ChatGPTなどの生成AIに文章校正させて、ほとんど修正なしで最高の文章が出てくるような仕組みを作りたい…と考える方は多いでしょう。
当記事のAIツール&プロンプトを活用すれば、誤字脱字や表記ゆれだけでなく、AIっぽさまで全て一括修正できます。
弊社もこの独自プロンプトを活用して、校正時間を2〜3時間から15分に短縮しました。
校正の仕組みを作る前に知っておきたいのが、記事を増やしても問い合わせ(AI検索からの問い合わせも含む)が来ないサイトの共通点です。
寝ていても商談が入るメディアの作り方は、無料ウェビナー(登録不要)で紹介しています。

福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール
【無料】生成AIの文章校正ツールのおすすめ5選
「費用をかけずにお試しでスタートしたい」という方は、次のような無料で使える生成AIがおすすめです。
| おすすめのツール | おすすめなシーン |
|---|---|
| ChatGPT | 文章校正をひとりで回していて時間がかかる… |
| Claude | 長文記事のトンマナ調整に時間がかかる… |
| Gemini | 無料版だとすぐ上限が来て困る… |
| Microsoft Copilot | Wordにぴったりのツールを探している… |
| User Local文章校正AI | 専用ツールに登録するのがめんどくさい… |
プロンプト次第で、専用ツールに引けを取らない文章校正を実現できます。
ChatGPT|汎用性・コスパで選ぶならこれ一択
一人当たりの担当記事数が多くて、文章校正作業をサクッと済ませたいなら、ChatGPTがおすすめです。
汎用性に優れ、画像生成やレギュレーションファイルの読み取りまでこなせます。
「GPTs」や「Projects」といったカスタマイズ機能を使えば、自社オリジナルの校正プログラムをかんたんに組めます。
福田 卓馬ただし、日本語の校正精度はClaudeのほうが強いです。弊社でも記事校正のメインはClaudeです。
Claude|長文・トンマナ統一に強い
5,000文字を超えるSEO記事などの校正作業なら、Claudeが一番おすすめです。
日本語力や長文の文脈保持力が優れており、1万文字以上の長文SEO記事でも、冒頭で指定したルールを覚えて文末表現や表記ゆれまで拾ってくれます。
ChatGPTやGeminiよりハルシネーションが少ないのもポイントです。
生成AIが生み出すそれっぽい誤情報のこと。
福田 卓馬無料プランだと使用制限が厳しいため、毎月10〜20本以上制作するならProプラン(月額20ドル)の契約を検討しましょう。
Microsoft Copilot|Word/Outlookの校正に強い
WordやOutlookのビジネス文章を校正したいなら、Copilot(コパイロット)が便利です。
「Microsoft 365」と完全統合されていて、Word・Outlook・PowerPointでファイルを開いたまま校正できます。
ビジネス文書の文体に最適化されており、テナント内データを安心してあつかえるエンタープライズセキュリティも強みです。
福田 卓馬ただし、SEO記事の校正には向きません。
Gemini|無料で校正まで完結させたい人向け

校正の精度より気軽さを重視するなら、Geminiを活用するのもよいでしょう。
Chromeから気軽に開けるうえに、Googleドキュメント等を開いたまま質問できるので、ちょっとした校正や事実確認に役立ちます。
AIチャットを開いて、文章校正を指示する手間すらかかりません。
福田 卓馬長文が多い、精度にこだわりたいといったケースには向きませんが、使いやすいのでお試しにもおすすめです。
User Local文章校正AI|登録不要でサッと試したい人向け
User Local文章校正AIは、登録なしで短い文章をサッと校正したい方におすすめです。
会員登録不要・完全無料で、ブラウザに文章を貼り付けるだけで誤字脱字や助詞の誤用(てにをは)を検出し、修正案まで提示してくれます。チャット型のAIに指示を出す手間すらありません。
