「記事を増やしても問い合わせが1件も来ない…」
「PVは少し伸びたのに、売上にはつながらない…」
「このまま続けて、本当に意味があるのか…」
オウンドメディアを運用していて、このような不安を感じていませんか。手間をかけて記事を公開しても成果が見えないと、続ける意味があるのか分からなくなりますよね。
結論からお伝えすると、オウンドメディアが意味ないと感じる原因は5つに整理でき、どれに当てはまるかを調べれば改善できます。大切なのは、原因を確かめないまま記事を作り続けないことです。
福田卓馬「運用が悪い」のか「そもそも向いていない」のか、まず見極めましょう。
- 意味ないと感じる5つの原因
- 自分が当てはまるかの調べ方
- 原因別の具体的な対策
原因を確かめずに記事を量産すると、時間とコストだけが消えていきます。逆に、原因さえ特定できれば打ち手は明確です。
とはいえ「何から見直せばいいのか分からない」「そもそも自社に合うやり方が分からない」と迷う方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEは200社以上の支援実績をもとに、『オウンドメディアサイト設計完全攻略【7STEP】』を無料配布しています。
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福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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オウンドメディアが「意味ない」5つの原因と自分が当てはまるかの調べ方
オウンドメディアが意味ないと感じる原因は、次の5つに整理できます。まずは自分がどれに当てはまるのかを、それぞれの調べ方に沿って確認してみましょう。
それぞれ詳しく解説します。当てはまる原因が見つかったら、後半の対策セクションへ進んでください。
原因①目的が欠けている
意味ないと感じる最大の原因は、運用の目的が曖昧なまま記事を増やしていることです。目的が定まっていないと、誰に何を届けるのかがぶれてしまいます。
オウンドメディアの目的は、大きく「集客・売上」「ブランディング」「採用」の3つに分かれます。自社がどれを狙うのかを言語化できているか、次の3点で確認しましょう。
| 確認項目 | 意味ないサイン(黄信号) |
|---|---|
| KGI・KPI | 数字で成功を説明できない |
| 記事と目的 | 目的への貢献を説明できない記事が多い |
| 追う指標 | 売上目的なのにPVしか見ていない |
KGI・KPIを言語化できているか確認する
「何をもって成功とするか」を、数字で説明できるかを確かめます。たとえば「問い合わせを月10件獲得する」「指名検索を月100回まで増やす」のように、達成したい状態を具体的な数値で言えるかがポイントです。
ここで「アクセスを増やしたい」「認知を広げたい」といった曖昧な言葉しか出てこない場合は、目的が定まっていないサインです。まずは事業の最終目標であるKGIを1つ決め、そこから逆算して中間指標のKPIを設定しましょう。数値で語れるようになると、どの記事に力を入れるべきかも自然と見えてきます。
各記事が目的に紐づいているか確認する
公開済みの記事を3本ほど選び、それぞれが目的にどう貢献するのかを説明できるか確かめます。たとえば集客が目的なら「この記事は〇〇という悩みの読者を集め、サービス紹介へつなげる」と一言で言える状態が理想です。
説明できない記事が多いほど、目的から外れたコンテンツが積み上がっている証拠です。とくに「ネタが思いついたから書いた」という記事が多い場合は要注意です。各記事の役割を一覧に書き出すと、目的に貢献していない記事がはっきり見えてきます。
追っている指標が目的と一致しているか確認する
毎月チェックしている指標が、本来の目的と一致しているかを点検します。売上が目的なのにPV(アクセス数)だけを追っていると、成果が出ているかを正しく判断できません。
たとえば集客が目的なら、PVよりも問い合わせ数やCV率を主指標に置くべきです。PVが増えても問い合わせがゼロのままなら、見るべき指標がずれているサインです。目的とKPIと日々の指標が一直線につながっているかを、改めて確認しましょう。
原因②ジャンル的にSEOと相性が悪い
そもそも検索との相性が悪い商材では、どれだけ記事を書いても成果は出にくいです。検索ニーズが小さい、もしくは検索で比較検討されない商材がこれに当たります。
