自社HP問い合わせ0→月2件へ。福祉事業所の想いと強みが伝わるサイトリニューアル

スマイルウィズ株式会社

https://smilewith.co.jp/

業種福祉サービス 課題HP経由のコンバージョンがほぼゼロ
スマイルウィズ株式会社
入江悠
SEOチーム 入江悠

「自社の想いや強みはあるけれどHPで伝わっていない」
「自分たちで更新できず何年も古びたままになっている」

という声はよく聞かれます。

とくに、福祉サービスのように利用を検討されているご本人・ご家族・相談支援員・法人取引先など、複数の読者層に向けて情報を届ける必要がある場合、誰にも刺さらないHPになりがちです。

スマイルウィズ株式会社様も、まさにこの状況に直面していました。前のHPは自社で更新できず、お問い合わせフォームには1日に数百件単位の迷惑DMが届き、自社HP経由の利用希望者からの問い合わせはほぼゼロだったといいます。

EXTAGE株式会社はこうした状況をサイトリニューアルで大幅改善しました。

SEO対策・フォーム改善を両軸で実施した結果、問い合わせの「量」と「質」の両方が大きく変わりました。

自社HP経由の利用希望者問い合わせは月2件で安定し、これまで1日に数百件届いていた迷惑DMは熱量の高いお問い合わせだけに切り替わりました。取引先や関係機関からも「ホームページすごいですよね」と声をいただけるようになっています。

支援前後の主要指標

今回はその支援過程を、要件定義から運用までの3フェーズに分けてご紹介します。

目次

課題:古いHPで想いも仕事内容も伝えきれていなかった

スマイルウィズ様の旧サイトは、開所当時に作られたまま大きく手を加えられていない昔ながらのHPでした。

事業所の現在の取り組み・利用者様の声・支援の流れといった「今届けたい情報」は、サイト上にほとんど反映されていない状態だったといいます。

「もう本当に昔ながらの、とりあえず作られたホームページで、今発信したいことができない状態だったんですよ」

問題はデザインや情報の鮮度だけにとどまりませんでした。

自社で更新できるのはブログ部分だけで、お知らせや事業内容を変えたいときは都度制作会社に依頼するしかなく、思うように発信できない構造でした。

さらに、お問い合わせフォームには大量のスパムDMが流入し、本来届くべき利用希望者からの相談が埋もれていました。以前依頼した制作会社はすでに事業を畳んでおり、新たな改善依頼すら難しい状況になっていました。

福祉サービスの分野は、そもそも自社HPに力を入れる事業者が少ない業界です。ベンチマークがなく、さまざまな読者が同じサイトを訪れるにもかかわらず、誰にとっても情報が見つけにくいHPになっていました。

想いも仕事内容も、Web上ではほとんど伝わっていないのが、支援開始前のスマイルウィズ様の状態でした。

◼︎定量的な課題

  • 自社HP経由の利用希望者問い合わせがほぼゼロ
  • お問い合わせフォーム経由で1日に数百件の迷惑DMが流入
  • 検索結果は「おまとめサイト」に上位を占有され、自社HPに到達されない

◼︎訂正的な課題

  • 自分たちでHPを更新できない
  • セキュリティ・管理面に不安があった
  • 事業所の雰囲気・仕事内容の幅広さ・支援体制が伝わっていない

依頼のきっかけ:想いはあるけれど、再現方法がわからなかった

EXTAGE株式会社を知ったきっかけは、HPに掲載されていた支援事例でした。同じような状況の事業者をどう変えたのか、事例ページから読み取り、相談につながったといいます。

「私自身がそのウェブ業界とかそういうの全然強くないけど、でもこういうのがやりたいっていう思いはあって、それが今の時代に合っているのか、もっといい方法があるとか、そういうのを言ってくださるところがありがたいんですよ」

言われた通りに作るのではなく、プロ目線で「それは今の時代に合っていない」「もっと良い方法がある」と提案できる制作会社を求めていたといいます。

さらに、初回MTGでは若手中心のチーム編成だったことからも「希望が叶いそうだ」という印象を受けたといいます。

施策:想いを形にする3つのフェーズ

スマイルウィズ様のHPの成果は、どのような支援の積み重ねで生まれたのでしょうか。

EXTAGE株式会社は「言われたとおりに作る」のではなく、3つのフェーズを経て「やりたいことをとどく形に翻訳」していきました。

フェーズ1:要件定義・情報設計

最初のフェーズで重視したのは、「やりたいことはあるけど形にできない」状態をプロ目線で整理し直すことでした。

「グループの理念である『みんなが活躍すれば世界はもっと良くなる』と、マイルウィズ独自の『笑顔の連鎖』という想い。この2つを軸に、誰に何を伝えるかをメッセージ階層として設計し直しました」

