介護施設のSEO対策5ステップ!狙うべきキーワードと成功事例を紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

「ホームページから全然問い合わせが来ない…」
「これまでのやり方では利用者が増えない…」
「ネット集客は何から手をつければ良い?」

このような悩みを抱えていませんか?

介護業界は全体需要が増えていくものの、競合も激化すると予想されます。安定した集客基盤を構築するために、SEO対策が欠かせません。

本記事では、介護施設がWeb集客力を底上げするための具体的なノウハウを網羅的に解説します。

  • 介護施設のSEO対策について
  • 狙うべきキーワードの一覧
  • SEO対策をはじめる5つの手順
  • SEOと併せて実践したいMEO対策

SEO対策によってGoogleなどの検索結果に自社サイトが上位表示されれば、施設を探している見込み客にアプローチできるようになります。

結果、ホームページへのアクセス数が伸びて資料請求や見学予約、さらには実際の入居も増えていきますので、ぜひ参考にしてください。

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら

社内に専門知識や知見がなく、スタッフだけで施策を進めるのが難しいと感じているなら、EXTAGE株式会社の「SEO大全」をご活用ください。

専門知識がなくても読み進めながらそのまま施策を実行できるため、検索からの問い合わせ数や資料請求の増加につながる内容となっております。


SEO施策をまとめた150ページ越えの教科書コンテンツを無料配布中!内部対策、外部対策、EEAT対策までプロのノウハウを完全網羅しているので、ぜひ無料で受け取って活用してみてください。

目次

 介護施設にSEO対策が必要な理由

介護施設においてSEO対策が必要とされる理由には、大きく3つの要因があります。

  • 利用者の家族はネット検索で施設を比較している
  • 競合施設の増加でSEO対策なしでは埋もれる
  • 広告費をかけずに安定した集客基盤を作れる

それぞれ詳しく解説します。

利用者の家族はネット検索で施設を比較している

近年では、介護施設選びにおいてWeb検索も手段の一つとなっています。

遠方に住む家族が親のために施設を探す際、まずはスマートフォンで「地域名 + 老人ホーム」などと検索し、比較検討を始めるケースも多いです。

最近では施設の公式サイトだけでなく、YouTubeなどの動画プラットフォームで施設名や地域名を検索し、実際のスタッフの雰囲気やレクリエーションの様子を見る方も増加傾向にあります。

福田卓馬

ネット上で魅力的な情報発信をしていなければ、比較検討の土俵にすら上がれないのです。

競合施設の増加でSEO対策なしでは埋もれる

介護業界でSEO対策をやらないと、競合他社のなかに完全に埋もれてしまうかもしれません。

全国の介護施設数は2024年時点で約22万事業所に達し、地域内での競争は年々激化しています。介護保険施設だけでみても、前年から数十〜数百件増えており、今後も増え続けると考えられます。

施設前年からの増加数
介護老人福祉施設73施設(+0.9%)
介護老人保健施設36施設(+0.8%)
介護医療院126施設(+15.9%)
参照:厚生労働省|令和6(2024)年「介護サービス施設・事業所調査」の結果を公表します

