「工務店にSEO対策は必要なのか?」
「競合サイトは検索上位なのに、うちのホームページだけ検索にでない…」
こうした集客の悩みを抱える工務店様も多いでしょう。
工務店のSEO対策でもっとも大切なのは、ページごとにユーザーが検索する「対策キーワード」を決めて、タイトルやコンテンツに反映することです。
とはいえ、どんなページにどのようなキーワードを当てはめるべきなのか、競合サイトに勝てないときはどうしたらいいのか不安は尽きません。
この記事では、工務店がSEO対策で成果を出すための戦略と施策を網羅的にまとめました。
最後まで読めば、専門知識を持たない経営者やスタッフの方も、検索上位に上がるサイトが作れるようになります。
福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール
弊社では、どの業種にも応用できる「SEO成功事例集」を用意しています。当記事の内容と併せて読めば、より具体的なイメージが掴みやすくなりますので、ダウンロードして保存しておくのがおすすめです。
工務店のSEO対策とは
工務店におけるSEO対策とは、「あなたのエリア名 +工務店」「あなたのエリア名+注文住宅」といったキーワードで調べたときに上位表示させる対策を指します。
なぜ、キーワードを上位表示させる必要があるのでしょうか。
あなたのサイトの見込み客である、工務店を探しているユーザーは、たとえば「横浜 工務店」「横浜 注文住宅」といったキーワードで検索することが多いためです。
「調べることが多い」と書きましたが、実際にどのくらい検索されているのかは「Google キーワードプランナー」というツールで月間検索ボリュームを調べればわかります。

なお、Googleマップの検索順位を上げる対策は「MEO」と呼ばれる、まったく別の対策なので、混同しないようにしましょう。
工務店でSEO対策が重要な3つの理由
工務店でSEO対策が重要だといわれる理由は、次の3つが考えられます。
ホームページで依頼先を探しているユーザーが50%以上
工務店の集客ではWeb経由の割合が大きいため、SEO対策は非常に重要です。
2025年にアットホーム株式会社が実施した「注文住宅を建てるまで」実態調査では、購入を検討している人の約半数(47.5%)が、ホームページ経由で工務店やハウスメーカーを探していたことが分かりました。