一度に校正できるのは10,000文字までです。メールの文面やSNS投稿、告知文など、短文の最終チェックに活用しましょう。
福田卓馬「プロンプトを書くのも面倒」というときの、いちばん手軽な選択肢です。
【有料】生成AIの文章校正ツールのおすすめ5選
毎月の記事本数が多い方や、社外に出す文章の品質を担保したい方は、有料の校正専用ツールを検討しましょう。
有料ツールの強みは、日本語校正に特化した辞書・ルールとAIを組み合わせて、チェックの抜け漏れを減らせることです。
おすすめの有料ツールは、以下の5種類です。
| ツール | 料金 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| 文賢 | 月額1,650円〜 | 推敲・表現改善までカバーしたい編集チーム |
| Typoless | 月額2,200円〜 | 新聞品質の誤字脱字チェックがほしいメディア |
| Shodo | 月額1,000円〜 | 低コストでチームの表記統一をしたい組織 |
| ATOKクラウドチェッカー | 月額660円 (ATOK Passport[プレミアム]) | コスパ重視の個人ライター |
| Notion AI | Businessプラン 3,150円〜/席 | チームでナレッジ運用したい組織 |
それぞれの特徴を解説します。
文賢|推敲・表現改善までカバーする定番ツール
文賢(ブンケン)は、誤字チェックだけでなく、チーム全体の文章力まで底上げしたい編集部におすすめです。
定番の校正専用ツールとして知られており、読みやすい言い回しへの改善提案や不快語のチェックまで行えます。料金は月額1,650円(税込)からです。
校正ルールをチームで共有する機能があるため、「ライターごとに文章の品質がバラバラ」というメディアなら、文賢のルールをそのまま自社の品質基準にできます。
福田卓馬改善提案を読むだけでも、ライター教育の教材になりますよ。
Typoless|新聞社の校閲ノウハウで誤字脱字に強い
Typoless(タイポレス)は、誤字を1つも出せないメディアの編集者や広報担当者におすすめです。
朝日新聞社が開発したツールで、長年の新聞校閲で蓄積したデータを学習したAIが、誤字脱字や不適切な表現を検出します。スタンダードプラン(月額2,200円)では、一度に5万文字まで校正が可能です。
プレスリリースや導入事例など、会社の信頼に直結する文書の最終チェックに向いています。14日間の無料トライアルで、自社の記事でどこまで誤りを拾えるか試してから契約しましょう。
福田卓馬新聞社の校閲基準が月2,200円で手に入ると考えると、コスパは高めです。
Shodo|月額1,000円でチームの表記統一までできる
Shodo(ショドー)は、複数のライターを抱えるメディアで、低コストに表記ゆれをなくしたい方におすすめです。
月額1,000円のプレミアムプランから使える生成AI校正クラウドで、誤字脱字のチェックに加えて、共有辞書によってチーム全体の表記ルールを統一できます。
機能制限つきの無料プランもあるため、まず自分の記事で精度を試し、効果を感じたらチームに広げる使い方がおすすめです。
福田卓馬14日間の無料トライアルで、プレミアム機能を試せます。
ATOKクラウドチェッカー|月額660円のコスパ重視派向け
ATOKクラウドチェッカーは、なるべく費用を抑えて校正ツールを導入したい個人ライターにおすすめです。
ATOK Passport[プレミアム](月額660円)の契約者なら追加費用なしで使えて、日本語入力システム「ATOK」で培われた日本語処理技術がベースになっています。
使い方はブラウザに文章を貼り付けてボタンをクリックするだけなので、納品前のセルフチェックとして習慣化しやすいでしょう。
福田卓馬すでにATOKで日本語入力している方なら、実質無料で使えます。
Notion AI|社内ドキュメント・ナレッジ運用と一体化したい人向け
Notion AIは、すでにNotionで社内ドキュメントやナレッジを管理しているチームにおすすめです。