自社の商材が検索と相性が良いかは、次の3点で調べられます。ひとつでも当てはまると、相性に課題がある可能性があります。
| 確認項目 | 意味ないサイン(黄信号) |
|---|---|
| 検索ボリューム | 主要KWの検索数が月数十程度しかない |
| 顧客の検索行動 | 紹介・対面が中心で検索されない |
| 競合の運用 | 同業が1社もメディアを運用していない |
主要キーワードの検索ボリュームを調べる
狙うテーマがどれくらい検索されているかを、ツールで確認します。ラッコキーワードで関連語を洗い出し、キーワードプランナーやUbersuggestで月間の検索数を調べるのが基本の流れです。
主要キーワードの検索数が月数十程度しかない場合、検索からの集客自体が難しいテーマだと判断できます。逆に、検索数は少なくても購入に直結する言葉なら狙う価値はあります。数字を見て、量を狙うのか質を狙うのかを切り分けましょう。
顧客が検索で探す商材か確認する
自社の顧客が、購入前に検索で情報を集めるかどうかを振り返ります。実際に成約した顧客に「どうやって当社を知ったか」をヒアリングすると、検索が使われているかが分かります。
紹介や対面営業、展示会が中心の商材なら、検索施策の優先度は下がります。一方で「比較してから選びたい」と考える商材なら、検索の出番は大きいです。顧客の購買プロセスのどこに検索が入るのかを整理すると、相性が見えてきます。
競合がオウンドメディアをやっているか調べる
同業の競合が記事を出しているかを確認します。「業種名+お役立ち」「業種名+コラム」などで検索し、競合がメディアを運用しているかを見てみましょう。
複数の競合が力を入れているなら、その市場には検索ニーズがある証拠です。逆に1社も運用していない場合、検索ニーズが薄いか、参入の余地が大きいかのどちらかです。競合の記事数や更新頻度まで見ると、市場の温度感をより正確につかめます。
福田卓馬相性が悪いと判明したら、無理に続けず別チャネルとの併用を考えましょう。
原因③競合が強すぎて検索で勝てない
検索ニーズはあっても、競合が強すぎると上位を取れず成果につながりません。大手や専門サイトが上位を独占している領域では、正面からの勝負は難しくなります。
競合の強さは、次の3つの観点で客観的に調べられます。自社が勝てる余地があるかを見極めましょう。
| 確認項目 | 意味ないサイン(黄信号) |
|---|---|
| ドメインパワー | 上位と自社のDR差が20以上 |
| 上位の顔ぶれ | 大手・公的機関ばかりが並ぶ |
| ロングテール | 具体的な複合語でも競合が上位 |
上位サイトのドメインパワーを調べる
狙うキーワードで上位に出ているサイトのドメインパワーを確認します。Ubersuggestやドメインパワーチェックツールに上位サイトのURLを入力すると、数値で強さが分かります。
自社のドメインパワーと比べて、上位サイトとの差が20以上あるなら、同じキーワードでの正面勝負は厳しいと判断できます。たとえば上位がDR60前後で自社がDR20なら、コンテンツの質だけでは追いつけません。まずは差を数字で把握し、戦う場所を選び直す材料にしましょう。
上位が大手・専門サイトばかりか確認する
狙うキーワードで実際に検索し、上位10件の顔ぶれを目で確認します。どんな種類のサイトが並んでいるかを見るだけでも、難易度の見当がつきます。
大手メディアや公的機関、比較サイトばかりが並ぶなら、後発が割って入るのは難しい領域です。一方で、個人ブログや情報の薄いページが混じっているなら、質の高い記事で逆転できる余地があります。上位の中身まで読み込むと、勝てるかどうかの判断精度が上がります。
ロングテールでも競合に埋まっているか調べる
メインのキーワードだけでなく、3語以上の具体的なキーワードでも競合が上位にいるかを確認します。「業種+地域+悩み」のように細かく分解して検索してみましょう。
ロングテールにも競合がびっしり埋まっているなら、その市場はかなり成熟しています。逆に、上位が手薄なロングテールが見つかれば、そこが突破口になります。空いている領域を探すこと自体が、競合が強い市場での重要な調査です。
原因④CV導線がなく成果につながっていない
アクセスはあるのに成果が出ないのは、CVへの導線が設計されていないからです。読者が次の行動に移れる導線がなければ、PVは売上に変わりません。
