llms.txtは、Googleの検索順位や生成の引用数に影響はないため、ほとんど意味がありません。
結論からいえば、生成AIからの引用やお問い合わせを増やしたいなら、ほかの施策のほうが優先度が高いといえるでしょう。
この記事では、llms.txtが意味ないと言われる3つの根拠と、LLMO対策で本当に効くものまでまとめました。
llms.txtが無意味な理由がわかり、本当に成果のでる施策に時間を回せるようになるため、参考にしてください。
福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール
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llms.txtとは
llms.txt(エルエルエムズ・ドット・テキスト)とは、生成AIに「このページを読んで」と伝えるためのテキストファイルです。
生成AIに読ませたいページのURLや、そのページの説明を一行ほどで記載します。
llms.txtの記入例をまとめてみました。
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- [記事制作代行](https://example.com/service/writing/): 構成作成から入稿までを代行するサービス
## 事例
- [製造業A社の支援事例](https://example.com/works/a/): 支援した施策と問い合わせ件数の推移を載せた事例
## Optional
- [会社概要](https://example.com/company/): 所在地と沿革詳しい書き方は「llms.txtの書き方|記号4つで書けるテンプレートと設置手順」の記事をご覧ください。

LLMOとの関係
LLMO施策では、llms.txtを設置することでAI検索対策に役立つとされていた時期がありました。
生成AIの回答に、自社のサイトやサービス、ブランド名が引用、もしくは推奨されるようにする施策。
LLMO対策では、主に次のような施策を実施します。
- llms.txtを設置する
- 引用されやすいテキストに調整する
- 自社の商品・サービスの情報を整理する
- 社名・サービス名を統一する
2026年9月現在では、LLMO施策のなかでもllms.txtは小手先に過ぎず、効果もほとんどないとされています。
llms.txtが意味ないと言われる根拠
SEOの専門家が「llms.txtはほとんど意味がない」と口を揃えていうのには、次のような理由があります。
Googleが使わないと明記
Google公式でも、llms.txtをGoogle検索や生成AI機能で使っていないと明言されています。
公式ドキュメント「生成AI検索の誤解を解く」に、llms.txtが名指しで載っています。曰く「作ってもいいが、Google検索では無視されるため順位に影響しない」といった内容です。
Googleのジョン・ミューラー氏らは、2025年からllms.txtに直接的効果はないといった内容をくり返しています。
| 時期 | 誰が何と言ったか |
|---|---|
| 2025年4月 | ミューラー氏が否定 |
| 2025年6月 | ミューラー氏が再度否定 |
| 2025年7月 | イリェーシュ氏が否定 |
| 2026年6月 | 公式ドキュメントに明記 |
生成AIは取りに来ていない
llms.txtは生成AIに読み込んでほしいページを指定するものだと書きましたが、実際のところ生成AIのクローラーはllms.txtをほとんど読み込みに来ていません。
SEOツール大手のAhrefsは、137,210ドメインにおける1ヶ月分のログを調査しましたが、llms.txtを設置していたドメインの97%が一度もリクエストを受けていませんでした。
他の会社の調査でも、llms.txtはほとんど読み込まれていないという有様です。
| 調査と期間 | llms.txtへのリクエスト回数 |
|---|---|
| Otterly.AI/90日 | AIボット訪問の0.1% |
| saaslinks/14日 | 0回 |
福田卓馬llms.txtのような専門的なファイルを読まないと機能しない生成AIは、そもそも役に立たないでしょう。
生成AIの引用と相関がない
今のところ、llms.txtの有無と生成AIからの引用数との間に相関関係は確認されていません。
大手SEOツール会社のSE Rankingの調査によると、llms.txtの有無を分析モデルから外すことで、むしろ情報精度が上がるという結果になっています。
- 対象:約30万ドメイン
- llms.txt導入率:約10%
llms.txtを置いても、AI引用において不利になるわけではありません。
しかし、llms.txtは引用先を選ぶ材料としてほとんど使われていないという結果です。
福田卓馬自社が引用されているかは、ChatGPTに自社のサービス名を質問すれば確かめられます。
llms.txtを置く企業が多い理由