ユニークなのは、校正をナレッジ管理と一体化できるところです。レギュレーションをNotionで管理しておけば、AIにそのまま参照させられます。
ChatGPTのように別途プロンプトに貼り直す手間がなく、表記ゆれシートやフィードバックの履歴をNotionに蓄積できるのも強みです。
ただし、もともとNotionを導入していなければ、あまり利用価値はありません。校正の精度自体はClaudeなどに劣るからです。
福田卓馬表記ゆれシートを育てながら校正できるのは、Notionならではです。
『AIライティングマニュアル』に、ペルソナ設定から校正までのプロンプト5本と、公開前確認の23項目のチェックリストをまとめました。
プロンプト作り直しの手間が大幅に減るので、ダウンロードしてご活用ください。
生成AIのおすすめ文章校正プロンプト5選
EXTAGEが日常運用している校正プロンプトを、コピペで動く完成形のまま5本公開します。場当たり的に直すより、フローごと見直すほうが速く終わります。
シンプル校正プロンプト
このプロンプトは、誤字脱字や文法ミスをまとめて直せる万能タイプです。
意味やトンマナを変えず、修正箇所だけ太字+テーブルで返してくれます。ChatGPTでもClaudeでも、そのまま使える設計です。
◼︎シンプル校正プロンプト
# 前提条件
・役割:あなたはプロの編集者であり、言語学に精通した文章校正のスペシャリストです。
・目的:提供されたブログ記事の「意味」や「トーン&マナー」を一切損なわずに、誤字脱字や文法エラーのみを完璧に修正し、クリアな文章にすること。
# 制約条件
・誤字脱字、衍字(不要な文字)、脱文、明らかな文法の誤りのみを修正対象としてください。
・筆者の意図、独自の言い回し、文末表現(です・ます等の連続)は勝手に書き換えないでください。
・修正箇所がユーザーに一目で分かるよう、修正後の文章では該当箇所を**太字**で強調してください。
・文章が途中で途切れないよう、省略せずに必ず【対象テキスト】の全文を出力してください。
・最終出力の前に深呼吸をし、修正前後で文章の意味が変わっていないかセルフチェックを行ってください。
# 情報
記事のタイトル(テーマ)="
【ここに記事タイトルを入力】
"
対象テキスト="
【ここに校正したい文章を貼り付け】
"
# 出力形式
以下の【参考フォーマット】に厳密に従って出力してください。
参考フォーマット="
■修正後の文章
(ここに修正箇所を太字にした全文を出力)
■修正箇所リスト
| 番号 | 修正前 | 修正後 | 修正理由 |
|------|--------|--------|----------|
"プロンプトをそのまま貼れば、誤字脱字の確認は1回で終わります。
福田卓馬毎回同じ赤字が入っていたので、先にレギュレーションを渡す運用へ変えました。
AIっぽい表現撲滅プロンプト
AI文章にありがちな「機械っぽさ」「大げさな表現」をなくして、人間が書いたような自然な日本語に整えるプロンプトです。
「AIっぽい文章」とは、以下のような違和感のある表現が多く混ざった文章を指します。
- 「魔法の杖」「健康診断」などの大げさな比喩・常套句
- 「〜という現象」など抽象名詞でぼかす表現
- 「〜と言えるでしょう」など冗長な断定回避
- 文中にやたらと使われる「」や()
- 「〜される傾向にあります」など体言止めや受動態の多用
AI生成記事をそのまま公開すると検索順位が伸びにくいときは、このプロンプトでワンクッション挟んでから出すと安心です。
◼︎AIっぽい文章を直すプロンプト例
# 役割
あなたはWebメディアの編集者で、AI生成文の自然化を専門としています。
# 目的
以下の対象テキストはAIで生成したものです。意味は保ったまま「AIっぽさ」「テンプレート感」を抑え、自然な日本語のトーンに調整してください。
# 調整方針
・「〜と言えるでしょう」「〜することが重要です」等の汎用フレーズを削減
・接続詞「また」「さらに」「そして」の多用を抑制し、文の繋ぎを自然に
・主語の重複・体言止めの過剰使用を是正
・句読点のリズムを意識し、1文の平均文字数を40字前後に調整
