オウンドメディアは意味ない?3つの理由や6つの失敗パターン・成功事例を紹介

「オウンドメディアは本当に意味があるの?」
「オウンドメディアで思ったような成果が出ない……」
「オウンドメディアよりSNSのほうが良い?」
オウンドメディアは意味がないと感じるマーケティング担当者や経営者は多いのではないでしょうか。

そんな疑問にお答えします!
オウンドメディアとは、自社で所有・運営するWebメディアで、広告に頼らずに見込み顧客との接点を築ける媒体です。
しかし、正しい戦略や体制がなければ、期待した成果は得られません。
そこで本記事では、
- オウンドメディアの運営は意味がないといわれる3つの理由
- オウンドメディアの意味がない6つのパターン
- オウンドメディアを成功させる4つのポイント
- オウンドメディアの成功事例
について解説します。
ぜひこの記事を参考に、オウンドメディアの運営にチャレンジしてみてください!


福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』
なお、EXTAGE株式会社では、月100万円以上を稼ぐメディアをたくさん作ってきた実績のある専門家がSEO対策をサポートしています。
「オウンドメディアを運営したいけど何から始めていいかわからない!」「まったく上位表示されない…」と悩んでいる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください!
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オウンドメディアの運営は意味がないといわれる3つの理由


オウンドメディアは本当に意味がないのでしょうか?
オウンドメディアの運営は意味がないといわれる3つの理由を解説します。
- 短期間で成果が出にくい
- 運用コストや人的リソースがかかる
- AIの台頭で検索流入が減る
順番に見ていきましょう。
1.短期間で成果が出にくい
オウンドメディアは成果が出るまで時間がかかるため、短期間で判断すると「意味がない」と感じられがちです。
SEOで上位表示されるまでの期間は、最短でも3〜6ヶ月必要で、運営が軌道にのるまでには1年以上はかかることを理解しておきましょう。


SEOとは、Google検索で上位表示を狙うための施策のことです。
SEO対策をしていないコンテンツは上位表示されないので、誰にも見られずに挫折しやすくなります。
しかし、オウンドメディアのなかでも、SEO対策をしっかりと行っているサイトは成果を出しやすい傾向があります。
そのため、成功するかどうかは運営次第といえるでしょう。



オウンドメディアの運用は、1年以上の長期的なスパンでみていくことが重要です!
下記動画で、オウンドメディアに必要なSEOの基礎知識について初心者にもわかりやすく解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください!
2.運用コストや人的リソースがかかる
オウンドメディアの運営には、運用コストやマンパワーが欠かせません。
予算や体制を整備できない企業では適切な施策を講じられず、成果が出ないまま「意味がない」と判断されがちです。
更新頻度の低いコーポレートサイトと比べ、オウンドメディアはサイトの立ち上げ後も分析やリライトなど、定期的なメンテナンスが必要になります。
リライトとは、既存の記事の内容を追加したり、情報を最新のものに差し替えたりする作業のこと。
他にもオウンドメディアのコンテンツ作成には、以下の工数がかかります。
- 企画
- 制作
- 編集
- 分析
これらは業務の片手間にできる作業ではなく、オウンドメディア専任のスタッフが必要となるでしょう。
社内リソースが足りない場合は、外注も選択肢のひとつです。ただし、SEOコンサルやライター採用などに外注費用が発生します。



オウンドメディアを検討する際は、予算や人員を試算したうえで、会社に理解を求めましょう!
3.AIの台頭で検索流入が減る
生成AIの普及により、検索エンジンからの流入は減少傾向にあり、オウンドメディアは「意味がない」と思われやすくなっています。
ユーザーがAIツールで直接情報を取得したり、検索結果のAI要約を読んだりするだけで満足し、記事までクリックしないケースが増えているからです。
オウンドメディアの自然検索流入は従来より取りづらくなっています。