次に行ったのが読者の整理です。福祉事業所のHPには、利用検討者ご本人・ご家族・相談支援員・法人取引先という4種類の異なる読者が訪れます。

それぞれが必要とする情報は異なり、共通のページで全員を満たそうとすると、結局誰にも届かないHPになってしまいます。EXTAGE株式会社はこのそれぞれの読者の導線を分けて設計し、迷わず必要な情報にたどり着ける構造に組み直しました。

フェーズ2:デザイン・実装

方向性が固まったあとのデザイン・実装フェーズでは、意思決定のサイクルを最短化することに重点を置きました。

具体的にはMTGでデザインを共有し、感覚的な要望をその場で形にする運用にしました。色味の調整・配置の入れ替え・写真の差し替えなど、これまで「変更して連絡します」と一往復していたやり取りをその場で完結させる進め方です。

「Zoomでデザインを話している時に、その場でCanvaを使って色味を変更してくれたりとか。変更して連絡しますみたいのがなくて、もうどんどん話が進むっていうのを感じます」

意思決定が速いだけでなく、社長の感覚と完成形のズレが小さくなります。「思っていたのと違う」などの後戻りが減り、結果として制作期間全体の短縮にもつながりました。

印象的なのは、制作の最終盤に取り入れた「スマイル犬」の演出です。

「最後の最後で私のわがままを取り入れてくださって、犬が走ってくるようなのがいいんですって言ったら、本当に犬が走ってくるんですよ」

仕様書には収まらない、けれども宮﨑社長の感覚で「これが入るとサイトの空気が変わる」と感じた要素をデザイナーがその場で形にした例です。

こうした「言葉になりにくい好み」を実現できたのは、リアルタイムで動ける制作環境と、クライアント発言を遠慮なく受け止める姿勢の両方があったからこそです。

フェーズ3:SEO設計とフォーム改善

問い合わせの「量」を増やすSEO対策と「質」を整える問い合わせフォーム改善を、両輪で実施しました。

まず実施したのが、コーポレートドメイン(.co.jp)の取得です。

「私がそんな知識はないからなんかドメインが.jpより.co.jpの方がいいとか、そういうのが本当に嬉しい」

.co.jpは日本国内で法人登記された企業しか取得できないドメインで、法人としての信頼性と指名検索の強度を担保する効果があります。クライアントが知らないところで成果に直結する判断を、プロ側が引き受ける部分です。

タイトルタグも最適化しました。「就労継続支援A型 京都」「縫製 京都」など、利用検討者や法人取引先が実際に検索する関連キーワードを軸に再設計しています。利用希望者が自社HPに直接たどり着く導線が確立され、問い合わせの量が増えました。

さらに、問い合わせフォームのスパム改善も実施し、毎日数百件も入っていた迷惑DMを構造的に遮断するしくみを実装。結果としてきれいな連絡しか来ない状態に切り替わっています。

運用基盤:公開後も成果が積み上がる構造へ

公開後の運用面では、スマイルウィズ様自身がCMSを操作できるよう、簡易マニュアルとレクチャーを実施しています。

お知らせの更新、利用者の声の追加、画像差し替えといった日常的な更新作業を、外部委託せずに進められる体制を整えました。情報の鮮度が保たれることはSEOにも好影響を与え、量と質の改善が公開後も継続して積み上がっていく構造です。

成果:問い合わせの量・質が同時に変わった

HPのリニューアル後、スマイルウィズ様には問い合わせの量と質の両方で大きな変化が起きました。

「届く件数が増えた」だけでも「迷惑連絡が減った」だけでもなく、両方が同時に動いたことが今回の事例の核心です。SEO対策で量の入口を広げ、問い合わせフォームの改善で質のノイズを取り除くということを両輪で回したことが、ビジネス面の変化につながっています。

お問い合わせの増加

従来の問い合わせはハローワーク経由・他社のおまとめサイト経由が中心で、自社HPからはほぼゼロでした。

リニューアル後、コーポレートドメインの取得・タイトルタグの最適化を行ったことで「就労継続支援A型 京都」「縫製 京都」など利用検討者や法人取引先が実際に検索する関連キーワードで上位表示されるようになりました。

