「AIO対策って何から始めればいい?」
「どんな施策をやればAIに引用されるのかわからない」
このような悩みを抱えている企業様は多いでしょう。
AIO(AI Optimization)対策とは、生成AIに質問したときの回答で、自社サイトのコンテンツが引用・参照されやすくなるように最適化する取り組みです。
AI回答に自社サイトが引用されれば、AI検索という新しい集客チャネルから、アクセスとお問い合わせを増やせる可能性があります。
この記事では、自社が生成AIに引用されているかの確認方法から、今すぐ着手できる施策7つ、外注の判断基準までをまとめました。
読み終わる頃には、AIO対策として何から手をつければいいかがわかり、AI検索からのアクセスとお問い合わせを増やせます。参考にしてください。

EXTAGE株式会社
代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
EXTAGEでは、AI検索対策の理解から実践までに役立つ「LLMO大全」を用意しています。知名度がなくてもAI検索から問い合わせを増やせる筋道が分かるので、ダウンロードしてご活用ください。
AIO対策とは|AIによる検索や回答生成で引用されるための最適化
AIO対策とは、AI回答が生成されるとき、自社サイトのコンテンツが引用されるようにする取り組みです。
生成AIが登場してから、ユーザーはGoogle検索よりも生成AIに質問して問題解決をするケースが増えました。検索順位を上げるという従来のSEO対策のアプローチだけでは、アクセスが下がり続けます。
ahrefsのデータでは、2023年12月に検索一位のクリック率が7.3%だったのに対し、2025年12月には1.6%にまで低下しています。

福田卓馬AIO対策は、アクセスが減るのを防ぐだけでなく、AI検索という新しい集客チャネルを獲得する取り組みだといえるでしょう。
AIO対策とSEO対策の違い
SEO対策は検索順位を上げる施策なのに対し、AIO対策はAI検索での自社サイトの引用率を高めるための施策です。
SEO対策とAIO対策では、ユーザーと接触する場所が変わります。検索結果の一覧で選ばれるか、生成AIの回答の中で自社名が出るかの違いです。
SEO対策とAIO対策の違いは、以下のとおりです。
- 狙う場所が検索順位から生成AIの回答内へ変わる
- 成果の指標が順位とクリック数から引用の有無へ変わる
- ユーザーが自社サイトを開かず回答だけで終わる
生成AIの回答で自社名が出ると、ユーザーはサイトを開かずに終わります。ただしアクセス数が増えなくても、社名を覚えたユーザーが後から指名検索で戻ってきます。
福田卓馬AI検索の成果は、アクセス数ではなく指名検索の数で見てください。
AIO・AEO・GEO・LLMOの違い
AIO・AEO・GEO・LLMOは引用される場所が違うだけで、打つべき施策はほぼ共通です。
4つとも、生成AIに引用されるための最適化を指すからです。評価している基準もほとんど変わらないため、記事に対して打つ手も近くなります。
4つの用語が指している引用先は、以下のとおりです。
| 用語 | 引用される場所 |
|---|---|
| AEO | 強調スニペット・音声回答 |
| GEO | 生成AIの回答文 |
| LLMO | 言語モデルの推奨・言及 |
ただし、用語の線引きは媒体によって揺れています。どれを名乗るかより引用される記事を作るほうが先です。
福田卓馬用語を調べる時間があるなら、狙うキーワードでAI Overviewが出るかを先に確かめてください。
自社がAIに引用されているかの確認方法
AIO対策を始める前に、自社サイトのどのページが生成AIに引用されているかを確かめましょう。確認する場所は3つに分かれます。
主要キーワードで検索してAI Overviewの引用元を見る
上位を狙いたいキーワードで検索して、AI Overviewの引用元に自社サイトがあるかを見ましょう。
AI Overviewは、Google検索の画面上で目視できるからです。引用元のリンクが並ぶので、自社サイトが入っているかを準備なしに確かめられます。
AI Overviewの引用元を確かめる手順は、以下のとおりです。
どのキーワードから見るか迷うときは、Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」を開きます。表示回数が多い順に並べて選びましょう。
AI Overviewがまったく出ないキーワードは、AIO対策の対象外です。
AI Overviewが出ていたら、右側に並ぶ引用元のリンクを開いて自社サイトを探します。
AI Overviewはブラウザによって出方や内容が変わるため、シークレットウィンドウでも確かめましょう。
福田卓馬引用元に自社サイトがなければ、いま並んでいる競合サイトの見出しを1本ずつ読んでください。
AI Overviewの対策を先に知りたい方は「AI Overview対策6選|表示されない原因と優先順位」の記事をご覧ください。

