「LLMOとAIOって何が違うの?」
「AI検索対策をはじめたいけど、どう切り分けたらいいかを知りたい」
このような悩みを抱えているWeb担当者の方は多いでしょう。
結局、LLMOとAIOの違いは「どのような生成AIに引用されるのを狙うのか」という点です。
いずれも施策の内容はほとんど同じで、生成AIの回答に自社のサービス・ブランド・商品などの名前を露出させることで、AIという新しい集客導線からお問い合わせを増やせる可能性があります。
当記事では、AIO対策・LLMO対策の違いやそれぞれの関係性、さらにはAI検索対策前半のポジションについてわかりやすくまとめました。
読み終わる頃には、4つの用語のうち自社がどれを意識して何から手をつけるかがわかり、AI検索からのアクセスとお問い合わせを増やせる道筋がわかります。参考にしてください。

福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール
EXTAGEでは、LLMOとAIOの理解から実践までに役立つ「LLMO大全」を用意しています。どの施策をどの順番でやるかが27ページにまとまっていて、AIOで揃えたあと何から手をつけるかが決まるので、ダウンロードしてご活用ください。
LLMOとAIOの違い
LLMOとAIOの違いは、引用の対象にする生成AIの範囲だけです。
LLMOは、ChatGPTをはじめ「人間が直接質問をするタイプの生成AI」に引用されることを目指します。
一方、AIOでは対話型のAIだけでなく、AI Overviewなどの「回答が自動生成されるタイプの生成AI」への引用も含まれます。
2026年時点の「llmo aio 違い」でGoogle検索をしたデータでは、上位記事のうちAIOをLLMOよりも広い定義にしていたサイトは3つだけで、定義は語り手によって揺れています。
LLMOは生成AI向けの最適化
LLMOとは、ChatGPTやGeminiといった対話型AIの回答で自社サイトの記事やサービス名が引用・言及されるための最適化です。
具体的には、次のような生成AIへの引用を目指します。
- ChatGPTやGeminiなど対話型の生成AI
- Perplexityなど出典を示す検索型の生成AI
- Copilotなど業務ツールに入った生成AI
生成AIは、Web上のデータと学習・蓄積したデータの両方に基づいて、ユーザーへの回答を作ります。
福田卓馬情報源として選ばれることで、AI検索ユーザーにアプローチできるということです。
ただし、Copilotのように業務ツールに入っている生成AIは、LLMO対策の対象にされないケースもあります。
全体像から押さえたい方は「AI時代のSEO対策|AI検索対策の全体像と施策6つ」をご覧ください。

AIOはAI検索全体の最適化
AIOとは、生成AIが関わる検索・回答すべてにおいて自社サイトが引用されるようにする最適化施策です。
LLMOよりも広義のAI対策といえるでしょう。
生成AIは、ChatGPTなどで質問したときだけでなく、Google検索にでてくるAI Overviewなど、自動的に要約・回答してくれる場面があります。
Google検索の最上部に生成AIが要約と引用元を並べて表示する枠のこと。
AIO対策の対象となる範囲は、以下のとおりです。
- ChatGPTやGeminiの回答
- Google検索のAI Overview
- Google AIモード
- Perplexityなど出典を示す検索型の生成AI
ただし、AI Overviewの引用元には検索結果の上位に出ているページが選ばれやすい傾向にあるため、実質的な対策はあまり変わりません。
AI Overviewに絞った対策を実施して、検索から自社サイトへのアクセスを増やしたい方は「AI Overview対策6選」をご覧ください。