同じ市内に数十件のデイサービスがある場合、検索結果の1ページ目に表示されなければ利用予定者に認知される機会はほとんどありません。

さらに近年は、小規模多機能型居宅介護や保険外の自費訪問サービスなど業態が多様化しており、自分に最適な施設を見つけるのに苦労しています。

福田卓馬

検索上位をとって、自社の強みをアピールできなければ、激しい生存競争を勝ち抜けません。

広告費をかけずに安定した集客基盤を作れる

SEO対策を導入することで、高額な広告費用を支払わなくても持続可能な集客体制を構築できます。

以下の比較表が示す通り、Web集客の代表格であるリスティング広告とSEO対策では、コストの構造や効果の持続性に明確な違いがあるためです。

項目リスティング広告SEO対策
月額コスト5万〜30万円1万〜10万円(内製の場合)
即効性即日3〜6ヶ月かかる
持続性停止で即ゼロ資産として蓄積

リスティング広告は即日表示され即効性がありますが、毎月5万〜30万円ほどの費用がかかり、配信を停止した瞬間に集客もゼロになってしまいます。

対してSEO対策は、成果が出るまでに3〜6ヶ月ほどのかかるものの、自社で内製化すれば月々の出費を10万円以内に抑えることが可能です。

福田卓馬

さらに、一度上位表示されたWebページが資産として蓄積されます。

SEO対策の資産性を活かし、利用者獲得だけでなく「採用専用ページ」のSEOを強化して、年間数百万円にのぼる求人サイトへの掲載費を削減する施設も増えています。

介護施設がSEOの基本から理解したい方は「SEOとは?介護施設が押さえるべき基礎知識と対策の全体像」の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
SEOとは?基本から対策の進め方までわかりやすく解説【2026年最新】 「SEOって何から始めればいい?」「AI検索がでてきたけどSEOはまだ必要?」 SEO対策について、こんな悩みを抱えていないでしょうか。 多くのサイトでは、SEO対策を「テ...

介護施設のSEO対策で狙うべきキーワード一覧

検索者の悩みや目的を先回りして満たすページを用意することが、問い合わせを増やす秘訣です。

介護業界では、利用者の身体状況や家族の居住地によって検索される語句が大きく異なります。具体的にどのようなキーワードを狙うべきか、4タイプにわけて見ていきましょう。

  • 地域名 × 施設タイプで検索上位を狙う
  • デイサービスで狙うキーワードと検索意図
  • 老人ホーム・特養で狙うキーワードと検索意図
  • キーワード選定に使える無料ツール3選

地域名 × 施設タイプで検索上位を狙う

介護施設のSEO対策において、もっとも基本的かつ重要なのが「地域名 × 施設タイプ」の組み合わせです。

介護サービスは原則として生活圏内で利用されるため、ユーザーは必ず特定のエリアを絞って検索する傾向があります。

具体的には、以下のようなキーワードです。

  • 「〇〇市 特別養護老人ホーム」
  • 「△△区 デイサービス」
  • 「〇〇市 グループホーム」
  • 「△△区 ショートステイ」

市区町村レベルまで絞り込めば、競合が減り、実際にその地域で施設を探している確度の高いユーザーへピンポイントに訴求できます。

福田卓馬

まずは「市区町村名 × 供サービス名」で検索1ページ目を目指しましょう。

デイサービスで狙うキーワードと検索意図

デイサービスの集客では「地域名 × デイサービス」に加え、利用者の具体的なニーズを掛け合わせた複合キーワードを狙うと効果的です。

福田卓馬

デイサービスは全国的に施設数が多く、地域名だけでは他社との差別化が難しくなります。

利用者の家族は「入浴設備が整っているか」「認知症ケアに強いか」など、具体的な条件を伴って検索窓に打ち込みます。

以下のようなキーワードでユーザーの悩みに直接答えるページにしましょう。

スクロールできます
キーワード例月間検索vol目安検索意図作るべきコンテンツ
地域名 デイサービス 送迎あり50〜200送迎範囲を知りたい送迎エリアマップ付き施設紹介
地域名 デイサービス リハビリ30〜150機能訓練の内容を比較リハビリプログラム一覧と実績
地域名 デイサービス 半日20〜100短時間利用したい半日プランの料金・スケジュール
地域名 デイサービス 費用30〜200自己負担額を確認介護度別の料金表
地域名 デイサービス 認知症20〜100認知症対応可か確認認知症ケアの体制紹介

検索意図を的確に捉えたページを作成すれば、大手施設に埋もれることなく、自社の強みに合致した利用者を獲得しやすくなります。

老人ホーム・特養で狙うキーワードと検索意図

有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの入居系施設では、入居に向けた具体的な状況に直結するキーワード対策が必要です。