導線が機能しているかは、次の3点で確認できます。PVがあるのに成果が出ていない場合は、特に重点的に点検しましょう。
| 確認項目 | 意味ないサイン(黄信号) |
|---|---|
| CV率 | PVは多いがCVがほぼゼロ |
| 導線 | 記事内にCTA・資料DLがない |
| 流入KW | 情報収集層のKWばかり |
PVに対するCV率を確認する
主要な記事のPVと、そこから生まれた問い合わせや資料請求の数を比べます。Googleアナリティクスでページ別のCVを確認すると、どの記事が成果につながっているかが分かります。
PVは多いのにCVがほぼゼロという記事が並んでいるなら、導線に問題があると判断できます。とくにアクセス上位の記事ほど、CVのとりこぼしの影響が大きくなります。まずはアクセスの多い記事から順に、CV率を一覧にして弱点を可視化しましょう。
CTA・資料DLなど導線があるか確認する
記事の中に、問い合わせや資料ダウンロードへのボタンが設置されているかを見ます。本文を読んだ直後に行動できる導線がなければ、読者はそのまま離脱してしまいます。
記事の最後にだけCTAがある場合も要注意です。多くの読者は最後まで読まないため、本文の途中にも自然な形で導線を置く必要があります。「どの位置に」「どんな訴求で」CTAがあるかを記事ごとに棚卸しすると、改善点がはっきりします。
CVに近いキーワードを取れているか調べる
どんなキーワードで流入しているかを、サーチコンソールで確認します。集まっている読者が、購入に近い層なのか情報収集の層なのかを見極めましょう。
「比較」「料金」「依頼」「おすすめ」など検討段階のキーワードで流入があるなら、CVにつながりやすい読者が来ています。逆に「とは」「方法」など情報収集のキーワードばかりだと、すぐの成約は期待しにくいです。流入キーワードの傾向から、集めている読者の温度を把握しましょう。
原因⑤短期で判断し、評価指標がPVだけ
成果が出る前に短期で見限るのも、意味ないと感じてしまう典型的な原因です。SEOは成果が出るまで時間がかかるため、評価のタイミングを誤ると判断を誤ります。
評価の仕方が適切かは、次の3点で確認できます。焦って判断していないかを振り返りましょう。
| 確認項目 | 意味ないサイン(黄信号) |
|---|---|
| 運用期間 | 開始から6か月未満で判断している |
| 評価指標 | PVだけで成否を決めている |
| KPIの整合 | 立ち上げ期にCV数を求めている |
運用期間が6か月未満か確認する
記事を公開し始めてからの期間を振り返ります。Googleの公式見解でも、SEOの成果が出るまでには4か月から1年かかるとされています。
運用が半年に満たないうちに「効果がない」と判断するのは早すぎます。とくに新しいドメインは、評価が安定するまでに時間がかかります。公開からの月数と、記事が検索に表示され始めた時期を並べて見ると、まだ評価の途中なのかどうかが判断できます。
指標がPVだけになっていないか確認する
評価に使っている指標を、すべて書き出してみます。PVだけで判断していると、CVや指名検索といった本質的な成果を見落としてしまいます。
たとえばPVは横ばいでも、問い合わせ数や指名検索が増えていれば、メディアは確実に機能しています。逆にPVが伸びていても、CVがゼロなら別の課題があります。複数の指標をセットで見ることで、運用の本当の価値を正しく評価できます。
成長フェーズに合うKPIか確認する
今の運用フェーズに合ったKPIを置けているかを点検します。立ち上げ期なのに、いきなりCV数や売上を求めていないかを確認しましょう。
立ち上げ期は記事数やインデックス数、成長期は表示回数や検索順位、収穫期はCV数と、フェーズごとに見るべき指標は変わります。フェーズに合わないKPIを置くと、順調に進んでいても失敗に見えてしまいます。自社が今どのフェーズにいるのかを定め、それに合った目標を設定しましょう。
当てはまる原因は見つかったでしょうか。原因が分かったら、後半の対策へ進みましょう。
とはいえ「複数当てはまる気がする」「自社だけで正しく判断できているか不安」という方もいるのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEは、オウンドメディアの現状を客観的に診断できる『SEO無料相談』を毎月3社限定で実施しています。
自社のメディアが意味ない状態に陥っていないかを一気に洗い出せるので、気軽に活用してみてください。
原因①「目的の欠如」の対策
