「ChatGPTで書いた記事の順位がまったく付かない…」
「AIで作った記事はペナルティを受けるのでは…」
こんなふうに悩んでいないでしょうか。
結論として、ChatGPTで制作した記事でも検索上位は取れます。
ただしChatGPTが担えるのは下書きまでです。順位を分けるのは、そのあとに人が足す一次情報と検証にあります。
福田卓馬AI記事が伸びないのは性能不足ではなく、工程の設計が抜けているからです。
本記事では、記事制作の工数を78%削減し検索上位率83%を達成したEXTAGEが、ChatGPTで記事制作する5ステップを解説します。
各ステップのプロンプト、順位が付かない原因、社内で回す体制まで具体的に紹介します。
- ChatGPTの記事制作は5ステップで再現できる
- 順位を分けるのは一次情報と検証の有無
- AIに任せる工程と人が担保する工程の線引き

EXTAGE株式会社
代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
とはいえ「毎回プロンプトを考えるのが大変」「どこまでAIに任せてよいか判断できない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEでは工程別のプロンプトをまとめた『AIライティングマニュアル』を無料配布しています。
構成から校閲までの指示を毎回考える手間がなくなるので、記事制作をすぐ回したい方はダウンロードしてご活用ください。
ChatGPTの記事制作5ステップ【プロンプト付】
ChatGPTでの記事制作は、次の5ステップに分けると品質が安定します。
いきなり「記事を書いて」と指示せず、工程を分けて指示を出すのがポイントです。
それぞれ詳しく解説します。
STEP1 ペルソナと検索意図を決める
最初にやるべきは執筆指示ではなく、読者像と検索意図の言語化です。
ChatGPTは読者の指定がないと、平均的な読者を想定して書きます。その結果、誰にも刺さらない一般論の記事ができあがります。
次のプロンプトで、読者の状況と知りたいことを先に固めましょう。
あなたはSEO専任の編集者です。
対策キーワード「(KWを入力)」で検索する読者について、次の項目を出してください。
1. 職種・役割・抱えている業務上の課題
2. 検索した直後に知りたいこと(顕在ニーズ)を3つ
3. 本人が言語化できていない不安(潜在ニーズ)を3つ
4. 記事を読み終えたときに達成していたい状態
条件:一般論ではなく、実在の担当者が言いそうな言葉で書くこと。出力が出たら、次の3点を確認してください。
| 確認項目 | 合格の基準 |
|---|---|
| 職種の具体性 | 「Web担当者」ではなく業務内容まで書かれている |
| 悩みの粒度 | そのまま読者のセリフとして使える表現になっている |
| ゴール | 読了後の行動が1つに定まっている |
上位に上げるコツは、既存記事のサーチコンソールで実際の検索クエリを確認し、プロンプトに貼り付けることです。
推測のペルソナではなく実データを渡すと、記事の切り口が競合とずれて独自性が生まれます。まずはこの工程に15分かけてみてください。
STEP2 構成案を作る
構成案は、競合の見出しを渡したうえで作らせるのが基本です。
ChatGPTは検索結果を細かく分析できるわけではありません。何も渡さないと、一般的で当たり障りのない見出しが並びます。
上位10記事の見出しをコピーし、次のように指示します。
以下は「(KW)」で検索したときの上位10記事の見出しです。
(見出しを貼り付け)
この情報をもとに、次の手順で構成案を作ってください。
1. 上位10記事が共通して扱っているテーマを挙げる(=必須要素)
2. 1〜2記事しか扱っていないテーマを挙げる(=差別化余地)
3. STEP1で定義した読者の悩みに対し、上位記事が答えていない論点を挙げる
4. 1と3を満たすH2・H3構成を作る(H2は25文字以内)
5. 各H2で読者に伝える結論を1文ずつ書く手順3と5を入れる点が重要です。上位の模倣で終わらず、記事の主張が先に決まります。
なお構成の前提となるキーワード選定から見直したい方は、「SEOキーワード選定のやり方」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

STEP3 見出し単位で本文を書く
本文はH3単位で1つずつ生成すると品質が落ちません。
記事全体を一括で書かせると、1見出しあたりの情報量が薄まります。文脈も途中で破綻しやすくなります。
次のプロンプトを、見出しの数だけ繰り返して使います。
次の見出しの本文だけを書いてください。
見出し:(H3見出しを入力)
この見出しで伝える結論:(構成案で決めた1文)
読者:(STEP1のペルソナ)
条件
・PREP法(結論→理由→具体例→再結論)で書く
・一文は50文字以内、一段落は3文以内
・具体例は表かリストで示す
・「〜と言えるでしょう」「いかがでしたか」は使わない
・断定できない内容は書かず、代わりに「要確認」と記載する最後の2行が、AIっぽさと誤情報を同時に減らすポイントです。
工程ごとのプロンプトをさらに作り込みたい方は、「AIライティング用プロンプト7選」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

