オウンドメディアは意味ない?5つの原因と自分が当てはまるか確認する方法

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「記事を増やしても問い合わせが1件も来ない…」
「PVは少し伸びたのに、売上にはつながらない…」
「このまま続けて、本当に意味があるのか…」

オウンドメディアを運用していて、このような不安を感じていませんか。手間をかけて記事を公開しても成果が見えないと、続ける意味があるのか分からなくなりますよね。

結論からお伝えすると、オウンドメディアが意味ないと感じる原因は5つに整理でき、どれに当てはまるかを調べれば改善できます。大切なのは、原因を確かめないまま記事を作り続けないことです。

福田卓馬

「運用が悪い」のか「そもそも向いていない」のか、まず見極めましょう。

この記事でわかること
  • 意味ないと感じる5つの原因
  • 自分が当てはまるかの調べ方
  • 原因別の具体的な対策

原因を確かめずに記事を量産すると、時間とコストだけが消えていきます。逆に、原因さえ特定できれば打ち手は明確です。

とはいえ「何から見直せばいいのか分からない」「そもそも自社に合うやり方が分からない」と迷う方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

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監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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目次

オウンドメディアが「意味ない」5つの原因と自分が当てはまるかの調べ方

オウンドメディアが意味ないと感じる原因は、次の5つに整理できます。まずは自分がどれに当てはまるのかを、それぞれの調べ方に沿って確認してみましょう。

それぞれ詳しく解説します。当てはまる原因が見つかったら、後半の対策セクションへ進んでください。

原因①目的が欠けている

意味ないと感じる最大の原因は、運用の目的が曖昧なまま記事を増やしていることです。目的が定まっていないと、誰に何を届けるのかがぶれてしまいます。

オウンドメディアの目的は、大きく「集客・売上」「ブランディング」「採用」の3つに分かれます。自社がどれを狙うのかを言語化できているか、次の3点で確認しましょう。

確認項目意味ないサイン(黄信号)
KGI・KPI数字で成功を説明できない
記事と目的目的への貢献を説明できない記事が多い
追う指標売上目的なのにPVしか見ていない

KGI・KPIを言語化できているか確認する

「何をもって成功とするか」を、数字で説明できるかを確かめます。たとえば「問い合わせを月10件獲得する」「指名検索を月100回まで増やす」のように、達成したい状態を具体的な数値で言えるかがポイントです。

ここで「アクセスを増やしたい」「認知を広げたい」といった曖昧な言葉しか出てこない場合は、目的が定まっていないサインです。まずは事業の最終目標であるKGIを1つ決め、そこから逆算して中間指標のKPIを設定しましょう。数値で語れるようになると、どの記事に力を入れるべきかも自然と見えてきます。

各記事が目的に紐づいているか確認する

公開済みの記事を3本ほど選び、それぞれが目的にどう貢献するのかを説明できるか確かめます。たとえば集客が目的なら「この記事は〇〇という悩みの読者を集め、サービス紹介へつなげる」と一言で言える状態が理想です。

説明できない記事が多いほど、目的から外れたコンテンツが積み上がっている証拠です。とくに「ネタが思いついたから書いた」という記事が多い場合は要注意です。各記事の役割を一覧に書き出すと、目的に貢献していない記事がはっきり見えてきます。

追っている指標が目的と一致しているか確認する

毎月チェックしている指標が、本来の目的と一致しているかを点検します。売上が目的なのにPV(アクセス数)だけを追っていると、成果が出ているかを正しく判断できません。

たとえば集客が目的なら、PVよりも問い合わせ数やCV率を主指標に置くべきです。PVが増えても問い合わせがゼロのままなら、見るべき指標がずれているサインです。目的とKPIと日々の指標が一直線につながっているかを、改めて確認しましょう。

原因②ジャンル的にSEOと相性が悪い

そもそも検索との相性が悪い商材では、どれだけ記事を書いても成果は出にくいです。検索ニーズが小さい、もしくは検索で比較検討されない商材がこれに当たります。

自社の商材が検索と相性が良いかは、次の3点で調べられます。ひとつでも当てはまると、相性に課題がある可能性があります。

確認項目意味ないサイン(黄信号)
検索ボリューム主要KWの検索数が月数十程度しかない
顧客の検索行動紹介・対面が中心で検索されない
競合の運用同業が1社もメディアを運用していない