目的が欠けているとわかったら、運用の軸を立て直すことから始めます。目的・KPI・コンテンツ計画の3つを順番に整えましょう。
それぞれ詳しく解説します。
運用の目的(集客/ブランディング/採用)を再設定する
まずは「何のために運用するのか」を1つに絞り込みましょう。目的が複数あると施策が分散し、どれも中途半端になります。
集客なのか、ブランディングなのか、採用なのか。自社の事業課題に最も直結する目的を選び、次の手順で社内に共有します。
「問い合わせを増やしたい」「採用を強化したい」など、今いちばん解決したい事業課題を書き出します。
課題に最も直結する目的を、集客・ブランディング・採用から1つ選びます。
決めた目的を関係者全員で共有し、記事づくりの判断基準としてそろえます。
目的を1つに定めるだけで、書くべき記事と測るべき指標が自然と決まります。
目的に対応したKPIを設定する
目的を決めたら、その達成度を測るKPIを数字で置きます。KPIがあって初めて、施策の良し悪しを判断できます。
目的ごとに、追うべきKPIは異なります。下の表を参考に、自社の目的に合った数値目標を設定しましょう。
| 目的 | KPIの例 |
|---|---|
| 集客・売上 | 問い合わせ月10件・CV率1% |
| ブランディング | 指名検索月100回・再訪問率 |
| 採用 | 応募月5件・エントリー率 |
達成可能で、かつ目的に直結するKPIを置くことが、運用を前に進める起点になります。
目的に沿ったコンテンツ計画に作り直す
最後に、目的から逆算してコンテンツ計画を組み直します。目的に貢献しないテーマは思い切って削り、必要なテーマを足します。
集客が目的なら、購入に近い読者が検索するテーマを優先します。計画に入れるべきテーマの例は次のとおりです。
- 「サービス名+比較」など検討段階のテーマ
- 「料金」「相場」などお金にまつわるテーマ
- 導入事例・お客様の声などの実績テーマ
目的・KPI・計画がそろえば、記事は「なんとなく」から「狙って書く」状態へ変わります。
原因②「ジャンル不適合」の対策
ジャンルとの相性が悪い場合は、戦い方を変えるのが現実的です。狙う領域を絞り、チャネルを広げ、撤退ラインも決めておきます。
それぞれ詳しく解説します。
検索需要のあるニッチキーワードに寄せる
大きなテーマで勝てないなら、検索需要のあるニッチKWに絞ります。範囲を狭めるほど、競合が少なく上位を取りやすくなります。
狙い方のコツは、語を掛け合わせて具体的にすることです。次のように複合キーワードへ展開しましょう。
- 「業種+地域」で対応エリアを絞る
- 「課題+商材」で悩み別に絞る
- 「対象者+目的」で読者を絞る
検索数は小さくても、購入に近い読者が集まります。小さく勝てる領域を積み重ねることが、相性の悪いジャンルでの突破口です。
SNS・広告など別チャネルと併用する
検索だけに頼らず、SNSや広告と組み合わせて接点を増やします。検索と相性が悪くても、別チャネルなら届くことがあります。
記事をSNSで配信したり、広告で記事に誘導したりと、流入経路を分散させます。チャネルごとの特徴を理解して使い分けましょう。
| チャネル | 得意なこと |
|---|---|
| SNS | 拡散・ファン化・指名検索の喚起 |
| リスティング広告 | 今すぐ客への即時アプローチ |
| メルマガ | 見込み客の育成・再訪問 |
中小企業はとくにリソースが限られるため、勝てるチャネルへの集中が有効です。中小企業の進め方は「中小企業のオウンドメディア戦略」でも解説していますので、参考にしてみてください。

費用対効果で撤退・縮小も判断する
どうしても見込みが立たないなら、撤退・縮小も立派な戦略です。合わない領域に投資を続けるより、勝てる施策に資源を回すほうが賢明です。
感覚で続けるのではなく、次の手順で費用対効果を見える化してから判断しましょう。
記事制作費・人件費・ツール代など、これまでの投資額を合計します。
現在のCVと単価から、3年で投資を回収できるかを試算します。
見込みが薄ければ規模を縮小し、勝てる施策へ資源を振り向けます。
撤退の基準をあらかじめ決めておくと、ずるずる続ける失敗を防げます。やめる勇気も、限られたリソースを成果につなげる立派な意思決定です。
原因③「競合が強い」の対策
競合が強い領域では、正面衝突を避けて勝てる場所を選びます。ロングテール・差別化・サイトの地力強化の3つで攻めます。
それぞれ詳しく解説します。