STEP4 一次情報を足す
ここが順位を分ける最大の工程です。
ChatGPTが書けるのは、すでにWeb上にある情報の再構成までです。競合と同じ材料で書く以上、内容だけでは差が付きません。
そこで、自社しか持っていない情報を人の手で追加します。
| 一次情報の種類 | 具体例 |
|---|---|
| 自社の実測データ | 施策前後の順位・CV数・工数の変化 |
| 現場のやり取り | 顧客からよく出る質問・断られた理由 |
| 実際の画面 | ツールの操作画面・管理画面のスクリーンショット |
| 失敗の記録 | うまくいかなかった施策と、その原因 |
EXTAGEでも、AIの下書きに自社の運用データを足す形へ変えてから、検索上位率が83%まで改善しました。
上位に上げるコツは、1記事につき最低1つ、数字を伴う自社の事実を入れることです。ネタがない場合は、社内の担当者に15分ヒアリングするだけでも材料は集まります。
STEP5 校閲とファクトチェック
公開前に、事実確認とAIっぽさの除去を必ず行います。
ChatGPTは事実と異なる内容を、自然な文章で書くことがあります。数値や固有名詞は、そのままでは信用できません。
チェックは次の順番で進めると漏れがありません。
統計・料金・企業名は一次ソースで確認します。出典が見つからない記述は削除します。
「〜と言えるでしょう」などの断定を避ける言い回しを、具体的な記述に置き換えます。
同じ文末が3回続く箇所を直します。読点の位置を調整するだけでも読みやすさが変わります。
実際に修正すると、次のように変わります。
| 修正前(AI出力) | 修正後 |
|---|---|
| SEO対策は非常に重要と言えるでしょう | SEOは問い合わせ数に直結します |
| 多くの企業が成果を上げています | 当社では記事制作の工数が78%減りました |
| 適切なキーワードを選定しましょう | 月間検索数100〜500のKWから着手しましょう |
校閲に使えるプロンプトを探している方は、「生成AIの文章校正ツール10選」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

ChatGPTの記事制作で順位が付かない3つの原因
手順どおり作っても順位が付かない場合、原因はほぼ3つに絞られます。
いずれもChatGPTの性能ではなく、人が担う工程が抜けていることが原因です。
それぞれ詳しく解説します。
一次情報がなく一般論で終わる
もっとも多い原因が、記事の中身がどこかで読んだ内容の再構成で終わっていることです。
ChatGPTは学習済みの情報から文章を作ります。つまり、出発点が競合記事と同じ材料になります。
同じ材料で書けば、記事は次のような状態になります。
- 数字が出てこない、または出典が曖昧
- 「重要です」「大切です」で説明が終わる
- 自社でなくても書ける内容しかない
読者は同じ内容を上位記事で読み終えています。あとから公開しても、選ばれる理由がありません。
公開前に「この記事は自社でなければ書けないか」を1度確認してください。答えがノーなら、STEP4に戻って一次情報を足しましょう。
検索意図の確認を飛ばしている
次に多いのが、読者が求めている答えとズレたまま公開しているケースです。
ChatGPTはキーワードから内容を推測します。実際の検索結果を見ているわけではありません。
たとえば、次のようなズレが起こります。
| キーワード | AIが書きがちな内容 | 読者が求める内容 |
|---|---|---|
| SEO 外注 | SEOの基礎知識 | 費用相場と会社の選び方 |
| 記事制作 コツ | 文章術の一般論 | 順位が付いた記事の実例 |
対策は簡単で、実際に検索して上位10記事の見出しを確認し、その情報をプロンプトに渡すことです。
AIライティング全体の進め方から見直したい方は、「AIライティングのやり方5ステップ」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