入居系施設は利用期間が長期間にわたり、費用も高額になる傾向があります。

そのため、ユーザーは「自分の予算や条件に合うか」「すぐに見学できるか」など、より真剣かつ慎重に情報収集を行うのです。

具体的には、以下の表に示すような「費用」「入居条件」「空き状況」「見学」といったキーワード群が頻繁に検索されます。

キーワード例月間検索vol目安検索意図作るべきコンテンツ
地域名 有料老人ホーム 費用50〜300月額費用・入居金を知りたい介護度別の費用シミュレーション
地域名 特養 入居条件30〜100申込み資格を確認入居条件チェックリスト
地域名 老人ホーム 空き20〜100今すぐ入れるか知りたい空き状況の定期更新ページ
地域名 老人ホーム 見学20〜100見学予約したい見学申込みフォーム付きページ
地域名 グループホーム 認知症20〜80認知症対応の施設を探す認知症ケア体制の紹介

特に「空き状況」をリアルタイムで更新している施設サイトは業界全体を見渡しても意外と少なく、ここを充実させるだけでも近隣施設との大きな差別化につながります。

検索意図を網羅したサイトを整備し、スムーズに見学予約へ誘導する導線を作りましょう。

キーワード選定に使える無料ツール3選

効果的なSEO対策を行うためには、ユーザーが実際に使っているキーワードをデータに基づいて選定する必要があります。

勘や思い込みでキーワードを決めると、「実は誰も検索していない言葉」で上位表示されてしまい、結果的に集客へ結びつかないという失敗になりかねません。

ここでは、介護施設のキーワード選定に役立つ3つの無料ツールを3つ紹介します。

1. ラッコキーワード

ラッコキーワード」は、検索キーワードの調査ができる無料ツールです。

検索窓に「地域 サービス名」と入力すると、ユーザーが併用して検索するサジェストキーワードを一覧で取得できます。

介護サービスのサジェストキーワードをラッコツールで取得する
Screenshot

家族が気にする「送迎」や「認知症」など、ターゲットの隠れた悩みを発見するのに便利です。

2. Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー」は、調べたいキーワードを入力すると、検索ボリュームや、競合性の目安などを確認できるGoogleの公式ツールです。

ラッコツールでサジェストキーワードを取得したら「ツール>キーワードプランナー>検索のボリュームと予測のデータを確認する」の欄にキーワードを打ち込みましょう。

キーワードプランナーにサジェストキーワードを入力する
Screenshot

ラッコキーワードで集めた大量の候補を入力し、需要の大きさを比較すれば、どのキーワードから優先して記事を作るべきか、客観的な判断を下す際に重宝します。

3. Google Search Console(サーチコンソール)

Googleサーチコンソール」は、公開済みの自社サイトが、現在どんな検索語句で表示・クリックされているかを確認できる無料の分析ツールです。

サーチコンソールで獲得キーワードを確認する
Screenshot

たとえば「地域名 施設名 リハビリ」など、想定外のキーワードで検索されているなどを発見できます。サイトの現状の強みを把握し、既存ページをより見られやすく改善(リライト)するのに役立ちます。

福田卓馬

これらのツールを組み合わせて、需要が高く、かつ自社の強みを活かせる最適なキーワードを見つけ出しましょう。

介護施設のSEO対策で集客する5つの手順

介護施設のSEO対策を成功させるためには、場当たり的な施策ではなく、正しい順序で戦略的に進める必要があります。実際に集客へと結びつけるための具体的な5つのステップを見ていきましょう。

  • 施設の強みを整理してターゲットを明確にする
  • ターゲットに合ったキーワードで記事を作成する
  • サイト構造と表示速度を改善する
  • 地域メディアや介護ポータルから被リンクを獲得する
  • 効果測定と改善を定期的に行う

