「オウンドメディアって意味ある?」
「半年やっても成果がでない……これは失敗なのでは?」
結論として、オウンドメディアが意味ないかどうかは「そもそも自社に合った施策なのか」と「やり方が正しいか」で決まります。
商材・市場の特性によっては、オウンドメディア自体が向いていないケースもあります。一方、メディア運用自体は正しい選択なのに、戦略や設計のミスで「意味がない」状態に陥っている企業も少なくありません。
本記事ではまず「運用すべきでないケース」を見極めたうえで、やるべきなのに失敗してしまう9つのパターンと改善ステップを紹介します。
「意味がない」で終わらせず、オウンドメディアを利益に直結させるヒントをぜひ最後までご覧ください。
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オウンドメディアは意味ない?目的とは
オウンドメディアの運営目的は、単なる集客にとどまらず、ブランディングや採用までさまざまです。
運用していて意味がないと感じる場合、この目的設定があいまいになっているケースが大半を占めます。
- ブランディング:専門性の高い情報発信でこの分野ならこの会社という想起を獲得する
- 見込み顧客の育成:記事を通じて課題を認知させて検討段階へ引き上げる
- 集客:検索流入やSNS経由で継続的にターゲットを集める
- 採用活動:社風や仕事内容を発信し、求職者との接点を作る
そもそも、オウンドメディアはすべての企業にとって必ずしも有効とは限らないという事実を理解しておきましょう。
事業の内容やフェーズ、取り扱う商品ジャンルによっては、オウンドメディア運営自体が悪手になっているケースもあります。
一方、オウンドメディアという手段自体は合致しているものの、目的と戦略・施策・運用方法が噛み合っていないことも十分考えられるでしょう。
福田卓馬メディア運用が必要なのかを見極めたうえで、目的に沿った運用をおこなうのが大切です。
オウンドメディアの目的や役割についてさらに詳しく知りたい方は、先に「オウンドメディアの目的とは?成果につながる運用目的の設定方法」の記事をご一読ください。

オウンドメディアの運用自体が意味ないケース
すべての企業にとってオウンドメディアが有効とは限りません。市場環境や商材特性によっては、運用自体が成果につながりにくいケースもあります。
まずは自社がそもそもオウンドメディアに向いているかを見極めましょう。
以下の4つのケースに当てはまる場合は、オウンドメディアの運用自体が無意味になる可能性があります。
それぞれ詳しく解説します。
競合企業がオウンドメディアを運営していない
競合企業がオウンドメディアを運営しているかどうかは、自社にとっての有効性を判断する指標のひとつです。
競合企業が複数社オウンドメディアを運営している場合、その業界や市場では注目すべきポイントがあります。オウンドメディアが集客チャネルとして一定の成果を上げている可能性が高いです。
福田卓馬このようなケースでは、オウンドメディア運営を継続する判断も妥当といえるでしょう。
一方で、競合企業の多くがオウンドメディアに取り組んでいない場合もあります。その市場ではオウンドメディアが必ずしも適した施策ではない可能性もあるでしょう。
- 見込み客の獲得が既存客や紹介が中心の業界
- 美容院や飲食店など、地域性・即時性が強い業界
- 展示会やイベントが主な見込み顧客と接点となる市場
競合がどの媒体を使っているのかを調査し、オウンドメディア以外のチャネルも含めて検討しましょう。
とはいえ、競合企業が運営していないからといって、必ずしもオウンドメディアが無意味というわけではありません。
競合の有無は判断材料のひとつとして捉え、他のポイントと合わせて総合的に判断することが重要です。
商材と検索エンジンの相性が悪い
オウンドメディアは、検索エンジンを通じた集客を前提とした施策です。
福田卓馬見込み顧客が検索エンジンを使わない商材では、オウンドメディアの効果は限定的になりやすいです。
検索需要がほとんどない業界・商材では、記事を公開しても検索流入を獲得しにくく、成果がでないケースが少なくありません。
| オウンドメディアと相性が合わない商材例 | 補足 |
|---|---|
| 特殊な法人向けサービス | 検索されるキーワードがほとんどない |
| ニッチな業界向けの製品 | 対象企業数が限られる |
| 紹介・口コミで動く高単価サービス | 成約のきっかけが紹介・イベントが中心 |
| 受発注が既存取引先中心の商材 | 既存顧客向けの情報発信が主で、新規検索流入が少なめ |
これらに該当する場合は、オウンドメディアにこだわらず、SNSや広告など商材特性に合ったチャネルを優先して戦略を立てることが重要です。
見込み顧客が検索エンジンを使わない
オウンドメディアによる集客は、見込み顧客が検索エンジンを使って情報収集していることを前提とした施策です。
福田卓馬ターゲットとする顧客が実際に検索行動を取っているかどうかを、事前に必ず確認しておく必要があります。
たとえば、インターネットをあまり利用しない高齢者層や、SNSでの情報収集が中心の層が対象の場合です。検索エンジン経由の集客効果がでにくい傾向があります。
以下を参考に、自社の見込み顧客が検索エンジンを使って情報収集しているかを確認してみましょう。
- 問い合わせ時や商談時に情報収集方法について質問する
- キーワードツールを使い、自社商材や課題に関連する検索需要を確認する
- 既存顧客へのヒアリングを行う
- 業界団体や調査会社のレポートを参照する
検索エンジンにおける需要を確認する際は、「検索ボリューム」をひとつの目安としてチェックするのがおすすめです。
詳しくは「狙うべき検索ボリュームの目安&上位表示のコツ!調べ方とおすすめツール3選も紹介」にて解説しています。