事実確認をせずに公開している
3つ目は、誤情報がそのまま公開されている状態です。
ChatGPTは、事実でない内容も自然な日本語で出力します。読み流すと気づけません。
とくに次の記述は、必ず一次ソースで確認してください。
- 統計データと調査結果の数値
- ツールの料金プランと機能
- 法律・ガイドラインの引用
誤情報は順位以前に、企業の信頼を損ないます。公開前のファクトチェックは、担当者以外がもう一度見る体制にしておくと安全です。
ChatGPTの記事制作を社内で回す体制
ChatGPTを個人の作業で終わらせず、継続して成果を出すには体制づくりが必要です。
担当を分け、基準を決め、外注との線引きを持つことで品質が安定します。
それぞれ詳しく解説します。
工程ごとに担当を分ける
記事制作は生成と検証で担当を分けると品質が安定します。
同じ人が書いて確認すると、AI特有の言い回しや誤りを見落とします。書いた本人には違和感が残らないためです。
2人体制なら、次のように分担できます。
| 工程 | 担当 | 目安工数 |
|---|---|---|
| ペルソナ・構成案 | 編集担当 | 60分 |
| 本文生成 | 制作担当 | 60分 |
| 一次情報の追加 | 事業部の担当者 | 30分 |
| 校閲・事実確認 | 編集担当 | 60分 |
1人で運用する場合は、生成した当日に校閲せず、翌日に見直すだけでも精度が上がります。まずは工程を分けるところから始めてみてください。
品質基準をテンプレート化する
公開の可否は、チェックリストで機械的に判断する形にします。
基準が人の感覚のままだと、担当者が変わった瞬間に品質が落ちます。判断のブレも大きくなります。
最低限、次の項目を用意しておけば運用できます。
- 数字を伴う自社の事実が1つ以上ある
- 上位10記事にない論点が1つ以上ある
- 統計と料金の出典を確認済み
- 一文50文字以内、一段落3文以内
チェックリストはプロンプトにも転用できます。同じ基準をAIに渡せば、修正の往復が減ります。
内製と外注の線引き
すべてを内製する必要はありません。工数が読める記事だけ内製するのが現実的です。
ChatGPTで短縮できるのは執筆工程です。設計と検証の時間は変わらず必要になります。
判断の目安は次のとおりです。
| 記事の性質 | おすすめ |
|---|---|
| 自社の事例・現場の知見が中心 | 内製 |
| 更新頻度が高い情報 | 内製 |
| 専門性が高く調査量が多い | 外注 |
| 収益に直結する重要ページ | 外注または共同制作 |
外注を検討する場合は、依頼先の選び方から確認しておくと失敗が減ります。「記事作成代行のおすすめと選び方」で費用相場と判断基準を解説していますので、参考にしてみてください。

とはいえ「社内にレビューできる人がいない」「本数を増やすと品質が保てない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEでは、SEO設計から校閲までの工程を標準化した『AIライティングマニュアル』をご用意しています。
生成した原稿をどこまで直せば公開できるのか、仕上げの基準まで載せているので、社内の体制づくりを進めたい方はご確認ください。
ChatGPTの記事制作でよくある質問
最後に、ChatGPTでの記事制作でよく寄せられる質問にお答えします。
ChatGPTとGemini・Claudeはどう使い分けますか
工程ごとに使い分けるのが効率的です。構成案づくりや壁打ちはChatGPT、長文の自然な日本語はClaude、最新情報の確認やGoogleサービスとの連携はGeminiが向いています。
1本の記事をすべて同じAIで作る必要はありません。詳しい手順は「ClaudeでSEO記事作成する7ステップ」と「Geminiで記事作成する方法」で解説しています。
無料版でも記事制作はできますか
記事制作自体は無料版でも可能です。ただし利用回数の上限があり、長文の指示では途中で応答が止まることがあります。月に数本以上作るなら有料版が現実的です。
ChatGPTで作った記事はペナルティを受けますか
AIで作ったこと自体はペナルティの対象ではありません。Googleは制作手段ではなく内容の品質を評価すると公表しています。検索順位を操作する目的だけの量産記事は対象になります。
記事制作にはどれくらい時間がかかりますか
1記事あたり3〜4時間が目安です。執筆時間は大きく短縮できますが、構成の設計と一次情報の追加、校閲には時間が必要です。EXTAGEでは工程を分けることで工数を78%削減しました。
ChatGPTで作った記事の著作権はどうなりますか
生成物の利用は利用規約で認められています。ただし既存の著作物と似た表現が出る可能性はあります。公開前にコピペチェックツールで確認しておくと安全です。
まとめ
ChatGPTでの記事制作は、工程を分けることで品質が安定します。
ペルソナ設計から校閲までの5ステップを踏み、一次情報と事実確認を人が担保すれば、検索上位も十分に狙えます。
逆に、AIの出力をそのまま公開する運用では順位は付きません。順位を分けるのは、AIではなく人が足す情報です。
とはいえ「自社の記事のどこを直せばよいか判断できない」「工数を割く余裕がない」という方も多いのではないでしょうか。
福田卓馬EXTAGEでは、プロが仕上げた記事を1本無料でお試しいただけます。
個人の工夫では制作量が伸びないと感じている方は、完成品を実物で確認して、外注も選択肢に入れてみてください。

