元々オワコンと言われがちなSEO対策ですが、近年ではAI検索が台頭してきたこともあり、ますます意義が問われているといえるでしょう。
正直なところ、これまで通りの杓子定規的なSEO対策はもうオワコンです。
しかし、向き合い方によっては依然として有効なマーケティング施策であることは変わりません。
福田卓馬弊社サイトでも、戦略的なSEO対策を講じたことで、1年間で表示回数とクリック数は右肩上がりに成長しました。

本記事では、200社以上のSEO支援実績を持つEXTAGE株式会社が、以下の内容を解説します。
自社にSEO対策が合うかどうかを判断する材料として、ぜひ参考にしてください。

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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福田卓馬AI時代でも通用する、プロのノウハウだけを厳選したSEO大全。無駄な作業で消耗する前に、まずはこの教科書で正しい勝ち筋を確認してください。
SEO対策は意味ない?オワコンといわれる7つの理由
SEO対策の効果を実感できない理由はいくつか考えられます。そのなかでも「意味がない」「オワコンだ」と感じてしまう原因は以下の7つです。
それぞれの原因を詳しく解説します。
対策しても上位表示できる保証がない
SEOに限らず、マーケティングは施策を実施したからといって必ずしも成果がでるとは限らないのが辛いところです。SEO対策でも、検索上位に上がらなければ売上につながりません。
実際の検索順位は、次のようにさまざまな要因によって決まります。
- 競合の強さ
- キーワード難易度
- サイトの評価
- 被リンク状況 など
とくに、中小企業は大手よりも信頼性やサイトのパワーで劣るため、どうしても不利な戦いになりやすいです。結果として、真正面から大手と戦ってしまい、成果につながらないといったケースが後を絶ちません。
さらに、近年はE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視するようになり、いくらテクニックを駆使しても弱いサイトでは勝ちづらくなっています。

とはいえ、領域を絞れば中小企業でも十分に上位表示は狙えます。
効果がでるまでに時間がかかりすぎる
SEO対策は、取り組んでからすぐに効果がでるものではありません。Google検索セントラルには、成果がでるまでに4か月〜1年かかることもあると明記されています。

そのため、短期で売上を作らなければならない企業にとっては、遠回りに見えるでしょう。
福田 卓馬経験則上、既存サイトでは3ヵ月、新規サイトでは6ヵ月以上かかります。
しかし、SEOを「長期投資」として捉えることさえできれば、依然として有効なマーケティング施策です。
たとえば、広告は月50万円で即効性がある一方、止めた瞬間に集客もゼロになります。SEOは6か月ほどの投資期間を経れば、以降は月10万円以下の運用コストで安定集客が可能です。
ゼロクリック検索の増加
SEOが「オワコン」といわれる背景には、ユーザーの検索行動の大きな変化があります。2024年の調査では、検索の約6割がクリックを伴わない「ゼロクリック検索」になっていると報告されています。
SparkToro と Datos による 2024 年のゼロクリック検索調査によれば、米国で 58.5%、EU で 59.7% の Google 検索がクリックを伴わない “ゼロクリック検索” となっており、検索の約 6 割がクリックなしで終了している と報告されています。
参照元:Zero-Click Search in 2026: Redefining Success When 60% Never Visit Your Site
わかりやすくいえば、Webサイトがクリックされる前に検索結果の画面だけで検索が完結してしまうため、上位表示しても意味がないといわれるようになりました。
とはいえ、実際のユーザー行動はキーワードやジャンルによって大きく変わります。十把一絡げにして「SEOは必要性が薄い」と切り捨ててしまうのは、あまりにも早計です。
AI Overviewの台頭
2025年の初頭にかけてAI Overviewが登場したことで、ゼロクリック検索は加速しています。
Google検索の最上部にAIがWeb上の情報を自動要約して表示する機能のこと。