注文住宅を検討する顧客はWeb検索で情報収集するケースが多く、Google検索で上位表示できれば訪問者数が増え、その中からお問い合わせや資料請求につながる割合も高まります。
広告と違ってアクセスが集まり続ける
SEO対策は、集客を安定させるという意味でも有効です。
工務店様は、紹介やポータルサイトへの掲載で案件を獲得しているケースも多いでしょう。ただ、紹介を受けるためには人が動き続ける必要がありますし、ポータルサイトは掲載日が年々高騰しています。
一方、SEO対策は表示されるまで時間がかかるものの、一度上位表示されれば長期的に集客し続けられます。
福田卓馬ホームページを検索上位に上げておくことは、売上を安定させるという意味でも重要です。
自社のこだわりや想いが比較の判断材料になる
住宅購入検討者の中には、想いやこだわりに共感できる工務店を選ぶ人も多いです。
自社サイトに想いやコンセプトを掲載しておくと、SEO対策で上位表示させたサイトの訪問者が顧客へと変わり、最終的に潜在顧客の拡大につながるでしょう。
弊社が支援したスマイルウィズ株式会社様は、検索してもまとめサイトばかりが並び、自社サイトが誰の目にも触れていませんでした。
そこでサイトを作り直し、届けたい相手ごとに中身を組み直したところ、それまでゼロだった自社サイト経由の問い合わせが、毎月2件以上も安定して届くようになったのです。
福田卓馬地域で選ばれるかどうかは、検索結果の見え方で決まります。
工務店がキーワードを選ぶ手順
工務店がキーワードを狙うとき、次のような手順でリサーチしていきます。
手順1:対応エリアの地名を「市区町村+町名」まで書き出す
まずは、あなたの工務店の施工エリアに入っている県・市・町の地名をすべて書き出してみましょう。
受注実績がなくても問題ありません。
同じ注文住宅でも、都道府県単位で狙うのか、町単位で狙うのかによって、競合サイトの強さが変わってきます。
| 粒度 | 例 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 都道府県 | 神奈川 注文住宅 | 大手と競合する。後回しでよい |
| 市区町村 | 横浜 工務店(月200回) | 主戦場。ここから着手する |
| 区・町名 | 横浜市青葉区 工務店 | ツールで数字が出ない=競合もいない |
町名などのキーワードは、検索ボリュームがゼロと表示されるケースも多いですが、あきらめる必要はありません。
たとえ毎月数件しか検索されていないキーワードでも、工務店を探している熱量の高いユーザーを集められば、成約につなげられる可能性は十分にあります。
福田卓馬自社エリアをエクセルやスプレッドシートに洗い出してみましょう。
手順2:地名と組み合わせるキーワードを広げる
対策したいエリア名をリストアップしたら、キーワードを掛け合わせていきましょう。
工務店を探しているユーザーのなかにも、依頼への検討がどこまで進んでいるかによって、キーワードが変わってくるためです。
| 組み合わせるキーワード | 例 | 検討の段階 |
|---|---|---|
| 工務店 | 横浜 工務店 | 工務店を探している |
| 注文住宅 | 横浜 注文住宅 | 建て方を探している |
| 住宅会社 | 横浜 住宅会社 | 会社を探している |
| ハウスメーカー | 横浜 ハウスメーカー | 大手と比べている |
| 平屋・二世帯などのスタイル | 横浜 平屋 | どんな家を建てたいか決まっている |
| リフォーム・リノベ | 横浜 リノベーション | 建て替えか改修かで迷っている |
エリア名が30個あれば、これだけで180種類ものキーワードを見つけられます。
手順3:検索ボリュームを調べる
キーワードをリストアップしたら、検索ボリュームを調べてみましょう。
どれだけ自社サイトに合ったキーワードでも、実際にユーザーが検索していなければ、集客にはつながりません。
| ツール | 費用 |
|---|---|
| ラッコキーワード | 無料プランあり |
| Google キーワードプランナー | 無料(Google広告のアカウントが必要) |
ラッコキーワードでキーワードを調査してから、そのキーワードの検索ボリュームをキーワードプランナーで調べるという流れです。
ボリュームが出たら、次のような基準で振り分けていきましょう。
- 100回未満:成約に近いキーワードを狙う
- 月間100〜1,000回:メインで狙いたい
- 月1,000回〜:エリア名を足して分割する
手順4:上位表示されているキーワードを拾う
新しいキーワードを狙わなくても、あなたのサイトですでに評価されているキーワードを最優先で狙いましょう。
検索上位に上がっているキーワードは、すでに評価されているため、検索順位が上がりやすく成果が出るのも早いです。
無料登録できる「Googleサーチコンソール」というツールを使えば、あなたのサイト・ページで取れているキーワードをみられます。
Googleサーチコンソールを開いたら、検索パフォーマンスを開きます。表示回数をクリックして、表示されている回数の多い順に並び替えましょう。

対策キーワードで実際に検索してみて、表示されている自社サイトのページのタイトル、見出しタグにそのキーワードを加えましょう。
手順5:大手ハウスメーカーとポータルが埋めている検索結果を外す
キーワードの優先順位を決めるとき、もしくは不要なキーワードを外すときは、実際の検索結果をチェックしましょう。
上位サイトがポータルサイトや、あなたの工務店よりもずっと規模の大きい会社だった場合、上位表示は困難です。
具体的には、次のようなキーワードが挙げられます。
- SUUMO・HOME’S・アットホームなどが上位を占めている
- AI Overviewや広告ばかり並んでいる
- 上位10件がほとんどハウスメーカーの公式サイト
工務店のSEO対策で作りたいページ6つ
工務店のSEOは、ページごとに「狙うキーワード」を決めて作るのが基本です。
検索する人の悩みに合わせてページを用意すれば、成約に近いアクセスを集められます。ここでは、どのページで何を狙うのかを具体的に紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
トップ・地域ページで「地名+工務店」を狙う
エリア名+工務店・注文住宅のキーワードは、トップページで狙うのが基本です。
複数のエリアを対応しており、どのエリアをメインにするか決めきれない場合は、エリア別ページを用意しましょう。
エリア名の入ったキーワードは、全国対応の大手サイトと競合しづらく、来店やお問合せにもつながりやすい当たりキーワード。ページタイトルや見出しに対策キーワードを入れましょう。

「〇〇市」だけでなく「〇〇市✕✕町」まで細かく記載しておくと、見込み客にピンポイントで届きます。
狙うキーワードの検索数の調べ方は、「狙うべき検索ボリュームの目安&上位表示のコツ!調べ方とおすすめツール3選も紹介」で詳しく解説しています。

