インハウスSEOの始め方をわかりやすく解説!向いている会社やメリットも紹介

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「SEO対策って自社でできない?」
「SEOの知識がなくてもできる?」
「インハウス支援を受けるのに必要な予算は?」

「コストを抑えたいからとりあえず自社でやってみよう」と見切り発車するケースは少なくありませんが、戦略なきインハウス化は時間と工数の浪費に終わります。

インハウスSEOで成果を出すには、自社の予算・人員・経験値に合わせて、完全内製・セミインハウス・外注のどれが最適かを見極めることが大切です。

200社以上のSEO支援に携わってきたEXTAGE株式会社が、インハウスSEOのメリット・デメリット、費用、向いている企業の特徴、成功のコツ、AI活用の方法まで網羅的に解説します。

この記事でわかること
  • インハウスSEOのメリット・デメリット
  • インハウスに向いている企業の特徴
  • 予算と費用相場
  • 始め方と成功のコツ

インハウスSEOを検討中の担当者・経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら
福田卓馬

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目次

インハウスSEOとは

インハウスSEOとは、キーワード選定・記事制作・内部対策・効果測定といったSEO業務を、外注せずに自社の社員で行う運用体制です。

外注との違いは、誰がSEO施策を動かすかというところです。インハウスでは、キーワード選定から記事制作、効果測定といった実務まで、すべて自社の担当者が実施します。

一方、外注SEOではSEO会社に施策の全部、または一部を委託します。

項目インハウスSEO外注SEO
月額コスト人件費+ツール費のみ月額20万〜50万円
施策スピード即実行できるタイムラグがある
ノウハウ自社に残る残らない
品質安定性担当者のスキルに依存専門家による一定品質
柔軟性社内で決める必要がある状況に応じて柔軟に提案

極端な二択ではなく、戦略設計は外部に任せつつ、コンテンツ制作は自社で行う「セミインハウス」という選択肢もあります。

福田卓馬

自社の状況に合わせて最適な体制を選ぶことが重要です。

SEOの基本から押さえたい方は「SEOとは?基礎からわかりやすく解説」の記事もあわせてご覧ください。

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インハウスSEOのメリット

インハウスSEOには、外注では得られない4つの構造的な優位性があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ノウハウが自社に蓄積される

インハウスSEO最大のメリットは、SEOのノウハウが自社の資産として残ることです。

「どのキーワードで記事を書けば問い合わせにつながるか」「どんなリライトで順位が上がったか」といった知見は、担当者が変わっても組織に残ります。

外注に任せている限り、知見は外注先に蓄積されるだけで自社には残りません。

外注費を削減できる

SEOを外注すると月20万〜50万円のコストが継続的に発生します。インハウス化すれば、かかる費用は担当者の人件費とツール費のみです。

とくに、記事数が増えるほど1記事あたりのコストは下がっていくため、中長期で見ればコストメリットは大きくなるでしょう。

福田卓馬

そう考えれば、事業規模がある程度大きくて、将来的にマーケティングを拡大していく余地がある企業に向いています。

SEO外注の費用相場や選び方について詳しくは「SEO外注の費用相場と選び方」の記事で解説しています。

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施策スピードが速い

インハウスなら、施策を決めた日のうちに動くという柔軟かつスピーディーな対応が可能です。施策を外注する場合、依頼→見積→確認→実行といったリードタイムが発生するため、すぐには実行できません。

Googleのアルゴリズム変動やトレンドの変化に対しても、即座に対応できるのがメリットです。

福田卓馬

外注すると2〜3週間かかる施策でも、インハウスなら当日中に実行できます。

インハウスSEOのデメリット

一方で、インハウスSEOには以下の3つの課題がつきまといます。事前に把握し、対策を講じておくことが成功の前提条件です。

SEO人材の確保・育成が必要

インハウスSEOは、まずSEOの知見を持つ人材を確保するのが難しいのがネックです。

SEO経験者の採用は競争が激しいです。未経験者を育成するなら、少なくとも6〜12ヶ月ほどの学習期間が必要になるでしょう。

育成期間中は、施策の精度にも期待できません。

さらに、自社で育成カリキュラムを用意するなら、どうしても可否は社内のノウハウに左右されるため安定しない点にも注意です。

福田卓馬

セミインハウス体制なら、外部パートナーに教わりながら、育成期間を短縮できるのでおすすめです。

最新動向を自力で追いつづける負荷

インハウス化した場合、迅速かつ柔軟な対応ができる体制が整っていなければ、アクセスが大きく落ちてしまうことも。

Googleのアルゴリズムは、年に数回の大型アップデートに加えて、日常的にも細かな検索順位やクリック率の変動があります。

外注すれば、プロが最新情報をキャッチアップして対応、提案してくれます。しかし、インハウスでは情報収集から対応まで全て実行するためのリソース、および体制構築が必要です。