AI Overviewにより、ユーザーが検索結果画面上で直接回答を得られるようになりました。
BrightEdgeの調査では、AI Overviewは全検索のおよそ30%で表示されると報告されています。今後さらに増えていく傾向にあり、Webサイトの単純なクリックはどんどん減少していくと考えられます。
自社サイトがAI Overviewに表示される方法を知りたい方は、関連記事「AI Overview対策決定版」の記事をご覧ください。

AI検索するユーザーの増加
これまでは情報を調べるのにGoogle検索が利用されてきましたが、段々とChatGPTやGeminiといった生成AIでの検索に置き換わっています。
検索=Googleという前提が崩れつつあり、これもSEOがオワコンといわれる原因の1つです。
とはいえ、検索行動そのものがなくなったわけではありません。
AIが参照する情報の多くは検索エンジンに評価された高品質なサイトです。SEOを怠ればAIへの表出もなくなるため、集客にはつながりません。
SNSで調べるユーザーが増えている
AI検索に限らず、Google検索以外のリサーチ手段が増えてきています。最近では、調べ物をするときに必ずしもブラウザでキーワードを打ち込むわけではなくなりました。
たとえば、インテリアやファッションといった「ビジュアル」が重視されるようなジャンルでは、写真がわかりやすいInstagramで検索する方も多いのではないでしょうか。
ほかにも、やり方を調べたいときはYouTubeの動画を優先しますし、最新のニュースについて知りたいときはX(旧Twitter)で調べることも増えています。
SEOの基本についてより深く理解したい方は「SEOとは?オワコンではない理由を基礎から解説」の記事も併せてご覧ください。

Googleアルゴリズムの変動で順位が安定しない
SEOは、たとえ検索上位に上がったとしても、アップデートによる順位下落リスクがあるのも不毛だといわれる要因です。
Googleは年に数回のコアアップデートを実施しており、上位だったページが大きく順位を落とすことも少なくありません。時間とコストをかけて上位表示しても、一気に順位が急落するリスクがあります。
とはいえ、アップデートは一貫して「ユーザーが使いやすい検索」を目指して実施されるもの。ユーザーの役に立つコンテンツを日頃から制作していれば、長期的に上位表示ができます。
福田卓馬E-E-A-Tに基づいた質の高いコンテンツは、アルゴリズム変動の影響を受けにくい傾向があります。
集客できてもCVにつながらないケースがある
アクセスが増えても売上につながらず、意味がないと感じる企業様も多いです。
SEOで成果をだすには、記事を上位表示させるだけでなく、記事から問い合わせや商品購入につなげるための戦略設計が必要不可欠。
とはいえ、どのような戦略を立てるのかはジャンルや事業の規模・フェーズによって異なるため、ある程度の知見・経験が求められます。
福田卓馬サイトを立ち上げた段階で、どんなユーザーをどのキーワードで集めて、売上につなげていくのか設計しなければ意味がありません。
とはいえ、ここまで挙げた7つの理由は、必ずしも「SEO=オワコン」という結論には直結しません。重要なのは、自社にとってSEO対策の必要性がどれくらい高いかを冷静に見極めることです。
SEO対策の必要性が高い会社
SEO対策は意味ないといわれがちですが、断じてオワコンではなく、依然として必要性の高いマーケティング施策です。
根Webサイト上のアクセスは、依然として半分以上がGoogle検索経由だからです。とくに、BtoB領域をはじめとする高単価商材では、検索行動が購買に直結しています。
次のような企業は、SEO対策の必要性が特に高いといえるでしょう。
参考:How Consumers Research Products Online in 2025: Key Statistics
それぞれ向いている理由を解説します。
BtoB・高単価商材を扱っている
BtoB領域や高単価商品を取り扱う企業は、SEO対策の必要性が高いといえます。
SEOが効きやすいのは、検討期間が長く、なおかつ比較検討を前提に問い合わせが発生するような商材です。ユーザーはすぐに購入せず、複数回検索しながら情報収集をするためです。
たとえば、以下のような業界が該当します。
- BtoB(製造業・SaaS・コンサルなど)
- 金融(保険・投資・ローンなど)
- 不動産(売買・賃貸・投資物件など)
- 士業(弁護士・税理士・行政書士など)
福田卓馬問い合わせ前の段階で検索結果に出てこなければ、比較検討の候補にすら入らないのが大きなリスクです。
ユーザーの比較検討のテーブルに載るためにも、検索結果に表出させる必要があります。
検索ニーズが安定している業界にいる
SEOと相性がよいのは、流行に左右されにくく、悩みが発生したときに自然と検索される業界です。
たとえば、士業、医療、不動産、教育のように「困ったらまず調べる」が定着している領域があげられます。
福田卓馬検索需要がなくなりにくいため、一度上位表示できれば安定流入を見込みやすいです。
SEOは公開して終わりではなく、改善を重ねながら評価を積み上げていくため、継続的に運用するほど資産性が高まっていきます。
また、AI Overviewでは関連するWebサイトへのリンクが表示されるため、従来の検索流入だけでなくAI経由の接点づくりにもつながります。
広告依存から脱却して安定集客を実現したい
即効性を求めるなら広告ですが、長期的な集客を見込みたいならSEOの必要性は高いです。広告は、出稿している間は集客できますが、止めれば流入が止まってしまいます。