費用対効果が現実的に見込めない
オウンドメディアを継続するかどうかを判断する際は、費用対効果をあらかじめ確認しておくことが重要です。投資に見合うリターンが得られるかを見極めましょう。
福田卓馬とくに、予算や担当者のリソースが十分に確保できていない場合、期待する成果を得にくくなる傾向があります。
- 月に1〜2本程度しか記事を更新できない体制
-
→検索流入が伸びにくく、成果がでるまでに時間がかかる
- 担当者が他業務と兼任しているケース
-
→継続的な改善やコンテンツの品質維持が難しくなり、結果として成果につながりにくくなる
そのため、自社で確保できる予算・人員・継続可能な期間を整理したうえで、現実的にリターンを見込めるかどうかを見極めましょう。
オウンドメディアが続かない・継続できないと感じている場合は、まず体制面の課題を洗いだすことが先決です。
費用対効果を判断する際は、オウンドメディア単体ではなく、SEO施策全体における費用対効果の考え方を押さえておくことも大切です。
詳しくは「【プロが解説】SEO対策の費用対効果を高めるためのポイント7選!計算方法や外注先の選び方も紹介」で解説しています。

オウンドメディアが意味なくなる失敗と避け方
オウンドメディアが意味なくなる最大の原因は、施策そのものではなく戦略・設計のミスです。「運用しているのに成果がでない」場合、記事の質ではなく、サイト全体の設計に問題があるケースが大半です。
| 順位 | 原因 | 該当率 |
|---|---|---|
| 1位 | コンバージョンまでの導線設計がない | 78% |
| 2位 | 目標がPV数のみ | 65% |
| 3位 | コンテンツの制作体制が整っていない | 58% |
このセクションでは、オウンドメディアを運用していて失敗してしまうパターンをまとめました。
それではひとつずつ見ていきましょう。
①戦略・ゴールが曖昧なまま記事を量産している
| 重要度 | ★★★★★(最優先) |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★☆ |
| 改善期間 | 2〜4週間 |
「とにかく記事を増やせば成果がでる」と考え、ゴールや戦略を定めずに記事を量産してしまうケースは非常に多く見られます。
ゴールが曖昧なまま記事を増やしても、成果がでているかどうかを正しく判断できません。読者の関心を引かないコンテンツばかりが増えてしまいます。
- 問い合わせ数の増加
- 資料ダウンロード数の増加
- リード獲得
- 認知向上
対策としては、まずオウンドメディアで何を達成したいのかゴールを明確にすることです。ゴールから逆算して、キーワード選定や導線設計の戦略を組み立てることがかかせません。