生成AIに質問してサービス名が挙がるかを見る
ChatGPTやGeminiといった生成AIに質問をして、回答に自社のサービス・商品名が出るかどうかを確かめましょう。
生成AIの回答は、Google検索以外の情報ソースからも構築されています。したがって、たとえ検索1位を獲得していても、ChatGPTの回答には自社名が出てこないといったケースは少なくありません。
生成AIに質問する内容を、参考例としていくつか挙げました。
- 自社のサービス関連でおすすめを聞く
- 「◯◯社はどんな会社か」と聞く
- 競合他社と比べてどうかを聞く
回答の内容はAIによって異なるため、最低でもメジャーなAIであるChatGPT・Gemini・Perplexityの3つすべてで質問してみましょう。
Google アナリティクスでAI経由アクセスを見る
Google アナリティクスの参照元レポートで、自社サイトへ生成AI経由のアクセスがあるかを確かめましょう。
生成AIの回答で自社サイトが紹介され、リンクを踏まれると、Google アナリティクスの参照元にきちんと表示されます。
福田卓馬AIに引用されているかどうかは見落とされがちですが、Google アナリティクスを使えばきちんと可視化できます。
Google アナリティクスの集客>トラフィック獲得を開いて、以下の参照元があるかチェックしましょう。
- chatgpt.com(ChatGPT)
- gemini.google.com(Gemini)
- perplexity.ai(Perplexity)
- copilot.microsoft.com(Copilot)
なお、AI Overviewからの流入だけはGoogle検索と区別できず、Google アナリティクスでは計測できません。
AIO対策のやり方7選
今すぐ着手できるAIO対策を7つ紹介します。いずれも既存サイトの手直しで進められる施策です。
AIクローラーが読める状態にする
robots.txt(ロボットテキスト)でAIクローラーの巡回を許可して、生成AIが自社サイトを読める状態にしておきましょう。
生成AIが回答の材料を集めるために、Webサイトを巡回するプログラム。
robots.txtは、Googleや生成AIのクローラーが自社サイトをどう巡回するのかを指示するための記述です。
当たり前ですが、生成AIのクローラーをブロックしているとサイトの内容を読み取れませんから、どう頑張っても引用されようがありません。
まずは自社サイトのrobots.txtを開いて、4つのクローラー名が「Disallow」になっていないかを確認してください。
| クローラー名 | 集めている生成AI |
|---|---|
| GPTBot | ChatGPT |
| ClaudeBot | Claude |
| PerplexityBot | Perplexity |
| Google-Extended | Gemini |
結論を見出しの直後に置く
記事コンテンツの見出し本文は、できる限り結論ファーストにしましょう。
理由として、生成AIはユーザーから質問されたとき、できる限り回答に近いテキストを抜き出します。ダラダラと背景説明から入っているページは、抽出されにくいということです。
参考までに、引用されやすい書き出し・されにくい書き出しをまとめてみました。
AIO対策とは、生成AIの回答に自社サイトを引用してもらうための施策です。理由は3つあります。
近年、多くの企業が集客に課題を抱えています。背景にはさまざまな要因があり、一概には言えませんが……
すべてのコンテンツを対応するのは骨が折れるため、まずはアクセスの多い記事や検索順位の高い記事から、順番に見直していきましょう。
AIの回答として引用されやすいコンテンツの作り方をより深く知りたい方は「AEO対策とは|おすすめ施策8つと効果測定方法」の記事をご覧ください。

FAQと構造化データを整える
記事の末尾に「よくある質問」を置き、FAQ構造化データをセットで実装しましょう。
ページ内容の意味を検索エンジンや生成AIに伝えるコードのこと。JSON-LDという形式でHTMLに書き足すか、WordPressならプラグインで自動出力する。
質問と答えが1対1で並ぶ形式は、生成AIにとってもっとも抜き出しやすい構造です。構造化データを添えると、質問と答えの対応関係が機械的に伝わります。
記事の末尾に置いておきたい質問は、以下のとおりです。
- 費用はいくらかかりますか
- どのくらいで効果がでますか
- 自社だけで対応できますか
ただし、質問文をユーザーが実際に検索するキーワードのまま書かないと、生成AIは拾えません。
福田卓馬検索流入の多い記事から、3問ずつ足していってください。
一次情報と独自データを載せる
記事には、自社にしか書けない一次情報を入れましょう。
生成AIはWeb上の情報の要約は得意ですが、現場の体験までは生成できません。他サイトにない情報は、引用で自社名を出してもらう理由になります。
一次情報になるものは、以下のとおりです。
- 支援実績の件数と成果数値
- 自社アンケートの調査データ
- 現場で起きた失敗と対処法
- 顧客から実際に届いた質問
ただし、数値に出典と取得時期を添えないと、生成AIは引用をためらいます。
福田卓馬自社アンケートは30人ぶんでも、他社が書けない数字になります。
生成AIに引用される記事づくりを深く知りたい方は「GEO対策とは?AIに引用される7つのポイントと自己診断リスト」の記事をご覧ください。