一方、SEOは成果がでるまで時間はかかるものの、公開した記事や改善した導線が蓄積し、中長期で集客の土台となります。
長期的に見たときのコストを抑えたい場合にも最適です。
「SEOをやる意味はあると分かったけど、何から始めればいいか分からない…」
という企業様向けに、EXTAGE株式会社ではEXTAGEでは現状のサイト課題を洗い出す無料診断を実施中です。
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SEO対策の必要性が低い会社
SEO対策の必要性が高い企業がある一方、あまり効果のない企業があるのも事実です。SEO対策の必要性が低い企業の特徴を紹介します。
資金繰りが厳しく、3〜6ヵ月以内に売上を必要としている
資金繰りが厳しいなら、SEO対策に取り組んでいる場合ではありません。SEO対策で成果がでるまでには、どうしても3ヵ月〜6ヵ月ほどの時間がかかるためです。
福田卓馬「来月の売上を作らないと危ない」といったひっ迫した状況では、SEO対策の導入は現実的ではありません。
即効性を求める局面では、リスティング広告やSNS広告などの施策でキャッシュを確保しましょう。そのうえで、SEOを並行して展開していくのが理想的です。
検索ボリュームがほぼゼロの超ニッチ商材を扱っている
SEOは「検索されること」が前提の施策なので、そもそも市場でほとんど検索されない商材とは相性がよくありません。
福田卓馬検索されないジャンルは、いくら記事を作ってもアクセスが集まらず、費用対効果が合いにくくなります。
流入が見込めるかを判断するときは、Googleキーワードプランナーで関連語がどれくらい検索されているかを確認してみてください。
明確なラインはありませんが、主力キーワード群を見ても需要がほぼ見込めないなら、以下のようなチャネルを優先したほうがよいです。
- 展示会
- 業界紙
- 代理店
- 紹介営業 など
意思決定がSNS・口コミで完結する業界にいる
検索結果の記事を読むよりも、InstagramやTikTokの投稿、Googleマップなどを見て来店先を決める業界では、SEO対策の必要性が薄いです。
たとえば以下のような業界が挙げられます。
- 飲食
- 美容
- アパレル など
とくに、来店型ビジネスでは、記事を増やすよりもSNS運用やMEO対策を強化したほうが成果が出やすいケースが多いです。
なお、MEO対策については、関連記事「MEO対策とSEO対策の違い」にて詳細をご確認ください。