最終的なゴールにたどり着くためには、中間目標を設けることが大切です。
目標の立て方については、「【保存版】オウンドメディアの目標設定方法5ステップと見るべき指標をプロが解説」で詳しく解説しています。

②記事制作が目的化し、成果への戦略がない
| 重要度 | ★★★★★(最優先) |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★☆ |
| 改善期間 | 2〜4週間 |
「月に〇本記事を公開する」「できるだけ多くのキーワードをカバーする」といった本数や範囲そのものが目標になっているケースです。
記事制作そのものが目的化すると、「誰に向けて」「何を伝え」「どのゴールへ導くのか」があいまいになります。本来得たい問い合わせや売上などの成果が置き去りになってしまうことがあります。
福田卓馬記事を書くこと自体は手段であって目的ではありません。「その先でどのような行動を促したいのか」を重視しましょう。
記事ごとに「読んだ人に何をしてほしいのか」を明確にし、CTAやサービスページへの導線をセットで設計しましょう。
記事単体ではなく、サイト全体の導線設計として捉えることがポイントです。
オウンドメディアの失敗をふせぐための正しい戦略設計の方法については、「オウンドメディアの戦略立案|失敗しない目標設定と施策設計の全ステップ」で詳しく解説しています。

③ビッグキーワードばかり狙っている
| 重要度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★☆ |
| 改善期間 | 2〜4週間 |
検索ボリュームの大きいキーワードばかりを狙い、競合が強い市場で消耗してしまうパターンです。新規サイトでは強力なドメインを持つ競合に押され、上位表示が難しいのが現実です。
たとえば「SEO対策」などのビッグキーワードは大手企業が上位を占めており、新規サイトは埋もれてしまいます。

有効なのは、ロングテールキーワード(複数の単語で構成された具体的な検索キーワード)から攻めることです。
流入数は少なくてもコンバージョン率が高く、実際の問い合わせや成約につながりやすくなります。
福田卓馬ロングテールで実績を積むと、ドメイン評価が上がり難易度の高いキーワードにも挑戦しやすくなります。
④読者にとって価値のない記事を量産している
| 重要度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★★☆ |
| 改善期間 | 1〜2ヵ月 |
記事数を増やすことを意識しすぎて、1本1本のコンテンツの質が低下しているパターンです。
専門性や正確性が不足している記事は、ユーザーからの信頼も検索エンジンからの評価も得られません。表面的な情報だけをまとめた記事では、読者の疑問を解決できずすぐに離脱されてしまいます。

質を立て直すには、ユーザーの検索意図を的確に捉え、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を満たした差別化コンテンツを作ることがかかせません。
- 専門知識に基づいた正確な情報
- 読者の疑問を解決する具体策
- オリジナリティのある一次情報
福田卓馬EXTAGEでは「書くだけの代行」はおすすめしていません。導線設計まで含めた全体設計ができて初めて、記事は成果につながります。
⑤コンバージョンから遠いキーワードばかり対策している
| 重要度 | ★★★★★(最優先) |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★☆ |
| 改善期間 | 1〜2週間 |
問い合わせやコンバージョンから遠いキーワードばかりを狙い、読まれて終わりの記事が増えてしまうパターンです。
購買意欲の低い層ばかりに向けた記事では、PVやセッション数が増えても問い合わせや成約にはなかなか結びつきません。
| 区分 | キーワード例 | 検索意図の特徴 |
|---|---|---|
| コンバージョンから遠いキーワード | ・オウンドメディアとは ・SEOとは ・コンテンツマーケティング 基礎 | 情報収集・学習目的が中心で、今すぐサービスを検討している可能性は低い |
| コンバージョンに近いキーワード | ・オウンドメディア 運用 代行 ・SEO コンサル 比較 ・BtoB オウンドメディア 成功事例 | 課題意識が明確で、具体的な解決策や依頼先を探している段階である |
問い合わせや資料ダウンロードといったゴールを先に定め、そこから逆算して「検索意欲が高い」「導入・検討につながりやすい」キーワードを中心に設計し直しましょう。
CTAや内部リンクを含めた導線もセットで見直すことがポイントです。
実際に弊社の支援事例でも「PVやセッション数は増えたものの、肝心のLINE登録にはほとんどつながっていない」という状態に陥っていたケースがありました。
コンバージョン起点でキーワードと導線を見直した結果、LINE登録者数が約8倍に改善しています。
オウンドメディアの集客を正しいキーワード戦略で成功させたい方は「オウンドメディア集客を成功させる方法5ステップ|集客力アップのコツをプロが解説」をご覧ください。