施工事例ページで「地名+工務店+特徴」を狙う
施工事例ページがあると、比較検討に強くなります。
ユーザーは基本的に複数の工務店を比較しながら、どこに依頼しようか絞り込んでいきます。
事例が多ければ信頼性が高められるだけでなく、自分が建てたい家のイメージと合っていれば、そのままお問合せにもつながるでしょう。
次のように、実績や完成イメージを具体的に掲載すると効果的です。

ユーザーのこだわりを表すようなキーワードを入れることで、さらに検索からのアクセスも狙えます。
- 地名+工務店+自然素材
- 地名+工務店+デザイン
- 地名+注文住宅+間取り
工務店はモデルハウスを展示する機会が少なく、施主にとって「どんな家が建つのか」を想像しづらい課題があります。施工事例があれば、外観や内装の雰囲気が伝わります。
サービス・性能ページで「注文住宅+機能」を狙う
耐震や断熱といった住宅性能にこだわるようなユーザーには、機能名の対策キーワードをサービスページで狙いましょう。
このような検索をするユーザーは、理想の住まいのイメージが固まっていることが多く、ユーザーの希望と自社の強みが一致すれば問い合わせにつながりやすいです。
自社がアピールする機能に合わせて、次のようなキーワードでサービスページを用意しましょう。

費用ページで「注文住宅+相場」を狙う
予算に悩む層は「注文住宅 相場」で調べるため、費用の目安を示すページが有効です。
資金計画は家づくりの大きな不安要素です。おおまかな費用感を提示すれば、検討初期のユーザーのニーズに応えられます。

費用に関するキーワードには、次のパターンがあります。
- 注文住宅+坪単価
- 注文住宅+見積もり
- 工務店+坪単価+ランキング
自社の料金目安やシミュレーションを載せると比較検討しやすくなります。ただしローンなど金融系は専門知識が必要なため、内容に応じて専門家の監修も検討しましょう。
お客様の声で信頼を獲得する
高額な住宅購入では、実際の口コミが「この工務店なら安心」という決め手になります。
Webサイトを見ただけですぐ契約を決める人はほとんどいません。実際の声や写真があると、来店前でも安心感を与えられます。
次のように、施工したお客様の口コミや写真を紹介しましょう。

「注文住宅 口コミ」と検索して失敗を避けたい層にも届くため、信頼獲得と集客の両面で効果的です。
Q&A・家づくりの流れで不安を解消する
よくある質問と家づくりの流れを示すと、「失敗したくない」層の不安を解消できます。
住宅購入は一生に一度の大きな買い物です。一問一答のQ&Aページを用意すると、疑問をその場で解決して検討を進めてもらえます。よくある質問には、次のような例があります。
- 費用はどのくらいかかるのか
- 建てた後のアフターサービスはどうなっているか
- 提携しているローン会社はあるか
あわせて、家づくりの流れをステップで示すと、初めての人でも安心して進められます。

「注文住宅 失敗」「注文住宅 注意点」で調べる慎重な層の不安に応えることで、信頼されるサイトに近づきます。
建築会社・工務店が実施するべきSEOの内部対策3選
SEO内部対策とは、サイト内部の構造や設定を整え、検索エンジンに正しく理解・評価してもらうための施策です。適切に行えば、検索順位が上がり、見込み客に選ばれるサイトへと成長します。
特に重要なのは、次の3つです。
タグを適正化する
検索エンジンは、ページ内のHTMLタグを手がかりにコンテンツの内容を理解するため、適切なタグ設定が必要です。
得に、以下のタグは、検索順位やクリック率に直結します。正しく整備されているかを確認しましょう。
| 項目 | 記載例 | 役割 |
|---|---|---|
| タイトルタグ | <title> | ページの内容を伝える |
| 見出しタグ | <h1><h2> | コンテンツ構造を伝える |
| 画像の代替テキスト | <img alt=”…”> | 画像の内容を検索エンジンに伝える |
不要なタグや不適切な使い方は、検索エンジンからの評価を下げる原因になります。定期的に点検・修正し、常にタグを適正化するよう心がけましょう。
関連する内部リンクを配置する
内部リンクとは、同じサイト内で関連するページや記事へつなぐリンクのことです。ページ内に内部リンクを適切に配置することで、以下のメリットがあります。
- ユーザーのサイトの滞在時間が延びる
- 検索エンジンにサイトの構造を正しく伝えられる
- 検索エンジンの評価が上がり、上位表示されやすくなる
例えば「家づくりの費用を抑えるポイント」を解説する記事に「実際の建築費用例」を紹介するページへの内部リンクを設置すると、関連性が高くSEO効果も期待できます。