SEOでオワコンといわれる意味がない対策
多くの場合、SEO対策そのものが意味ないのではなく、やり方が間違っている場合がほとんどです。以下のような施策は、時間とコストを浪費するだけで成果につながりません。
それぞれ詳しく解説します。
戦略なしの記事量産
ブログ記事を書けば検索順位が上がるというのは、SEOの典型的な誤解です。ノウハウがないまま社内で記事を書いて、まったく成果がでないという企業様をたくさん見てきました。
キーワード選定・検索意図の分析・サイト設計がないまま記事を増やしても、アクセスは増えません。むしろ、低品質なコンテンツが増えると、サイト全体の評価が下がって逆効果になってしまうことも。
近年では、AIライティングも主流になっていますが、これも低品質コンテンツが量産される要因です。
AIライティングツール自体が悪いわけではありませんが、AI生成された文章をそのまま公開しても、独自性・専門性に欠ける低品質なコンテンツにしかなりません。
福田卓馬記事を量産するより、戦略的かつユーザーの役に立つコンテンツをコツコツ積み上げるという認識を持っておきましょう。
なお、コンテンツ制作で不安のある方は、関連記事「コンテンツSEOの手順」もあわせて参考にしてみてください。

キーワードの過剰な詰め込み
検索順位を上げるためだけにキーワードを詰め込んだコンテンツは、まったく評価されません。
Googleは「ヘルプフルコンテンツアップデート」により、ユーザーファーストでないコンテンツの評価を下げ、有用なコンテンツを相対的に評価するようになりました。
有益で満足度の高いコンテンツを評価し、低品質なコンテンツの順位を下げるアルゴリズム更新のこと。
検索エンジンを欺くためだけに作られた記事は、ペナルティの対象となり、サイト全体の評価を下げる原因になります。
自作自演・購入による被リンク
ユーザーをかえりみず、サイトのドメインパワーや被リンクのことばかりを考えた戦略は無意味です。
検索エンジンがサイト全体に対して信頼性や権威性を評価する指標のこと。
とくに、サイトの評価を高めるため、外部から不自然に飛ばされたリンクはペナルティの対象です。最悪の場合、順位が下がったり、アルゴリズム変動でサイトが落ちたりするリスクが考えられます。
福田卓馬リンク数やドメインの強さより、コンテンツの専門性や信頼性のほうがよほど大切です。
これからのメディア運営では、短期的な成果を追うより、ユーザーと検索エンジンの双方から信頼されるサイトを構築していきましょう。
被リンクの正しい獲得方法について詳しく知りたい方は、関連記事「被リンクを増やす方法」の記事をご覧ください。

公開した記事の放置
記事は公開して終わりではありません。情報の鮮度や正確性が落ちると、検索順位も下がっていきます。
半年〜1年ごとの定期的なリライトで情報を最新化し、検索順位を維持・向上させる運用体制が必要です。
福田卓馬SEO対策は「一度やったら終わり」ではなく、継続的な運用が前提の施策です。
リライトの具体的なやり方について知りたい方は、関連記事「リライトのコツ」をご覧ください。

SEOオワコン説を覆すAI時代の戦略
SEOがオワコンではないことがわかったところで、AI時代に成果を出すための具体的な戦略を解説します。
サイト全体のE-E-A-Tを強化する
AIが検索結果の引用元を選ぶ際、コンテンツの中身と同じくらい重要なのが運営元の信頼性です。平たくいえば、誰がコンテンツを作っているのかが重要です。
執筆している人間が誰かわからないと「信頼できない情報源だ」と判断されてしまいます。
以下のように、運営元の透明性を高める施策を徹底しましょう。
| 施策 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社情報の充実 | 運営会社のページを設け、企業情報・代表者・所在地・事業内容を記載する |
| 編集ポリシー・免責事項の公開 | 記事の執筆プロセス、ファクトチェックの基準などを明文化する |
| 監修者情報の設置 | 監修者・執筆者ページを作成し、経歴・保有資格・SNSなどのリンクを掲載する |
とはいえ、独自体験がない場合、他社事例をもとに自社なりの見解を述べるという形でも十分に独自性がプラスされます。
E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は、関連記事「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)とは」をご覧ください。

