狙うべき検索ボリュームの目安&上位表示のコツ!調べ方とおすすめツール3選も紹介
「上位表示できるキーワードの検索ボリュームの目安は?」
「狙うべき検索ボリュームの目安を知りたい!」
「どのくらいの検索ボリュームがあるキーワードに取り組めばいい?」
適切なキーワード選定はSEOの土台です。しかし、検索ボリュームの活用方法がわからず、SEO対策に行き詰まる方も多いのではないでしょうか。
検索ボリュームを参考にキーワードを選定することで、SEOの成果を引き出せます。
この記事では、検索ボリュームの目安について、下記の内容を解説いたします。
検索ボリュームを理解して、Webサイトのアクセスアップを目指しましょう!

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』

加藤 瞭
EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
なお、EXTAGE株式会社では、検索順位やクリック率向上のSEOコンサルティングを実施しています。SEOの記事作成についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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検索ボリュームとは「1か月で検索された回数」

検索ボリュームとは「特定のキーワードが1か月に検索された回数」を示す指標です。SEO対策では、ユーザーの関心を把握するのに欠かせません。
たとえば「ダイエット方法」というキーワードの検索ボリュームが10万であれば、1カ月間に10万回も検索されるほど関心が高いことがわかります。
ただし、検索ボリュームが多いキーワードを狙えば必ず上位表示されるとは限りません。

検索結果の順位には、自社サイトのドメインパワーも大きく影響します。
検索エンジンからどれだけ信頼されているかを数値化したもの。
ドメインパワーは「Ahrefs」や「Ubersuggest」などのツールで数値を確認でき、競合サイトとの比較にも役立ちます。
SEO対策では、検索ボリュームとドメインパワーの両方を意識して取り組みましょう。
ドメインパワーの上げ方については、関連記事「【徹底解説】ドメインパワーの目安と上げ方5選!簡単に調べる方法もご紹介」にて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください!


SEO対策に必要な検索ボリュームの目安は?キーワードの種類によって異なる


キーワードは、検索ボリュームによって3つに分類されます。検索回数の目安と特徴は以下のとおりです。
種類 | 検索回数 | 難易度 | 単語数 | 具体例 |
---|---|---|---|---|
ロングテールキーワード | 1,000回以下 | 低 | 3語以上 | 東京 転職サイト おすすめ 無料 |
ミドルキーワード | 1,000~1万回 | 中 | 2~3語 | 東京 転職 IT |
ビッグキーワード | 1万回以上 | 高 | 1~2語 | 転職 |
SEO対策では、検索回数によって上位表示の難易度や対策の優先度が変わります。そのため、キーワードの種類ごとに検索ボリュームの目安を把握することが大切です。
このように、検索ボリュームとキーワードの種類を組み合わせて考えると、自社サイトに合った施策を立てやすくなります。



サイト規模や目的に応じて、キーワード選定の基準を定期的に見直していきましょう。
検索ボリュームの目安と各キーワードを狙うべきタイミング


Webサイトの成長段階に応じて、狙うべき検索ボリュームは変わってきます。
本章では、サイトの成長段階でどのボリュームのキーワードを選ぶべきかを詳しく解説します。サイトの現状に合ったキーワード戦略を立て、SEOの効果を最大限に引き出しましょう。
ロングテールキーワード|サイト立ち上げ時期
ロングテールキーワードは、3語以上の組み合わせで構成される場合が多く、例として「東京 転職サイト おすすめ 無料」や「飲食業界 転職 支援 東京」が挙げられます。
検索ボリュームの目安は100回〜1,000回以下で低いものの、競合が少なく、上位表示されやすいのが特徴です。大手企業の参入が少なく、安定的にアクセスを集めやすい傾向があります。



ロングテールキーワードは検索意図が明確なため、成約率が高いというメリットもあります。
サイト立ち上げ初期は、ロングテールキーワードを狙って、ユーザーの具体的な悩みやニーズに応える情報や解決策を提供しましょう。
なお、ロングテールキーワードの見つけ方については関連記事「【画像満載】ロングテールキーワードの見つけ方【7つのお役立ちツールを使って探してみよう】」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