とはいえ、オウンドメディアの価値自体がなくなったわけではありません。
SNSやメール配信など複数のチャネルをあわせて活用することで、引き続き強力な集客や顧客との関係構築に役立てられます。
EXTAGE株式会社では、オウンドメディア運営にとどまらず、SNSなどと掛け合わせたWebマーケティング全般でクライアントをサポートしています。
「一度話を聞いてみたい」と感じたら、こちらからお気軽にお問い合わせください!
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オウンドメディアが意味ない6つのパターン
オウンドメディアは効果的な集客手段として注目されていますが、やり方を誤ると「意味がない」と判断されてしまうこともあります。
以下が、成果につながりにくい代表的な6つのパターンです。
1.戦略設計が十分でない
2.競合が強いキーワードをねらいすぎる
3.コンテンツの質が低い
4.直接的なコンバージョンのみで判断する
5.顧客が検索エンジンを使わない商材である
6.競合が強い市場へ新規参入する
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.戦略設計が十分でない
オウンドメディアは戦略設計が不十分だと成果につながらず「意味がない」と見なされてしまいます。
ターゲットや導線設計を誤ると、関心を持たれないコンテンツが増えたり、読者が必要な情報にたどり着けなかったりして、離脱を招きがちです。
その結果、アクセスがあってもコンバージョンには結びつきません。
たとえば、購買意欲の低い層ばかりに向けた記事では問い合わせや購入は生まれず、記事からサービスページへの導線が複雑なら途中で離脱されます。



だからこそ、正確なペルソナ設定とスムーズな導線設計が不可欠です。
2.競合が強いキーワードをねらいすぎる
オウンドメディアでは、競合が強いビッグキーワードを狙いすぎると成果につながりません。
新規サイトでは強力なドメインを持つ競合に押され、上位表示が難しいからです。
たとえば「SEO対策」などのビッグキーワードは大手企業が上位に上がりやすく、新規サイトは埋もれてしまいます。


そのため、まずは複数の単語で構成された具体的な検索キーワード(ロングテールキーワード)を狙うのが有効です。



流入数は少なくてもCV率が高く、実際の問い合わせや成約につながりやすくなります。
3.コンテンツの質が低い
オウンドメディアはコンテンツの質が低いと成果につながらず「意味がない」と判断されがちです。
専門性や正確性が不足している記事は、ユーザーからの信頼も検索エンジンからの評価も得られません。



表面的な情報だけをまとめた記事では、読者の疑問を解決できずすぐに離脱されてしまいます。
だからこそ、ユーザーの検索意図を的確に捉え、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を満たした差別化コンテンツを作ることが必要です。
4.直接的なコンバージョンのみで判断する
オウンドメディアを直接的なコンバージョンだけで評価すると「意味がない」と誤解されやすくなります。
しかし、オウンドメディアの効果は購入や問い合わせだけでなく、認知拡大や信頼構築といった間接的な価値も大きいものです。
たとえば、記事を読んだ人がすぐに問い合わせしなくても、後日SNSや展示会で接点を持つ際に「知っている会社」として選ぶケースもあります。



アクセス数や滞在時間など複数のKPI(達成度を測る中間指標)を設定し、効果を多角的に判断することが重要です。
5.顧客が検索エンジンを使わない商材である
顧客が検索エンジンを利用しない商材では、オウンドメディアの効果は限定的になります。
検索需要がほとんどない業界や商材は、記事を公開しても検索流入を得にくいからです。
市場が未成熟でニーズが顕在化していない場合も同様に、検索される機会自体が少なくなります。
たとえば、特殊な法人向けサービスや新規性の高い商材では、ユーザーが検索する習慣がありません。
そのため、記事を積み重ねても成果につながりにくい傾向があります。



該当する場合は、SNSや広告など、商材特性に合ったチャネルを優先して戦略を立てることが重要です。
6.競合が強い市場へ新規参入する
競合がひしめく市場に新規参入すると、オウンドメディアの成果が出るまで長い時間がかかります。
既存の大手企業が検索上位を独占しており、新規サイトはドメイン評価も低いため、すぐに戦える土俵に立てないからです。
たとえば「転職」や「不動産」などのビッグマーケットは、大手が潤沢なリソースで高品質コンテンツを量産しています。



後発のメディアが短期間で追い抜くのは困難です。
そのため、新規参入では差別化戦略を明確にすることが重要です。競合優位性を築きやすくなります。
【意味ないは間違い】オウンドメディア運営をおすすめする3つの理由