勝てるロングテール・特定テーマに集中する
強い競合がいない、ニッチな特定テーマに集中しましょう。大手が手を出さない領域なら、後発でも上位を狙えます。
自社が実務で詳しいテーマや、特定業種に絞った情報は差をつけやすい領域です。狙い目になりやすいテーマは次のとおりです。
- 特定業種・特定地域に絞った情報
- 自社の実務経験でしか書けない手順
- 大手が扱わないニッチな悩み
狭く深く攻めることで、確実に検索順位を積み上げられます。勝てる場所を選ぶことが、競合が強い市場での最短ルートです。
一次情報・E-E-A-Tで差別化する
他社がまねできない一次情報で、コンテンツの質に差をつけます。実体験や独自データは、AIにも競合にもコピーできません。
盛り込むべき一次情報には、次のようなものがあります。自社の中に眠っている情報を棚卸ししてみましょう。
- 自社の支援実績・成功事例の数値
- 独自アンケートや現場の声
- 著者・監修者の経歴と専門性
あわせて著者・監修者情報を明記し、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高めます。一次情報の厚みこそが、強い競合と並んだときに選ばれる決め手です。
被リンク・指名検索でサイトを強くする
コンテンツ単体で勝てないなら、サイトの地力そのものを底上げします。ドメインが強くなれば、同じ記事でも順位が上がりやすくなります。
サイトの地力を上げる打ち手には、次のようなものがあります。地道ですが、サイト全体の評価を押し上げます。
- 良質な記事で自然な被リンクを集める
- SNS・広告で指名検索を増やす
- 取材・寄稿でメディア露出を増やす
サイトの地力が上がれば、競合との差は少しずつ縮まっていきます。
とはいえ「対策が多くて、どれから手をつければいいのか分からない」と感じた方もいるのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEでは、サイト設計から逆算して進める手順をまとめた『サイト設計マニュアル』を無料配布しています。
優先順位をつけて改善を進めたいなら、ダウンロードしてご活用ください。
原因④「CV導線がない」の対策
アクセスを成果に変えるには、読者が行動できる導線を用意します。CTA設置・KW戦略・中間CVの3つで設計しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
CTA・内部リンクの導線を設計する
記事を読んだ直後に行動できるよう、CTAと内部リンクを配置します。導線がなければ、どれだけ読まれても成果にはつながりません。
CTAは記事の最後だけでなく、読者の温度が上がる位置に置くのがコツです。次の3か所を意識して配置しましょう。
- リード文の直後(悩みに共感した直後)
- 課題を解説した章の末尾
- まとめの直前(行動を後押しする位置)
あわせて関連記事への内部リンクで、読者の検討を深める導線も用意します。読者の温度が上がった場所に導線を置くことが、CV改善の第一歩です。
CV起点でキーワード戦略を組み直す
集めるべきは、購入に近いキーワードで検索する読者です。情報収集層ばかり集めても、CVにはつながりにくいです。
検討段階の読者が打つキーワードを優先的に狙います。CVに近いキーワードの例は次のとおりです。
| 読者の段階 | キーワード例 |
|---|---|
| 比較・検討 | 「サービス名 比較」「おすすめ」 |
| 購入直前 | 「料金」「依頼」「見積もり」 |
| 情報収集 | 「とは」「方法」(CV遠め) |
誰を集めるかを設計し直すことで、同じPVでも成果が変わります。
ホワイトペーパーなど中間CVを用意する
いきなりの問い合わせが難しいなら、中間CVを挟みます。資料ダウンロードなど、心理的ハードルの低い行動を用意します。
中間CVになりやすい施策には、次のようなものがあります。すぐに問い合わせない読者とも、接点を残せます。
- ホワイトペーパー・チェックリストの配布
- メルマガ・LINE登録
- 無料診断・無料相談
段階的な導線を用意することで、取りこぼしていた読者を成果につなげられます。
原因⑤「短期判断・PV偏重」の対策
評価の仕方を見直せば、本来の成果を正しく捉えられます。KPI設計・評価期間・指標の3つを整えましょう。
それぞれ詳しく解説します。
成長フェーズに合うKPIを設定する
立ち上げ期と成長期では、追うべきKPIが異なります。フェーズに合わないKPIを置くと、順調でも失敗に見えてしまいます。