監修者と著者情報を明示する
記事ごとに、著者・監修者の名前と経歴を明示しましょう。
生成AIは誤った情報を引用しないよう、発信元の信頼性を重視します。Googleが品質評価に使うE-E-A-Tと同じ観点です。
Googleがコンテンツ品質を評価する際に重視する「経験」「専門性」「権威性」「信頼性」という指標のこと。著者ページと運営者情報を整えることで示す。
著者情報として整えておきたい項目は、以下のとおりです。
- 著者名と経歴の併記
- 専門分野の監修者
- 運営会社の情報
たとえ個人名を出しにくい場合でも、記事ごとに担当者名と役職までは出しておきましょう。
福田卓馬著者ページを作って、過去に書いた記事と実績を並べておいてください。
発信元の信頼性を高める手順を知りたい方は「E-E-A-T対策の完全ガイド|評価基準や13個の施策」の記事をご覧ください。

外部での言及を増やす
他社メディアやSNSでの、社名・サービス名の言及を増やしましょう。
生成AIは自社サイトの中身だけでなく、Web全体での評判も見ています。言及の多い企業ほど、実在する信頼できる会社と判断されます。
外部での言及を増やす打ち手は、以下のとおりです。
- 比較サイトへの掲載
- 導入事例の相互公開
- プレスリリースの配信
ただし、言及にリンクの有無は問われないため、被リンクが取れない相手でも効果はあります。
福田卓馬社外に自社名が出る機会を、毎月ひとつずつ増やしてください。
言及を増やす具体的な手順を知りたい方は「サイテーションのやり方|初心者がまず何をすべきか」の記事をご覧ください。