結果、利用希望者が自社HPに直接たどり着き、問い合わせを送る導線が確立されました。

「今は月に2件、自社ホームページ経由っていうのがあるので、もうゼロからの、増えてるってすごい」

月2件という数字は一見小さく見えますが、福祉事業所として「利用者本人がサイトを見て問い合わせてくる」入口が新たに確立された意味は大きく、長期的な集客の安定につながります。

おまとめサイトに依存しない、自社チャネルでの集客が始まったことが、この数字の本当の価値です。

お問い合わせの増加

リニューアル前のスマイルウィズ様の問い合わせフォームには、国内外から毎日数百件単位の迷惑DMが流入していました。

前の制作会社から提案された対応策は「問い合わせフォームを止める」というもので、根本解決には至らず、本来の相談がそのなかに埋もれてしまっていたといいます。

リニューアルではフォームのスパム対策を実装し、迷惑DMを構造的に遮断する仕組みを整えました。宮﨑社長は次のように振り返ります。

「今までDM祭りだったんですけど、きれいな連絡しか来なくなりましたね」

ノイズが消えたことで、本来届くべき相談が埋もれなくなり、対応の優先順位もつけやすくなりました。対応すべき問い合わせが、対応すべきタイミングで届く状態になったことで、運営側の負担も大きく下がっています。

周囲からの反響

質の変化はフォームだけにとどまりません。

取引先や関係機関の方々からも「ホームページすごいですよね」と声をかけられるようになり、営業や紹介の場で説明ツールとして使えるサイトになりました。

福祉サービス業界としては力の入ったHPに仕上がったことで、外部からの見え方そのものが変わり、業界内でのブランディングにも寄与しています。

量だけ・質だけを改善しても、ビジネス面の変化はここまで広がりません。SEO対策で量を広げ、問い合わせフォーム改善で質を整えるという両輪で施策を回したからこそ、自社HPが「相談・取引・採用の入口」として機能し始めました。

HP制作の依頼時に、量と質の両軸で課題を洗い出すことが、成果につながる起点になります。

>>自社のHPも相談してみる

お客様の声:優しさ・安心感・信頼感が伝わるページ

リニューアル後、宮﨑社長は完成したサイトを次のように評価してくださっています。

「優しい感じで、安心感とか信頼感が出てるページに仕上がったなって思います。明るい感じにもなって」

昔ながらのHPが「今押したい感じ」に切り替わったという評価で、福祉事業所として求めていたトーンの転換が実現できたといえます。

「手前味噌ですが、今のところ京都でナンバーワンじゃないかなと思います」

福祉サービス業界全体としてHPに力を入れる事業者は多くなく、ウェブ関連を本業にしている事業所を除けばここまで作り込んでいるサイトは珍しいといいます。

業界平均との差をクライアント自身が体感できる仕上がりになったことは、EXTAGE株式会社としても今後の制作基準を引き上げる事例になりました。

制作会社への推薦メッセージ

最後に、宮﨑社長から、同じような状況にある担当者へのメッセージを伺いました。

「私みたいに、なんか自分自身はよくわかってないんだけど、わがままな人。こういう風にしたいっていう思いが強くて、わがままだけどよくわかってないみたいな人も、すごくわがままを盛り込んだ形にしてくださる」

「想いはあるけれど再現方法がわからない」「具体化したい部分が言語化できない」状態の経営者にこそ、提案型の制作会社が役立つというメッセージです。

Webの専門知識を持っているかどうかではなく、何をどう届けたいかという起点さえあれば、その先はプロ側が翻訳します。

まとめ:想いが伝わるHPは事業の信頼基盤になる

スマイルウィズ様のリニューアル支援では、SEO対策で問い合わせの「量」をフォーム改善で「質」を同時に動かしたことが核心でした。

自社HP経由の問い合わせはゼロから月2件で安定し、数百件の迷惑DMはきれいな連絡だけに、取引先や関係機関からの評価まで上がるという前向きな変化が連鎖しています。

HPはもはや「会社案内のWeb版」ではなく、相談・取引・採用の入口として機能する事業の信頼基盤です。

「自社の想いや強みはあるけれどWebでうまく伝えきれていない」
「自分たちでHPを更新できず古びている」
「自社サイト経由の問い合わせが入ってこない」

そう感じている経営者・Web担当者の方は、デザインの相談から入るのではなく、まずは情報整理の段階から伴走できる制作会社を選ぶことをおすすめします。

エクステージのHP制作は、要件定義から運用までを一気通貫で伴走する形のため、月の受託数に限りがあります。気になる方は、お早めにご相談ください。

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