福田卓馬

Google公式ブログや海外SEOメディアの定期チェックを習慣化するのがおすすめです。

成果がでるまで時間がかかる

SEO対策のインハウス化は、成果が出るまでの期間が見えづらいです。

SEOで成果がでるのは6〜12ヶ月ほど必要とされていますが、あくまで「プロが施策に取り組んだ場合」の目安です。社内で担当者を育てて、試行錯誤しながらとなると、数年間は見積もっておくべきでしょう。

インハウスSEOは、目に見える成果がでづらいため、社内から「本当に効果があるのか」「続ける意味があるのか」といった疑問を持たれがちです。

福田卓馬

記事数や検索順位の推移など段階的なKPIを設定し、経営層と共有しておきましょう。

SEOの成果がでる期間についてさらに詳しく知りたい方は「SEO対策の効果が出るまでの期間」の記事をご覧ください。

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インハウスSEOに向いている企業

「うちの会社でインハウスSEOはできるのか?」と悩んでいるなら、以下の3つの条件に当てはまるかチェックしてみてください。

複数当てはまれば、インハウスSEOを前向きに検討する価値があります。それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。

中長期でマーケティングに取り組む意思がある

SEO対策は、広告と違ってお金さえ払えばすぐ集客できる施策ではありません。成果がでるまでに6〜12ヶ月かかるため、中長期投資するための予算・時間を許容できるかどうかが分岐点です。

途中で「成果がでないからやっぱりやめよう」と打ち切ってしまうと、投資がすべて無駄になってしまうため、慎重な判断が必要です。

福田卓馬

中長期で数年間ほど腰を据えて取り組むだけの体制が整っていれば、SEOは広告費に依存しない安定した集客基盤になります。

自社のノウハウやデータが蓄積されている

自社ならではの経験やお客様の声、データベースといった「一次情報」が蓄積されているなら、SEO対策で成果をだしやすいです。

一次情報とは

直接体験した出来事や、自ら実施した調査や実験などを通じて得られたオリジナルな情報のこと。

上位表示を狙うなら、検索ユーザーの悩みに合ったコンテンツだけでなく、事業領域に関する専門性や信頼性が求められます。

たとえば、営業やカスタマーサポートが日々受ける質問、業界特有の課題に対する自社の解決事例、独自の調査データなどは、外注ライターでは書けない貴重な情報です。

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自社ならではの一次情報が整っていれば、そのままコンテンツとしての差別化要素になり、内製にせよ外注にせよ成果をだすのが楽になります。

マーケティングに時間を割ける担当者がいる

インハウスSEOで成果をだすには、最低でも月20時間のまとまった工数が必要です。

キーワード調査、記事の企画・執筆、公開後のデータ確認まで含めると、片手間では施策が中途半端になってしまいがちです。

専任でなくても構いませんが「毎週月・水曜日はSEOに集中する」といったルールを設けられる環境が望ましいでしょう。

インハウスSEOの予算はいくら必要?

インハウスSEOの実質コストは、人件費+ツール費で月20〜40万円が目安です。外注やセミインハウス支援と比較して、自社に合った選択肢を見極めましょう。

完全インハウスの実質コスト

完全インハウスの最も大きな費用項目は、SEO担当者の人件費です。

担当者がSEOに割く工数を月20〜40時間とすると、年収ベースで月額15万〜30万円相当のコストがかかります。専任の場合、外注するよりもコストが高くなる可能性が高いです。

費目月額目安備考
人件費(兼任・工数按分)15万〜30万円既存社員の兼任を想定
SEOツール〜3万円Ahrefs等の有料ツール
学習・研修費1万〜3万円書籍・セミナー・研修
合計約20万〜40万円

ツールに関しては、GoogleサーチコンソールやGoogle アナリティクスは無料ですが、Ahrefsなどの有料ツールは月1〜3万円の追加コストが発生します。

福田卓馬

まずは既存社員の兼任でスモールスタートし、成果がでてから専任者の採用を検討するのがリスクを抑えられます。

SEO外注の費用相場

SEOを外注する場合の費用相場は、月額20万〜50万円です。外注の範囲によって費用は大きく変わるため、以下の表で内訳をチェックしておきましょう。

外注の範囲月額目安自社が楽になる業務
コンテンツ制作のみ月10万〜30万円社内は最終チェックのみ
戦略+実行支援月20万〜50万円自社は記事制作に集中
戦略+制作+運用月30万〜100万円社内は方針確認と承認のみ