情報の鮮度を保つ
記事コンテンツは、できる限り公開日や更新日を明示しましょう。データが掲載されているなら「〇〇日時点」など取得日も明確に表記します。
生成AIは便利とはいえ、まだまだ誤情報も多いです。AI側も間違った回答をおこなうのを防ぐため、できる限り新しい情報を率先して引用します。
福田卓馬同じ情報であれば、新しい情報のほうが引用されやすくなります。
コンテンツの更新性を高めるためには、次のような工夫を実施しましょう。
- 公開日と更新日を両方出す
- 統計データに取得した年月を添える
- 料金や仕様の変更を四半期ごとに見直す
ただし、本文を直さずに更新日だけを新しくするといった表面的な対策は意味がありません。あくまで、本当に新しい情報であるという事実が大切です。
EXTAGEでは、7つの施策の点検に役立つ「SEO – 内部対策チェックリスト」を用意しています。施策の優先度付けから実行まで自社で進められるので、ダウンロードしてご活用ください。
AIO対策をしないとどうなるか
AIO対策の遅れは、社内の誰かが気づく前に数字へ表れます。すぐに順位が落ちるわけではないため、発見が遅れがちです。
検索されてもサイトに来なくなる
対策しないまま放置すると、順位を保ったままアクセスだけが減っていきます。
AI Overviewが先に答えてしまうため、ユーザーは検索結果を開かずに離脱します。順位が動かない分、異変に気づくのが遅れがちです。
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で並べて見る数字は、以下のとおりです。
| 見る指標 | 奪われているときの動き |
|---|---|
| 平均掲載順位 | 横ばい、または上昇 |
| 表示回数 | 横ばい、または増加 |
| クリック数 | じわじわ減少 |
ただし、表示回数が増えてクリック数だけが減る形でなければ、AI Overviewが原因とは限りません。
福田卓馬順位だけを見る運用から、クリック数もあわせて見る運用へ切り替えてください。
比較検討の候補に入らなくなる
生成AIの回答で自社名が挙がらない会社は、比較検討の土俵に上がれなくなります。
発注先探しの場面でも、生成AIに候補を聞く動きが広がっています。生成AIが挙げた数社から検討が始まるため、圏外の会社は選ばれません。
発注先の探し方は、以下のとおり変わりました。
| 探し方 | 候補に入る条件 |
|---|---|
| 検索して一覧から選ぶ | 検索上位に表示される |
| 生成AIに候補を聞く | 回答内で引用・言及される |
回答内で引用されなければ、候補にすら入りません。候補から外れたことは問い合わせ数の減少としてしか表れず、原因が生成AIだとは記録に残りません。
福田卓馬主要な商材名で生成AIに質問して、自社が挙がるかを毎月確かめてください。
広告で埋めると固定費が上がり続ける
減った流入を広告で補い続けると、固定費が積み上がる一方になります。
広告は出稿を止めた瞬間に、流入も止まります。減少分を埋めるには、毎月同じ金額を払い続けるしかありません。
広告と、生成AIに引用される記事の違いは以下のとおりです。
| 見るところ | かかり方 |
|---|---|
| 広告の費用 | 毎月かかり続ける |
| 広告を止めたとき | 流入がゼロになる |
| 引用される記事の費用 | 制作時のみ |
| 引用される記事を止めたとき | 露出が残る |
ただし、目先の穴埋めは広告で構わないので、並行してAIO対策を進めておきましょう。
福田卓馬広告費は消えますが、引用される記事は資産として残り続けます。
AIO対策を外注する判断基準
紹介した7つの施策は、自社だけでも進められます。ただ、施策の選び方や順番を決める場面では、外部の視点が役立ちます。
取るべき対策と優先順位はサイトごとに違う
施策の優先順位は、サイトの状態によって大きく変わります。
記事数・ドメインの強さ・競合サイトの顔ぶれが違えば、効く施策の順番も違います。他社の成功例をそっくり真似ても、同じ結果にはなりません。
サイトの状態別に先に効きやすい施策は、以下のとおりです。
| サイトの状態 | 先に効きやすい施策 |
|---|---|
| 記事数が少ない | 一次情報の追加 |
| 構造が乱れている | 結論の位置とFAQの整備 |
| 社名が知られていない | 外部での言及づくり |
ただし、自社がどの状態にあるかは、社内だけでは判断がつきにくいものです。
福田卓馬記事数とドメインパワーと競合サイトの3つを、先に書き出してください。
AIO対策より先に着手すべき施策があることも
サイトによっては、AIO対策より優先度の高い課題が眠っていることもあります。
土台に穴があると、生成AIに引用されても問い合わせにはつながりません。集客の入口だけを直しても、受け皿がないままだからです。
AIO対策より先に手を入れる課題は、以下のとおりです。
- サイト設計が崩れている
- 狙うキーワードが事業とずれている
- 問い合わせまでの導線が切れている
実際のご相談でも、先にキーワード設計や導線の整理から入るケースが少なくありません。
福田卓馬AIO対策だけを切り出して売る提案には、少し慎重になってください。
戦略設計まで提案できる会社かを見る
外注先を選ぶ基準は、戦略設計から提案できるかどうかです。
AIO対策は施策の実行よりも、どの施策を選ぶかの見立てで差がつきます。作業の代行だけを請け負う会社では、順番の間違いを正せません。
提案を受けたときに確かめる項目は、以下のとおりです。
- どのサイトにも同じ施策を並べていないか
- 引用の保証をうたっていないか
- 成果の定義が作業量になっていないか
ただし、複数社を比べないと、指摘が具体的かどうかは判断できません。
福田卓馬自社サイトのURLを渡して、その場で問題点を挙げられるかを見てください。
依頼先の候補を比べたい方は「SEO対策会社おすすめ30選|選び方や費用相場」の記事をご覧ください。

よくある質問
AIO対策とLLMO対策は何が違いますか
LLMO対策はAIO対策に含まれます。ChatGPTなどの言語モデルに引用・推奨される施策がLLMO対策です。詳しくはLLMOとは?AI時代の生存戦略で解説しています。
AIO対策の費用はいくらかかりますか
SEO対策と一体で提供されることが多く、単体の相場は定まっていません。目安はSEO対策の費用相場一覧を参考にしてください。
従来のSEO対策はもう不要になりますか
不要にはなりません。生成AIは検索上位の記事から引用先を選ぶため、SEO対策は引用の前提条件です。全体像はAI時代のSEO対策|AI検索対策の全体像で解説しています。
効果がでるまでどのくらいかかりますか
施策によって時間軸が異なります。FAQや構造化データの整備は数週間、一次情報の蓄積や外部での言及は数か月が目安です。
中小企業でもAIO対策は必要ですか
会社の規模ではなく、商材で判断してください。比較検討される商材なら、生成AIの回答で自社名が挙がるかどうかが機会の差になります。
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