ミドルキーワード|アクセス数が増えてきた時期
アクセス数が増えてきた中期段階では、ミドルキーワードの活用が効果的です。
ミドルキーワードは「東京 転職 IT」のように2~3語で構成されることが多く、検索ボリュームはおおよそ1,000~1万回と中程度です。
ビッグキーワードに比べて難易度が低く、特定のニーズを持つユーザーに的確にアプローチできます。



ターゲットの絞り込みは必要ですが、比較的取り組みやすいのがポイントです!
ユーザーが具体的に求める情報や解決策を提供し、読者の満足度を高めましょう。
ビッグキーワード|サイトの権威性が高くなった時期
ビッグキーワードは1~2語で構成され「転職」や「転職サイト比較」のような一般的な検索語句が該当します。
月間検索数は1万回以上と非常に多く、上位表示できればアクセス数の増加が期待できます。一方で、多くの大手企業や有名メディアも狙っているため、競争が激しく、上位獲得は容易ではありません。
ビッグキーワードを狙う前に、まずはロングテールやミドルキーワードでコンテンツを充実させ、サイトの土台を築くことが重要です。
また、E-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)を意識したコンテンツを継続的に増やし、サイト全体の評価を高めておくと効果的です。



それから取り組めば、ビッグキーワードでも上位表示を狙えるようになります。
ビッグキーワードの対策は時間がかかり難易度こそ高いものの、検索ユーザーの数も圧倒的です。
サイトの成長にあわせて中長期的に取り組むことで、ブランディングや効率的な集客にもつながる可能性があります。戦略的に活用していきましょう。
一方で「自社メディアの現状がわからず、検索ボリュームから適切なキーワードを選べない…」という方も少なくありません。



EXTAGEが御社にぴったりのキーワード戦略をご提案します!
SEOに関するお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください。
\ お気軽にご相談ください! /
検索ボリュームの目安を活かしたキーワードの決め方4ステップ


検索ボリュームの情報のみでは、適切なキーワードを選定するのは困難です。
検索数が多くても、自社メディアの目的や内容と一致していなければ、十分な集客や成約にはつながりません。
ここでは、検索ボリュームの目安を活かしながら、自社に適したキーワードを選定するためのステップをご紹介します。
これらのステップを実践することで、自社の成長フェーズに合ったキーワードを見極め、検索上位を狙っていきましょう。
ステップ1|メディアの目的からメインキーワードを決める
最初に取り組むべきステップは、メディアの運用目的を明確にすることです。
メディアの目的が不明確なままでは、自社にとってどのキーワードが有効なのかを判断するのは困難です。



その後は、メディアの目的に沿ったメインキーワードを決めましょう。
迷った場合は、以下の視点から考えると、メインキーワードの候補を見つけやすくなります。
- ターゲットの悩みから想定する
- 自社で成約や売上につながっている記事を参考にする
- 売りたい商品やサービスから考える
たとえば、フィットネスジムの集客を目的とするなら「ダイエット」「筋トレ」といったキーワードが適しています。
ターゲットの悩みや売上につながった記事を分析し、自社のサービスとの関連性を意識しながら的確なメインキーワードを選定していきましょう。
ステップ2|メディアに関係するキーワードを洗い出す
メインキーワードが決まったら、そこから派生する関連キーワードをできるだけ多く洗い出しましょう。
例えば、転職に関するブログを立ち上げる際は、次のようなイメージになります。


関係性のある語句を幅広く集めることで、ユーザーの多様な検索ニーズに対応できます。
ラッコキーワードのようなツールを活用すれば、検索意図に沿ったキーワードを大量に効率よく抽出できるためおすすめです。



最初の段階では、できるだけ多くのキーワードを集めることを意識しましょう!
大量に洗い出したキーワードは、後のグループ化や現状に応じた選別に活用できます。
ステップ3|取得したキーワードをグループにまとめる
洗い出した大量のキーワードは、グループ化してカテゴリー別に整理しましょう。分類することで、ユーザーがどのような検索意図やニーズを持っているのかが見えやすくなります。
キーワード例 | カテゴリー |
---|---|
・筋トレ ・スクワット | トレーニング |
・ピラティス ・ジム | 施設利用 |
キーワードの分類に時間がかかるなら、OMUSUBIのようなツールの使用がおすすめです。