・個別の体験・具体的な数字・固有名詞があれば活かして血の通った文章にする
# 制約条件
・筆者の主張・専門用語・固有名詞・数字は変えないでください。
・修正は最終出力の全文反映と、テーブル形式の修正リストの両方で示してください。
# 情報
対象テキスト="
【ここに自然化したいAI生成文を貼り付け】
"
# 出力形式
■修正後の全文
(ここに自然化を反映した全文を出力)
■修正リスト
| 番号 | 修正前 | 修正後 | 修正したポイント |
|------|--------|--------|------------------|AIっぽさは、書いたあとに直すよりも、書かせる時点で防ぐほうが早く終わります。
福田卓馬AIっぽさを消す作業だけに、時間を取られていた時期があります。
プロンプトを自社向けに育てたい方は「AIライティング用プロンプトの作り方」の記事をご覧ください。
表記ゆれ撲滅プロンプト
表記ゆれと敬語のばらつきだけをピンポイントで潰したいときに使うプロンプトです。
「下さい/ください」「ヶ月/カ月」のような揺れと、丁寧語の混在をテーブルで一覧化してくれます。シンプル校正と組み合わせると盤石です。
◼︎表記ゆれ・敬語統一プロンプト
# 役割
あなたは日本語の表記ゆれ・敬語統一を専門とする校正者です。
# 指示内容
以下の対象テキストについて、表記ゆれと敬語の不統一を検出し、自社レギュレーションに沿って修正してください。
# 制約条件
・誤字脱字や文意の修正は行わず、表記ゆれと敬語統一のみに集中してください。
・「ですます調/である調」が混在していたら、ですます調に統一してください。
・自社レギュレーション(漢字をひらく16語シート)に該当する語があれば優先的に開いてください。
・修正は最終出力の全文反映と、テーブル形式の修正リストの両方で示してください。
# 自社レギュレーション(漢字をひらく16語シート)
例えば→たとえば/下さい→ください/分かる→わかる/良い→よい/全く→まったく/全て→すべて/既に→すでに/特に→とくに/簡単→かんたん/出る→でる/欠かせ→かかせ/繋がる→つながる/防ぐ→ふせぐ/抱え→かかえ/騙さ→だまさ/ヶ月・カ月→ヵ月
# 情報
対象テキスト="
【ここに校正したい文章を貼り付け】
"
# 出力形式
■修正後の全文
(ここに修正反映後の全文を出力)
■修正リスト
| 番号 | 修正前 | 修正後 | 種別(表記ゆれ/敬語統一/レギュ適用) |
|------|--------|--------|----------------------------------------|レギュレーションの語彙を自社版に差し替えれば、表記ゆれのチェックはほぼ自動で回せます。
福田卓馬表記ゆれは書き手が増えるほど増えるので、人力での統一は早めに諦めました。
冗長表現改善プロンプト
読みづらい一文・冗長表現を一気に圧縮するためのプロンプトです。
1文の長さや重複表現を検出し、意味を保ったまま短く整える指示を組み込んでいます。読了率改善・直帰率低減と相性のいいプロンプトです。
◼︎冗長表現・読みやすさ改善プロンプト
# 役割
あなたはWebメディア編集者で、読了率改善を専門とするライティングコーチです。
# 目的
対象テキストの意味を保ったまま、冗長表現と読みづらさを解消し、スマホで読みやすい一文に整えてください。
# 制約条件
・1文は40〜60字を目安に短く整えてください(最長80字以内)。
・「〜することができる」→「〜できる」のような冗長表現を圧縮してください。
・同じ意味の重複(「まず最初に」「〜することにより〜できるようになる」等)は削除してください。
・主語や指示語のあいまいさが残らないよう、必要に応じて補ってください。
・筆者の主張・トーン・専門用語は変えないでください。
# 情報
対象テキスト="
【ここに改善したい文章を貼り付け】
"
# 出力形式
■改善後の全文
(ここに改善反映後の全文を出力)
■改善リスト
| 番号 | 改善前 | 改善後 | 改善理由 |
|------|--------|--------|----------|文字数を削りすぎると意味が変わるので、圧縮率は2割ほどを上限にしておきましょう。
