「自社サイトのPV数って、多いのか少ないのか判断できない」
「上司に目標PVを聞かれても、根拠のある数字が出せない」
「PVを今より増やす具体的な方法が知りたい」
PV(ページビュー)数は、自社サイトがどれだけ見られているかを示す指標です。とはいえ目安となる数字がわからず、目標の立て方に悩む方は少なくありません。
福田 卓馬結論、PV数の目安はサイトの種類と規模でおおよそ決まります。
本記事ではサイト種別・規模別のPV数の目安を早見表で示し、自社に合った目標PVの決め方まで解説します。
- サイト種別・規模別のPV数の目安
- 自社に合った目標PVの決め方
- 本質的に売上を増やすためにやるべき対策
目安を知らずに運用を続けると、的外れな目標で時間とコストを浪費しかねません。

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら
なお、EXTAGE株式会社では、さまざまなサイト運営に携わった専門家が相談を受け付けています。
「サイト運営のアドバイスを聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
PVとは
PV(ページビュー)とは、サイト内のページが表示された回数のことです。読者が1ページ開くたびに1PVとしてカウントされます。
セッション・ユーザー数(UU)との違い
PV・セッション・ユーザー数(UU)は、数える単位がそれぞれ異なります。
PVはページの表示回数、セッションは訪問回数、UUは訪問した人数を表します。同じ人が1回の訪問で3ページ見た場合、PVは3・セッションは1・UUは1です。
| 指標 | 数える対象 | 例(1人が1回で3ページ閲覧) |
|---|---|---|
| PV | ページの表示回数 | 3 |
| セッション | サイトへの訪問回数 | 1 |
| UU | 訪問したユーザー数 | 1 |
3つの違いを押さえると、PV数を正しく読み解けるようになります。
PVの調べ方(自社・競合)
自社のPVはGoogleアナリティクス(GA4)で、競合のPVは専用ツールで調べられます。
自社サイトのPVは、無料のGA4で正確に確認できます。手順は次のとおりです。
計測したいプロパティを選択します。
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開きます。
「表示回数」の列でページ別のPVを確認できます。
競合サイトのおおよそのPVは、次のツールで推測できます。
- SimilarWeb:サイト全体の概算PVと流入元
- Ahrefs:流入キーワードと上位ページ
- Semrush:トラフィック分析と競合比較
自社と競合の両方を把握することで、目安の精度が高まります。
PV数の目安は?
ここからは、PV数の目安を具体的な数字で見ていきます。目安はサイトの種類と規模によって変わります。
メディアごとのPV数の目安
PV数の目安は、コーポレートサイトで月3,000〜10,000PV、オウンドメディアで月1万〜10万PVが一般的です。
サイトの目的と記事数によって、狙えるPVの規模は変わります。代表的なサイト種別の目安は次のとおりです。
| サイト種別 | 月間PVの目安 |
|---|---|
| コーポレートサイト | 3,000〜10,000PV |
| オウンドメディア(BtoB) | 10,000〜50,000PV |
| オウンドメディア(BtoC) | 100,000PV〜 |
| ブログ | 10,000〜100,000PV |
| ECサイト | 100,000PV〜 |
BtoBは検索する人が限られるため、BtoCより目安は小さくなる傾向があります。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、本当に大切なのは自社のCVから逆算した目標PVです。
福田 卓馬平均を追うより、自社の売上目標から逆算した数字を持つほうが近道です。
PV数の目安の決め方
自社に合った目標PVは、次の3つの方法で決められます。
それぞれ詳しく解説します。
売上から必要なPV数を逆算する
もっとも確実なのは、売上目標から必要なPV数を逆算する方法です。
売上から逆算すれば、自社にとって意味のある目標PVを設定できます。逆算にはCVR(コンバージョン率)を使います。
サイトを訪れた読者が、資料請求や購入などの成果に至った割合のこと。
たとえば「商品単価1万円・売上目標100万円・CVR2%」の場合、目標PVは5,000PVと計算できます。
- 必要なCV数=売上目標(100万円)÷商品単価(1万円)=100件
- 必要なPV数=必要なCV数(100件)÷CVR(2%)=5,000PV
逆算の精度を上げるには、過去の実績から正確なCVRを使いましょう。
PV数より成果につながる数字を伸ばしたい方は、「CVRを改善する方法」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