視覚的に整理しやすくなり、作業効率もぐっとアップします!
グルーピングした結果をもとに、ユーザーの検索ニーズを満たせるコンテンツを作成しましょう。
ステップ4|検索ボリュームを調査し、現状に合ったキーワードを選別する
最後に、整理したキーワードの検索ボリュームを調査し、自社の成長フェーズに合ったものを選びましょう。



このとき大切なのは、単に検索ボリュームの大小だけで判断しないことです。
検索数が多いキーワードは集客に有利ですが競合も強いため、上位表示の難易度が高まります。一方で、検索数が少ないキーワードでも、ユーザーの意図が明確であれば成約に直結する可能性も否定できません。
たとえば「女性専用 ジム ダイエット」や「パーソナルジム 体験予約」といったキーワードは、検索数が少ないものの、入会や体験申込など具体的な行動につながりやすい特徴があります。
検索ボリュームの数値はあくまで目安です。自社の成長フェーズや競合状況を踏まえつつ、成果につながるSEO戦略を立てましょう。
検索ボリュームを活かして上位表示を実現するSEO対策4選


SEOにおいて、キーワードの検索ボリュームは重要な指標ですが、それだけに固執せず、戦略的に取り組みましょう。
上位表示させるために有効なSEO対策を4つご紹介します。
これらの4つの対策を意識して取り入れることで、検索ボリュームを活かしたSEO対策ができます。



ぜひ自社のサイトでも実践し、検索上位と成果につなげていきましょう。
キーワードの検索意図を理解する
検索ボリュームは、特定のキーワードの人気度を示す重要な指標です。しかし、同じキーワードでも、ユーザーのニーズは多様であり、検索意図に的確に応える必要があります。
たとえば、キーワードが「ダイエット」の場合、以下のようにいくつかの検索意図が想定できます。
- 情報収集:効果的なダイエット方法や最新トレンドについて知りたい
- 商品購入:信頼できるダイエットサプリメントや食品を見つけたい
- サービス利用:専門家のサポートを受けられるダイエットジムを探している
- 体験談:実際のダイエット成功事例や失敗談を知りたい
検索意図を理解して、ユーザーが求める情報にぴったりのコンテンツを作成できれば、満足度を高められるでしょう。



ユーザーがどんな情報やサービスを求めているのかを、想像してみてください!
検索意図の読み取り方については、関連記事「【SEOのキホン】検索意図の読み取り方や調べ方をめちゃくちゃ詳しく解説します」にて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください!


検索ボリュームから、ユーザーの興味関心やトレンドを読み取る
検索ボリュームを知ることで、おもに以下のような点に活かせます。
- 人気の話題がわかる:多くのユーザーが何に興味があるかわかる
- 効果的な記事が書ける:多くのユーザーが知りたい内容の記事が書ける
- 効果的な広告を打てる:多くのユーザーが探しているものに広告を打てる
- 時期にあった対策が打てる:市場の動向やユーザーの関心の変化がわかる
たとえば「簡単 レシピ」で検索数が多いとします。この場合「時短料理グッズ」の商品開発に活かしたり「簡単」「時短」などのキーワードで広告を打つと、忙しい人向けのレシピ本の売上を上げるのに効果的です。



高ボリュームだけでなく、ニッチな需要も狙いましょう。バランスが大切です!
検索ボリュームにとらわれず、必要なキーワードから記事を書く
SEOでは、検索ボリュームの高いキーワードばかりに目が行きがちですが、大切なのはユーザーニーズにあわせた質の高いコンテンツの提供です。
検索ボリュームが低くても、特定のニーズを満たす有益な情報を提供できれば、ユーザーからの評価が高まり、自然に検索ランキングも上昇する可能性があります。
検索ボリューム以外に考慮すべき要素には、次のようなものがあります。
項目 | チェックポイント |
---|---|
検索意図 | ユーザーの目的が具体的かどうか |
コンバージョン | 問い合わせや申込に直結するか |
サイト全体の構成 | メインキーワードを軸に戦略的に構成できているか |
専門性・網羅性 | メディアの分野に特化し、必要な情報を過不足なく提供できているか |
これらを踏まえることで、より現実的で成果につながるキーワード選定が可能です。長期的なSEO効果を目指すなら、検索ボリュームの大小にとらわれ過ぎないことが大切です。