主要キーワードの検索ボリュームを調べる

狙うテーマがどれくらい検索されているかを、ツールで確認します。ラッコキーワードで関連語を洗い出し、キーワードプランナーやUbersuggestで月間の検索数を調べるのが基本の流れです。

主要キーワードの検索数が月数十程度しかない場合、検索からの集客自体が難しいテーマだと判断できます。逆に、検索数は少なくても購入に直結する言葉なら狙う価値はあります。数字を見て、量を狙うのか質を狙うのかを切り分けましょう。

顧客が検索で探す商材か確認する

自社の顧客が、購入前に検索で情報を集めるかどうかを振り返ります。実際に成約した顧客に「どうやって当社を知ったか」をヒアリングすると、検索が使われているかが分かります。

紹介や対面営業、展示会が中心の商材なら、検索施策の優先度は下がります。一方で「比較してから選びたい」と考える商材なら、検索の出番は大きいです。顧客の購買プロセスのどこに検索が入るのかを整理すると、相性が見えてきます。

競合がオウンドメディアをやっているか調べる

同業の競合が記事を出しているかを確認します。「業種名+お役立ち」「業種名+コラム」などで検索し、競合がメディアを運用しているかを見てみましょう。

複数の競合が力を入れているなら、その市場には検索ニーズがある証拠です。逆に1社も運用していない場合、検索ニーズが薄いか、参入の余地が大きいかのどちらかです。競合の記事数や更新頻度まで見ると、市場の温度感をより正確につかめます。

福田卓馬

相性が悪いと判明したら、無理に続けず別チャネルとの併用を考えましょう。

原因③競合が強すぎて検索で勝てない

検索ニーズはあっても、競合が強すぎると上位を取れず成果につながりません。大手や専門サイトが上位を独占している領域では、正面からの勝負は難しくなります。

競合の強さは、次の3つの観点で客観的に調べられます。自社が勝てる余地があるかを見極めましょう。

確認項目意味ないサイン(黄信号)
ドメインパワー上位と自社のDR差が20以上
上位の顔ぶれ大手・公的機関ばかりが並ぶ
ロングテール具体的な複合語でも競合が上位

上位サイトのドメインパワーを調べる

狙うキーワードで上位に出ているサイトのドメインパワーを確認します。Ubersuggestやドメインパワーチェックツールに上位サイトのURLを入力すると、数値で強さが分かります。

自社のドメインパワーと比べて、上位サイトとの差が20以上あるなら、同じキーワードでの正面勝負は厳しいと判断できます。たとえば上位がDR60前後で自社がDR20なら、コンテンツの質だけでは追いつけません。まずは差を数字で把握し、戦う場所を選び直す材料にしましょう。

上位が大手・専門サイトばかりか確認する

狙うキーワードで実際に検索し、上位10件の顔ぶれを目で確認します。どんな種類のサイトが並んでいるかを見るだけでも、難易度の見当がつきます。

大手メディアや公的機関、比較サイトばかりが並ぶなら、後発が割って入るのは難しい領域です。一方で、個人ブログや情報の薄いページが混じっているなら、質の高い記事で逆転できる余地があります。上位の中身まで読み込むと、勝てるかどうかの判断精度が上がります。

ロングテールでも競合に埋まっているか調べる

メインのキーワードだけでなく、3語以上の具体的なキーワードでも競合が上位にいるかを確認します。「業種+地域+悩み」のように細かく分解して検索してみましょう。

ロングテールにも競合がびっしり埋まっているなら、その市場はかなり成熟しています。逆に、上位が手薄なロングテールが見つかれば、そこが突破口になります。空いている領域を探すこと自体が、競合が強い市場での重要な調査です。

原因④CV導線がなく成果につながっていない

アクセスはあるのに成果が出ないのは、CVへの導線が設計されていないからです。読者が次の行動に移れる導線がなければ、PVは売上に変わりません。

導線が機能しているかは、次の3点で確認できます。PVがあるのに成果が出ていない場合は、特に重点的に点検しましょう。

確認項目意味ないサイン(黄信号)
CV率PVは多いがCVがほぼゼロ
導線記事内にCTA・資料DLがない
流入KW情報収集層のKWばかり

PVに対するCV率を確認する

主要な記事のPVと、そこから生まれた問い合わせや資料請求の数を比べます。Googleアナリティクスでページ別のCVを確認すると、どの記事が成果につながっているかが分かります。

