GA4で参照元を調べるなら、レポートの「集客」から「トラフィック獲得」を開くだけで、たった3クリックで出せます。
どのページから来たのか知りたいなら、プラスボタンから「参照元URL」を追加すれば、より詳細なデータがわかります。
福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール
GA4の流入元を見るための指標
GA4のレポートに並ぶ流入元の列は、参照元とメディアと参照元URLの3つです。3つとも分かる範囲が違うので、順に見ていきましょう。
参照元でサイト名を見る
参照元は、ユーザーが自社サイトに来る直前にいたサイトの名前を示す指標です。
Googleアナリティクス4(GA4)は、ブラウザが送るリファラーからサイト名を取り出しています。よって一覧には、ドメイン名かサービス名の形で並びます。
ユーザーが直前に見ていたページのURLを、ブラウザが次のサイトへ渡す情報。
実際にレポートへ並ぶ参照元は、以下のとおりです。
| 参照元 | どこから来たか |
|---|---|
| Google検索 | |
| t.co | X(旧Twitter) |
| chatgpt.com | ChatGPT |
| (direct) | 参照元が取れなかった流入 |
レポート上では、以下の位置に参照元の列が並びます。
【画像①|GA4のトラフィック獲得レポートで参照元の列が表示されている画面/alt:GA4のトラフィック獲得レポートで参照元を確認している画面】
ただし参照元に出るのはサイト名までなので、どのページから来たかまでは分かりません。
福田卓馬(direct)の中身はあとで読み解けるので、まずは並んでいる名前を眺めるだけで十分です。
メディアで流入の種類を見る
メディアは、ユーザーが参照元のサイトから自社サイトへどんな経路で来たかを示す指標です。
同じgoogleでも、検索結果から無料で来た流入と、広告から来た流入が1つに混ざっています。メディアを見れば、無料か広告かを1列で見分けられます。
よく出てくるメディアは、以下のとおりです。
| メディア | どんな経路か |
|---|---|
| organic | 検索結果からの無料の流入 |
| cpc | 検索広告からの流入 |
| referral | ほかのサイトのリンク |
| ai-assistant | 生成AIの回答のリンク |
| (none) | 経路が取れなかった流入 |
もちろんメディアだけでは、広告のどのキャンペーンから来たかまでは分かりません。
福田卓馬ai-assistantは2026年5月に追加されたメディアで、4月までの期間はreferralに混ざったままです。
参照元URLでページを特定する
参照元URLは、自社サイトへのリンクが貼られていたページのURLを示す指標です。
参照元URLには、ユーザーがリンクをたどる直前に開いていたページのURLが記録されます。どの記事で紹介されたのかを名指しできます。
参照元URLに並ぶのは、以下のような形です。
| リンク元 | 参照元URLに出る形 |
|---|---|
| noteの記事 | note.com/〜/n/ab12 |
| Xのポスト | t.co/ab12cd |
| 他社のブログ | example.jp/blog/ |
ただし参照元URLは「カスタム定義」に1回登録が要り、登録した日からのデータだけが貯まります。
福田卓馬まずは参照元とメディアの2列で全体をつかみ、記事単位で追いたくなってから足せば十分です。
GA4で流入元を確認する方法【3クリック】
GA4で流入元を見る操作は、「トラフィック獲得」の1画面だけで終わります。開くまでが3クリックで、続きは列と期間を合わせるだけです。
集客レポートを開く
GA4の左メニューから「レポート」を開き「集客」の中の「トラフィック獲得」を選びます。

トラフィック獲得は、セッション単位で流入元をまとめた画面です。
左メニューに「レポート」が出ないなら、管理者に「閲覧者」の権限を付けてもらいましょう。
参照元メディアに切り替える
表の左上の「▼」を押して、「セッションの参照元/メディア」に切り替えます。

初期表示の「セッションのデフォルトチャネルグループ」では、OrganicやReferralといった大枠の括りでしかわかりません。
流入元のサイト名まで見たいなら、「セッションの参照元/メディア」を選択します。
期間を指定する
トラフィック獲得レポートの右上の日付をクリックして、見たい期間を選ぶと一覧が入れ替わります。

初期表示は直近28日間です。今月のデータと、先月の同日比を比べたいときなどは、期間を指定しましょう。
今月や先月といった括りなら左メニューから、自由に決めたいなら日付の数字を「始点>終点」の順番でクリックします。

