りにくくなってしまいます。

とはいえ、広告・SNS・YouTubeは、認知を広げたいときや新商品の告知にとても頼りになります。

SEOは「書いたものが残り続ける」

北川

SEOは、止めても人が来続けるんですか?

福田 卓馬

はい。検索結果の上位に出た記事は、費用を払わなくても人を集め続けます。今日書いた1本が、来年も問い合わせを運んでくれることもあるんです。

コンテンツSEOは、書いたぶんだけ検索の入口が増えていきます。読んだ人からの自社への信頼も、記事が増えるほど少しずつ貯まっていきます。

北川

入口が増えるって、具体的にはどういうことですか?

福田 卓馬

「SEO 費用」「SEO 自分で」のように、記事1本ごとに別の検索語で見つけてもらえる、ということです。

SEOの意味をおさらいしたい方は、「SEOとは」もあわせてご覧ください。

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残ったコンテンツは他の集客の受け皿にもなる

問い合わせまでの流れと、コンテンツの役割。調べ直す・見比べるときの受け皿になる
北川

広告やSNSをやっているなら、記事まではいらないんじゃないですか?

福田 卓馬

じつは逆なんです。広告やSNSで興味を持った人ほど、あとで検索して調べ直します。

調べ直したときの受け皿になるのが、残っているコンテンツです。自社の記事がなければ、せっかく興味を持った人を取りこぼしてしまいます。

実際、EXTAGEにもコンテンツをきっかけにしたお問い合わせが届きます。「YouTubeを見ていました」「ブログが参考になったので」という声です。

福田 卓馬

調べ直した人は、記事の中身で会社を見比べます。だから記事の質が、そのまま会社の信頼や熱量として伝わるんです。

でも、SEOにもデメリットはある

北川

話を聞くといいことずくめですけど、SEOにデメリットはないんですか?

福田 卓馬

もちろんあります。大きくは「時間」「設計」「体制」の3つ。デメリットを知らずに始めて、途中でやめてしまう会社が多いんです。

成果が出るまでに時間がかかる

コンテンツSEOの5ステップと期間の目安。成果が見えはじめるのは半年後
北川

記事を書いたら、どのくらいで成果が出るんですか?

福田 卓馬

早くても半年はみてください。公開してすぐの数ヶ月は、ほとんど動かないこともあります。

SEOは、Googleが記事を見つけて評価を固めるまでに数ヶ月かかります。検索上位に出るのは、Googleの評価が固まってからです。

たとえば株式会社HERO’ZZ様(SNSスクール事業)は、SNS広告に頼る集客から抜け出そうとしていました。そこで、検索流入ゼロの状態からメディアを立ち上げています。

HERO’ZZ様のメディアは、立ち上げから6ヶ月で月間7,000PVまで育ちました。

HERO’ZZ様の半年間の取り組みは、「株式会社HERO’ZZ様の支援事例」で紹介しています。

北川

半年かかるなら、成果が出るまでの売上はどうするんですか?

福田 卓馬

半年の売上は、広告でつなぎます。SEOは、広告と並行してできるだけ早く始めましょう。

設計を間違えると記事を書いても成果につながらない

成果を決めるのは記事の数ではなく、読んだ人をLINE登録や問い合わせへ案内する設計です。

福田 卓馬

記事の量だけを追うのは落とし穴です。私が支援した会社にも、50本書いてもLINE登録が増えなかった例があります。

株式会社SPB様(恋愛コミュニケーションスクール)は、8ヶ月で50本以上の記事を自社で書いてきました。アクセスは月1万PVあったものの、LINE登録は月5人にとどまっていました。

北川

50本も書いて、何が足りなかったんですか?

福田 卓馬

記事の中身は悪くなかったんです。LINE登録ボタンの位置と文言が、読者に合っていませんでした。

SPB様では、LINE登録ボタンの位置と文言を作り直しました。すると2ヶ月で、LINE登録が月5人から月40人まで増えています。

何を変えたかの詳細は、「株式会社SPB様の支援事例」にまとめています。

書き続ける手間と体制が要る

株式会社LIC様のページビュー数とLINE登録者数の推移
北川

記事って、一度書いたら終わりじゃないんですか?

福田 卓馬

終わりではありません。記事を増やし、古い情報を直し、順位を見ながら手を入れ続けます。

書き続ける人と時間がないと、SEOの施策は止まってしまいます。社内に書く人も時間もない、という会社は少なくありません。

株式会社LIC様(オンライン個別指導塾「受験コーチゆうた」)も、代表おひとりの稼働が限界でした。YouTubeで集客していたものの、ブログまで手が回っていなかったんです。

LIC様では、過去の動画からノウハウを取り出して記事にしました。執筆はライターに任せる仕組みです。運用を始めて3ヶ月で、LINE登録が月平均50名以上で安定しています。

LIC様の仕組みづくりは、「株式会社LIC様の支援事例」でくわしく紹介しています。

福田 卓馬

社内だけで回らないなら、書く部分だけでも外に任せる。外注も立派な選択肢です。

集客方法はどう使い分ければいい?

集客方法の使い分けマップ。すぐ効くか、残るかで並べた図
北川

SEOに半年かかるなら、ほかの集客とどう組み合わせればいいんですか?