LLMO・AIOとGEO・AEOの関係
AI検索対策には、LLMOやAIO以外にも、GEOやAEOといった概念があります。
いずれの用語も「AI検索での引用・推奨を目指すもの」という位置付けは変わらないので、それぞれどこでの引用を目指していくのか、違いを見ていきましょう。
| 用語 | 目的 |
|---|---|
| LLMO | 対話型AIの回答に引用される |
| AIO | すべてのAIの回答に引用される |
| GEO | 生成AIのつくる回答文に引用される |
| AEO | 質問への答えに表出させる |
LLMO・AIOとGEOの違い
GEO(Generative Engine Optimization)とは、生成AIがつくる回答文への表出を狙う対策です。
GEO対策は、生成AIが回答を組み立てたときの引用元に選ばれたかどうかを重視します。自社の商品やサービスをお勧めするかどうかは、含まれません。
たとえば、次のような場面はGEO対策の範囲だといえるでしょう。
- 生成AIの回答文に自社のサービス名が出る
- 回答文の出典リンクに自社サイトが並ぶ
- 回答の要約に自社の数字や事例が使われる
福田卓馬用語の使い分けにこだわらず、回答文に自社のサービス名が出ているかで判断しましょう。
自社の情報を回答文に載せたい方は「GEO対策とは?AIに引用される7つのポイント」をご覧ください。

LLMO・AIOとAEOの違い
AEO(Answer Engine Optimization)とは、AIの質問への回答として、自社サイトの情報が選ばれるようにするための施策です。
質問に対する答えとして選ばれること自体を目的にしているため、ユーザーの疑問に対して回答を出す形式であれば、生成AI以外も含まれます。
AEOが対象にする答えの枠は、以下のとおりです。
- Google検索の強調スニペット
- 音声アシスタントの読み上げ
- 生成AIの回答の冒頭に出る結論
とはいえ、強調スニペットはほとんどAI Overviewにとって代わられているため、大半はAI検索対策と考えてよいでしょう。
質問への答えとして拾わせたい方は「AEO対策とは|おすすめ施策8つ」の記事をご覧ください。

LLMO・AIOの進め方
LLMO・AIOは、次のような手順で進めていきましょう。
- キーワードを決める
- AI Overviewでの表出を確認する
- 自社サービスが推奨されているか確認する
- 外注化を検討する
各ステップについてそれぞれ解説します。
ステップ1:LLMO・AIOは自社の確認から
LMO・AIO対策では、まず自社サイトが生成AIに引用されているかどうかをチェックしましょう。
まったく引用されていないのか、引用はあるが自社サイトへのアクセスはないのかで、打つべき施策が変わってくるためです。
福田卓馬今引用されているかどうかわからないままコンテンツを直しても、効果があったのかを確かめられません。
まずはGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスを開いて、表示回数の多いクエリを3つほどピックアップしましょう。
見込み客が集まりそうなキーワードをピックアップするのがポイントです。
ステップ2:AI Overviewが出るか引用元まで見る
次に、ピックアップしたキーワードで実際にGoogle検索をして、AI Overviewが表示されているかどうかを確認しましょう。
AI Overviewがでないキーワードは、LLMOやAIO対策をする必要がないとわかります。
表示されていたら、引用元として自社サイトが選ばれているかをチェックしましょう。
ステップ3:生成AIに質問して自社のサービス名が出るか見る
AI Overviewの引用元に自社サイトがなければ、同じような質問をChatGPT・Gemini・Perplexityにそれぞれ投げます。
生成AIの回答は毎回変わるため、何回サービス名が出たのかをチェックしましょう。
どのキーワードで質問をしても、自社サイトの情報がまったく出てこないときは、AI Overviewに表示されているキーワードから見直していきます。
自社で何から直すか知りたい方は「AIO対策とは?AI検索で引用される施策7選」をご覧ください。

LLMO・AIOの外注を検討する
自社サイトだけで施策の優先度を決められない、もしくは施策を実行するだけのリソースがない場合、外注化を検討しましょう。
LLMO・AIO対策に限らず、AI検索対策は費用対効果を算出するのが難しいためです。
AI検索対策のプロに依頼すれば、どの生成AIに引用されればどのくらいお問い合わせを見込めるのか、シミュレーションができます。
福田卓馬AI検索対策というあいまいな領域でも、費用対効果を明確にしたうえで投資ができるようになります。
外注先を比べる段階に入った方は「LLMOコンサル支援会社おすすめ8選」の記事をご覧ください。