llms.txtを設置している企業は多いじゃないかと反論が聞こえてきそうですが、そもそも設置されているのは手軽だからです。
ツールで自動生成されるため
llms.txtは、意図的に戦略をもって設置されているというより、サイトに導入しているプラグイン等のツールが自動出力しているケースがほとんどです。
WordPressでいえば「Yoast SEO」や「All in One SEO」といったプラグインが、llms.txtを自動で出力する機能に対応しています。
福田卓馬プラグインで出力できるのは、あくまで公開ページを機械的に並べたファイルなので当初の意義にはあまり沿っていない状態です。
かんたんに設置できるため
llms.txtは設置にそこまで手間がかからないため、効果の有無はともかく、とりあえず設置しておこうというスタンスのサイトも多いです。
具体的には、テキストファイルを一枚書いてサーバーにアップロードするくらいで、わずか15分くらいで終わります。
置くときにかかる作業は、以下のとおりです。
- ファイルを書くのに15分ほどかかる
- ページを増やすたびに書き足す
- サーバーへアップロードする
LLMO対策で本当に効くもの
LLMO施策はいまだにllms.txtのような小手先の施策ばかりが取り上げられがちですが、本質は、ユーザーやAIから信用されるサイトを作ることです。
福田卓馬SEOの別施策でも、延長線上でもなく、それぞれが包括されて新しい集客基盤が生まれているといったイメージです。
LLMO対策の本質を踏まえて、どのような施策が効果が効果があるのか、確かめていきましょう。
一次情報を掲載する
自社にしか用意できない「一次情報」をサイトに掲載すると、引用されやすくなります。
生成AIは、ユーザーから質問を受けたあとWebを検索して回答を組み立てます。この際、できるだけ信頼できるサイトを探すため、一般論しか書かれていないと引用されづらくなります。
具体的には、次のような一次情報を掲載していると、引用されやすくなるでしょう。
- 独自調査した統計やデータ
- 社長や従業員の体験談
- サイトに寄せられたお客様の声
- クライアントの実績
- 権威ある人物の発信
参考までに、、弊社が支援した株式会社スキルフル様のメディアでは、YouTubeの実演レビューの内容をコンテンツに取り入れることで評価され、7か月で月間PVが約3.5倍に伸びています。
外部からの評判を高める
自社サイトの外からの評判も重要です。
自社サイト内で「うちは実績が豊富です」と語っても、あまり意味はありません。いくらでも操作できる情報だからです。
一方、SNSや外部サイトにて第三者が「ここの会社は良かった」と発信していると、生成AIにとっても信頼できる情報源だと判断できます。
具体的に、どのような案媒体で発信していけばよいのか、まとめて見ました。
- ITreviewなどの比較サイトに情報を掲載する
- 業界メディアへ取材記事や寄稿をおこなう
- プレスリリースを実施する
ただし、第三者の媒体は自社で書き換えられないので、比較サイトの運営元へ修正を依頼しましょう。
商品やサービスの表記を揃える
やや小手先気味にはなりますが、商品やサービスの名称や金額、スペックといった「表記」は揃えるようにしましょう。
ホームページとSNS、Googleマップといった各媒体で表記が少しでもブレていると、生成AIから「別の会社ではないのか」と扱われてしまうリスクがあります。
たとえば、次のような違いも表記のブレにあたります。
- 「EXTAGE」と「エクステージ」
- 「10000円」と「10,000円」
- 「〇〇町16-1」と「〇〇町16ー1」
福田卓馬まず自社サイトの会社概要を開いて正式名称を確認し、ほかの媒体でも合わせていきましょう。
生成AIに社名を正しく覚えてもらいたい方は「サイテーションのやり方|初心者がまず何をすべきか3分で解説」の記事をご覧ください。

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llms.txtの代わりにやる対策
llms.txtに使う時間は、より生成AIに引用される数を増やせる施策へ割り振りましょう。具体的には、次のような施策に取り組むのがおすすめです。
引用されるページを増やす
コンテンツを引用されやすくするには、記事や見出しの冒頭で結論を簡潔に書くようにしましょう。
生成AIが参照元となるサイトを探すとき、そのままのテキストでユーザーの回答にふさわしい情報ソースを探します。したがって、結論ファーストで質問にわかりやすく答えるようなコンテンツが引用されやすいです。
とはいえ、すべてのコンテンツを直していくのは非効率的なので、次のようなページから改修しましょう。
- 検索上位に上がっているコンテンツ
- サービスの料金・相場を載せているページ
- 自社と競合他社とを比較しているページ
たとえ検索上位にあっても、背景説明からだらだらと書いて、結論をあとに回しているようなコンテンツは引用されづらいです。
生成AIに引用されるための施策を順番に知りたい方は「AI時代のSEO|AI検索による変化と6つの具体的対策」の記事をご覧ください。