ここまでで、流入元の一覧を出すところまでできました。
\無料かつ30秒でダウンロードできる/
GA4で出てきた流入元の読み方
参照元を見ても意味がよくわからないという方は、流入元ごとの読み方を押さえておきましょう。
- google / organic(検索流入)
- direct(直接流入)
- referral(SNSや他サイトからの流入)
- ai-assistant(生成AI流入)
- not set(値が取れなかった流入)
- 自社ドメイン(途切れた流入)
google / organic(検索流入)
google / organicは、Google検索から来たリスティング広告を除いた流入です。検索エンジンによって次のように分けられます。
| 参照元 / メディア | 検索エンジン |
|---|---|
| google / organic | |
| bing / organic | Bing |
| yahoo / organic | Yahoo! |
どのキーワードで検索されたかはこのレポートに残りませんが、Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」に残ります。
福田卓馬検索流入は、Webサイトにおいて非常に重要な流入元です。
direct(直接流入)
(direct) / (none)は、端的にいえばどこから来たのか判定できなかった流入源です。
とはいえ、参照元がつかなかった原因は主に次のように分けられるため、ある程度の推測は可能です。
| 開き方 | 参照元が付かない理由 |
|---|---|
| URLを直接入力 | 前のページが存在しない |
| ブックマーク | 前のページをブラウザが渡さない |
| メールソフト・アプリ | ブラウザの外からリンクを開く |
ページがブックマークされたり、一度調べ物をしてセッション切れになってから戻ってきた人が多ければ、directからのアクセスは増えます。
福田卓馬データが取れないから悪い、とは一概には言えないということですね。
referral(SNSからの流入)
referra(リファラル)は、外部サイトやSNSからアクセスしてきた流入です。
SNSの場合、種類によって次のように表記されます。
| SNS | 参照元の表記 |
|---|---|
| X | t.co |
| ig(l.instagram.com) | |
| facebook.com | |
| YouTube | youtube.com |
SNSで投稿した日の日付と照らし合わせれば、投稿からブログやWebサイトにアクセスしてもらえているかどうか分かります。
プレスリリースを打った時などもreferralの値をチェックしてみましょう。
referral(他サイトからの流入)
referralは、ほかのサイトに貼られたリンクから来た流入です。参照元には、次のようにリンク元のドメインが省略されずに入ります。
| 参照元 | どこに貼られていたか |
|---|---|
| prtimes | プレスリリース配信 |
| youtube.com | 動画の説明欄 |
| note.com | noteの記事 |
どのページに貼られたかまでは、参照元URLを足したときだけ分かります。
referralが増えた月は、どこかで紹介された合図です。
ai-assistant(生成AI流入)
ai-assistantは、ChatGPTやGeminiの回答にあるリンクから来た流入です。生成AIによってそれぞれ次のように表記されます。
| 生成AI | 参照元の表記 |
|---|---|
| ChatGPT | chatgpt.com |
| Gemini | gemini.google.com |
| Claude | claude.ai |
| Copilot | copilot.com |
注意点として、Google検索に表示されるAI概要(AI Overview)はここに含まれず、google / organicに混ざります。
福田卓馬近年ではAI検索が増えてきており、google / organicの低下と反比例して、ai-assistantが増えているかチェックすることも大切です。
not set(値が取れなかった流入)
(not set)は、GA4が参照元の値を決めきれなかった流入です。出やすい場面は、次のように分けられます。
| 場面 | どう読むか |
|---|---|
| 当日のデータ | 期間を前日までにして見直す |
| 新しい生成AI | 分類せず件数だけ数える |
| 広告の計測漏れ | 広告管理画面のクリック数と比べる |
当日ぶんの(not set)は、翌日以降に正しい参照元へ振り替わる傾向にあります。
自社ドメイン(途切れた流入)
自社ドメインが参照元に並ぶのは、セッションが途中で切れて2件に分かれた流入です。切れやすい構成は、次のように分けられます。
| 構成 | 途切れる場面 |
|---|---|
| 外部の決済サービス | 支払いから戻ったとき |
| 別ドメインのフォーム | 送信完了ページ |
| サブドメインの分離 | ドメインをまたいだとき |
決済やフォームで別のドメインへ移ると、戻ってきたときに新しいセッションとして数えられます。
設定を変えなくても、自社ドメインの行を読み飛ばせば外部からの流入だけを比べられます。
GA4で流入元の質を判断するポイント
さらに発展して、今のアクセス比率が良いのか悪いのかを判断する方法も知っておきましょう。
エンゲージメント率で比べる
流入元をエンゲージメント率で並べ直すと、セッション数の順位とは入れ替わります。
全てのセッションのうち「10秒を超える滞在」「2ページ以上の閲覧」「キーイベント」のいずれかが発生したセッションの割合。
いくら流入元が多くても、エンゲージメント率が低すぎる場合、コンテンツ品質になんらかの問題を抱えている可能性が高いです。
弊社メディアにおけるエンゲージメント率の目安は、以下のとおりです。
| 流入元 | エンゲージメント率 |
|---|---|
| Direct | 34.7% |
| Organic Social | 55.5% |
| Referral | 64.6% |
| Organic Search | 69.6% |
コンバージョンに結びつく流入
問い合わせや資料請求に近いのは、1,000セッションあたりのキーイベントが多い流入元です。
問い合わせや資料請求など、成果として数えると決めてGA4に指定したイベントのこと。
キーイベントは、実数だけで見ると、当然ながらセッションの多い流入元ほど多くなります。1,000セッションあたりのキーイベント率という指標に直せば、流入の質を測ることができるでしょう。
参考までに、弊社サイトにおける1,000セッションあたりのキーイベント率は以下のとおり。Google検索よりも、ファンのついたSNSのほうが圧倒的にキーイベントが多いと分かります。
| 流入元 | 1,000セッションあたり |
|---|---|
| Organic Social | 24.3件 |
| Referral | 11.8件 |
| Organic Search | 7.3件 |
| Direct | 4.9件 |
福田卓馬ただ、SNSからくるユーザーは「資料をダウンロードしたい」と明確な目的を持ってきていたため、前提が異なります。このデータを見て、じゃあオーガニック流入は必要ないという判断は、早計だといえるでしょう。
AI流入の質を確かめる
自社サイトにおける生成AIからの流入は、エンゲージメント率が高い傾向にあります。
理由として、生成AIの回答を読んだうえでさらに詳しく知りたい、もしくはここの商品が気になるという意図を持ってリンクをクリックするためです。
参考までに、弊社サイトのAIアシスタント経由の結果は、以下のとおりです。
- セッション数は158
- エンゲージメント率は75.9%
- キーイベントは1件
エンゲージメント率は、全チャネル中トップでした。
今後は、オーガニック検索流入と並行して、AI検索での露出を増やしていくことは重要になるでしょう。
福田卓馬AIからの流入は、数字が小さいうちから毎月追っておくと、増えはじめた月にすぐ気づけます。
ここまでで、流入元ごとの質を見分ける指標がわかりました。
とはいえ「LLMOに投資すべきか」「競合はどこまで進んだか」と気になる方も多いのではないでしょうか?『LLMO大全』なら、AI経由の流入を増やす施策をどの順番でやるかまでわかります。
\無料かつ30秒でダウンロードできる/
よくある質問
GA4で参照元はどこから調べますか
レポートの「集客」から「トラフィック獲得」を開きます。列を参照元メディアに切り替えると、chatgpt.comのようなサイト名まで並びます。
特定のページの流入元は調べられますか
GA4の左メニューの「探索」から調べられます。「自由形式」という表を自分で組む画面で、行にページと参照元を並べます。
メールやバナーからの流入を分けて数えられますか
リンクにUTMパラメータを付けると分けられます。付けないままだと(direct)にまとまってしまい、どの施策から来たのかを追えません。
リンクの末尾に付けて、流入元と施策名をGA4へ渡すための文字列。
付け方を知りたい方は、「GA4のUTMパラメータ設定方法」の記事をご覧ください。