ただし、無関係なリンクや過剰な設置は逆効果になります。必ず記事のテーマの関連性を考慮して内部リンクを配置しましょう。
内部リンクを配置するポイントについては、関連記事「【徹底攻略】内部リンク施策によるSEO効果を最大化させるポイント7選!効果的な設置場所も紹介」にて詳しく解説しています。

ページの読み込み速度を改善する
ユーザーにストレスを与えない速さでサイトの閲覧や操作ができるのも、検索エンジンの評価ポイントのひとつです。
福田卓馬読み込み速度は「PageSpeed Insights」を使うと測定できます。

自社サイトのページの読み込みが遅いと感じる場合は、画像の圧縮やソースコードの軽量化などで改善しましょう。
建築会社・工務店が実施するべきSEOの外部対策3選
外部対策とは、自社サイトの外部から評価を高めるための取り組みです。検索エンジンはサイト外からの信頼も評価するため、適切な外部対策で検索順位の向上や集客につながります。
工務店が取り組むべき外部対策は、以下の3つです。
他サイトからのリンクを増やす
外部対策で特に効果が大きいのが、他のサイトから自社サイトへ紹介してもらうことです。専門用語で「被リンク」とも言います。

外部サイトにリンクが掲載されると、検索エンジンからの評価が高まり、結果的にSEO効果が向上します。
ただし、どのサイトに掲載されるかによって効果は大きく変わります。工務店の場合は、以下のような地域性や業界性のあるサイトが効果的です。
- 地域ポータルサイト
- 住宅関連の専門メディア
- 建築関係の取引先の会社
地元イベントへの参加や、日頃から取引のある企業を通じて紹介してもらうと、リンクを獲得しやすくなります。
一方で、リンクを購入したり、地域や業種と無関係のサイトに掲載したりすると、かえって評価を下げるリスクがあるため注意が必要です。
福田卓馬あくまで、自社と関連性が高く自然な形でのリンク獲得を意識しましょう。
また、外部のリンクを集める方法については、関連記事「【丸わかり】被リンクを増やす方法10選!具体例や注意すべきポイントも紹介」にて詳しく解説しています。

地域密着の情報発信で認知度を高める
地域に密着した情報発信は、SEO効果とブランディングの両方に効果的です。地元での認知度が高まれば、検索結果に反映されやすくなり、自然と集客にもつながります。
例えば、住宅イベントに参加した様子をブログやSNSで紹介すると「この地域の工務店だ」と認知されやすくなり、地域名を含む検索でもヒットしやすくなります。
福田卓馬訪問者が増え、見込み客の目に留まりやすくなるでしょう。
継続的な地域情報の発信は、集客と顧客の信頼獲得につながるため、積極的に取り組んでみてください。
ローカルSEOについて、詳しくは以下の動画で弊社社長が宇宙一わかりやすく解説していますので、併せて参考にしてください。
Googleビジネスプロフィールを整える
家づくりを検討しているユーザーの中には、Google検索やGoogleマップを活用して工務店を探している方も多くいます。
そのため、Googleビジネスプロフィールを充実させておくことで検索結果や地図に表示されやすくなり、見込み客に見つけてもらえる可能性が高まります。

福田卓馬加えて、ユーザーに安心感と信頼性を与えられる点もメリットです。
工務店が掲載しておきたい主な情報は以下のとおりです。
- 企業情報
- 住所
- 電話番号・メールアドレス
- ホームページのURL
- 施工写真
- 本社の外観写真
特に地元で工務店を探しているユーザーにとっては、こうした情報が決め手になることも少なくありません。
自社サイトの整備とあわせてGoogleビジネスプロフィールの設定も忘れずに行いましょう。
工務店がSEO対策をする際の注意点
工務店がSEO対策をする際には、以下の点に注意が必要です。
本章を参考に、無駄な労力やリスクを避けながらSEO対策を進めましょう。
ビッグキーワードを避ける