PVは多いのにCVがほぼゼロという記事が並んでいるなら、導線に問題があると判断できます。とくにアクセス上位の記事ほど、CVのとりこぼしの影響が大きくなります。まずはアクセスの多い記事から順に、CV率を一覧にして弱点を可視化しましょう。

CTA・資料DLなど導線があるか確認する

記事の中に、問い合わせや資料ダウンロードへのボタンが設置されているかを見ます。本文を読んだ直後に行動できる導線がなければ、読者はそのまま離脱してしまいます。

記事の最後にだけCTAがある場合も要注意です。多くの読者は最後まで読まないため、本文の途中にも自然な形で導線を置く必要があります。「どの位置に」「どんな訴求で」CTAがあるかを記事ごとに棚卸しすると、改善点がはっきりします。

CVに近いキーワードを取れているか調べる

どんなキーワードで流入しているかを、サーチコンソールで確認します。集まっている読者が、購入に近い層なのか情報収集の層なのかを見極めましょう。

「比較」「料金」「依頼」「おすすめ」など検討段階のキーワードで流入があるなら、CVにつながりやすい読者が来ています。逆に「とは」「方法」など情報収集のキーワードばかりだと、すぐの成約は期待しにくいです。流入キーワードの傾向から、集めている読者の温度を把握しましょう。

原因⑤短期で判断し、評価指標がPVだけ

成果が出る前に短期で見限るのも、意味ないと感じてしまう典型的な原因です。SEOは成果が出るまで時間がかかるため、評価のタイミングを誤ると判断を誤ります。

評価の仕方が適切かは、次の3点で確認できます。焦って判断していないかを振り返りましょう。

確認項目意味ないサイン(黄信号)
運用期間開始から6か月未満で判断している
評価指標PVだけで成否を決めている
KPIの整合立ち上げ期にCV数を求めている

運用期間が6か月未満か確認する

記事を公開し始めてからの期間を振り返ります。Googleの公式見解でも、SEOの成果が出るまでには4か月から1年かかるとされています。

運用が半年に満たないうちに「効果がない」と判断するのは早すぎます。とくに新しいドメインは、評価が安定するまでに時間がかかります。公開からの月数と、記事が検索に表示され始めた時期を並べて見ると、まだ評価の途中なのかどうかが判断できます。

指標がPVだけになっていないか確認する

評価に使っている指標を、すべて書き出してみます。PVだけで判断していると、CVや指名検索といった本質的な成果を見落としてしまいます。

たとえばPVは横ばいでも、問い合わせ数や指名検索が増えていれば、メディアは確実に機能しています。逆にPVが伸びていても、CVがゼロなら別の課題があります。複数の指標をセットで見ることで、運用の本当の価値を正しく評価できます。

成長フェーズに合うKPIか確認する

今の運用フェーズに合ったKPIを置けているかを点検します。立ち上げ期なのに、いきなりCV数や売上を求めていないかを確認しましょう。

立ち上げ期は記事数やインデックス数、成長期は表示回数や検索順位、収穫期はCV数と、フェーズごとに見るべき指標は変わります。フェーズに合わないKPIを置くと、順調に進んでいても失敗に見えてしまいます。自社が今どのフェーズにいるのかを定め、それに合った目標を設定しましょう。