福田卓馬一文を短くしただけで、読了率が目に見えて動いた記事があります。
WordPress装飾プロンプト
WordPressの装飾までAIに任せて、本文校正と同じ流れで仕上げるプロンプトです。
太字・マーカー・吹き出し・STEP・FAQといった装飾を、自社の装飾HTMLルールに沿って自動で挿入します。SWELLなどブロックテーマを使うメディアと相性が抜群です。
◼︎WordPress装飾用プロンプト例
# 役割
あなたはWordPress(SWELL)の装飾HTMLに精通したWebメディア編集者です。
# 目的
対象テキストを、自社の装飾HTMLルールに沿った形でブロック装飾し、貼り付けるだけで公開できる状態に整えてください。
# 制約条件
・本文の意味・トンマナ・誤字脱字には手を入れず、装飾の挿入と整形のみを行ってください。
・HTMLブロックコメント(<!-- wp:xxx -->)を壊さないでください。
・装飾は読みやすさを優先し、1段落につき太字+マーカーは最大1箇所に抑えてください。
・修正は最終出力の全文反映と、テーブル形式の装飾リストの両方で示してください。
# 自社の装飾HTMLルール
・太字は<b>、マーカー+太字は<strong><span class="swl-marker mark_yellow">…</span></strong>
・吹き出しは<!-- wp:loos/balloon -->+<p>形式、1文60字以内
・リストはwp:loos/cap-blockのis-style-onborder_ttlで包む
・テーブルはwp:tableのみで包む(cap-blockで包まない)
・STEPはwp:loos/step外側ラッパ必須
・FAQはwp:loos/faqでoutputJsonLd:true
# 情報
対象テキスト="
【ここに装飾したい本文を貼り付け】
"
# 出力形式
■装飾後の全文
(ここに装飾を反映した全文を出力)
■装飾リスト
| 番号 | 装飾箇所 | 適用した装飾 | 適用理由 |
|------|----------|--------------|----------|使い方の流れは以下の2STEPです。
装飾したい本文をプロンプトの「対象テキスト」に貼り付けて実行します。装飾HTMLルールはそのままで問題ありません。

装飾リストで挿入箇所をチェックします。問題なければWordPressに貼り付けて公開しましょう。
装飾の過不足はフィードバックとして渡せば、自社向けの「育ったプロンプト」に進化します。
福田卓馬装飾までプロンプトに任せてから、入稿でのやり直しがほぼ無くなりました。
生成AIのプロンプトで文章校正する流れ
プロンプトを単発で実行するだけでは、出力品質は安定しません。仕込みから自社向けに育てるまでを3STEPで紹介します。
STEP1:自社の校正レギュレーションを設ける
最初にやるべきは、自社の表記ルールをシートに言語化することです。
EXTAGEでは「漢字をひらく16語シート」をベースにしています。読みやすさが上がるうえに、AIに渡せばそのまま運用できる形式なので、ハードルが低いのもメリット。
| 修正前 | 修正後 |
|---|---|
| 例えば | たとえば |
| 下さい | ください |
| 分かる | わかる |
| 良い | よい |
| 全く | まったく |
| 全て | すべて |
| 既に | すでに |
| 特に | とくに |
| 簡単 | かんたん |
| 出る | でる |
| 欠かせ | かかせ |
| 繋がる | つながる |
| 防ぐ | ふせぐ |
| 抱え | かかえ |
| 騙さ | だまさ |
| ヶ月・カ月 | ヵ月 |
16語のシートはGoogleスプレッドシートやエクセルでも、メモ帳でも問題ありません。チームで共有して、追加があれば随時更新する運用がおすすめです。
福田卓馬ルールがゼロのままAIに任せると、品質が担当者の好みでブレる原因になります。
STEP2:レギュレーションを生成AIに読み込ませる