工務店の場合、競争の激しいビッグキーワードを狙うのは現実的ではなく、得策とも言えません。
月間検索回数が多いキーワードのこと。検索回数に明確な定義はないが、月間で1万回以上が一つの目安とされている。
例えば、「注文住宅」や「一戸建て」などのキーワードが該当する。
ビッグキーワードで検索上位を獲得できれば、認知やブランディングの面で大きなインパクトを残せます。
工務店のWebサイトは、小規模でドメインパワーも弱い傾向があるため、大手企業に比べてビッグキーワードでの上位表示は難しいです。ミドルキーワードやロングテールキーワードで上位表示を狙うとよいでしょう。
キーワードの検索回数の目安や調べ方ついては、関連記事「【完全解説】検索ボリュームの目安と上位表示のコツ!対策と調べ方3選も紹介」にて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

ペナルティを避けるために専門知識を学ぶ必要がある
SEO対策を適切に実施するには、専門知識が必要です。
間違った方法でSEO対策をしてしまうと、Googleからペナルティを受け、Webサイトの評価が下がってしまうリスクがあります。
ペナルティ対象となる例には、以下のような行為が挙げられます。
- 低品質な記事の量産
- 無関係なWebサイトとの相互リンク
- キーワードを過剰に詰め込んだSEO対策
そのため、SEO対策を実施していく際には、常に最新のアルゴリズム動向に基づいたSEOの知識と運用ノウハウを学習することが大切です。
福田卓馬信頼性のある資料や実績豊富なプロからのアドバイスを活用し、適切なSEO対策を進めましょう。
定期的なメンテナンスをする必要がある
Webサイトは一度作ったら終了ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
なかでも重要なのがコンテンツの更新です。多くのユーザーは検索結果を見た際、情報の鮮度や更新日から信頼性を判断し、クリックするかどうかを無意識に決めています。
特に以下に該当する記事を見つけたら、更新(リライト)するようにしましょう。

常に最新の情報を発信し続けることで、ユーザーからの信頼を得やすくなり、結果としてサイト内のコンテンツにも目を通してもらえる可能性が高まります。
福田卓馬その他、Webサイト全体の定期的な見直しも大切です。
Googleは年に数回、アルゴリズムのコアアップデートを実施しており、その影響で自社サイトの検索順位や評価が変動することがあります。
検索順位が大幅に下がり評価が下がってしまった場合は、Webサイト内のコンテンツやサイト構造を見直す必要があります。
アップデートのタイミングでは、自社サイトの評価が下がっていないかを必ずチェックするようにしましょう。
工務店のSEO対策は外注すべきなのか
SEO対策は自社でも取り組めますが、成果を早く出したい場合は外注も有力な選択肢になります。
ここでは、内製と外注をどう見極めるか、外注した場合の費用相場、そして工務店ならではの費用対効果を順に解説します。
自分でやる場合とプロに任せる場合の判断軸
SEOを内製するか外注するかは、社内に割ける「時間」「人員」「専門知識」の3つで判断できます。
SEOは記事作成やサイト改善を継続する必要があり、片手間では成果が出にくい施策です。日常業務で手一杯なら、無理に自社で抱え込むより外注したほうが早く前に進みます。
内製と外注、それぞれが向いている工務店の特徴は次のとおりです。
| 内製が向く工務店 | 外注が向く工務店 |
|---|---|
| SEOを学ぶ時間と担当者を確保できる | 本業が忙しく人手を割けない |
| まずコストをかけず自社で試したい | できるだけ早く成果を出したい |
| 更新や改善を社内で続けられる | 何から手をつけるべきか分からない |
まずは自社の体制を見極め、手が回らない施策だけをプロに任せる形から始めるのがおすすめです。
外注できる仕事内容や失敗しない依頼先の選び方を知りたい方は「SEO対策は外注すべき?依頼できる仕事内容と失敗しない外注先の選び方」で詳しく解説しています。