当てはまる原因は見つかったでしょうか。原因が分かったら、後半の対策へ進みましょう。

とはいえ「複数当てはまる気がする」「自社だけで正しく判断できているか不安」という方もいるのではないでしょうか。

福田卓馬

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原因①「目的の欠如」の対策

目的が欠けているとわかったら、運用の軸を立て直すことから始めます。目的・KPI・コンテンツ計画の3つを順番に整えましょう。

それぞれ詳しく解説します。

運用の目的(集客/ブランディング/採用)を再設定する

まずは「何のために運用するのか」を1つに絞り込みましょう。目的が複数あると施策が分散し、どれも中途半端になります。

集客なのか、ブランディングなのか、採用なのか。自社の事業課題に最も直結する目的を選び、次の手順で社内に共有します。

STEP
事業課題を洗い出す

「問い合わせを増やしたい」「採用を強化したい」など、今いちばん解決したい事業課題を書き出します。

STEP
目的を1つに決める

課題に最も直結する目的を、集客・ブランディング・採用から1つ選びます。

STEP
社内で共有する

決めた目的を関係者全員で共有し、記事づくりの判断基準としてそろえます。

目的を1つに定めるだけで、書くべき記事と測るべき指標が自然と決まります。

目的に対応したKPIを設定する

目的を決めたら、その達成度を測るKPIを数字で置きます。KPIがあって初めて、施策の良し悪しを判断できます。

目的ごとに、追うべきKPIは異なります。下の表を参考に、自社の目的に合った数値目標を設定しましょう。

目的KPIの例
集客・売上問い合わせ月10件・CV率1%
ブランディング指名検索月100回・再訪問率
採用応募月5件・エントリー率

達成可能で、かつ目的に直結するKPIを置くことが、運用を前に進める起点になります。

目的に沿ったコンテンツ計画に作り直す

最後に、目的から逆算してコンテンツ計画を組み直します。目的に貢献しないテーマは思い切って削り、必要なテーマを足します。

集客が目的なら、購入に近い読者が検索するテーマを優先します。計画に入れるべきテーマの例は次のとおりです。

集客が目的の場合の優先テーマ
  • 「サービス名+比較」など検討段階のテーマ
  • 「料金」「相場」などお金にまつわるテーマ
  • 導入事例・お客様の声などの実績テーマ

目的・KPI・計画がそろえば、記事は「なんとなく」から「狙って書く」状態へ変わります。

原因②「ジャンル不適合」の対策

ジャンルとの相性が悪い場合は、戦い方を変えるのが現実的です。狙う領域を絞り、チャネルを広げ、撤退ラインも決めておきます。

それぞれ詳しく解説します。

検索需要のあるニッチキーワードに寄せる

大きなテーマで勝てないなら、検索需要のあるニッチKWに絞ります。範囲を狭めるほど、競合が少なく上位を取りやすくなります。

狙い方のコツは、語を掛け合わせて具体的にすることです。次のように複合キーワードへ展開しましょう。

ニッチKWへの展開例
  • 「業種+地域」で対応エリアを絞る
  • 「課題+商材」で悩み別に絞る
  • 「対象者+目的」で読者を絞る

検索数は小さくても、購入に近い読者が集まります。小さく勝てる領域を積み重ねることが、相性の悪いジャンルでの突破口です。

SNS・広告など別チャネルと併用する

検索だけに頼らず、SNSや広告と組み合わせて接点を増やします。検索と相性が悪くても、別チャネルなら届くことがあります。

記事をSNSで配信したり、広告で記事に誘導したりと、流入経路を分散させます。チャネルごとの特徴を理解して使い分けましょう。

チャネル得意なこと
SNS拡散・ファン化・指名検索の喚起
リスティング広告今すぐ客への即時アプローチ
メルマガ見込み客の育成・再訪問

中小企業はとくにリソースが限られるため、勝てるチャネルへの集中が有効です。中小企業の進め方は「中小企業のオウンドメディア戦略」でも解説していますので、参考にしてみてください。