⑥コンバージョンだけで効果を判断している
| 重要度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★☆☆ |
| 改善期間 | 1週間以内 |
直接的なコンバージョンが取れないだけで「意味がない」と判断してしまうのは、よくある誤りです。オウンドメディアの効果は購入や問い合わせだけでなく、認知拡大や信頼構築といった間接的な価値も大きいです。
記事を読んだ人がすぐに問い合わせしなくても、後日SNSや展示会で接点を持つ際に「知っている会社だな」と選ばれるケースは少なくありません。
アクセス数・滞在時間・検索順位・指名検索数といった複数の目標を設定し、効果を多角的に判断しましょう。直接のコンバージョンや売上だけで測ると、長期的価値を見落としてしまいます。
福田卓馬アクセス数や滞在時間など複数の目標を設定し、効果を多角的に判断することが重要です。
⑦目標がサイトの成長フェーズと合っていない
| 重要度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★☆ |
| 改善期間 | 1〜2週間 |
オウンドメディアの成長段階を考慮せず、ずっと同じ目標を設定し続けている場合も、成果を見誤りやすくなります。
オウンドメディアは立ち上げ期・成長期・成熟期のフェーズごとに目指すべきゴールが異なります。たとえば、立ち上げ期にいきなりコンバージョン数で評価すると「成果がでない=意味がない」と誤った判断をしてしまいます。
フェーズごとに優先すべき目標の考え方は、以下のとおりです。
| フェーズ | 重視すべき数値の例 |
|---|---|
| 立ち上げ期 (0〜6ヵ月) | ・検索順位 ・インデックス数 ・PV数 |
| 成長期 (6〜18ヵ月) | ・目標ページ到達数 ・ページ回遊率 ・UU数 |
| 成熟期 (18ヵ月〜) | ・コンバージョン率 ・コンバージョン数 ・リード獲得単価 |
まずは自社のオウンドメディアがどのフェーズにあるのかを整理し、その段階に合った目標を設定し直すことが第一歩です。
適切な目標設定については、「【保存版】オウンドメディアの目標設定方法5ステップと見るべき指標をプロが解説」で詳しく解説しています。

⑧競合が強い市場に正面から参入している
| 重要度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★★☆ |
| 改善期間 | 2〜3ヵ月 |
大手企業が検索上位を独占しているジャンルに、差別化戦略なく正面から参入してしまうパターンです。新規サイトはドメイン評価も低いため、すぐに戦える土俵に立てないのが現実です。
たとえば「転職」や「不動産」などのビッグキーワードは、大手が潤沢なリソースで高品質コンテンツを量産しています。
後発で勝つには、自社ならではの専門領域やニッチなテーマに絞り込み、競合が手薄な市場で実績を積み上げていく戦略が不可欠です。
福田卓馬最初から正面勝負を挑むのではなく、勝てる領域を見つけて着実に成果を積み上げるのがセオリーです。
オウンドメディアが意味ないと感じる原因を解消し、マーケティングの目的を正しく設定したい方は、「オウンドメディアマーケティングとは?意味ある運用に変える5つの目的と成功ポイントを解説」をご覧ください。