それぞれ詳しく説明します。

手順1:施設の強みを整理してターゲットを明確にする

最初に行うべきは、入居希望者やその家族が実際に検索しているキーワードを正確に把握し、自施設に合ったものを選定することです。

いくら優れた記事を執筆しても、誰にも検索されないキーワードでは閲覧される可能性が低く、集客には結びつきません。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 入居希望者やその家族が実際に検索しているキーワードを把握する
  • 検索ボリュームをツールで確認する
  • キーワードをカテゴリ別にグループ分けする
  • メディアの成長段階に応じて、最適な検索ボリュームのキーワードから検討する

強みと検索需要をマッチさせることで、確度の高いユーザーへ効率的にアプローチできます。

手順2:ターゲットに合ったキーワードで記事を作成する

選定したキーワードをもとに、ユーザーの検索意図を深く満たす良質な記事を作成していきます。

検索者が抱える悩みや疑問に直接答える記事の提供が、SEOの評価を高めるうえでは欠かせません。

例えば「リハビリ特化」を軸にするなら、具体的なプログラム内容や改善事例を盛り込み、読者の不安を払拭する構成にしましょう。

また、近年の検索エンジンは情報の専門性と信頼性(E-E-A-T)を非常に重視しています。

コンテンツの信頼性を高めるための4つの評価軸

そのため、記事には介護福祉士やケアマネジャー等の有資格者による監修を付けると効果的です。

さらに、施設長や管理者の顔写真・経歴を著者情報として掲載することで、情報の透明性を高められます。

利用者が検索するキーワードの探し方は、関連記事「【SEOのキホン】検索意図の読み取り方や調べ方をめちゃくちゃ詳しく解説します」も参考になります。あわせてご覧ください。

あわせて読みたい
【SEOのキホン】検索意図の読み取り方や調べ方をめちゃくちゃ詳しく解説します 検索意図って何?検索意図を読み取る方法とかあるの? 今回は、こんな疑問にお答えします。 本記事の内容 SEOと検索意図の関係性 SEOに欠かせない検索意図の調べ方 検索...

手順3:サイト構造と表示速度を改善する

Webサイトの構造や表示速度、セキュリティといった技術的な要素も大切です。

検索エンジンにサイトの内容を正しく伝え、評価を得るためには、使いやすく整ったページにしましょう。

福田卓馬

訪問者がストレスなく閲覧できる環境も、検索順位の向上につながる要素のひとつです。

以下を参考に、自社サイトで改善できる点がないかチェックしてみてください。

改善策内容
表示速度の改善・画像の最適化
・不要なコードの削除
スマホでも見やすくなるように対応モバイルでもパソコンでも見やすいデザインにする
内部リンクを適正に設定・記事内に関連するページのリンクを挿入
サイトのセキュリティ強化・アドレスを「http」から「https」へ変更

これらの施策を実行すれば、検索エンジンから「内容が明確で、信頼できるページ」として認識されやすくなり、結果として検索順位の向上につながります。

手順4:地域メディアや介護ポータルから被リンクを獲得する

他のWebサイトから自社サイトへ貼られる外部リンク(被リンク)を獲得することも重要です。

信頼性の高い外部サイトからのリンクは、検索エンジンからの評価が上がり、順位の向上につながります。

質の高い外部リンクを得るには、地域の医療機関や行政機関との連携を深めるほか、ブログやSNSで地域に役立つ情報発信を行うなどの取り組みが効果的です。

介護業界の被リンク獲得先としては、以下の方法が挙げられます。

  • 「みんなの介護」等の介護ポータルサイトに施設情報を登録する
  • 地域包括支援センターや自治体の福祉課HPからのリンク獲得を打診する
  • 地域の医療機関・薬局との相互リンクを構築する