一次情報と独自体験を加える
ほかのサイトの情報をまとめただけのコンテンツは、生成AIによってかんたんに代替されてしまうため、一次情報を発信しましょう。
生成AIは、要約こそ得意ですが、まだ世のなかに出回っていない情報を作ることはできません。自社なりのデータや独自の経験をプラスするだけでも、競合他社との差別化になります。
コンテンツを制作するとき、以下のようなオリジナル要素を意図的に組み込んでください。
- 自社独自の調査データ
- 顧客の口コミやアンケートの掲載
- 自分の体験の掲載
外注ライターに「このキーワードで書いて」と依頼するだけのコンテンツ制作をやっているメディアは、これからの時代、絶対に淘汰されます。
福田卓馬生成AIによるコンテンツが溢れかえる現代において、独自データは最高の差別化点です。
構造化データを実装する
AIにコンテンツの内容を正しく理解させ、AI Overviewで引用されやすくするためには、構造化データの活用が効果的です。
Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するコードのこと。
コンテンツの種類に合わせて、次のような構造化データを実装しましょう。
- FAQPage(よくある質問)
- Article(記事・ニュース)
- Person(著者・専門家)
- HowTo(手順・解説)
たとえば、FAQページに「FAQPage」の構造化データを実装したいときは、次のような手順で実装します。
構造化データ マークアップ支援ツールを使用して、構造化マークアップに必要な「JSON-LDコード」を生成しましょう。
まずは、該当する箇所をマウスでドラッグして、メニューに項目を割り当てます。
| 項目 | マークアップする箇所 |
|---|---|
| 名前 | 記事上部の大見出しを選択する |
| 公開日 | タイトルしたなどにある公開日を選択する |
| 画像 | 記事上のアイキャッチ画像を選択する |
| 作成者 | 記事の執筆者名、会社名を選択する |
| 記事の本文 | メインとなるテキストを選択する(全部でなくても大丈夫) |

生成されたJSON-LDコードを、サイトのHTMLのタグに記述します。
WordPressを使用している場合、カスタムHTMLブロックを使って記事の上部に挿入しましょう。
Google公式の「リッチリザルト テスト」ツールに該当ページのURLを入力して検証を行います。
「ページはリッチリザルトの対象です」という緑色のチェックマークが表示され、検出された項目にエラーがなければ問題ありません。

構造化データの実装により、AIに選ばれやすいコンテンツになり、検索結果での露出機会を増やせます。
構造化データについてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「構造化データとSEOの関係」をご覧ください。

ブランド認知戦略を実施する
AI Overviewが増えていくゼロクリック検索時代では、アクセスの低下を嘆くよりも、検索結果をブランディングの機会と捉える向きが強まっています。
クリックされなくてもブランディングが成り立つ理由は、以下の2つです。
- 無意識の信頼構築
- 検索表示による権威付け
自社の会社名やサービス名が繰り返し表示されると、ユーザーは「この会社はこのジャンルの第一人者なのか」と認識します。
加えて、検索結果や生成AIに表示されること自体が、信頼できる企業として認識されるきっかけになるのです。
SEOを始める内製・外注の使い分け
SEOの必要性はわかっていても、「専任担当者がおらず時間が取れない」という課題を抱える企業は少なくありません。
限られたリソースの中でSEOを推進するために、以下の3つの視点で進め方を整理しましょう。
内製と外注の比較
まずは自社の状況を踏まえ、コスト・スピード・品質の3つの観点から「内製」と「外注」のどちらが適しているかを判断しましょう。
内製化ですべてを自社でまかなう場合は、コストを抑えられ、ノウハウが社内に蓄積されるのがメリットです。
ただし、担当者の教育に時間がかかり、成果が出るまでのスピードや品質が安定しにくいという弱点もあります。
一方で外注は、費用はかかるものの、初めからプロによる施策を進められます。
福田卓馬予算と、いつまでに成果を出したいかを照らし合わせて検討する必要があります。
なお、内製化を検討している方は、関連記事「インハウスSEOの始め方をわかりやすく解説!向いている会社やメリットも紹介」を参考にしてみてください。