作ったレギュレーションは、最初の指示文でAIに渡しておくのが鉄則です。
ChatGPTのカスタム指示や、ClaudeのProjects機能にセットしておきましょう。毎回のプロンプトで貼り直す必要がなくなります。
共有メンバー全員が同じ条件で校正できるため、品質のブレも消えます。
◼︎レギュレーション読み込み用プロンプト
これから添付するシートは、自社メディアの校正レギュレーションです。
以降の校正タスクでは、必ず以下のルールに従って文章を整えてください。
# 自社レギュレーション
・漢字をひらく16語シート(添付)に従う
・ですます調で統一する
・1文40〜60字を目安に短く整える
・主張の根拠と数字をあいまいにしない
# 適用範囲
今後この会話のなかで投げる校正対象テキストすべてに対し、上記レギュレーションを適用してください。
レギュレーションに反する箇所は、必ず修正リストに「レギュ違反」と記載してください。続けて、校正してほしい文章を渡します。今回は、レギュレーションに反する表現をあえて含めた次の文章で試しました。
以下の文章を校正してください。修正後の文章と、修正箇所リスト(番号/修正前/修正後/修正理由)を表で出してください。
記事の公開前には、誤字脱字を全て確認しておくのが良い。例えば、表記ゆれが残ったまま公開すると、読者は内容まで雑だと感じて離脱に繋がるため、既に公開した記事も含めて3ヶ月に1回は全体を見直しておくことが欠かせないと言えるでしょう。特に数字の誤りは信頼を大きく損なうので、多くの企業が対策しています。実際にプロンプトを貼り付けて実行すると、以下のようにレギュレーションが反映された出力が返ってきます。

シートをそのまま貼り付けるだけでも動作しますが、CSV化して添付すると安定度が上がる印象です。
福田卓馬Projectsに入れてから、貼り直し忘れによる出力のブレが無くなりました。
『AIライティングマニュアル』に、下書きから校正までの5ステップと、工程別のプロンプトをまとめました。
書く段階で赤字を減らせるので、ダウンロードしてご活用ください。
STEP3:プロンプトを使って文章を校正する
プロンプトを使ってAIで文章を校正するときは、フィードバックを蓄積させることを意識しましょう。
出力で気になったところをフィードバックで返していくと、自社に最適化されたプロンプトへと育っていきます。
フィードバックの内容を残すよう、あらかじめ以下のように指示しておきましょう。次回からは同じプロンプトをそのまま使えます。
これから実施するフィードバックの内容をすべて保存して、プロンプトへ反映していってください。
福田卓馬フィードバックを蓄積するほど、プロンプトは自社専用の校正担当者に育ってくれます。
弊社の制作の進め方は以下の動画で紹介していますので、参考にしてください。
校正で使い慣れたツールは、そのまま記事の執筆にも使えます。
ChatGPTを使っているなら「ChatGPTの記事制作5ステップ」をご覧ください。
生成AIのプロンプト校正後に人間がチェックするポイント
生成AIで校正した文章をそのまま公開するのはNGです。AIは数字や固有名詞を文脈に合わせて書き換えるため、公開前に必ず人間が確かめましょう。
ファクトチェックを実施する
AIによる校正で最も危ないのが、数値・固有名詞・出典のすり替えです。
生成AIは、文脈に合わせて数字を書き換えることがよくあります。たとえば「平均30%向上した」という自社データが勝手に「50%向上」に書き換えられるケースは少なくありません。
原文と付き合わせながら、次の項目をチェックしましょう。
- 数値
- 固有名詞
- 引用元URL・出典名
- 日付・時系列
- 数量・単位
- 専門用語の定義
原文と校正後のテキストを画面上で並べて、ひとつずつ目視チェックしていくだけで、コンテンツの信頼性を担保できます。
福田卓馬数字の書き換えはハルシネーションの典型例。原文との照合が必須です。
文脈の違和感とトンマナの最終確認
単語レベルではOKでも、段落の流れが不自然になっているケースはAI校正に頻出します。