⑨記事制作の体制が整っていない
| 重要度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 改善難易度 | ★★★☆ |
| 改善期間 | 1〜2ヵ月 |
記事制作の体制が整っておらず、更新頻度やコンテンツの質を保てていないケースも失敗の大きな原因です。
担当者が他業務と兼任していたり、外注との役割分担が曖昧だったりすると、品質や納期にばらつきがでます。継続できない体制では、どれだけ戦略を考えても実行が追いつかず、成果がでないまま「意味がない」と判断されてしまいます。
- 担当者が他業務と兼任しており、記事制作に十分な時間を割けない
- 外注との役割分担が曖昧で、品質や納期にばらつきがでている
- 継続的に運用できる予算やスケジュールが確保できていない
立て直すには、企画・制作・分析それぞれの役割分担と責任の所在を明確にし、社内で協力体制を構築することから始めましょう。
リソースが不足している場合は外注も選択肢ですが、「書くだけの代行」に丸投げするのはおすすめしません。導線設計や戦略まで含めてサポートしてくれるパートナーを選ぶことが重要です。
外部に依頼する際は、「オウンドメディア運用代行おすすめ企業12選|比較ポイントと費用相場を解説」もあわせてご覧ください。

オウンドメディア失敗を回避するチェックポイント
ターゲット設定・SEO/LLMO対策・SNS連携・PDCAの4点を定期的に見直すことで、失敗パターンに陥るリスクを下げられます。
立ち上げ時や運用の節目に、以下のチェックポイントを確認しておきましょう。
これらを押さえておくと、失敗につながりにくくなります。
自社の運用に当てはめて、不足している点がないか確認してみてください。
具体的なターゲット設定ができているかを確認する
| 難易度 | ★★☆☆☆(初級) |
|---|---|
| 所要時間 | 1〜2日 |
| 優先度 | ★★★★★ |
「マーケティング担当者」「経営層」のように、誰に届けたいかを具体的に決めておく必要があります。
ターゲットがあいまいなまま記事を作成すると文章のトーンや内容の難易度がぶれてしまい、どの読者にも深く刺さらないコンテンツになりがちです。

できるだけターゲットの属性や背景を細かく設定し、ペルソナとして「誰に届けるか」を言語化しておきましょう。
設定したペルソナが検索しそうなキーワードや、読了後に取りたい行動もあわせて想定しておくと、コンテンツの軸がぶれにくくなります。
適切なSEO・LLMOを取り入れる
| 難易度 | ★★★★☆(上級) |
|---|---|
| 所要時間 | 継続的 |
| 優先度 | ★★★★☆ |
検索流入を増やすには、従来のSEO(検索エンジン最適化)に加え、LLMO(検索AI向けのコンテンツ最適化)を意識した設計も重要になりつつあります。
AI検索やAIアシスタントにコンテンツが引用・推薦されやすくする施策。
AIに引用されると、検索結果の上部や回答枠として表示されるケースもあり、新たな流入経路として注目されています。

検索手段が多様化している現在では、キーワード選定や見出し構成・構造化データの整備などが重要です。SEOとLLMOの両面から設計しておくことで、流入機会を広げやすくなります。
弊社のクライアント様でも、AIOの台頭によってアクセスが減少した事例もあります。

LLMOの考え方や具体的な取り入れ方については、「LLMOとは?基本情報からAI時代で生き残る対策方法まで徹底解説」をご覧ください。

参考:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル
SNSでコンテンツを拡散する
| 難易度 | ★★★★☆(中〜上級) |
|---|---|
| 所要時間 | 継続的(週3回以上)+ 成果まで3〜6ヵ月 |
| 優先度 | ★★★☆☆ |
記事を公開したあと、SNS(X・Instagram・LinkedInなど)で共有すると、検索流入以外の経路から読者に届けやすくなります。
より多くのターゲットが利用しているプラットフォームを選び、記事の要点や読むメリットを端的に伝える投稿文を添えて配信しておきましょう。
福田卓馬社内の関係者にシェアを依頼したり、記事内にSNSシェアボタンを設置したりすると、拡散のきっかけを増やせます。
オウンドメディア単体に頼らず、SNSと連携して認知と流入の機会を広げる設計にしておくと効率よく拡散できます。
PDCAサイクルを回して改善を重ねる
| 難易度 | ★★★☆☆(中級) |
|---|---|
| 所要時間 | 月次〜四半期 |
| 優先度 | ★★★★★ |
オウンドメディアの成果をだすには、PDCAサイクルを定期的に回す必要があります。