自社が今どのフェーズにいるかを定め、それに合った指標を設定しましょう。フェーズ別の目安は次のとおりです。
| フェーズ | 主なKPI |
|---|---|
| 立ち上げ期 | 記事数・インデックス数 |
| 成長期 | 表示回数・検索順位 |
| 収穫期 | CV数・問い合わせ |
今のフェーズに合ったKPIを置くことで、進捗を正しく評価できます。
評価期間を6か月以上に取り改善サイクルを回す
SEOは成果が出るまで時間がかかるため、半年以上の視点で評価します。短期で見限ると、伸びる直前でやめてしまいます。
毎月データを確認し、一定の周期で方針を見直すサイクルを回しましょう。おすすめの周期は次のとおりです。
- 毎月:順位・表示回数・流入を記録する
- 3か月ごと:方針と優先テーマを見直す
- 6か月:成果を総合的に評価する
腰を据えて改善を続けることが、結果的にいちばんの近道になります。
PV以外の指標も評価に加える
PVだけでなく、CVや指名検索も評価指標に加えます。本質的な成果は、PV以外の数字に表れることが多いです。
多面的に評価するために、次のような指標を合わせて見ましょう。
- 問い合わせ数・資料請求数(CV)
- 指名検索数(ブランドの浸透度)
- 記事の更新数・滞在時間
見る指標を増やすだけで、これまで見えなかった成果に気づけます。
オウンドメディアの成功事例
原因を特定し、対策を続けた先には確かな成果があります。EXTAGEが支援した2つの事例を、改善のポイントとあわせて紹介します。
事例①月間PVが3倍に成長|株式会社スキルフル様
目的とKW戦略を整理した結果、月間PVが約3倍に伸びました。成果が出なかった原因は、テーマの分散にありました。
| 項目 | 改善内容 |
|---|---|
| 課題 | テーマが分散し検索意図とズレ |
| 施策 | 事業直結テーマへ絞り記事を再構築 |
| 結果 | 月間PVが約3倍に成長 |
事業に直結するテーマへ絞り込み、検索意図に沿って記事を作り直したことで、狙うべき読者が明確になり流入が大きく増えました。
事例②LINE登録者数が8倍に改善|導線設計の見直し
CV導線を設計し直したところ、LINE登録者数が8倍に増えました。アクセスはあったのに、行動につながる導線が不足していたのです。
| 項目 | 改善内容 |
|---|---|
| 課題 | PVはあるが導線がなくCVが伸びない |
| 施策 | 記事ごとに最適なCTAと中間CVを設置 |
| 結果 | LINE登録者数が8倍に改善 |
記事ごとに最適なCTAを配置し、中間CVとしてLINE登録を用意したことで、読者が次の一歩を踏み出しやすくなり成果が一気に伸びました。
より多くの改善事例を知りたい方は、「オウンドメディアの成功事例」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

とはいえ「原因は分かったが、自社だけで改善しきれるか不安」という方もいるのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEは、200社以上の支援実績をもとにオウンドメディアの改善を伴走するSEOコンサルティングを提供しています。
原因の特定から改善施策の実行まで一緒に進めたいなら、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
オウンドメディアはやめるべきですか?
やめる前に、まず原因が「やり方」か「相性」かを切り分けましょう。やり方の問題なら改善できますが、相性の問題なら撤退も選択肢です。
本記事の5つの原因に照らし、自社がどれに当てはまるかを確認してから判断してください。やり方が原因なら、対策セクションの手順で立て直せます。
成果が出るまでどのくらいかかりますか?
一般的に、成果が見え始めるまで6か月〜1年が目安です。サイトの状態や競合の強さによって変わります。
短期で判断せず、最低でも半年は継続して評価することをおすすめします。新しいドメインほど、評価が安定するまで時間がかかります。
AI時代にオウンドメディアは意味がありますか?
一次情報や独自性のある記事は、AI時代でも価値が高まっています。逆に、どこにでもある一般的な情報は埋もれやすくなりました。
自社の経験や独自データを盛り込むことで、AI時代でも選ばれるメディアになれます。差別化の方向性は、競合対策のセクションも参考にしてください。