外注なら、専門知識がなくてもすぐに成果を出せるのが魅力です。専門家に任せることで、社内のリソースをコア業務に集中させられます。

福田卓馬

外注で成果をだしながら段階的に内製化するセミインハウスが、最もリスクの低い進め方です。

費用の詳細は「SEO対策の費用相場」の記事で詳しく解説しています。

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インハウスSEO支援サービスの費用相場

「インハウスSEO支援サービス」とは、外部パートナーが社内メンバーへの教育を担い、自社チームのSEO自走力を育てるサービスです。

いわゆる丸投げ型の外注とは異なり、あくまで伴走型サポートとして、最終的には自社だけで運用できる状態を目指すのが特徴です。

費用相場は、支援範囲によって変わりますが、月額15万〜50万円程度です。

支援範囲月額目安
教育・研修のみ月15万〜25万円
戦略設計+教育月25万〜40万円
戦略+教育+テクニカル監査月30万〜50万円

完全インハウスと支援サービスのどちらが自社に合っているかは、以下の3軸で判断できます。

判断軸完全インハウス向き支援サービス活用向き
SEO経験者社内に1名以上いるいないが育成したい
確保できる工数月40時間以上月20時間程度
予算感ツール費のみで進めたい月15〜50万円の支援費を確保できる

SEO経験者が社内にいない場合や、半年以内に成果を求められている場合は、支援サービスの活用を強くおすすめします。

SEOの費用対効果について詳しく知りたい方は「SEOの費用対効果」の記事もあわせてご覧ください。

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インハウスSEOの始め方

インハウスSEOはツール導入→コンテンツSEO→内部対策→外部対策の順で進めるのが最も効率的です。

まずはツールを導入する

インハウスSEOの第一歩は、データを見られる環境を整えることです。以下のツールを導入しましょう。

ツール名用途
Google Search Console検索順位・クリック率・インデックス状況の確認
Googleアナリティクスサイトへの流入数・ユーザー行動・コンバージョンの分析
Googleキーワードプランナーキーワードの検索ボリューム調査

まずは無料ツールを導入すれば十分です。Ahrefsといった高性能の有料ツールは、運用に慣れてきた段階で検討しましょう。

各ツールの使い方について詳しくは「SEOツールおすすめ」の記事で解説しています。

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コンテンツSEOから着手する

ツールを導入したら、最も成果に直結するコンテンツSEOから着手します。以下の順番で進めましょう。

コンテンツ制作の流れ
  • キーワード選定:検索ボリュームと競合の強さを調べ、自社が勝てるキーワードを選ぶ
  • 構成案の作成:検索意図を分析し、タイトルと見出し構成を設計する
  • 記事の執筆:構成案に沿って本文を執筆する
  • 効果測定:3〜6ヵ月後に順位とクリック率を確認して伸びていない記事をリライトする

最初の3ヵ月は新規記事の制作に集中し、4ヵ月目以降からリライトも並行して進めるのが効率的な進め方です。

キーワード選定の方法は「SEOキーワード選定のやり方」の記事を参考にしてください。

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内部対策で技術基盤を整える

コンテンツをGoogleに正しく認識してもらうための土台づくりです。コンテンツ制作と並行して、以下の施策に取り組みましょう。

施策内容
サイトマップ送信XMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに送信する
内部リンク整備関連記事同士をリンクでつなぎ、サイト内の回遊性を高める
表示速度の改善画像圧縮・キャッシュ設定などで表示速度を改善する
モバイル対応スマートフォンでの表示崩れがないか確認・修正する

内部対策の詳細は「SEO内部対策の完全ガイド」の記事で解説しています。

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外部対策で評価を高める

メディアがある程度伸びてきたら、サイトの外部評価を高める施策にも取り組みます。

施策内容
一次情報の発信独自調査・アンケート結果などを記事化する
SNS運用記事をSNSでシェアし、認知拡大と流入増加を図る
プレスリリース自社の取り組みやデータをプレスリリースとして配信する
寄稿・取材対応業界メディアへの寄稿や取材を通じて、被リンクと認知を獲得する