こうした地域社会とのネットワークをWeb上でも広げていく活動も欠かせません。

手順5 効果測定と改善を定期的に行う

Webサイトを運用していくうえでは、効果測定による継続的な改善が必要です。

確認すべき測定指標は以下です。

  • アクセス数
  • 流入キーワード
  • 各ページの閲覧数や滞在時間
  • 直帰率
  • コンバージョン率

特にサーチコンソールでは、月に1回は以下の3つの指標を点検しましょう。

  • 検索順位の推移
  • クリック率
  • 表示回数が多いのにクリックされていないキーワード

検索順位が下がった記事、および表示回数が多いのにクリック率が低い記事などをリライトしていくことで、アクセスを増やし成果につなげられます。

福田卓馬

検索エンジンは活発なサイトを評価するため、古い情報のまま放置すると順位が低下する可能性があります。

介護施設のMEO対策とGoogleビジネスプロフィール活用法

近年、介護施設のWeb集客においてSEO対策と並んで重要視されているのが、Googleマップを活用したMEO対策です。

スマートフォンの普及により、地図アプリ上で近隣の施設を探すユーザーは急増しています。

以下の3点から見ていきましょう。

  • MEO対策が介護施設の集客に効果的な理由
  • Googleビジネスプロフィールの登録と最適化手順
  • 口コミを増やして施設の信頼性を高める方法

MEO対策が介護施設の集客に効果的な理由

MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ上での検索順位を上げるための最適化施策です。

スマートフォンで「介護施設 地域名」と検索すると、「マップパック」と呼ばれる地図付きの施設情報(上位3件)が表示されます。

通常の検索結果よりも上部に表示されることが多く、閲覧ユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。

マップパックを経由して問い合わせをしてくるユーザーは、今すぐ近隣で施設を探している状況のため、成約率が高い傾向にあります。

特に、目立つ看板を持たない住宅街にある小規模施設ほど、MEO対策による認知度向上のメリットは大きいです。

Googleビジネスプロフィールの登録と最適化手順

MEO対策は、Googleが無料で提供している「Googleビジネスプロフィール」の情報を正確かつ魅力的に整えることから始めましょう。

福田卓馬

充実したプロフィールは検索エンジンからの評価を高め、上位表示につながります。

具体的な最適化の手順は、以下の6ステップで進めます。

  • Googleビジネスプロフィールにアクセスしビジネス情報を登録
  • ビジネスカテゴリを選択(介護施設、デイサービスセンターなど)
  • 住所・電話番号・営業時間をHP・看板・名刺と一致させる(NAP統一)
  • 施設の外観・内観・食事・レクリエーション写真を最低10枚登録する
  • サービス内容・対応エリア・設備情報を詳細に記入し、施設の強みを伝える
  • 投稿機能で月2回以上、施設の活動やイベント情報を発信し、活気をアピール

作業漏れがないか、以下のリストで最終確認を行いましょう。

項目確認ポイント完了
ビジネスカテゴリ施設タイプに合ったカテゴリを選んだか
NAP統一HP・看板・名刺と住所/電話/名称が完全一致しているか
写真外観・内観・食事・活動の写真を10枚以上登録したか
営業時間見学受付時間も含めて正確に設定したか
サービス内容提供する介護サービスを全て記載したか
投稿月2回以上の投稿を継続しているか

口コミを増やして施設の信頼性を高める方法

MEO対策では、口コミを継続的に集める必要があります。

口コミの数と評価(星の数)が、マップでの表示順位に直接影響する仕組みになっているためです。

入居後1ヶ月の家族面談時や定期的なケアプラン見直し時、イベントの終了後などに口コミの書き込みを依頼しましょう。

依頼する際は、レビュー画面へ直行できるQRコード付きのカードを手渡し「ご感想をいただけると、同じ悩みを持つご家族の参考になります」という一言を添えると協力が得やすくなります。