PVやコンバージョン、検索順位などの数値を集計し、目標との差や傾向を確認したうえで、次に打つ施策を決めましょう。
数値を見ずに記事をだし続けても、何が効いているか把握しにくく、改善の方向性も見えません。
四半期や半期ごとに振り返りの機会を設け、仮説を立てて試し、結果を次の計画に反映させる習慣をつけておくと、失敗につながりにくくなります。
福田卓馬「自社のオウンドメディアに改善すべき点はないか?」と感じたら、まずはチェックリストで現状を診断してみましょう。
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Webサイト運営に悩む中小企業が、検索順位を上げるためのポイントをまとめたコンテンツを無料配布!コンテンツ改善のポイントから、SEOにおける内部、外部対策、さらに最新のAI検索に対応した改善方法まで網羅しています。ぜひ無料で受け取って活用してください。
オウンドメディアを意味あるものに変える改善ステップ
「意味がない」を脱却するには、戦略の土台から順番に立て直していく必要があります。以下の5ステップで、段階的にオウンドメディアの成果を改善していきましょう。
福田卓馬順番に取り組むことで、段階的にオウンドメディアの成果を改善できます。
Step1. ゴールと目標指標を再設計する
改善の第一歩は、オウンドメディアの「ゴール」を1つに絞り直すことです。
「問い合わせを月10件獲得する」「資料DLを月30件に増やす」など、ビジネスに直結する具体的な数値目標を設定しましょう。
ゴールが定まったら、サイトの成長フェーズに合わせた目標指標を設計します。
立ち上げ期なら検索順位の上昇、成長期なら目標ページ到達数、成熟期ならコンバージョン率といった具合に、段階に応じた指標を追うことで正しく進捗を測れるようになります。

Step2. キーワード戦略をコンバージョン起点で組み直す
ゴールが定まったら、キーワード戦略を「コンバージョン起点」で見直します。
多くのオウンドメディアが成果をせない原因は、情報収集系のキーワードばかりを狙い、コンバージョンに近いキーワードが手薄になっていることです。
- 自社のコンバージョンポイントを定義する
- コンバージョンに最も近い「比較・検討系」「依頼系」キーワードを洗いだす
- 中間層の「課題解決系」キーワードで内部リンクの導線を設計する
- 情報収集系は「認知獲得」の役割と割り切り、コンバージョンに近い記事への橋渡しとして設計する
キーワード戦略を含めたオウンドメディア全体の戦略設計については、「オウンドメディアの戦略立案|失敗しない目標設定と施策設計の全ステップ」をご覧ください。

Step3. 導線設計(CTA・内部リンク)を最適化する
キーワード戦略を見直したら、記事からコンバージョンまでの導線を最適化します。
EXTAGEの支援データでは、成果がでていなかったサイトの78%がコンバージョンまでの導線設計に課題をかかえていました。
導線の見直しはインパクトが大きい施策です。
| 見直しポイント | 内容 |
|---|---|
| CTAの配置場所 | 記事末尾だけでなく、読者の関心が高まるタイミング(課題提起の直後、解決策の提示後など)にも設置する |
| CTAの訴求文 | 「なぜ今行動すべきか」が伝わる具体的な訴求にする |
| 内部リンク設計 | 関連記事同士をつなぎ、読者が自然に回遊してコンバージョンに近づく構造を作る |
| サービスページへの導線 | 記事→サービスページ→問い合わせフォームの流れをスムーズにする |
福田卓馬導線設計は「記事を書いたあと」ではなく「記事を設計する段階」で組み込むのがポイントです。
Step4. E-E-A-Tを強化してコンテンツ品質を上げる
Googleが重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識してコンテンツ品質を高めましょう。
一般論の寄せ集めではなく、自社の経験や独自データに基づいた一次情報を盛り込みましょう。他社との差別化が図れます。
- 自社の支援実績・成功事例を具体的な数字で紹介する
- 執筆者・監修者のプロフィールを記事に明記する
- 公的機関やGoogleの公式ドキュメントなど権威あるソースを引用する
- 独自調査やアンケートデータを活用する
- 最新情報への定期的なリライト・アップデートを行う
AIが生成しただけの薄い記事との差別化を意識し、「この会社ならではの視点」を記事に反映させることが重要です。
E-E-A-Tの具体的な対策方法については「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)とは?Googleが重視する評価基準と対策方法」で詳しく解説しています。