「文脈の違和感」とは、1文ずつは正しいのに、段落をまたいだ瞬間に話の流れが噛み合わなくなる状態のことです。
具体的には、前後の章で主張が矛盾する、主語と述語が対応していない、論理の順序が飛んでいるといったパターンが頻出します。
たとえば、1万字の記事を分割してAIに校正させると、章をまたぐと推奨が矛盾するパターンが起きがちです。
- 前章「無料で始めたいならGemini一択です」
- 後章「迷ったらChatGPTがいちばんハズレが少ないです」
前後で推奨ツールが噛み合わず、読者が「結局どれを選べばいいの?」と混乱します。
修正パターンとしては、章ごとの推奨をバラバラに書くのではなく、読者の段階に沿って連続性のある流れに整えましょう。
- 前章「無料で始めたいならGemini一択です」
- 後章「使い込んで本格運用したくなったら、月20ドルのChatGPT Plusへ移行が現実的です」
福田卓馬違和感は通読しないと拾えません。スマホで文章を開き、音読していきましょう。
どこまでをAIに任せて、どこから人が見るべきかは、記事の種類によって変わります。
任せてよい記事とそうでない記事の見分け方は「生成AIで記事作成はできる?向く記事の見極め方」で整理しています。

差別的表現・不適切な言い回しの削除
AIは差別的・誤解を生む表現を完全には除去できません。
差別的表現・不適切な言い回しとは、性別・年齢・職業・人種・病気などに対する決めつけや偏見を含む文章のことを指します。
AIは学習データに含まれていた表現をそのまま出力するため、不適切だと気づかないまま使ってしまうリスクが高めです。
- 性別の決めつけ(男性は〜が苦手など)
- 年齢の決めつけ(若者は〜できないなど)
- 職業差別(主婦・契約社員でも〜)
- 病気・障害への不適切な表現(メンタル弱い人向けなど)
- 国籍・人種に関する偏見
- 医療・法律の断定(絶対治る)
SNSで偏見を含む広告コピーを出した大手食品メーカーが炎上し、不買運動から売上減少につながった事例もあります。
AI校正後にとくに引っかかりやすい言い回しと、修正パターンは以下のとおりです。
- 「主婦の方でもかんたんに使えます」
- 「男性は文章を書くのが苦手なので〜」
- 「初心者の方でもかんたんに使えます」
- 「文章を書き慣れていない方でも〜」
判断に迷う表現は、社内の複数の目で確認するか、SEOコンサルや法務の助言を仰ぐのが安全です。一度炎上すると修復に数年かかるリスクを考えると、コストをかける価値は十分にあります。
福田卓馬属性を主語にした一文は、書いた本人がいちばん気づきません。
校正まで手が回るようになっても、書く工程そのものに人手が足りないという声はよく聞きます。原稿づくりから外に任せたいときは、「記事制作代行のおすすめ16選と選び方」の記事をご覧ください。

AI校正プロンプトの導入で校正時間が2〜3時間から15分になった事例
EXTAGEのオウンドメディアでは、AI校正と人間のダブルチェックを併用しています。1記事の校正時間は2〜3時間から15分へ縮みました。
具体的な運用ルールは、次のとおりです。
- レギュレーションをAIに最初に渡す
- 数値・固有名詞・出典は人間が原文と突き合わせる
- 一次情報(体験談)の部分はAI校正の対象外にする
- 導入効果は月次でレポート化し、CV率と検索順位の推移をセットで追う
とくに重要なのは、ライティングの際に必ず独自データや実績、自社ならではの見解といった「一次情報」を提供したことです。
福田卓馬AI校正は「校正作業」を効率化するためのものではなく、メディア全体の経営投資として運用すべきしくみです。
EXTAGEではSEOコンサル支援先にも、同じ運用フローを導入してもらい、再現性のある成果につなげています。
福田卓馬校正の型を決めてから、記事ごとの品質のばらつきが目に見えて減りました。
『AIライティングマニュアル』に、工程別のプロンプトと、公開前確認の23項目のチェックリストをまとめました。
自社の制作工程にそのまま当てはめられるので、ダウンロードしてご活用ください。
よくある質問
AI校正と従来の校正ツールの違いは何ですか?