また、投稿された口コミには必ず返信を行ってください。以下はすぐに使える返信テンプレートです。

【好意的な口コミへの返信例】

温かいお言葉をいただきありがとうございます。○○様のご家族には今後も安心して過ごしていただけるよう、スタッフ一同努めてまいります。

【改善要望への返信例】

貴重なご意見をいただきありがとうございます。ご指摘いただいた○○につきまして、早速スタッフ間で共有し改善に取り組んでおります。

誠実なコミュニケーションを公開することで、施設全体の信頼性を高められます。

介護施設のSEO対策で失敗する3つの原因

せっかく時間や労力をかけてWebサイトを運用しても、やり方を間違えれば問い合わせには結びつきません。

ここでは、介護施設のSEO対策においてよく見られる失敗のパターンを3つ取り上げます。

  • 施設の強みが伝わっていない
  • 施設名でしか検索されない
  • コンテンツが施設紹介だけで検索意図とズレている

それぞれの原因と対策を詳しく解説します。

施設の強みが伝わっていない

SEOの効果を最大化するには、自施設ならではの強みを明確に打ち出す必要があります。

他の介護施設と同じような情報しか掲載していないサイトは、仮に検索結果へ表示されても最終的に選ばれにくいからです。

福田卓馬

近年は利用者のニーズが多様化しており、単なる施設案内だけでは魅力を感じてもらえません。

「理学療法士によるリハビリに特化している」「地域の総合病院と24時間体制で連携している」といった具体的な特徴は、施設選びで迷う方にとって効果的な判断材料です。

また「退院直後で医療ケアが必要な方へ」のように、利用してほしい人物像を明示することで、より条件に合致したユーザーに情報が届きやすくなります。

自施設ならではの強みを前面に打ち出し、他の施設との差別化を図ることで、安定した集客強化につなげていきましょう。

施設名でしか検索されない

自社の施設名だけでしか検索されない状況は、大きな機会損失を生んでいます。

施設名のみのキーワードは、施設の存在をすでに知っている人にしか検索されません。

つまり、検索ボリュームが圧倒的に少なく、新規顧客の獲得につながらないのです。

ケアマネジャーからの紹介やパンフレット経由の施設名検索には対応できても、ゼロから施設を探している層には全く届きません。

この失敗を避けるためには、「地域名 × 施設タイプ」といった、見込み客が使うキーワードを狙うのがおすすめです。

キーワード例
  • 「〇〇市 特別養護老人ホーム」
  • 「△△区 デイサービス」
  • 「〇〇市 グループホーム」
  • 「△△区 ショートステイ」

潜在的な利用者がどのような言葉で検索窓に入力するかを想像し、記事の見出しに自然に組み込見ましょう。

なお、検索ボリュームの目安について詳しく知りたい方は、関連記事「狙うべき検索ボリュームの目安&上位表示のコツ!調べ方とおすすめツール3選も紹介」も参考にしてください。

あわせて読みたい
検索ボリュームの目安と調べ方|狙うべきキーワードをフェーズ別に解説 「検索ボリュームの目安がわからない…」どのキーワードから手をつければいいか迷っている…」 そう悩んでいませんか? SEOのキーワード選定で、検索ボリュームは重要な判...

コンテンツが施設紹介だけで検索意図とズレている

作成した記事の検索順位が芳しくない場合、設定したSEOのキーワードと、実際に書かれている内容(検索意図)が大きくズレている可能性があります。

福田卓馬

施設側が伝えたい「施設紹介」ばかりを掲載しても、ユーザーの具体的な悩みは解決できません。

例えば、利用者の家族は「費用」や「入居条件」について深く知りたくて検索する場合が多いです。

しかし、ページを開いて施設の理念や外観の写真、サービス案内しか載っていなければ、求める情報がないと判断され、すぐにサイトから離脱されてしまいます。

検索エンジンは、ユーザーの疑問に対して的確に答えているページを高く評価する仕組みです。

自社のPRを優先せず、検索者が本当に知りたい情報へ直接回答するコンテンツを作成することが、集客につなげるためのポイントとなります。

以下のような情報を発信しましょう。

介護SEO 発信内容の例

特に最新のトピック情報はユーザーにとって有益な情報源となり、施設の信頼性向上につながります。

その他、検索順位が上がらない原因と対策は、関連記事「Googleの検索順位が上がらない!16個の原因&すぐできる対策を徹底解説」にて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