Step5. LLMO対策でAI検索時代に備える
AI検索(Google AI Overview、ChatGPT、Perplexityなど)が普及する中、従来のSEOだけでなくLLMO対策も取り入れましょう。
AIの台頭によって「オウンドメディアはもう意味がないのでは」と不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、AIに引用されやすいコンテンツを作ることで、むしろ新たな流入経路を開拓できます。
- 質問→回答の構造を明確にする(FAQ形式・結論先出し)
- 構造化データ(FAQスキーマ等)を実装する
- 具体的な数字や事例を含めた一次情報を盛り込む
- エンティティ(固有名詞・専門用語)を明確に定義する
- 比較表やリスト形式で機械可読性を高める
詳しいLLMOについては、「LLMOとは?基本情報からAI時代で生き残る対策方法まで徹底解説」にて解説しています。

オウンドメディアの成功事例
正しい設計と運用を行えば、オウンドメディアは今でも確実に成果につながります。
ここでは、EXTAGEが支援した企業のなかから、「意味がない」状態を脱却して成果をだした2つの事例を紹介します。
事例①:月間PV3倍に成長|株式会社スキルフル様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | 株式会社スキルフル様 |
| 課題 | 記事を公開してもPVが伸びず「意味がない」と感じていた |
| 施策 | サイト設計の見直し+キーワード戦略の再構築+既存記事のリライト |
| 成果 | 約7か月で月間PV 7,000→25,000(3倍以上) |
| 期間 | 約7か月 |
株式会社スキルフル様は、記事を公開してもPVが伸びず「オウンドメディアは意味がないのでは」と感じていました。
原因を調査したところ、サイト全体の設計やキーワード戦略に課題があることが判明。記事単体の質ではなく、メディア全体の構造を見直す必要がありました。

サイト設計の見直しとキーワード戦略の再構築を行い、既存コンテンツのリライトと新規記事の両輪で対策を進めた結果、約7か月で月間PVが7,000から25,000へと3倍以上に成長しました。
福田卓馬「記事を増やす」だけでなく「サイト全体の設計を見直す」ことで、「意味がない」状態を脱却できた好例です。
事例②:導線設計の見直しでLINE登録8倍|スクール系メディア
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メディア | 株式会社SPB様 |
| 課題 | PV・セッションは増加しているのに、LINE登録がほぼゼロ |
| 施策 | コンバージョン起点のキーワード再設計+CTA配置・訴求文の改善+内部リンク導線の強化 |
| 成果 | LINE登録者数が約8倍に改善 |
| 期間 | 約3か月 |
株式会社SPB様は、PVやセッション数は順調に伸びていたにもかかわらず、肝心のLINE登録がほぼゼロという状態でした。
「アクセスは集まっているのに成果がでない=オウンドメディアは意味がない」と感じていたケースです。
調査の結果、主な原因として次の点が挙げられました。
- CTAが記事末尾にしかなく、多くのユーザーが行動前に離脱していた
- CTAの訴求が弱く「なぜ行動すべきか」が伝わっていなかった
- 記事構成にメリハリがなく、途中で興味を失いやすい内容になっていた
- 内部リンク設計が弱く、回遊しにくい状態であった
そこで、コンバージョン起点でキーワードを再設計し、CTA配置・訴求文の改善、内部リンク導線の強化を実施。導線設計を根本から見直しました。
その結果、約3か月でLINE登録者数が約8倍に改善しています。
福田卓馬オウンドメディアの設計や運用を見直したい方は、まずはお気軽にご相談ください。
✓ SEO対策、何から始めればいいか分からない
✓ 今の施策が正しいのか判断できない
✓ 外注したいが、どこに頼めばいいか分からない
\200社以上の支援実績/
※ 無理な営業は一切しません|オンライン対応可
よくある質問
オウンドメディアを運用するメリットは?
潜在顧客の集客・ブランド構築・広告費削減の3つが主なメリットです。
検索流入を通じて見込み顧客を継続的に集められるだけでなく、専門性の高い情報発信で企業の信頼性を高められます。
広告と異なりコンテンツが資産として蓄積されるため、長期的には費用対効果の高い施策になります。
オウンドメディアの基礎知識や始め方については、「オウンドメディアとは?意味・目的・始め方をわかりやすく解説」もあわせてご覧ください。
オウンドメディアの問題点は?
短期間では成果がでにくいことが最大の問題点です。
多くの場合、効果を実感できるまでに半年〜1年以上かかるため、短期的な費用対効果を求めると「意味がない」と感じやすくなります。
加えて、AIの普及により検索行動が変化する可能性もあるため、中長期的な視点で運用方針を見直す必要があるでしょう。
PVは増えたのにリード獲得につながらないのはなぜですか?
コンバージョンまでの導線設計が不足していることが最も多い原因です。
PVが増えても、CTA配置や内部リンクなどの全体設計が整っていなければ、読者は行動に移りません。
PV至上主義から脱却し、利益直結型のオウンドメディア運用に切り替えていくことが重要です。
SEO対策をしないとどうなる?
オーガニック検索からの流入が伸びず、見込み顧客に記事が届かない状態になります。
キーワード選定やコンテンツの最適化をしていないと、競合の記事が先に読まれ、問い合わせやリード獲得の機会を逃してしまいます。
オウンドメディアで成果をだしたい場合は、SEOの観点で設計・運用を整えておきましょう。
オウンドメディアで成果をすための包括的なSEO対策については、「オウンドメディアのSEO対策|失敗しないための施策」の記事をご覧ください。