外部対策は無理に被リンクを集めようとせず、質の高いコンテンツを発信しつづけることが最善策です。

最初から完璧を目指す必要はありません。まずはツール導入とコンテンツSEOを優先し、内部対策・外部対策はできる範囲で並行して進めていきましょう。

インハウスSEOを成功させるコツ

インハウスSEOを軌道に乗せるには、属人化を防ぎ仕組みで回す体制を整えることが不可欠です。以下の4つのコツを押さえましょう。

最小2〜3名で役割分担を明確にする

インハウスSEOの最小構成は、SEOディレクター1名+ライター1〜2名の計2〜3名です。

役割主な業務月間工数目安
SEOディレクターキーワード選定・分析・優先順位判断15〜25時間
ライター記事執筆・CMS操作・リサーチ10〜20時間

ディレクターが何を書くかを決め、ライターが実際に手を動かすという分担が基本です。一人で兼任する場合は、月20時間をすべてSEOに集中できる環境を確保しましょう。

月次の運用サイクルを仕組み化する

インハウスSEOを安定して回すには、毎月の運用サイクルをルーティン化するのがポイントです。以下のサイクルを回せば、やるべきことが明確になり施策が止まりにくくなります。

タイミングやること
第1週:データ分析前月の検索順位・オーガニック流入数・コンバージョン数を確認する
第2週:施策の優先度決め分析結果をもとに新規記事か既存記事のリライトかを判断する
第3週:コンテンツ制作1記事ずつでも着実に公開していく
第4週:定期チェックリンク切れ・表示速度・インデックス状況を確認する

このサイクルを繰り返すことで、3ヵ月後には順位変動の兆しが見え始め、半年後には流入数の増加を実感できるようになるはずです。

セミインハウスで段階的に内製化する

完全に内製化するのは不安だけど、ずっと外注に頼りつづけるのも避けたいという場合は、セミインハウス体制がおすすめです。

セミインハウスとは、SEO戦略の設計やテクニカルな改善は外部パートナーに任せつつ、コンテンツ制作や日常的な運用は自社で行うハイブリッド型の運用スタイルです。

セミインハウスの移行ステップ
  • 1年目:外部パートナーと戦略を一緒に考えながら施策を実施する
  • 2年目:キーワード選定やデータ分析を自社でできるようになる
  • 3年目:SEO業務のほぼすべてを自社で実施できるようになる

段階的に自社のSEO力を育てていくセミインハウスは、多くの企業にとって最も現実的で失敗しにくいアプローチです。

外部パートナーは「教師役」にする

外部パートナーを活用する場合、作業者ではなく教師役として位置づけることが重要です。

担当業務内容
自社・コンテンツ企画
・記事制作
・SNS運用
・社内データの提供
外部パートナー・SEO戦略の設計
・テクニカル監査
・月次データ分析
・アルゴリズム情報の共有

月次のレビューミーティングで「なぜこのキーワードを選んだのか」「このデータをどう読み解くのか」を教わりながら、自社メンバーのスキルを着実にアップさせていきましょう。

外部パートナーの選び方について詳しくは「SEO会社の選び方」の記事を参考にしてください。

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インハウスSEOでよくある失敗パターン

インハウスSEOの失敗は、以下の4パターンに集約されます。いずれも事前に知っておけば防げる問題です。

兼任体制で施策が止まる

もっとも多い失敗パターンが、SEO担当者がほかの業務と兼任しているケースです。

目の前の緊急タスクに追われてSEOが後回しになり、気づけば2〜3ヵ月間何も手をつけていないという状況に陥ってしまいます。

「金曜日はSEO対策に取り組む」「毎月初めに打ち合わせを実施する」といったルールを設けて、施策を進めるためのしくみを作りましょう。

福田卓馬

GoogleカレンダーにSEO作業日を繰り返し登録するだけで、工数確保の効果は大きく変わります。

KPIを設定せず運用してしまう

なんとなく記事を書いている状態では、何がうまくいっていて何がうまくいっていないのか判断できません。最低限、以下の3つの指標を毎月追いかけましょう。

指標確認ツール下がったときの対応
対策キーワードの検索順位Search Console競合と比較し、情報の網羅性や独自性が不足していないか確認してリライトする
オーガニック流入数Googleアナリティクス順位が維持されているなら、タイトルやメタディスクリプションを見直してクリック率を改善する
コンバージョン数Googleアナリティクス流入が増えているのにコンバージョンが伸びない場合は、CTAの配置・訴求文・導線設計を見直す