失敗しない外注先の選び方
外注する場合は、実績だけでなく自社の業界への理解度や、担当者との相性を重視して選びましょう。
SEO会社にも得意・不得意があります。
たとえば、専門的な技術系コンテンツが得意な会社、サイト改善に強い会社、戦略から記事執筆まで丸投げできる会社など、各社で強みが異なります。
自社の課題が「専門的な記事を書けないこと」なのか「サイトの構造が悪いこと」なのかを明確にした上で、その領域を得意とするパートナーを選ぶことが欠かせません。
外注で悪質な業者に騙されないために、関連記事「【成功の秘訣】SEO対策を依頼する時に注意すべきことは?失敗しない業者選びのコツ5選」も目を通しておいてください。

ハイブリッド体制でのスモールスタート
最も現実的でおすすめなのが、戦略は社内で担い実務はプロに任せる「ハイブリッド型」でスモールスタートする方法です。
すべての業務を丸投げする外注はどうしても高額になります。
しかし、ターゲット像の決定といった、社内にしかできないコアな部分を内製化すれば、費用を抑えられます。
運用体制を確立するためには、以下の流れで進めるのが効果的です。
- 外部の専門家に相談し、自社の課題や予算感をすり合わせる
- 外注先の得意分野や方針を確認し、「自社でやること」「外注に任せること」を決める
- 自社は「一次情報(現場の専門知識や顧客の生の声)」の提供に専念し、時間のかかる記事執筆やSEOの技術的な施策はプロ(外注先)に任せる
SEOオワコン説を覆す成功事例
「SEO対策は意味がない」といわれながらも、しっかり成果を出している企業は複数あります。ここでは、弊社の支援事例から4つの事例を紹介します。
景品通販サイト|PV 2.75倍・売上前年比197%を達成
| 項目 | 詳細 |
| 企業 | 株式会社マイルーム様(景品ショップマイルーム) |
| 課題 | 月間8万PVもアクセスに対して売上が伸び悩み。リソース不足で改善が進まない |
| 施策 | SEO基盤構築 既存記事のリライト リピート施策(メルマガ導入) |
| 成果 | PV 8万→22万(2.75倍) 売上前年比197%(4ヵ月) |
商品力はあるのに新規客がつかないという、EC事業者にありがちな課題をかかえていました。
ポイントは、新規記事の量産ではなく、既存コンテンツのリライトとメルマガによるリピート施策を組み合わせたことです。SEO対策は記事を書くだけでなく、サイト全体の集客導線を設計することで売上に直結します。
スクール事業|PV 3.5倍・LINE登録250%増・セミナー申込500%増
| 項目 | 詳細 |
| 企業 | 株式会社SPB様(NLPナンパ研究所) |
| 課題 | 8ヵ月かけて月間1万PVを達成したが、LINE登録・セミナー申込がほぼゼロ |
| 施策 | ユーザー行動の可視化 CTA位置・文言の最適化 内部リンク設計の改善 |
| 成果 | PV 1万→3.5万 LINE登録250%増 セミナー申込500%増 |
「アクセスはあるのに成果が出ない」という、まさにSEO対策が意味ないと感じてしまう典型的なケースです。
この事例が示しているのは、集客の土台はできていても、コンバージョンの導線が機能していなければ意味がないということです。CTA配置・内部リンク設計といった導線の改善だけで、わずか2ヵ月で劇的な成果につながりました。
コンサル事業|ゼロから月20件のリードを安定獲得