ユーザーの悩みや疑問を解決するコンテンツを作成しましょう!
加えて、検索ボリュームの種類にあわせ、それぞれに応じた内部リンク構造の設計も大切です。
検索意図とサイト設計を連動させることでSEO効果をさらに高め、検索エンジンに強いメディアを育てられます。


また、検索エンジンから評価されるためには「どんなキーワードを選ぶか」だけでなく「どのようにキーワードを入れるか」も同じくらい大切です。
キーワードの正しい入れ方について詳しく知りたい方は、関連記事「【プロ直伝】SEOキーワードの正しい入れ方4選!検索上位させる方法と注意点を解説」もあわせてご覧ください。


購入・問い合わせ狙いならゼロボリュームも有効
検索ボリュームがゼロのキーワードでも、購入や問い合わせといった具体的な行動を狙う場合には効果的です。
こうしたキーワードで検索するユーザーは「商品を比較したい」「体験予約を申し込みたい」など、すでに明確な意図を持っている可能性があります。
たとえば「女性専用 ジム 体験予約」や「パーソナルジム 資料請求」といったキーワードは、検索回数が少なくても、入会や契約といった成果に直結しやすい傾向があります。



検索ボリュームが少なくても、ユーザーが行動に移しやすいキーワードを取り入れましょう。
さらに詳しく知りたい方は、関連記事「検索ボリュームが少ない10の理由とは?上手に調べるコツを公開」もあわせて参考にしてください!


検索ボリュームの調べ方|目安がわかるおすすめツール3選


検索ボリュームの目安を調べる際に役立つおすすめツールを、3つご紹介します。
本章で紹介する便利なツールを活用し、自社に合ったキーワード選定に役立ててください。
キーワードプランナー


キーワードプランナーは、Google広告が提供するツールで、検索ボリュームや競合度を把握するための非常に強力なツールです。
たとえば「SEO対策」というキーワードを入力すると、検索ボリュームが表示されるだけでなく、同義語や関連キーワードも提案されます。
まずはGoogle広告に登録し、キーワードプランナーを試してみてください。手軽に始められ、効果をすぐに実感できるでしょう。



ラッコキーワード


ラッコキーワードは、検索エンジンで人気のある関連キーワードや、検索ボリュームを調査するための無料ツールです。シンプルで使いやすく、初心者からプロまで幅広い層に愛用されています。
たとえば「ダイエット」というキーワードを入力すると、ラッコキーワードはその関連キーワードをツリー形式で一覧表示します。
ラッコキーワードを使えば、主力キーワードと関連キーワードを効率的にリストアップが可能です。活用することで、キーワード選定の作業をスムーズに進められるでしょう。



GetKeyword


GetKeywordは、キーワードの検索ボリュームや関連キーワード、競合サイトなどを調べられる無料ツールで、日本語キーワードの検索ボリュームデータが充実している点が特徴です。
検索ボリューム以外に再検索ワード、同時検索ヒットワード、キーワードのSEO難易度まで調べられ、ペルソナや記事構成案はAIが作成してくれます。
たとえば「旅行」というキーワードを入力すると、検索ボリュームとともに、競合サイトの情報や上位表示されるためのアドバイスが表示されます。
GetKeywordを試してみて、気になるキーワードの検索ボリュームを確認してみてください。



検索数の調べ方についてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「検索数の調べ方を解説【ツールを使ってGoogleで検索されるキーワードを選定しよう】」もあわせて参考にしてください!


ぜひ本記事を参考に、自社に適した検索ボリュームの目安を把握し、検索上位や問い合わせ獲得につなげましょう。



実際に効果的なSEO対策を行うには、キーワード選定からコンテンツ制作まで幅広い知識が必要です。
EXTAGE株式会社は、最新のSEO技術と豊富な経験を活かし、お客様のビジネスの成功をサポートしています。
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