競合サイトのPV数を参考にする
明確な競合がいる場合は、競合サイトのPV数を目安にするのも効果的です。
競合の規模は、前章で紹介したSimilarWebなどのツールで推測できます。把握しておきたい指標は次のとおりです。
- 競合サイト全体のPV数
- 流入の多い検索キーワード
- PVを稼いでいる人気ページ
競合の数字を基準にすれば、現実的な目標を立てやすくなります。
業界全体の平均PV数を調べる
競合が絞れないときは、業界全体の平均PV数から目安を立てます。
サイト立ち上げ前など、自社のCVRがまだわからない場合に向いた方法です。同業数社の平均を取って目安にします。
- サイトA:約5万PV/サイトB:約3万PV/サイトC:約7万PV
- 平均=(5+3+7)万÷3社=5万PV
ただし規模や読者層が違えば目安も変わるため、参考程度にとどめましょう。
PV数だけを追うと失敗する理由
PV数は重要な指標ですが、数字だけを追いかけると逆効果になることがあります。ここでは2つの理由を解説します。
PV数が増えても売上につながるとは限らない
PV数が増えても、成果につながらなければ意味がありません。
大切なのはPVの量より、訪問者が成果に至る割合(CVR)です。同じ売上を、異なるPVとCVRで比較してみましょう。
| サイト | 月間PV | CVR | 売上(単価1万円) |
|---|---|---|---|
| A | 50,000PV | 1% | 500万円 |
| B | 10,000PV | 5% | 500万円 |
PVが5分の1のサイトBでも、CVRが高ければ同じ売上を生み出せます。
福田 卓馬PVの数字に一喜一憂するより、CVRを上げるほうが売上に直結します。
だからこそ、PV数だけでなく滞在時間・直帰率・CVRもあわせて確認することが大切です。
PV数だけを気にするとサイトの質が下がる
PV目的で質の低い記事を量産するのは逆効果です。
中身の薄い記事や誇張したタイトルは、一時的にPVを集めても読者の信頼を失います。失うものは次の3つです。
- 検索順位が下がる
- 読者の信頼を失い、評判が悪化する
- 読者が再訪しなくなる
PVは「質の高い記事の結果」として増やすのが正解です。
PVを追うより大切|本質的に売上を増やす5つの対策
PV数は手段であって目的ではありません。ここからは、PVの数字を追うのではなく、本質的に売上を増やすためにやるべき5つの対策を紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
成果に近い「顕在層キーワード」を狙う
まず狙うべきは、成果に近い「顕在層キーワード」です。
PVを稼ぎやすいビッグキーワードは、情報収集だけの読者が多く成果につながりにくい傾向があります。一方、顕在層のキーワードは購入や問い合わせに近い読者を集められます。
たとえば「PVとは」より「SEO 外注 費用」のように、行動を前提とした検索のほうがCVに直結します。狙うキーワードの性質を整理すると次のとおりです。
| キーワードの種類 | 読者の状態 | 成果への近さ |
|---|---|---|
| ビッグKW(例:SEOとは) | 情報収集中 | 遠い |
| 顕在層KW(例:SEO 外注 費用) | 行動を検討中 | 近い |
PV狙いの量産をやめ、成果に近いキーワードから着手しましょう。検索流入を増やす全体像は「トラフィックSEO」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

読者を成果へ導く導線を設計する
集めた読者を、成果へ導く導線を設計することが欠かせません。
どれだけPVがあっても、次の行動への導線がなければ読者は離脱します。内部リンクとCTAで、読者を自然に成果へ誘導します。
- 関連記事への内部リンクで回遊を促す
- 記事内の適切な位置にCTAを置く
- 悩みに合った資料・問い合わせへ誘導する
導線設計の具体策は「内部リンクとSEO」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

CVR(成約率)を高める改善を回す
PVを増やす前に、CVR(成約率)を高めるほうが売上への効果は大きいです。
CVRが2倍になれば、PVが同じでも売上は2倍です。少ないPVでも、改善次第で成果を最大化できます。
- 申し込みフォームの入力項目を減らす
- ボタン文言を「得られるもの」起点にする
- 実績・口コミで信頼性を高める
- 限定特典で行動を後押しする
PVより先にCVRを見直すことで、同じ流入から得られる売上が増えます。
量産よりリライトで記事の質を高める
記事を量産するより、既存記事をリライトして質を高めるほうが効率的です。
質の低い記事の量産は、検索評価をかえって下げます。すでに評価された記事を磨くほうが、少ない労力で成果が伸びます。
- 検索意図とのズレを直す
- 情報の鮮度・網羅性を高める
- タイトル・見出しを改善する
量産ではなく改善に時間を使い、成果につながる記事を育てましょう。
PVではなくCV・売上を起点に検証する
効果検証は、PVではなくCV・売上を起点に行います。
PVだけを見ると、成果につながらない施策に時間を使いがちです。CVや売上をKPIに置けば、本当に効く施策が見えてきます。
| 見る指標 | 判断できること |
|---|---|
| CV数・CVR | 成果が出ているか |
| 流入元・キーワード | どの集客が売上に効くか |
| 人気ページ | どの記事が成果に貢献しているか |
福田 卓馬PVが伸びても問い合わせが増えなければ、その施策は失敗です。
CV起点で検証を回せば、PVに振り回されず売上を伸ばせます。
PVを増やす内部施策を抜け漏れなく進めたい方は、チェックリストを活用してください。
よくある質問
最後に、PV数の目安に関するよくある質問にお答えします。
PV数とは何ですか?
PV数とは、サイト内のページが表示された回数のことです。1ページ開かれるごとに1PVとカウントされます。
100万PVあるとどれくらい稼げますか?
収益はサイトの種類や収益モデルで大きく変わります。広告収益の目安は1PVあたり0.1〜0.5円程度とされ、100万PVなら月10万〜50万円が一つの目安です。ただし商品販売やリード獲得型では、PVより成約率が収益を左右します。
100記事書くとどれくらいのPV数になりますか?
記事数とPVは比例しません。狙うキーワードの検索数と記事の検索順位で決まります。少数の記事でも上位を取れれば、多くのPVを集められます。
収益の目安となるPV数はどれくらいですか?
収益化の目安は、まず月1万PVが一つのラインです。ただしPVの量より、訪問者を成果に変えるCVRのほうが売上には重要です。
なおEXTAGE株式会社では、7か月でPV数を3.5倍に増やした実績をもつ専門家が、サイト運営の相談を受け付けています。
次のような悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
- PVを増やす方法がわからない
- サイト運営に詳しい担当が社内にいない
- 自社対策はコストがかかりそうで不安
SEO会社の選び方から知りたい方は、「SEO会社のおすすめ」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。