あわせて読みたい
検索順位が上がらない原因&対策16選|すぐ使える改善チェックリスト 「検索順位が上がらない原因は?」「何度リライトしても効果がない…」 結論として、検索順位が上がらない原因の約70%はコンテンツの問題です。裏を返せば、コンテンツを...

介護施設のSEO対策で期待できる成果と効果測定

介護施設のSEO対策を長期間継続するうえで、いつ、どのような成果が出るのかを事前に把握しておくことは非常に大切です。

あらかじめ目安を知っておけば、目標設定や予算の確保がしやすくなり、途中で施策を挫折してしまう事態を防げます。

ここでは、具体的なデータを用いた成果の目安と、正しい効果測定の方法について以下の3つの観点から見ていきましょう。

  1. 地域名×施設タイプSEOで期待できる成果の目安
  2. MEO対策による問い合わせ増加の業界データ
  3. SEO成果を正しく測定するためのKPI設計

それぞれ順番に説明します。

地域名×施設タイプSEOで期待できる成果の目安

介護施設が「地域名×施設タイプ」のSEO対策を実施した場合、すぐには成果が表れません。

検索エンジンがWebサイトの改善を認識し、検索順位に反映させるまでには一定の時間がかかる仕組みになっているためです。

以下の表のように、対策を始めて1〜3ヶ月目は、サイト構造や内部SEOの改善により、検索エンジンへの登録数の増加や巡回(クロール)頻度の向上が見込めます。

3〜6ヶ月目に入り、やっと「地域名 デイサービス」などのローカルキーワードで10〜20位圏内への浮上が期待できるようになるのです。

そして6〜12ヶ月目には主要キーワードで10位以内を獲得し、検索数が対策前の2〜3倍に増加します。

対策期間期待できる変化主な施策
1-3ヶ月・インデックス改善
・クロール頻度向上
・サイト構造改善
・内部リンク整備
3-6ヶ月・ローカルKWで20位圏内に浮上・記事コンテンツ追加
・KW最適化
6-12ヶ月・主要KWで10位以内
・流入2-3倍
・被リンク獲得
・MEO対策
12ヶ月以降・問い合わせ数の安定的な増加・既存記事リライト
・効果測定PDCA

実際に、訪問介護事業所が、地域特化型のキーワード戦略の実施により自然検索数が増加し、問い合わせが増えたという事例は少なくありません。

MEO対策による問い合わせ増加の業界データ

Googleビジネスプロフィールを最適化するMEO対策は、介護施設の集客において成果をもたらすことがデータで証明されています。

マップ検索を利用するユーザーは「今すぐ近隣の施設を見つけたい」という意欲が高く、情報が充実している施設へ連絡を取る傾向が強いです。

また、口コミ数が10件以上ある施設は、口コミが全くない施設と比べてマップパック(上位3件の表示枠)への表示率が高くなります。

さらに、写真を10枚以上掲載したプロフィールは、未掲載の場合と比較して電話やルート検索などのアクション率が42%も高いことが判明しています。(出典:Google:ビジネスプロフィールヘルプ

指標MEO対策前MEO対策後(6ヶ月)
Googleマップ表示回数/月500回2,000回
電話問い合わせ/月20件50件
口コミ数0-2件10件以上を目標

これらのデータが示す通り、プロフィールの情報を細部まで充実させると、確実な反響につながります。

特に、以下のデータは必ず登録しておきましょう。

  • 施設名
  • 住所
  • 営業時間
  • 施設内外の写真

なお、「SEO対策」と「MEO対策」の違いは、関連記事「SEO対策とMEO対策の違いを徹底解説!費用と施策の違い5選にて詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

あわせて読みたい
【比較表】MEO対策とSEO対策の違いは?優先順位の決め方と成果を出す戦略設計 「SEOとMEOとの違いがよくわからない…」「どちらを対策するべきなのかわからない…」「費用対効果の高いWeb集客戦略を見つけたい…」 ローカルのWeb集客でMEO対策・SEO対...