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費用対効果で撤退・縮小も判断する

どうしても見込みが立たないなら、撤退・縮小も立派な戦略です。合わない領域に投資を続けるより、勝てる施策に資源を回すほうが賢明です。

感覚で続けるのではなく、次の手順で費用対効果を見える化してから判断しましょう。

STEP
投資額を算出する

記事制作費・人件費・ツール代など、これまでの投資額を合計します。

STEP
回収見込みを試算する

現在のCVと単価から、3年で投資を回収できるかを試算します。

STEP
継続か縮小かを決める

見込みが薄ければ規模を縮小し、勝てる施策へ資源を振り向けます。

撤退の基準をあらかじめ決めておくと、ずるずる続ける失敗を防げます。やめる勇気も、限られたリソースを成果につなげる立派な意思決定です。

原因③「競合が強い」の対策

競合が強い領域では、正面衝突を避けて勝てる場所を選びます。ロングテール・差別化・サイトの地力強化の3つで攻めます。

それぞれ詳しく解説します。

勝てるロングテール・特定テーマに集中する

強い競合がいない、ニッチな特定テーマに集中しましょう。大手が手を出さない領域なら、後発でも上位を狙えます。

自社が実務で詳しいテーマや、特定業種に絞った情報は差をつけやすい領域です。狙い目になりやすいテーマは次のとおりです。

狙い目になりやすいテーマ
  • 特定業種・特定地域に絞った情報
  • 自社の実務経験でしか書けない手順
  • 大手が扱わないニッチな悩み

狭く深く攻めることで、確実に検索順位を積み上げられます。勝てる場所を選ぶことが、競合が強い市場での最短ルートです。

一次情報・E-E-A-Tで差別化する

他社がまねできない一次情報で、コンテンツの質に差をつけます。実体験や独自データは、AIにも競合にもコピーできません。

盛り込むべき一次情報には、次のようなものがあります。自社の中に眠っている情報を棚卸ししてみましょう。

盛り込みたい一次情報
  • 自社の支援実績・成功事例の数値
  • 独自アンケートや現場の声
  • 著者・監修者の経歴と専門性

あわせて著者・監修者情報を明記し、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高めます。一次情報の厚みこそが、強い競合と並んだときに選ばれる決め手です。

被リンク・指名検索でサイトを強くする

コンテンツ単体で勝てないなら、サイトの地力そのものを底上げします。ドメインが強くなれば、同じ記事でも順位が上がりやすくなります。

サイトの地力を上げる打ち手には、次のようなものがあります。地道ですが、サイト全体の評価を押し上げます。

サイトの地力を上げる打ち手
  • 良質な記事で自然な被リンクを集める
  • SNS・広告で指名検索を増やす
  • 取材・寄稿でメディア露出を増やす

サイトの地力が上がれば、競合との差は少しずつ縮まっていきます。

とはいえ「対策が多くて、どれから手をつければいいのか分からない」と感じた方もいるのではないでしょうか。

福田卓馬

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原因④「CV導線がない」の対策

アクセスを成果に変えるには、読者が行動できる導線を用意します。CTA設置・KW戦略・中間CVの3つで設計しましょう。

それぞれ詳しく解説します。

CTA・内部リンクの導線を設計する

記事を読んだ直後に行動できるよう、CTAと内部リンクを配置します。導線がなければ、どれだけ読まれても成果にはつながりません。

CTAは記事の最後だけでなく、読者の温度が上がる位置に置くのがコツです。次の3か所を意識して配置しましょう。

CTAを置きたい位置
  • リード文の直後(悩みに共感した直後)
  • 課題を解説した章の末尾
  • まとめの直前(行動を後押しする位置)

あわせて関連記事への内部リンクで、読者の検討を深める導線も用意します。読者の温度が上がった場所に導線を置くことが、CV改善の第一歩です。

CV起点でキーワード戦略を組み直す

集めるべきは、購入に近いキーワードで検索する読者です。情報収集層ばかり集めても、CVにはつながりにくいです。

検討段階の読者が打つキーワードを優先的に狙います。CVに近いキーワードの例は次のとおりです。

読者の段階キーワード例
比較・検討「サービス名 比較」「おすすめ」
購入直前「料金」「依頼」「見積もり」
情報収集「とは」「方法」(CV遠め)