オウンドメディアの運用を見直すポイントは?
目的・導線設計・SEO施策・運用体制の4点を総合的に見直すことが重要です。
ゴール(問い合わせ・資料DLなど)が明確か、記事からコンバージョンまでの導線が設計されているか、キーワード選定が適切か、そして継続できる体制が整っているかを確認しましょう。
外注の進め方を押さえたい場合は、「【負担軽減】SEO対策は外注すべき!内製化との徹底比較3選|費用対効果や外注先の選び方も紹介」も参考にしてください。

オウンドメディアはやめたほうがいいケースはありますか?
見込み顧客が検索行動をしない市場や、リソースが確保できない場合はやめることも選択肢です。
SEO投資を回収できる見込みが立たないケースも同様です。ただし「問い合わせが増えていない=意味がない」と感じている場合は、設計や導線に課題があるケースも多いため、やめる前に全体設計を見直してみましょう。
オウンドメディアの運用代行やコンサルティングの費用相場は?
月額10万〜100万円前後が費用相場です。
| 依頼業務 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 記事制作のみ | 月額10万〜30万円 |
| 記事制作+運用代行 | 月額30万〜50万円 |
| 総合SEOコンサルティング | 月額50万〜100万円 |
「どこまでを自社で担い、どこからを外注するのか」を整理したうえで、複数社に相談し比較検討することをおすすめします。
コンサルティング会社の選び方については、「オウンドメディアコンサルティング会社おすすめ比較|選び方と費用相場」で詳しく解説しています。

オウンドメディアとブログの違いは?
ビジネス成果から逆算した戦略設計があるかどうかが最大の違いです。
オウンドメディアはKW設計・導線設計・目標管理を通じてコンバージョン獲得を目指すのに対し、ブログは自由なテーマで情報発信することが中心です。
企業が「ブログ」と呼んでいても、戦略に基づいて運用されていればオウンドメディアと同等の役割を果たせます。
オウンドメディアを継続できない場合の対処法は?
運用体制の見直し・更新頻度の最適化・成果の可視化の3点から着手しましょう。
専任担当を置く、月10本から月4本に減らして質を優先する、目標を設定して小さな成果を見える化するなどの対策が有効です。
それでも難しい場合は、外部のSEOコンサルに戦略設計から運用まで一括で依頼するのも選択肢のひとつです。