AI Overviewに表出させる
Google検索の上部にでてくるAI Overviewの参照元として、自社サイトを表示させてみましょう。
AI Overviewは検索結果のページ上部にでてくるケースが多いため、参照元として並べば、検索結果において存在感を示せます。
参照元に入るためには、次のような手順で対策します。
対策キーワードで実際にGoogle検索して、最上部にAI Overviewが表出しているかをチェックします。
AI Overviewが出ていないクエリでは対策しても無意味です。
AI Overviewの右側に並んでいる参照元を開いて、各サイトのどの見出しが要約されているかを読みましょう。
他のサイトが参照されている部分で、自社サイトにない部分は追記します。
加えて、現状のAI Overviewでは足りないと思うところは自社サイトに追記することで、先回りして対策するのも有効です。
AI Overviewに自社サイトを出したい方は「AI Overview対策6選|表示されない原因と優先順位の考え方」の記事をご覧ください。

見出しを質問形式にする
自社サイトの見出しを、ユーザーの質問ふうに変えてみるのも有効です。
生成AIは、ユーザーの質問と似ているサイトや見出しを参照元として活用する傾向にあります。名詞だらけの機械的なページでは、どの質問に回答しているコンテンツなのか、判別しづらくなってしまうでしょう。
どのように修正すればいいのか、参考例をあげて見ました。
| 直す前の見出し | 直したあとの見出し |
|---|---|
| 費用の相場 | SEO対策の費用はいくらか |
| 対策の流れ | SEO対策は何から始めるか |
| 注意点 | SEO対策で失敗する原因は何か |
とはいえ、見出しをすべて疑問系にしてしまうと読みづらくなってしまうケースもあるため、適宜調整しましょう。
コンテンツの最後に「FAQ」「よくある質問」というパートを設けるのも良いでしょう。
質問に答える形へ記事を直したい方は「AEO対策とは|おすすめ施策8つと効果測定方法まで徹底解説」の記事をご覧ください。

自社で進めるか外注するか
自社で進めるか外注するかは、施策の優先順位を自社で決められるかで分かれます。
生成AIに引用されるための施策は、サイトによって効く順番が変わります。順番を決めないまま全部に手をつけると、どれも中途半端で終わってしまいます。
自社で進められるかどうかの判断材料は、以下のとおりです。
- 引用された回数を月ごとに数えている
- 検索順位とアクセス数を毎月見ている
- どう引用されたいかが決まっている
ただし、揃っていない項目があるなら、外部の会社に相談するのもひとつの手です。
福田卓馬方針が決まらないまま施策だけ増やすと、効果を判定できなくなってしまいます。
AI検索対策まで見てもらえる会社を探している方は「SEO対策会社おすすめ31選|任せる業務別の選び方や悪質業者の見分け方」の記事をご覧ください。

よくある質問
llms.txtは置かないと不利になりますか
置かなくても不利にはなりません。
Ahrefsの調査では、存在しないllms.txtへの生成AIのボットからのリクエストはゼロでした。置いていないことを理由に、評価が下がるしくみもありません。
llms.txtを置くと検索順位が下がることはありますか
検索順位が下がることはありません。
Googleは公式ドキュメントで、llms.txtを無視すると明記しています。検索結果での表示や順位には影響しません。
llms.txtはrobots.txtの代わりになりますか
robots.txtの代わりにはなりません。
llms.txtは読んでほしいページを案内するだけで、クローラーの巡回を止める働きがないためです。読ませたくないページは、robots.txtで指定しましょう。
llms.txtが読まれているかはどうやって確認しますか
サーバーのアクセスログで確認できます。
/llms.txtへのリクエストを、GPTBotやClaudeBotなどのユーザーエージェント別に数えます。Googleサーチコンソールでは確認できません。
llms.txtは今後Googleに対応される可能性はありますか
対応の予定は公表されていません。
Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は2025年7月に、サポートの予定もないと述べています。仕様が変わったときは、llmstxt.orgの更新履歴で追えます。
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