オウンドメディアは長期的に見て、以下の3つのメリットがあります。
- 潜在顧客を集められる
- ブランドイメージを構築しやすい
- 広告費を削減できる
これからくわしく解説していきます。
1.潜在顧客を集められる
オウンドメディアのメリットは、潜在顧客を集められる点です。
潜在顧客とは「自社商品を知らないけれど、それを使えば自分の悩みを解決できる人」のこと。
潜在顧客に自社商品を知ってもらえれば、新規顧客を獲得するために必要なコストを節約できます。
顧客の種類は4つに分類され、それぞれの特徴は以下のとおりです。
潜在顧客 | 自社商品を知らないけれど、それを使えば自分の悩みを解決できる人 |
見込み客 | 自社商品やサービスを知っている人 |
既存顧客 | すでに自社商品を購入している人 |
優良顧客 | 自社商品を繰り返し購入してくれる人や紹介をしてくれる人 |
このようにオウンドメディアでは、潜在顧客から見込み客、見込み客から既存顧客といったように顧客の層を段階的に引き上げることも可能です。
顧客の層を引き上げる方法として、メルマガ配信による情報提供や、オンラインイベントの招待などがあります。
そのような機会を通して自社にしか出せない情報を提示すれば、顧客との信頼をより深められるでしょう。



企業の理念に共感したうえで集まってくれているので、ひとりのお客さんと長期的によい関係を築けますよ!
2.ブランドイメージを構築しやすい
オウンドメディアは自社のブランディングに有効です。
ブランディングとは、自社商品に付加価値をつけて他社と差別化すること。
たとえば「スマホといえばiPhone」を想像する方は多いのではないでしょうか。iPhoneはとくに値引きをしていないのに、新商品は在庫切れになるほどの人気があります。
このように、ブランドイメージを確立することにより、広告を出稿しなくても自社商品が想起される状態をつくれます。



他社との価格競争に巻き込まれないので、さらに売上を伸ばしやすくなりますよ。
3.広告費を削減できる
オウンドメディアの運営は広告費を節約できます。
リスティング広告やバナー広告と違い、オウンドメディアでは基本的なコストだけで運用可能です。
たとえば、リスティング広告の効果は掲載を停止すると消えてしまいますが、オウンドメディアで作成したコンテンツは資産となります。
正しく運用すれば広告を出稿するよりも高い費用対効果を見込めるため、長期的に見ると広告費を削減できるでしょう。



オウンドメディアとSNSを組み合わせることでさらなる流入が見込めますよ!
オウンドメディアには十分な価値と役割があります。
オウンドメディアについてもっと詳しく知りたい方は、関連記事「オウンドメディアの役割を徹底解剖|あなたが絶対に運営すべき理由とは!?」をぜひ参考にしてみてください。


意味ないといわれるオウンドメディアを成功に導く4つの秘訣


オウンドメディアの失敗を回避する方法はあるのでしょうか?
ここからは、オウンドメディアを成功させるための4つのポイントを紹介します。
- 運営目的やターゲットを明確にする
- 高品質なコンテンツを作成する
- 継続できる体制を整える
- SEOの専門家に相談する
順番に見ていきましょう。
1.運営目的やターゲットを明確にする
オウンドメディアで最も重要なのは、運営目的やターゲットを明確にすることです。
運営目的があいまいだと読者の関心を引きつけられず、結果的に離脱される可能性があります。
そのため、最初に目標設定を行うことが大切です。
オウンドメディアを運営する際に目標となる指標は、以下のとおりです。
- 問い合わせ件数
- 資料請求数
- メルマガ登録数
- PV数(Webサイトで表示されたページの閲覧数)
あとで結果を評価できるように、目標は具体的な数値を設定しておきましょう。
次に自社商品やサービスを利用する想定読者を設定します。
想定読者をイメージすることにより、読者の悩みや問題を具体化します。