数値が下がったときに何を見直すかを事前に決めておけば、感覚に頼らず改善サイクルを回せます。

記事を作るだけでリライトしない

新規記事を作りつづけるだけでは、SEOの成果は頭打ちになります。

公開後3〜6ヵ月経った記事の順位やクリック率を確認し、伸びていない記事はリライトで改善するサイクルが不可欠です。リライトなしで順位が伸びつづける記事は全体の2〜3割程度といわれています。

福田卓馬

月1本でもリライトを習慣化するだけで、メディア全体の順位底上げにつながります。

外注先選びに失敗しノウハウが残らない

セミインハウス体制で外部パートナーを活用する場合、パートナー選びを間違えるとノウハウが社内に残りません。

この業界では制作代行と謳いながら、経験の浅いライターに執筆を丸投げして中間マージンを取るだけの業者が少なくありません。

外注先選びの判断軸
  • 誰が実際に記事を書くのか開示してくれるか
  • 順位やリード獲得など成果にコミットしてくれるか
  • 記事を書くだけでなく導線設計まで提案してくれるか

この3つを外注先に確認するだけで、ノウハウが残らない失敗は大幅に防げます。外注先の選び方について詳しくは「SEO対策会社おすすめの選び方」の記事を参考にしてください。

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福田卓馬

EXTAGEでは書くだけの代行はおすすめしていません。導線設計から収益化ルートまでセットで設計しましょう。

AIを活用したインハウスSEOの進め方

AIの普及により誰でも一般的なSEO記事を作れる時代になった結果、AIでは生成できない自社の一次情報こそが検索順位を左右する差別化要素になっています。一次情報を最も豊富に持つインハウス体制は、AI時代だからこそ有利です。

SEO未経験でも、以下の業務をAIで効率化できます。

AIでライティングを効率化する

AIを活用すれば、SEO記事のライティング工数を大幅に短縮できます。以下のフローで進めましょう。

AIライティングのフロー
  • 対策キーワードと検索意図をAIに入力し、見出し構成の叩き台を生成する
  • 構成案をもとに、AIで各見出しの下書きを一括生成する
  • AIの下書きに、自社の一次情報・体験談・具体的な数字を人間が加筆する
  • ファクトチェック・校正をして公開する

ポイントは人間による加筆です。

AIが生成した一般論に、自社でしか書けない情報を足すことで、競合と差別化できるオリジナル記事に仕上がります。

AIライティングの具体的な方法は「AIライティングのやり方」の記事を参考にしてください。

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AIで構造化マークアップを記述する

FAQスキーマやHowToスキーマなどの構造化データは、手動で書くとHTMLの知識が必要で時間もかかります。

AIを使えば、テクニカルSEOの知識がない担当者でもリッチリザルト対応が実現できます。

たとえば、AIに以下のような指示を出すだけで正しいフォーマットのコードが生成されます。

AIへの指示例
  • この記事のFAQセクションをJSON-LD形式の構造化データに変換してください
  • この手順をHowToスキーマとしてJSON-LDで出力してください
  • この会社情報をOrganizationスキーマとしてJSON-LDで記述してください

生成されたコードが正しく実装されているかは、Googleのリッチリザルトテストで確認できます。URLまたはコードを貼り付けるだけで、エラーの有無を即座に判定してくれます。

構造化データの基本について詳しくは「構造化データとSEOの関係」の記事をご覧ください。

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AIでrobots.txtを整備する

robots.txtの記述も、AIが得意とする領域です。

robots.txtとは

Googleのクローラー(検索ロボット)に対して、サイト内のどのページをクロールしてよいか・してほしくないかを指示するテキストファイル。

robots.txtの記述にはルールがあり、間違えるとGoogleにページが正しくクロールされなくなるリスクがあります。AIに自社サイトのURLを伝えて記述を依頼すれば、正しいフォーマットのrobots.txtを生成してくれます。

現在のrobots.txtが正しく機能しているかは、自社サイトのURL末尾に /robots.txt を追加してブラウザでアクセスすれば確認できます。

福田卓馬

Googleサーチコンソールの「インデックス登録レポート」で、意図しないページがブロックされていないかチェックしましょう。

AIでトピッククラスターを設計する

トピッククラスターを構築すると、関連記事同士がリンクで結ばれ、サイト全体のSEO評価が底上げされます。

トピッククラスターとは

1つの中心テーマ(ピラーページ)と、それに関連する複数の記事(クラスターページ)を内部リンクでつなぐサイト構造のこと。Googleにサイト全体の専門性を伝え、検索評価を高める効果がある。