ChatGPTからの流入はどのチャネルに入りますか
「AIアシスタント」というチャネルに入ります。ChatGPTやGeminiからの流入が、設定を何も触らないまま1行にまとまります。
ただしGoogleのAI Overview経由は対象外です。AI Overviewからの流入は、google / organicに混ざってしまいます。
AI経由の流入は増やせますか
生成AIに引用されやすい形へ記事を整えると増やせます。ただし月に数十セッションのうちは増減が誤差に埋もれるので、数か月ぶんを並べて判断しましょう。
引用される施策を知りたい方は、「AIO対策とは?AI検索で引用される施策」の記事をご覧ください。

参照元の分析は自社で続けられますか
トラフィック獲得レポートを開くだけなら続けられます。設定を触らなくても、毎月同じ期間で並べれば増えた流入元は見つかります。
ただし調べ終えたあと、どの流入元から伸ばすかは、サイトの規模や商材で正解が変わります。
伸ばす順番の見立てから相談したい方は、「SEO対策会社おすすめ31選」の記事をご覧ください。

ここまでで、流入元の調べ方と読み方がひととおりわかりました。
とはいえ「AIに自社が出ない」「どのページが届かないのか」と気になる方も多いのではないでしょうか?
EXTAGEの『LLMO診断』なら、届いていないページと最初にやる1つがわかります。
\毎月3社様限定・先着順|無料オンライン30分・URLと日程を選ぶだけ/