AIツールは、文脈・トンマナまで踏まえた修正ができる点が最大の違いです。
従来の校正ツールは、辞書ベースで誤字脱字や表記ゆれを機械的に検出するだけに留まっていました。
AIツールなら、自社メディアならではのレギュレーションから、記事のゴールといった文脈まで考慮して整えてくれます。
AI校正ツールの導入コストを抑えるには?
無料プランから始め、必要に応じて月額20ドル前後の有料プランに切り替えていきましょう。
ChatGPTなどの無料プランでも、毎月数本の文章校正なら任せられます。メディアが大きくなって工数が増えると、限界が見えてきます。
とくに、長文が増えてきたり、装飾まで任せたいという具体的な希望がでてきたりしたときは、切り替えを検討しましょう。
ChatGPTで文章を校正するにはどうすればいいですか?
本文のシンプル校正プロンプトを貼り付けるだけでも十分です。
ChatGPTなどの生成AIツールは日々進化しています。プロンプトと校正したい文章を貼り付けるだけでも、精度は十分です。
反対に、どれだけ精度が向上しても最終的な目視チェックは欠かせません。企業の信頼性を損ねないためです。
添削に強いAIはどれですか?
Claudeがもっともおすすめです。
他社のAIツールと比べて、長文の文脈理解や日本語力などが優れており、文章表現のゆれや誤情報などを拾いやすいです。
日常的な短文校正であれば、ChatGPTでも十分です。記事のボリュームや用途によって使い分けましょう。
AI校正した文章はSEOで不利になりますか?
AI校正そのものはSEO評価に影響しません。
しかし、生成AIの校閲によって一次情報が削れてしまった場合は、検索順位に影響する可能性も考えられます。
数値・固有名詞・体験談を記事に入れるときは、生成AIに任せきりにしないでください。事実に即しているか人間のチェックを入れましょう。
一次情報を残すことがどう評価につながるかは「E-E-A-T対策の完全ガイド」で解説しています。
校正しても検索順位が上がらないのはなぜですか?
校正で整えられるのは文章の読みやすさまでで、順位は書く前の設計で決まるためです。
どのキーワードを狙い、読者のどの悩みに答えるかが決まっていなければ、誤字や表記ゆれをなくしても上位には上がりません。
設計から公開後の改善までの進め方は「コンテンツSEOの進め方」の記事で解説しています。

AI校正に機密情報や個人情報を入力しても大丈夫ですか?
機密情報や個人情報の入力は絶対にNGです。
生成AIに入力した文章は、学習データとして使用されてしまう可能性があります。
一般的に「無料プランのみ学習データとして収集される」といわれています。ただし有料プランでも、安易に情報を生成AIに流してはいけません。
社内文書や契約書を扱うなら、個人名・数値などの公開されたら困る情報を伏せ字に置き換えましょう。
校正で整えた記事が検索でどう評価されるかは、また別の話です。
AIに引用される記事と、そうでない記事の違いは「AI時代のSEO対策|引用・推奨される記事の考え方」で解説しています。

ここまでで、AI校正に任せる範囲と、人が見るべき範囲がわかりました。
※1 プロ品質…弊社がコンテンツライティングにおいて重要だと定める15項目を満たしたコンテンツのこと