| 項目 | 詳細 |
| 企業 | 株式会社HERO’ZZ 様 |
| 課題 | 立ち上げ初期で見込み客獲得の基盤がなく、売上が不安定だった |
| 施策 | コンテンツSEO |
| 成果 | ゼロから毎月20件以上のLINE登録を安定獲得 売上も0円から250万円へ成長 |
HERO’ZZ様は、事業立ち上げ初期に見込み客獲得の基盤がなく、売上が不安定という課題を抱えていました。
そこで、ターゲット層の検索意図を徹底的に分析し、価値ある記事を発信する「コンテンツSEO」に注力して対策を実行しました。
結果として、毎月20件以上のLINE登録(見込み客の獲得)を安定して生み出せる仕組みを構築し、売上も0円から250万円へと成長。広告に頼らない集客の自動化に成功した好例です。
士業メディア|検索上位率14%→83%へ急成長

| 項目 | 詳細 |
| 企業 | 株式会社aparise 様 |
| 課題 | 記事は書いていたが、検索順位がつかず競合に埋もれていた |
| 施策 | 内部施策とリライトを中心に改善 |
| 成果 | 検索上位獲得率を14%→83%へ引き上げ 月間PVも0から1.2万へ成長 |
aparise様は自社で継続的に記事作成を行っていたものの、検索順位が上がらず上位表示率がわずか14%にとどまり、競合のコンテンツに埋もれていました。
この課題を解決するために実施したのが、サイト構造の見直しなどの内部施策と、既存記事のリライト(加筆・修正)です。
結果として、検索上位獲得率は14%から83%へ向上し、月間PV数も0から1.2万へ急増。「戦略なしの記事量産」ではなく既存資産を磨き直すアプローチが、オワコン論を覆す代表例といえます。
外注を検討する際には、関連記事「SEO対策会社おすすめ30選!選び方や悪質業者の見分け方・費用相場・事例まで紹介」で比較基準を押さえておくことをおすすめします。

よくある質問
SEO対策の費用相場はどれくらい?
自社運用なら月5万〜10万円程度、外注なら月10〜50万円程度が目安です。施策範囲や目標によって大きく変動します。
コンテンツ制作のみの依頼であれば月10〜30万円、サイト設計・戦略設計を含む包括的なSEOコンサルであれば月30〜50万円が相場です。
SEO対策は自分でもできるの?
基本的な内部対策や記事作成は自社でも可能です。AIツールを活用すれば未経験者でも進めやすくなっています。
ただし、サイト設計やキーワード戦略の策定には専門知識が必要なため、戦略部分だけプロに相談するのも有効な選択肢です。
SEO対策とリスティング広告はどちらが費用対効果が高い?
短期で成果を出すなら広告、長期でCPAを下げたいならSEOが有利です。広告は出稿を止めれば流入もゼロになりますが、SEOは記事が資産として蓄積されるため、長期的にはコストパフォーマンスが高くなります。
実務では併用が最も現実的です。
SEO対策を外注する場合の注意点はある?
「順位保証」を強く打ち出す業者は要注意です。Googleのアルゴリズムは常に変動するため、特定の順位を保証することは本来できません。
KPI設計、定例レポート、改善提案の有無を確認し、成果にコミットしてくれる業者を選びましょう。
SEO対策の効果がでるまでにどのくらいかかる?
一般的に4か月〜1年が目安です。キーワード難易度や競合の強さによって変動します。
既存サイトのリライトであれば3か月程度で順位変動が見られることもありますが、新規サイトの場合は6か月以上かかるケースが多いです。
これからSEOを始めるのは遅い?
遅くはありません。AI時代でも検索行動はなくなっておらず、Webトラフィックの半数以上は依然としてGoogle検索経由です。
戦略的にキーワードを選定し、質の高いコンテンツを積み上げれば、後発でも十分に成果を出せます。