LLMO・AIO時代でもSEO対策は大事
LLMO・AIO対策は「SEO対策とはまったく別の、新しい施策」と捉えられがちです。
しかし、実際にはAI検索対策を本格的にやろうとすればするほど、SEOの基礎がしっかりしているかどうかが重要になります。
LLMO対策の土台はSEO
SEO対策は、LLMO・AIO対策をおこなううえで土台となる「前提条件」だといえるでしょう。
理由として、生成AIはユーザーへの回答をつくるとき、Googleなどで検索して情報を集めるRAG(検索拡張生成)というしくみを用いているからです。
- 質問を検索キーワードへと変換する
- 検索結果から「情報源」となるページを探す
- 情報をもとに回答を生成する
もうお気づきかもしれませんが、SEO対策がほどこされていて検索上位にあるサイトのほうが、AIの情報源としても選ばれやすくなります。
逆に、SEO対策をやっておらず、検索結果に出てこない(=引用されづらい)サイトがAI検索だけ成功するのは困難です。
LLMOは検索順位として出ない
LLMO・AIO対策でAIに引用されても、その成果は、キーワードの検索順位のようにわかりやすい成果として出ません。
ユーザーが AIに質問するときは、キーワードではなくて「おすすめの一眼レフを知りたいんだけど、おすすめを教えて」のように、長い会話調の文章だからです。
キーワードの順位が変わらなくても、会話文では上位に上がっているといったケースも少なくありません。
参考までに、自社の「AI時代のSEO対策」の検索順位を、単語と会話でそれぞれ調査してみました。
| 検索されたキーワード | 平均順位 |
|---|---|
| 単語のキーワード | 52.4位 |
| 会話文のキーワード | 1位 |
Googleの検索順位は低いのに、会話調のキーワードでは一位になっています。したがって、従来のキーワードの検索順位だけを見ていると、成果を見逃してしまう可能性が高いです。
AIO対策だけでは流入が増えない
AIO対策だけでは、アクセスを直接的に増やすのは難しいです。
なぜなら、会話調のキーワードはいくら検索順位が高くても、従来の検索キーワードのように何人ものユーザーが共通で調べるわけではないためです。
参考までに、自社の「AI時代のSEO対策」の表示回数も同じ期間で調べてみました。会話調のキーワードは表出自体が少ないことがわかります。
| 検索されたキーワード | 表示回数 |
|---|---|
| 単語のキーワード | 639回 |
| 会話文のキーワード | 3回 |
成果はアクセス数ではなく、指名検索とあわせて見ましょう。
EXTAGEでは、キーワード設計から効果測定まで載せた「SEO大全」を用意しています。AI検索対策と並行して次に直す記事が決まるので、無料でダウンロードしてご活用ください。
よくある質問
結局LLMOとAIOのどちらを意識すればいいですか
範囲が広いAIOで揃えると迷いません。LLMOはAIOに含まれるので、AIO対策を進めればLLMO対策も一緒に進みます。
LLMO・AIO・GEO・AEOは別々に対策が必要ですか
別々に対策する必要はありません。4つとも引用される場所が違うだけで、打つ施策はほとんど重なります。
LLMO・AIOの効果はどのくらいの頻度で測ればいいですか
月に1回で足ります。生成AIの回答は毎回変わるので、同じ質問を同じ日に3回投げて、出た回数で記録しましょう。
LLMO・AIOの成果はどの数字で報告すればいいですか
引用された数と指名検索の数で見ましょう。アクセス数だけで見ると、引用は増えているのに成果がゼロの報告になります。
LLMO・AIOという用語は今後も残りますか
用語ではなく対象にする生成AIの範囲で覚えてください。新しい略語が出ても、どの生成AIのどこでの引用を狙うのかで整理できます。
EXTAGEでは、生成AIに10問投げて自社が出るか調べる「LLMO診断」を実施しています。引用されない理由がページ単位でわかるので、毎月3社様限定の枠からお申し込みください。