工務店がSEOを外注した場合の費用相場
工務店がSEOを外注する費用は、依頼する施策範囲によって月5〜50万円が目安になります。
費用は「コンサルティングだけ」か「記事制作やサイト設計まで任せるか」で大きく変わります。依頼範囲が広いほど費用は上がると考えておきましょう。
| 依頼の種類 | 費用の目安 |
|---|---|
| SEOコンサルティング | 20〜50万円/月 |
| SEOサイト設計 | 10〜数100万円/プロジェクト |
| コンテンツSEO(記事制作) | 5〜50万円/月 |
まずは予算と目的に合う範囲から依頼し、成果を見ながら広げていくと失敗を避けられます。
平均受注単価から考える費用対効果
工務店は1件あたりの受注単価が大きいため、SEO費用は数件の受注で十分に回収できます。
注文住宅は数千万円規模の高額商材です。1件受注できたときの利益が、SEOにかける費用を大きく上回ります。
実際の数字で見てみましょう。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 注文住宅の建設費(全国平均) | 約3,512万円 |
| 工務店の粗利率の目安 | 20〜25% |
| 1棟あたりの粗利 | 約700〜880万円 |
仮にSEOへ年間300万円(月24万円ほど)を投じても、検索経由で年3件受注できれば十分に投資を回収できる計算です。広告のように出稿し続ける必要がなく、上位表示されれば継続的に見込み客を集められる点も強みといえます。
受注単価の大きい工務店ほど、SEOは費用対効果の高い集客手段です。本気で成果を出すなら、実績のあるSEO会社へ相談するのも近道になります。会社選びのポイントは、「【2026最新】SEO対策会社おすすめ30選!選び方や悪質業者の見分け方・費用相場・事例まで紹介」で確認できます。

とはいえ「現場の合間に自社で続けられる自信がない」「どこまでを任せればいいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEでは、発注前の確認項目をまとめた『SEO依頼マニュアル』を無料配布しています。
任せる範囲の決め方と会社の見極め方を知っておきたいなら、ダウンロードしてご活用ください。
なお、そもそもSEOに投資すべきかどうかから迷っている方向けに、工務店が取り組むべきタイミングとその理由を動画でも解説しています。
よくある質問
最後に、工務店のSEO対策でよく寄せられる質問をまとめました。
工務店のSEO対策は自分でもできますか?
基本的な施策は自社でも取り組めます。
本記事の手順1〜5で紹介したキーワード選定と、タイトル・見出しの修正までは、専門知識がなくても進められます。Googleサーチコンソールもキーワードプランナーも、無料で使えるツールです。
判断が分かれるのは、記事の量産と被リンクの獲得です。ここは時間と知識が必要になるため、月に何時間を割けるかを決めてから、足りない部分だけを外注しましょう。
SEOで成果が出るまでどのくらいかかりますか?
一般的に3〜6か月が目安です。
公開したページがGoogleに認識されるまでに数週間、そこから順位が動きはじめるまでに、さらに数か月かかるためです。
ただし、すでに検索結果に表示されているページのタイトルを直す場合は、1〜2か月で動くこともあります。手順4で紹介したサーチコンソールの使い方が、もっとも早く結果の出る方法です。
工務店が最初に狙うべきキーワードは?
「地名+工務店」など地域を含むキーワードがおすすめです。
検索している人があなたの施工エリアの中に住んでいるため、来店や問い合わせにつながりやすいからです。
検索ボリュームは月100〜1,000回が目安です。これより多いキーワードは、大手ハウスメーカーやポータルサイトが上位を占めています。市名で難しければ、区名や町名まで下ろすと競合が減ります。
ホームページがなくてもSEO対策はできますか?
自社サイトがないとSEOの効果は限定的です。
検索結果に表示させる受け皿がないためです。
ただし、Googleビジネスプロフィールを整えれば、Googleマップの検索結果には表示されます。「あなたのエリア名+工務店」で検索したときに出てくる地図の枠がそれです。まずはビジネスプロフィールの登録から始めて、並行して自社サイトを用意しましょう。
建築会社・建設業でもSEO対策は工務店と同じですか?
基本の考え方は同じですが、狙うキーワードが変わります。工務店は「地名+工務店」など地域名との掛け合わせが軸になるのに対し、建築会社や建設業は「工事内容+地名」や取引先向けのBtoBキーワードが中心です。自社が受注したい案件から逆算して選びましょう。
工務店のSEOは、キーワード選定から内部・外部対策、費用対効果の見極めまでやるべきことが幅広くあります。まずは自社でできる部分から着実に取り組みましょう。
なお、集客が伸びて問い合わせが増えてきた段階では、工務店の見積や工程、原価、顧客情報などを一元管理できる、建設業に特化したクラウド型の業務管理サービス「アイピア」のようなツールを活用すると業務対応を安定させやすくなります。
とはいえ「自社の商圏で上位を取れるのか分からない」「近隣の同業と比べて何が足りないのか見えない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEの無料相談では、現状分析と勝ち筋の見立てをその場でお出ししています。
商圏の競合を踏まえて勝てる見込みをお伝えしますので、お気軽にご相談ください。