読者が知りたい内容のコンテンツを発信できるので、サイトのアクセスが増えやすくなりますよ。
2.高品質なコンテンツを作成する
オウンドメディアの成功の鍵は、読者への価値提供です。
いくら定期的に更新をしても、つまらない記事ばかりではファンも増えません。
そのため、企業や自社商品を認知してもらうには「コンテンツの質」が求められます。
読者の満足度が高いほどサイトのアクセスや滞在時間が増えるので、読者だけでなくGoogleからの評価もアップします。



ただし、広告色が強いと離脱の原因になるので、読者にストレスのない有益な情報を提供しましょう!
3.継続できる体制を整える
コンテンツの質と量の両方を維持するには、十分な人手が必要となります。
オウンドメディアを立ち上げる前に、継続できる体制を整えておきましょう。
サイトの更新頻度が低かったり、記事数が少なかったりすると、サイトへの評価が下がりやすくなります。
もし社内で人員を確保できない場合は、外注するのもひとつの方法です。
外注はコストがかかりますが、専門人員とノウハウを活用できるため、0から内製するよりも早くて大きな効果が期待できます。
なお、オウンドメディア運営は、部分的に外注することも可能です。
依頼するポイントについては、関連記事「おすすめの記事制作代行サービス8つ【ポイントをおさえて最適な依頼先を選ぼう】」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


4.SEOの専門家に相談する
オウンドメディアの運営はすぐに効果が出るものではありません。
最近ではさまざまな企業がオウンドメディアに参入しており、ライバルも強い傾向があります。
また、SEO対策をしっかりと行っているメディアも多く、SEOやWebマーケティングに詳しい人材がいないと成功するのは難しいでしょう。
今からメディア運営を始めるなら、0からでも効率よく集客できるサイトの設計や戦略が必要不可欠です。
正しいやり方を知っているSEOの専門家に対策を相談して、オウンドメディア運営を成功に導きましょう。
SEOコンサルティングの詳細を知りたい方は、関連記事「SEOコンサルティングって何するの?内容やメリット・デメリットを徹底解説」もあわせてご一読ください。


オウンドメディアで成果を出した企業の成功事例
オウンドメディアは正しく活用すれば、成果創出が可能です。
以下で、EXTAGE株式会社が支援した企業の成功事例を紹介します。
1.成功事例1|SNS依存から脱却!構築から4ヶ月で4,000PV達成
2.成功事例2|行動を生むメディアへ!2ヶ月で申込数500%増
それでは見ていきましょう。
成功事例1|SNS依存から脱却!構築から4ヶ月で4,000PV達成
EXTAGE株式会社は、これまでSNSで集客を行ってきたクライアントに対し、オウンドメディアの構築・運用代行を支援しました。
結果、4ヶ月という短期間でPVもCVも大幅に増加。SNSとSEOの両輪で成果を出すことに成功した事例です。
クライアント課題 | ・SNSでは届かない層にもアプローチしたい ・社内リソースが足りない ・検索流入を増やしたい |
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支援内容 | ・オウンドメディア構築 ・運用代行 |
成果 | ・4ヶ月で月間アクセス数:0→4,000PV/LINE登録数:0 → 15件/月 |
本事例の詳細は下記からお読みいただけます。「SNSだけでは限界かも」「検索からの集客を強化したい」と感じている方は、ぜひご覧ください。
クライアントがどんな変化を実感したのかも紹介しています。
成功事例2|行動を生むメディアへ!2ヶ月で申込数500%増
EXTAGE株式会社は「アクセスはあるものの成果が出ない」ことに悩んでいたクライアントのオウンドメディアの運用代行を開始しました。
結果、わずか2ヶ月でLINE登録250%、セミナー申込500%増加。
EXTAGE株式会社が、狙いと数値的根拠を持って「成果につながる導線設計」を行ったことで、一気に「行動されるメディア」へと進化に成功しました。
クライアント課題 | ・アクセスはあるが、成果(ライン登録やセミナー申込)につながらない |
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支援内容 | ・オウンドメディア運用代行 ・導線の再設計とCVポイント明確化 |
成果 | ・2か月でLINE登録250%、セミナー申込500%増加 |
本事例の詳細は下記からお読みいただけます。「アクセスはあるのに成果につながらない」と悩んでいる方はぜひご覧ください。
実際に取り組んだ具体的な改善内容も公開しています。
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