誰を集めるかを設計し直すことで、同じPVでも成果が変わります。

ホワイトペーパーなど中間CVを用意する

いきなりの問い合わせが難しいなら、中間CVを挟みます。資料ダウンロードなど、心理的ハードルの低い行動を用意します。

中間CVになりやすい施策には、次のようなものがあります。すぐに問い合わせない読者とも、接点を残せます。

中間CVの例
  • ホワイトペーパー・チェックリストの配布
  • メルマガ・LINE登録
  • 無料診断・無料相談

段階的な導線を用意することで、取りこぼしていた読者を成果につなげられます。

原因⑤「短期判断・PV偏重」の対策

評価の仕方を見直せば、本来の成果を正しく捉えられます。KPI設計・評価期間・指標の3つを整えましょう。

それぞれ詳しく解説します。

成長フェーズに合うKPIを設定する

立ち上げ期と成長期では、追うべきKPIが異なります。フェーズに合わないKPIを置くと、順調でも失敗に見えてしまいます。

自社が今どのフェーズにいるかを定め、それに合った指標を設定しましょう。フェーズ別の目安は次のとおりです。

フェーズ主なKPI
立ち上げ期記事数・インデックス数
成長期表示回数・検索順位
収穫期CV数・問い合わせ

今のフェーズに合ったKPIを置くことで、進捗を正しく評価できます。

評価期間を6か月以上に取り改善サイクルを回す

SEOは成果が出るまで時間がかかるため、半年以上の視点で評価します。短期で見限ると、伸びる直前でやめてしまいます。

毎月データを確認し、一定の周期で方針を見直すサイクルを回しましょう。おすすめの周期は次のとおりです。

改善サイクルの目安
  • 毎月:順位・表示回数・流入を記録する
  • 3か月ごと:方針と優先テーマを見直す
  • 6か月:成果を総合的に評価する

腰を据えて改善を続けることが、結果的にいちばんの近道になります。

PV以外の指標も評価に加える

PVだけでなく、CVや指名検索も評価指標に加えます。本質的な成果は、PV以外の数字に表れることが多いです。

多面的に評価するために、次のような指標を合わせて見ましょう。

あわせて見たい指標
  • 問い合わせ数・資料請求数(CV)
  • 指名検索数(ブランドの浸透度)
  • 記事の更新数・滞在時間

見る指標を増やすだけで、これまで見えなかった成果に気づけます。

オウンドメディアの成功事例

原因を特定し、対策を続けた先には確かな成果があります。EXTAGEが支援した2つの事例を、改善のポイントとあわせて紹介します。

事例①月間PVが3倍に成長|株式会社スキルフル様

目的とKW戦略を整理した結果、月間PVが約3倍に伸びました。成果が出なかった原因は、テーマの分散にありました。

項目改善内容
課題テーマが分散し検索意図とズレ
施策事業直結テーマへ絞り記事を再構築
結果月間PVが約3倍に成長

事業に直結するテーマへ絞り込み、検索意図に沿って記事を作り直したことで、狙うべき読者が明確になり流入が大きく増えました。

事例②LINE登録者数が8倍に改善|導線設計の見直し

CV導線を設計し直したところ、LINE登録者数が8倍に増えました。アクセスはあったのに、行動につながる導線が不足していたのです。

項目改善内容
課題PVはあるが導線がなくCVが伸びない
施策記事ごとに最適なCTAと中間CVを設置
結果LINE登録者数が8倍に改善

記事ごとに最適なCTAを配置し、中間CVとしてLINE登録を用意したことで、読者が次の一歩を踏み出しやすくなり成果が一気に伸びました。

より多くの改善事例を知りたい方は、「オウンドメディアの成功事例」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

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【ノウハウを大公開】オウンドメディアの成功事例20選|競合に勝てる成功ポイントを解説 「オウンドメディアを立ち上げたけれど成果が出ない」「成功している企業の事例を知りたい」 オウンドメディアはコーポレートサイトとは異なり、業界の知識・ノウハウ・...

とはいえ「原因は分かったが、自社だけで改善しきれるか不安」という方もいるのではないでしょうか。

福田卓馬

EXTAGEは、200社以上の支援実績をもとにオウンドメディアの改善を伴走するSEOコンサルティングを提供しています。

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よくある質問

オウンドメディアはやめるべきですか?

やめる前に、まず原因が「やり方」か「相性」かを切り分けましょう。やり方の問題なら改善できますが、相性の問題なら撤退も選択肢です。

本記事の5つの原因に照らし、自社がどれに当てはまるかを確認してから判断してください。やり方が原因なら、対策セクションの手順で立て直せます。

成果が出るまでどのくらいかかりますか?

一般的に、成果が見え始めるまで6か月〜1年が目安です。サイトの状態や競合の強さによって変わります。

短期で判断せず、最低でも半年は継続して評価することをおすすめします。新しいドメインほど、評価が安定するまで時間がかかります。

AI時代にオウンドメディアは意味がありますか?

一次情報や独自性のある記事は、AI時代でも価値が高まっています。逆に、どこにでもある一般的な情報は埋もれやすくなりました。

自社の経験や独自データを盛り込むことで、AI時代でも選ばれるメディアになれます。差別化の方向性は、競合対策のセクションも参考にしてください。

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
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