福田 卓馬

一度に全部始める必要はありません。今の状況に合うものから組み合わせます。

集客方法を並べる軸は、「すぐ効くか」と「残るか」の2つです。上の図の位置をふまえた、集客方法ごとの得意なことは次のとおりです。

集客方法得意なこと
Web広告今すぐ売上をつくり、反応のよい訴求を試す
SNS知ってもらい、ファンを増やす
YouTube人柄や中身を深く伝えて信頼される
MEO近くのお客さまにお店を見つけてもらう
コンテンツSEO調べている人に見つけてもらい、資産として残す
MEOとは

Googleマップなどの地図検索で、自社の店舗情報を上位に表示させる対策のこと。

どれから先に手をつけるかは、今の会社の状況で変わります。よくご相談いただくケースごとに、次で見ていきましょう。

うちの場合はどうする?ケース別の考え方

状況別の早見表。今の状況ごとに、まずやることと並行してやること
北川

うちは広告もSNSもやっていますが、何から手をつければいいですか?

福田 卓馬

今の状況で答えが変わります。上の早見表で、近いケースを探してみてください。

立ち上げたばかりでまだ売上がない

北川

売上がないなら、お金のかからないSEOから始めたほうがいいんじゃないですか?

福田 卓馬

逆なんです。SEOだけで粘ると、成果が出る前に資金が尽きてしまいます。

立ち上げたばかりなら、広告の反応がよい悩みを記事のテーマにするのが近道です。広告を回すと、どんな悩みに反応がいいかが見えてきます。

反応のよい悩みをそのまま記事にすれば、テーマ選びに迷いません。広告で売上をつくりながら、記事を少しずつ仕込んでおきましょう。

広告費が上がって利益が残らない

北川

広告費が上がって、利益がほとんど残らないんです。

福田 卓馬

広告を足す前に、手つかずのブログを見直しましょう。眠っている記事が、いちばんの近道になることもあります。

弊社で支援した株式会社マイルーム様(景品ショップマイルーム)も、同じ状況でした。

マイルーム様は、自社運用の広告で集客していましたが、なかなか成果が出ていませんでした。広告費の高騰で利益率も厳しくなる一方、ECサイトのブログは手つかずのまま残っていたんです。

マイルーム様でおこなった施策
  • 放置していたブログの整備と記事制作
  • 商品ページの作り直しと内部対策
  • サイト設計の見直しと導線の強化

その結果、4ヶ月で月間8万PVが22万PVまで伸び、支援後の売上は前年同月比197%になりました。

北川

すごい伸びですね、コンテンツSEOに切り替えたんですか?

福田 卓馬

広告をやめたわけではありません。手つかずだったブログに力を入れ直したのが大きかったんです。

マイルーム様の取り組みは、「株式会社マイルーム様の支援事例」で紹介しています。

SNSやYouTubeで集客しているが頭打ちになっている

株式会社LEC様のページビュー数の推移。新規立ち上げ1年で月間10万PVを達成
北川

YouTubeで動画があるなら、ブログはいらないんじゃないですか?

福田 卓馬

動画を見ない人や、文字で調べたい人もいます。動画の中身を記事にすれば、別の入口ができるんです。

SNSやYouTubeで集客しているなら、動画や投稿の中身を記事にして新しい入口をつくりましょう。

株式会社LEC様(英語学習メディア「イングリッシュおさる」)は、YouTubeで集客していました。動画では届かない層に向けてブログをゼロから立ち上げ、1年で月間10万PV超まで伸びています。

すでにある動画や投稿は、記事の材料の宝庫です。記事のテーマをいちから考えるより、ずっと早く始められます。LEC様の取り組みは、「株式会社LEC様の支援事例」で紹介しています。

BtoBで検討に時間がかかる商材を扱っている

BtoBで検討に時間がかかる商材こそ、コンテンツSEOが効きます。

北川

どうしてBtoBこそ効くんですか?

福田 卓馬

高額な商材ほど検討期間が長く、検討中の人は何度も検索して調べ直すからです。

BtoBの検討では、お客さまが途中で離れて競合他社と見比べてから戻ってくることもよくあります。戻ってきたときに読めるコンテンツがなければ、比較の土俵にすら上がれません。

まずは、比べられても負けない中身を次の順で整えましょう。あわせて、検討中の人が調べる疑問に答える記事を増やしていきます。

  1. サービスページ
  2. 導入事例
  3. 料金
  4. サービス資料

お店に来てもらう店舗ビジネス

北川

お店なら、Googleマップに出ていれば十分じゃないですか?

福田 卓馬

マップで見つけたあと、ホームページで中身を確かめる人も多いんです。MEOとSEOは両方そろえましょう。

地域名と業種で調べる人には、SEOで店舗のページを届けます。地域名での検索から集客する方法は、「地域SEO対策の施策18選」で紹介しています。

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まとめ

広告やSNSは止めれば流入も止まりますが、コンテンツSEOは書いた記事が資産として残り続けます。ただし、時間がかかり、設計を間違えると伸びません。だからこそ、自社の状況に合わせて使い分けることが大切です。

この記事のまとめ
  • 広告やSNSは止めると流入も止まり、SEOは資産として残る
  • SEOは時間・設計・体制の3つが弱点になりやすい
  • 集客方法は得意なことで分け、今の状況から始める順番を決める
  • 価値を提供してから問い合わせにつなげる順番が本質
北川

最後に、いちばん大事なことをひとつだけ教えてください。

福田 卓馬

価値を届けるのが先で、問い合わせはそのあと、という順番です。ここが逆になると、どんな時代でも意味がありません。

読む人が「これは役に立つ」と思えるコンテンツを作り、その価値を感じてもらってから、お問い合わせにつながる。この順番こそが、集客の本質だと私たちは考えています。

コンテンツSEOの進め方をじっくり知りたい方は、「コンテンツSEOの全て」もご覧ください。

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