SEO成果を正しく測定するためのKPI設計

SEO対策を成功へ導くためには、適切なKPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に効果測定を行う仕組みづくりが必要です。

福田卓馬

客観的なデータに基づいてサイトを分析しなければ、正しい改善策を打てません。

介護施設が効果を判断するために追うべき主要な指標は、以下の4つに絞られます。

KPI測定ツール確認頻度目標の目安
主要KW検索順位Search Console月1回10位以内
オーガニック流入数GA4月1回対策前比200%
問い合わせ・見学予約数GA4 コンバージョン月1回月10件以上
1件あたり獲得コスト手動計算四半期リスティング広告より低コスト

まず「検索順位」は、「地域名 施設タイプ」といった主要キーワードの月次推移を追い、10位以内を目標とします。

次に「オーガニック流入数(自然検索)」は、Googleアナリティクス(GA4)の「セッション(参照元=organic)」で推移を確認しましょう。

さらに「問い合わせ・見学予約数」として、サイト経由の月次CV(問い合わせ)数をGA4の設定で計測します。

最後に「費用対効果」は、かかったSEO対策費用を問い合わせ数で割り、「1件あたりの獲得コスト」を算出してリスティング広告などと比較します。

これら4つの指標を定期的にチェックし、課題を早期に発見してPDCAを回していくことが大事です。

よくある質問

介護施設のSEO対策にかかる費用相場は?

介護施設のSEO対策費用は、自社で内製するかプロに外注するかで大きく異なります。

内製はツール代のみで済みますが、本格的な集客を目指すなら外注が確実です。

対応方法月額費用目安内容
自社内製5万円ツール費用のみ。人件費は別途
SEO会社に外注10万〜50万円コンサル+記事制作+効果測定

SEO対策の効果が出るまでどのくらいかかるか?

一般的にSEO対策の効果が出るまでは3〜6ヶ月が目安です。

ただし、サイトの運用歴や既存コンテンツの量、競合の強さによって期間は変動します。

「地域名 + 施設名」などのローカルキーワードに絞った対策なら、比較的早く上位表示される傾向にあります。

施設のスタッフだけでSEO対策はできるか?

日々のブログ更新や写真追加、Googleビジネスプロフィールの管理などであれば、施設スタッフのみで十分対応可能です。

しかし、根本的なキーワード戦略の設計やサイト構造の改善といったテクニカルなSEO施策は専門知識を要するため、プロへの外注を推奨します。

SEO対策とリスティング広告はどちらが良いか

即効性を求める短期的な集客にはリスティング広告、中長期的な資産形成にはSEO対策が適しています。

両者の併用が理想ですが、予算が限られている場合はSEOを優先して土台を作り、広告は入居希望者が増える繁忙期のみ活用するのがおすすめです。

複数施設を運営している場合のSEO対策は?

複数施設がある場合は、必ず施設ごとに独立した個別ページを作成し、それぞれの地域名やサービス内容で最適化を行ってください。

1つのページに複数施設の情報をまとめてしまうと、検索エンジンが地域キーワードを正しく認識できず、上位表示されにくくなります。

Googleからペナルティを受けた場合の対処法は?

検索順位が急落した場合は、Googleのガイドライン違反部分を確認し、速やかに修正する必要があります。

キーワードの乱用や他サイトの文章をそのまま転載するなど、無自覚のまま違反しているケースも多いです。

正しいルールに沿った地道なサイト運用を心がけましょう。

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら