【BtoB向け】SEO対策11ステップ&効果測定のやり方まで解説

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「Web広告に頼っているが、費用対効果が合わなくなってきた」
「自社サイトを持っているものの、なかなか問い合わせにつながらない」
「安定した見込み客の獲得チャネルを構築したい」

BtoB企業のWeb担当者様は、こんなことで悩んでいませんか?

そんな課題を解決するひとつの答えが、BtoB企業に特化したSEO対策です。

SEO対策は、一度軌道に乗れば、広告費をかけずとも質の高いリードを継続的に獲得できます。

広告とは違い、一度作れば会社の「資産」として長く貢献してくれる。そんなマーケティング手法です。

福田卓馬

ただし、BtoCとは異なるBtoB特有の考え方や進め方を理解しなければ、思うような成果は得られません。

そこで本記事では、BtoB企業のSEO対策について、取り組むべき理由から、すぐにでも実践できる具体的な8つのステップ、そして効果測定とPDCAの回し方までをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • BtoB企業がSEOに取り組むべき理由
  • BtoBにおけるSEO対策の考え方
  • BtoB集客を成功させるSEO対策8ステップ
  • SEOの効果測定とPDCAサイクルの回し方
  • BtoB SEOでよくある質問

本記事の執筆者

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら

なお、EXTAGE株式会社ではSEO対策のプロが、BtoBビジネスで成果を出すためのサポートをおこなっています。

福田卓馬

BtoB企業のSEO対策の全体像を体系的にまとめた資料もご用意しています。

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目次

BtoB企業がSEOに取り組むべき理由

結論から言うと、多くのBtoB企業にとってSEOは非常に有効かつ取り組むべきマーケティング施策です。

ただし、企業の状況や商材によっては優先度が低いケースも存在します。

ここでは、SEOに取り組むべきかの判断基準と、BtoB企業にとってSEOが重要な理由を解説します。

SEOをやるべきケース・不要なケース

まずは、自社がSEOに取り組むべきかどうかを判断しましょう。

SEOをやった方がいいケース
  • 1Webサイトからの問い合わせや資料請求を増やしたい場合
  • 潜在層・準顕在層の顧客にアプローチしたい場合
  • 専門性や権威性を示し、ブランディングを強化したい場合
  • 広告費を削減して集客チャネルを構築したい場合
  • 競合他社がSEOに注力している場合

もし競合が検索結果の上位を占めているなら、自社の見込み顧客が競合に流れている可能性が高いです。

機会損失を防ぐためにも、SEOへの取り組みは不可欠と言えるでしょう。

SEOの優先度が低いケース
  • 主要な顧客獲得経路がオフラインの場合
  • 顧客がWeb検索で情報を探さない商材やサービスの場合
  • SEOに取り組むリソース(人・予算・時間)が全くない場合
  • 短期的な成果を求めている場合

古くからの付き合いや、経営層の人脈、紹介、特定の展示会出展などでビジネスが成り立っており、Webからの新規リードを必要としない場合は優先順位は低いです。

ただし、デジタルでの情報収集が当たり前になった現代において、Web上に情報がないことは将来的なリスクになり得ます。

リード獲得と認知拡大にかかせない

BtoBの購買プロセスでは、担当者が課題解決のために情報収集をすることから始まりますが、検索エンジンは最も利用されるツールのひとつです。

SEO対策によって自社サイトが検索結果の上位に表示されれば、多くの人の目に留まり、製品やサービスを知ってもらう機会となります。これまで接点のなかった企業への認知を広げ、新たな見込み客を獲得するための有効な手段です。

福田卓馬

さらに、SEOは今すぐ客だけでなく、まだ課題に気づいていない「潜在顧客」へもアプローチできます。

たとえば、業務効率化に関する情報収集をしている担当者に対し、自社のツールがどのように役立つかを解説したコンテンツを提供すれば、将来の顧客を育成することにもつながるのです。

効率的にリードを獲得する方法を知りたい方は「BtoBリード獲得方法一覧|オンライン・オフライン施策11選と成功のポイント」の記事をご覧ください。

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費用対効果が高く長期資産になる

Web広告は即効性がある一方、費用をかけ続けなければ効果が持続しません。

しかし、SEOで上位表示されたコンテンツは、広告費をかけずともアクセスを集め続けられます。

福田卓馬

一度作成したコンテンツが、長期的に見込み客を呼び込み続ける「資産」となるのです。

初期投資や継続的な改善は必要ですが、中長期的に見れば、広告に依存するよりもCPA(顧客獲得単価)を抑えられる可能性が高く、安定した集客基盤を築けます。

また、検索者の課題解決に役立つ専門的なコンテンツを発信し続ければ、その分野における「第一人者」としての地位を確立できます。「この分野なら〇〇社」という専門家としてのイメージが定着し、企業のブランド価値を高め、競合他社との差別化を図る大きな強みにもなるのです。

SEOを活用したBtoB認知施策の具体的な進め方と認知度向上のロードマップを知りたい方は「BtoB企業の認知度向上施策7選と90日実践スケジュール」の記事をご覧ください。

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BtoBにおけるSEO対策の考え方

BtoBのSEO対策を成功させるには、闇雲に記事を作るのではなく、その特性を理解した上で戦略的に進める必要があります。

以下の3つの考え方が基本です。

BtoB SEO 3つの基本
  • BtoBとBtoCのSEO対策の違いと基本特性を理解する
  • 中長期的な視点での継続的な分析と改善が必要
  • ツールを使って客観的に分析する

BtoBとBtoCにおけるSEO対策の違い

BtoBとBtoCのSEOで最も違うのは、意思決定の過程です。BtoCが個人による感情的な判断が多いのに対し、BtoBでは複数人が関与し、機能や費用対効果を比較検討します。

福田卓馬

BtoBのコンテンツは信頼性が高く、専門的で、企業の課題を解決できる内容にしなければなりません。

たとえば「〇〇 導入事例」「〇〇 比較」のように、検討段階で使われるキーワードを意識することが重要です。

中長期的な視点での継続的な分析と改善が必要

BtoBに限りませんが、SEO対策は効果が出るまでに最低でも半年から1年ほどかかる息の長い施策です。

とくに、BtoB商材は検討期間が長く、すぐにコンバージョンにつながらないことも多いです。短期的な成果を追い求めるべきではありません。

反対に、一度上位表示されれば安定した集客が見込めるので、腰を据えて取り組むことが大切です。定期的に順位や流入数を分析し、コンテンツのリライトや新規記事の追加といった改善を粘り強く続けましょう。

ツールを使って客観的に分析する

「なんとなく」の感覚でSEO対策を進めても、成果にはつながりません。必ずツールを導入して客観的なデータに基づいて戦略を立てることが不可欠です。

具体的には「Google Search Console」で自社サイトがどのようなキーワードで検索されているかを確認したり「Google Analytics」でユーザーのサイト内での行動を分析したりします。

分析したデータを見れば、ユーザーの真のニーズが把握でき、次の一手を的確に打てるようになるのです。

BtoB集客を成功させるSEO対策8ステップ

ここからは、BtoBのSEO対策を具体的に進めるためのステップを見ていきましょう。

下記の手順に沿って丁寧に進めるのが、成功のコツです。

BtoB SEO 8つのステップ
  1. メディアの目的と売上目標を設定する
  2. ターゲット顧客像(ペルソナ)を設定する
  3. キーワード調査と選定を行う
  4. トピッククラスターで記事を設計する
  5. CVポイントを設計する
  6. BtoBメディアのコンテンツを作成する
  7. 内部対策とテクニカルSEOを強化する
  8. 外部対策と被リンクを獲得する

1. メディアの目的と売上目標を設定する

はじめに「何のためにSEOをやるのか」という目的を明確にしましょう。

「月に20件の問い合わせを獲得する」「製品資料のダウンロード数を50件にする」など、具体的な数値でゴールを設定します。

このゴールが全ての施策の判断基準となり、方向性を一つにまとめる羅針盤となります。

BtoB企業のタイプによって、適切なKGI・KPIの設定は異なります。以下のテーブルを参考に、自社に合った目標を設定しましょう。

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企業タイプKGI例KPI例
SaaS企業月間MRR 500万円達成月間リード獲得40件・商談化率25%
製造業新規取引先 年間20社開拓技術資料DL月30件・展示会来場者へのリーチ
コンサルティング月間売上3,000万円問い合わせ月15件・セミナー集客月50名

目的が曖昧なままでは、効果的な戦略は立てられません。

カスタマージャーニーに沿ったKW設計

BtoBの顧客は、課題を認知し、情報収集、比較検討を経て発注に至るという長い旅(カスタマージャーニー)をします。

それぞれの段階で顧客が求める情報は異なるため、この旅の地図を描き、各段階に合わせたコンテンツを用意しなければなりません。

3つの段階「認知・興味関心」「比較検討」「行動・購入」ごとに、キーワード選定をしていくのがポイントです。

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段階認知・興味関心比較検討行動・購入
ユーザーの心理・行動・漠然とした悩みや課題を抱え、情報収集を始めた段階・課題が明確になり、解決策となる商品やサービスを認識している・購入する商品やサービスをほぼ決定している
キーワードの特徴「〇〇 とは」
「〇〇 原因」
「〇〇 方法」など
「〇〇 比較」
「〇〇 おすすめ」
「〇〇 選び方」
「〇〇 料金」など
「商品・サービス名」
「企業名」
「(商品名) 口コミ」
「(サービス名)申し込み」
有効なコンテンツ
(アプローチ方法)
・ブログ記事
・オウンドメディア
・用語解説
・ノウハウ記事
・機能や料金の比較表
・導入事例、お客様の声
・サービスの選び方ガイド
・ランキングコンテンツ
・サービス紹介ページ
・料金プランページ
・無料トライアル/デモの案内
・よくある質問(FAQ)
・問い合わせ/申し込みフォーム

「〇〇 課題」といった認知段階のキーワードから「〇〇 比較」「〇〇 事例」といった検討段階のキーワードまで、顧客をゴールまで導くようにコンテンツを配置しましょう。

2. ターゲット顧客像(ペルソナ)を設定する

ペルソナ設定の事例

「ペルソナ」とは、自社の製品やサービスを最も必要としている理想的な顧客像を具体的に描き出したものです。ペルソナを設定すると、どのような情報を誰に届けるべきかが明確になり、SEO戦略全体の方向性が定まります。

BtoB企業のペルソナ設定では、以下のような具体的な人物像を描くことが重要です。

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項目ペルソナAペルソナBペルソナC
業種製造業(従業員300名)IT企業(従業員50名)人材紹介(従業員100名)
役職製造部門マネージャーマーケティング責任者営業企画担当
課題生産管理システムの老朽化リード獲得チャネルの不足求職者のWeb集客強化
情報収集方法業界メディア・展示会・Google検索SaaS比較サイト・SNS・Google検索Google検索・同業の口コミ
意思決定プロセス部門長→役員会で稟議(3〜6ヵ月)代表と直接協議(1〜2ヵ月)部門長承認(1〜3ヵ月)
検索しそうなKW「生産管理システム 比較」「製造業 DX」「BtoB リード獲得」「MA ツール 比較」「人材紹介 集客」「採用サイト SEO」

ペルソナが明確であればあるほど、ターゲットに響くキーワード選定や、ニーズに応える高品質なコンテンツを作成できます。結果的に、Webサイトへの訪問者を質の高い見込み顧客へと変える可能性が高くなるのです。

福田卓馬

ペルソナ設定は、効果的なSEO施策の土台となるため、時間をかけて慎重に行いましょう。

3. キーワード調査と選定を行う

設定したペルソナが、実際にどのような言葉で検索するかを想定し、SEOのキーワードを調査・選定します。BtoBでは、購買に近いキーワード、情報収集段階のキーワードをバランスよく選ぶことが重要です。

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キーワード分類キーワードの例検索意図期待される効果
指名系キーワード「株式会社〇〇」
「〇〇サービス名」
特定の企業やサービスを既に認知しており、詳細情報を求めている。・ブランド保護
・直接的なコンバージョン
・高い信頼性
顕在キーワード
(Buy Now系)
「〇〇システム 導入費用」
「〇〇ソリューション 比較」
製品やサービスの導入を具体的に検討しており、比較や選定段階にある。・高いコンバージョン率
・直接的なリード獲得
・購買意欲の高い層へのリーチ
準顕在キーワード
(Problem系/Solution系)
「〇〇 課題解決」
「〇〇 効率化 手法」
「〇〇システム 選び方」
特定の課題は認識しているが、具体的な解決策や製品を模索中。・見込み客獲得
・ナーチャリング対象
・自社商材の認知促進
潜在キーワード
(Learn系)
「〇〇とは」
「〇〇 最新動向」
「〇〇業界 トレンド」
特定の課題やニーズをまだ明確に認識していない情報収集段階。・認知拡大
・将来的なリード育成
・専門知識の提供による信頼構築。

選定の際は検索ボリューム(検索数)が大きいだけでなく、ペルソナの課題解決につながり、かつ自社の製品やサービスと関連性の高いキーワードを選ぶのがポイントです。ツールなどを使って判断しましょう。

福田卓馬

EXTAGEの支援先では、まず検索ボリューム100〜500のロングテールKWから着手し、3〜6ヵ月で成果が出はじめるケースが多い印象です。

キーワードの妥当性を検証する

検索数が多いという理由だけでキーワードを選ぶのは危険です。そのキーワードで検索するユーザーが、本当に自社の見込み客となり得るのか「キーワードの妥当性」を吟味する必要があります。

たとえば、法人向けサービスを提供しているのに、個人からの検索が多いキーワードで上位表示されても、事業の成果にはつながりません。自社のビジネスときちんと結びつく、質の高いキーワードを見極める視点が必要です。

ロングテールキーワードを優先的に狙う

ロングテールキーワードの活用

検索数が多いビッグキーワードだけでなく「MAツール 中小企業 おすすめ 比較」といった、複数の単語を組み合わせたロングテールキーワードを積極的に狙いましょう。

ロングテールキーワードは、検索数は少ないものの、検索意図が具体的であるため、購買意欲の高いユーザーである可能性が高いです。

競合も少なく上位表示されやすいため、着実にコンバージョンを積み上げる上で非常に有効な戦略となります。とくに、サイトの立ち上げ時にはロングテールキーワードから着手するのがおすすめです。

BtoB向けSEO記事の具体的な制作フローを知りたい方は「BtoB記事制作の進め方|成果を出すキーワード選定と外注判断」の記事をご覧ください。

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4. トピッククラスターで記事を設計する

キーワードを選んだら、記事を1本ずつバラバラに作るのではなく「トピッククラスター」という考え方でサイト全体の設計を行います。

トピッククラスターとは

ひとつの大きなテーマ(ピラーコンテンツ)を決め、それに関連する詳細なテーマ(クラスターコンテンツ)を複数作成し、それぞれをリンクでつなぐ手法です。

トピッククラスターでの記事設計

BtoB企業ならではのトピッククラスター設計例を見てみましょう。

BtoB SaaS企業のトピッククラスター設計例

ピラーページ:MAツールとは

クラスターコンテンツ

  • 「MAツール 比較 2025年版」(比較検討層)
  • 「MAツール 導入事例 製造業」(業種別検討層)
  • 「リードナーチャリングとは」(認知層)
  • 「メールマーケティング 開封率 上げ方」(潜在層)
福田卓馬

EXTAGEの支援先では、まずピラーページを1本作り、関連するクラスター記事を10〜20本で囲む設計をしています。

5. CVポイントを設計する

BtoBでは高額な商材が多いため「今すぐ購入」というコンバージョン(CV)は稀です。そこで、見込み客の情報を得るための「CVポイント」を設計します。

CVの目標は以下のようなものが一般的です。

ホワイトペーパーなどCVポイントの設計

BtoB企業の場合は、課題解決に役立つノウハウをまとめた「ホワイトペーパー」や「お役立ち資料」を無料でダウンロードできるようにするパターンが多くみられます。その代わり、企業名やメールアドレスを登録してもらうのです。

BtoBのCVポイントとなるホワイトペーパーの作り方を具体的に知りたい方は「ホワイトペーパーの作り方5ステップ|種類別の構成テンプレートやリード獲得の成功事例も紹介」の記事をご覧ください。

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さらに、設計したCVポイントのコンバージョン率を高めるCVR改善の施策とツールを知りたい方は「BtoBのCVR平均値と合格ライン|即実践できるCVR改善施策5選と失敗事例も紹介」の記事をご覧ください。

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6. BtoBメディアのコンテンツを作成する

設計に基づいてコンテンツを作成します。

BtoBで求められるのは、検索者の課題を解決できる、専門性と信頼性の高い情報です。

BtoBのSEO対策で作成するコンテンツは、大きく3つの媒体に分かれます。

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メディア種別役割コンテンツ例
コーポレートサイト会社の信頼性・E-E-A-Tを担保会社概要、実績紹介、代表挨拶、採用情報
サービスサイトCVの受け皿サービス紹介、料金プラン、導入事例、FAQ
オウンドメディア(ブログ)SEOで集客し、リードを育成ノウハウ記事、用語解説、業界トレンド、比較記事

独自のデータや導入事例、お客様の声などを盛り込み、他社にはないオリジナルの価値を提供することを意識してください。

ユーザーファーストなコンテンツ設計

SEOの本質は、上位表示させることではなく、ユーザーの疑問や課題にわかりやすく、深い部分まで応えることです。

常に「この記事はユーザーの課題解決に本当に役立っているか?」と自問自答し、読者にとって最も価値のある情報を提供することを第一に考えましょう。

このようなユーザーファーストなコンテンツが、結果的にGoogleからも高く評価され、長期的に安定した上位表示につながります。

BtoB向けSEO記事の具体的な制作フローを知りたい方は「BtoB記事制作の進め方|成果を出すキーワード選定と外注判断」の記事をご覧ください。

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7. 内部対策とテクニカルSEOを強化する

どれだけよいコンテンツを作っても、Webサイト自体に問題があるとGoogleから正しく評価されません。そこで、内部対策とテクニカルSEOを徹底しましょう。

内部対策とは

Webサイトの構造や各ページの要素を検索エンジンにわかりやすく最適化すること。

具体的には、適切なタイトルタグやメタディスクリプションの設定、見出しタグ(Hタグ)の正しい使用、内部リンクの最適化などが含まれます。

一方、テクニカルSEOとは、サイトの表示速度を改善したり、スマホでも見やすいデザインにしたり、サイト構造をわかりやすく整理したりする施策です。

E-E-A-Tを高めて信頼性を確立する

E-E-A-Tを高めて信頼性と専門性を確立する

E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツの品質を評価するための基準で、経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取ったものです。

とくにBtoBでは、信頼できる情報かどうかが厳しく判断されます。

誰が書いたか(著者情報)を明記したり、独自の調査データや詳細な事例を掲載したりすることで「E-E-A-T」を高め、読者とGoogleの両方から信頼されるサイトを構築しましょう。会社概要ページでのE-E-A-T確保、著者情報・監修者情報の設置、構造化データ(Organization, FAQPage, BreadcrumbList)の実装も効果的です。

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EXTAGEでは、E-E-A-Tのなかでもとくに「Experience(経験)」を重視しています。自社の一次情報を入れるだけで順位が大きく改善した事例が多数あります。

BtoB企業でよくあるテクニカルSEOの問題
  • サービスページがJavaScriptレンダリングでクロールされない
  • 会社概要や実績ページにnoindexが設定されている
  • PDFカタログがHTML化されておらずインデックスされない
  • canonicalタグの設定ミスでサービスページが重複扱い

内部対策と合わせてBtoBサービスサイト全体の改善やワイヤーフレーム作成に取り組みたい方は「BtoBサイト改善の黄金構成とチェックリスト20項目」の記事をご覧ください。

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8. 外部対策と被リンクを獲得する

外部対策とは、他のWebサイトからの評価を通じて自社サイトの信頼性を高める施策で、その中心が「被リンク」の獲得です。

他のサイトから自社サイトへリンクを貼ってもらうことで、Googleからの評価が向上します。

BtoB企業の被リンク獲得戦略
  • 取引先・パートナー企業との相互リンク提携
  • 業界団体・商工会議所への加盟によるリンク獲得
  • プレスリリース配信(PR TIMES等)による被リンクとサイテーション
  • 共同調査レポート・ホワイトペーパーの共同発行
  • 業界メディアへの寄稿・取材対応
  • 自社セミナー・ウェビナー開催によるイベントページからのリンク

外部対策としてメルマガを活用したSEO戦略に興味のある方は「SEOとメルマガの連携戦略」の記事もご覧ください。

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SEOの効果測定とPDCAサイクル

BtoBのSEO対策は、施策を実行して終わりではありません。効果を正しく測定し、得られたデータに基づいて改善を繰り返す必要があります。

「やりっぱなし」にせず、PDCAサイクルを回していくことで、初めてSEOは事業に貢献する強力な武器となります。

測定すべき主要指標(KPI)

BtoBのSEOで測定すべき指標(KPI)は、最終的な事業目標に近い「KGI(重要目標達成指標)」と「中間指標」に分けられます。

KGIと中間指標の例
  • お問い合わせ件数
  • 資料ダウンロード数
  • 商談化数
  • 受注件数
  • コンバージョン率(CVR)
  • 各キーワードの検索順位
  • 自然検索からの流入数(セッション数)
  • クリック率(CTR)
  • ページの滞在時間

上記のような指標を総合的に見ると、多角的な分析ができます。

効果測定に必須のツール

効果測定を正確かつ効率的に行うためには、専用ツールの活用がかかせません。

「Google Analytics」「Google Search Console」のような無料ツールや「Ahrefs」といった有料ツールを組み合わせて使用します。

スクロールできます
項目主な指標主なツール
検索エンジン上・検索順位
・表示回数
・クリック数
・CTR(クリック率)
Google Search Console
ウェブサイト内・検索からの流入数
・キーワード別の流入数
・ページのエンゲージメント
Googleアナリティクス
Googleサーチコンソール
成果・コンバージョン (CV) 数
・コンバージョン率 (CVR)
Googleアナリティクス
サイトの健全性・被リンクの量と質
・インデックス数・クロール状況
Googleサーチコンソール
Ahrefs
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ツールを選ぶ際は、検索数や競合の状況を分析できるかといった機能面も加味して選びましょう。

PDCAサイクルの回し方

成果を最大化するためには、PDCAサイクルを継続的に回し、戦略を磨き続けることが重要です。

STEP
【Plan】目標設定と現状把握

SEO施策の具体的な目標を設定します。

たとえば「半年後に月間10件のホワイトペーパーダウンロードを獲得する」といったゴールです。Google AnalyticsやSearch Consoleで現状を把握し、目標とのギャップを明らかにしましょう。

STEP
【Do】SEO施策の実行

Planで立てた計画に基づいて、具体的なSEO施策を実行します。

「課題として特定したキーワードで新規記事を作成する」「順位が伸び悩んでいる記事をリライトする」「サイトの表示速度を改善する」といったアクションです。

誰がいつまでに何を行うのか、具体的なタスクとスケジュールを決めましょう。

STEP
【Check】効果測定と分析

実行した施策がどのような結果をもたらしたのか、データを基に客観的に評価・分析します。

結果だけでなく「なぜ順位が上がったのか」「なぜコンバージョンが増えなかったのか」といった要因を深掘りすることが重要です。

STEP
【Action】改善策の立案と実行

分析で見つかった課題に対する改善策を考え、実行します。たとえば、コンテンツの専門性が足りず順位が上がらないのであれば「専門家の監修を追加する」といった対策が必要です。

福田卓馬

日々の順位変動に一喜一憂せず、月単位など中長期的な視点で評価することが大切です。

とはいえ、なかなか自社での分析が難しい場合も多いでしょう。EXTAGE株式会社では、BtoB企業のマーケティングに精通したSEO対策の専門家が、貴社のコンテンツ制作やサイト運営をアシストします。

福田卓馬

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BtoB SEOでよくある質問

BtoBのSEO対策にかかる費用の相場は?

社内で内製する場合は人件費とツール費(月額5〜10万円程度)、外注する場合は月額20〜50万円が相場です。ただし、コンテンツ制作やテクニカルSEOなど依頼範囲によって大きく変動します。

中長期的にはWeb広告よりもCPAを抑えられるケースが多いため、投資対効果で判断することが重要です。

BtoBのSEOで成果が出るまでどのくらいかかる?

一般的に半年〜1年ほどかかります。BtoBは検索ボリュームが小さいキーワードが多い反面、ロングテールKWで上位を取りやすく、3〜6ヵ月で一部のKWで成果が見えはじめるケースもあります。

EXTAGEの支援先では、サイトの初期状態にもよりますが、6ヵ月で問い合わせ数が2〜3倍に増加した事例があります。

BtoBのSEOは内製と外注どちらがよい?

SEOの専門知識やリソースがある場合は内製が理想ですが、多くのBtoB企業では兼任担当者がSEOを担っているのが実態です。

戦略設計やテクニカルSEOは外注し、コンテンツの一次情報(事例・ノウハウ)は社内で用意するハイブリッド型がとくに成果を出しやすい傾向にあります。

検索ボリュームが少ないBtoBキーワードでもSEOをやる意味はある?

あります。BtoBは検索ボリュームが小さくても、1件のリードが高単価な商談につながる可能性があります。

たとえば月間検索数30のキーワードでも、CVR3%で月1件のリードを獲得でき、年間LTVで計算すると大きな売上貢献になるケースは珍しくありません。

コーポレートサイトとオウンドメディアどちらでSEOをやるべき?

両方を組み合わせるのが効果的です。コーポレートサイトは会社概要やサービスページでE-E-A-Tを担保し、指名検索を受け止める役割を持ちます。

オウンドメディア(ブログ)はノウハウ記事や比較記事でオーガニック流入を獲得し、リード育成の入り口として機能します。BtoBサイトの新規構築を検討している方は「BtoBサイト構築」の記事も参考になります。

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監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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