個別の記事だけでは勝てない競合キーワードでも、クラスター全体の専門性で上位表示を狙えるようになります。

AIを使えば、トピッククラスターの設計を効率化できます。既存記事のCSV(URL・タイトル・対策キーワードの一覧)をAIに読み込ませて、以下のように指示しましょう。

AIへの指示例
  • このCSVの記事一覧をもとに、トピッククラスターのグループ分けを提案してください
  • 各クラスター内で内部リンクを張るべき記事の組み合わせを教えてください
  • このクラスターで不足しているテーマがあれば、新規記事の候補を提案してください
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AIを活用した記事制作なら、EXTAGE株式会社が提供するAI記事代行サービスAI文豪もご検討ください。

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インハウスSEOの成功事例

SEO未経験からでも、正しい体制と戦略があれば短期間で成果はでます。

ファッション誌|5ヵ月で検索1位を獲得

項目内容
業種女性向けファッション誌
課題紙媒体の編集ノウハウはあるが、SEO知識がゼロ
施策制作ガイドライン作成・SEOレクチャー会・赤入れ指導
成果主要キーワードでGoogle検索1位を獲得
期間5ヵ月

SEO未経験のチームが、外部パートナーによるレクチャーとフィードバックを受けながら、わずか5ヵ月で主要キーワードの検索1位を獲得しました。

福田卓馬

自社にすでにある強みをSEOに転用する発想が、インハウス成功の鍵になります。

参考:ナイルのSEO相談室

BtoB企業|半年でアポ60件創出

項目内容
業種SaaS企業(BtoB)
課題新規顧客獲得がアウトバウンド営業とリファラルに偏り、SEOによるインバウンド集客がゼロ
施策ターゲットキーワード定義・全体戦略設計・コンテンツ制作の行動量確保
成果平均検索順位45位→21位、SEO経由で60件のリード獲得
期間6ヵ月

インバウンド集客ゼロの状態から6ヵ月で、SEO経由の60件のリード獲得に成功しました。BtoB領域はニッチなキーワードが多く、検索ボリュームが小さくても確度の高い顧客を集めやすいという特性を活かした事例です。

福田卓馬

BtoBは検索ボリュームが少なくても、1件のリードが数百万円の案件につながることもあります。

この事例では、ターゲットキーワードの定義を徹底したことで、コンバージョン確度の高い流入を効率よく獲得できています。

よくある質問

SEO未経験者がインハウスSEOを始めても成果は出ますか?

未経験者でも成果はだせます。まずは本記事で紹介した4ステップの手順で制作体制を構築し、コンテンツ制作から取り組みましょう。不安な方は、セミインハウス体制で外部パートナーのサポートを受けながら段階的に進めるのがおすすめです。

インハウスSEOで成果がでるまでの期間はどれくらいですか?

一般的には6ヵ月から1年ほどかかります。コンテンツを公開してからGoogleに評価され、検索上位に表示されるまでに時間が必要です。セミインハウスでプロから戦略提案を受けることで、成果がでるまでの期間を短縮できます。

一人でもインハウスSEOは回せますか?

規模にもよりますが、1人でも回せます。月20時間ほどのリソースを確保できれば、月3〜5本のコンテンツ制作と軽微な内部対策をこなせるでしょう。ただし、メディア規模が大きくなると複数名での運用が必要になります。

コンテンツ制作に割く時間が取れないときはどうすればよいですか?

部分的に外注するのがおすすめです。コンテンツ制作のみ、テクニカルな実装のみといった部分外注により、少ない担当者でもインハウス運用を維持できます。AIライティングツールを活用して制作時間を短縮するのも有効な手段です。

インハウスSEOの予算はどれくらい必要ですか?

完全インハウスの場合、人件費+ツール費で月20〜40万円が目安です。無料ツールのみでスモールスタートすれば月10万円以下でも始められます。セミインハウス(支援サービス活用)の場合は月15〜50万円の支援費が追加で必要です。

インハウスSEOでAIツールは活用できますか?

活用できます。記事の構成案・下書き作成、構造化マークアップの記述、Search Consoleデータの分析など、多くの業務をAIで効率化できます。ただし、キーワード選定の最終判断やファクトチェック、CTA設計など戦略的な判断は人間が行う必要があります。

福田卓馬

EXTAGEでは、200社以上のSEO支援で培ったノウハウをもとに、インハウスSEOの体制構築から自走化までを伴走型でサポートしています。自社に合った進め方を一緒に設計したい方は、お気軽にご相談ください。

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監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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