「検索ボリュームの目安がわからない…」
どのキーワードから手をつければいいか迷っている…」
そう悩んでいませんか?
SEOのキーワード選定で、検索ボリュームは重要な判断指標ですが、数値の大小だけで選んでしまうと失敗する可能性大です。
検索ボリュームは、SEOのキーワード選定で最初に確認すべき指標です。しかし、数値の大小だけで判断すると、自社サイトのフェーズに合わないキーワードを選んでしまうリスクがあります。
検索ボリュームの目安は、以下のようにサイトの成長フェーズによって異なります。

福田卓馬200社以上のSEO支援を行ってきたEXTAGEの経験上、検索ボリュームの「読み方」を間違えると、半年分の記事制作が無駄になるケースも珍しくありません。
本記事では、200社以上のSEO支援実績を持つEXTAGE株式会社が、以下の内容を解説します。
- フェーズ別に狙うべきボリュームの目安
- 目的別の検索ボリュームの調べ方
- 検索ボリュームの目安を活かしたキーワードの決め方4ステップ
- 実在メディア3サイトのボリューム別キーワード構成データ
自社サイトのフェーズに合ったキーワード戦略を立てたい方は参考にしてください。

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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選んだキーワードを実際に成果へつなげる記事制作の進め方を知りたい方は「コンテンツSEOとは?成果が出る進め方と記事制作のコツを解説」の記事をご覧ください。

検索ボリュームの目安|サイト規模別に狙うべき基準
検索ボリュームの数値に基づいて、キーワードは大きく3つに分類できます。大切なのは数値の大小を知ることではなく、「今の自社サイトの規模ならどの帯を狙うべきか」を判断することです。
ここでは3分類それぞれの数値の目安に加えて、どの成長フェーズのサイトが優先して狙うべきかをセットで解説します。自社の立ち位置と照らし合わせながら読み進めてください。
福田 卓馬それぞれの特徴を理解することで、自社サイトのフェーズに適したキーワード選定が可能です。
検索ボリュームの分類は、SEOツールや業界によって基準が異なる場合があります。ここでは、一般的な目安として分類方法を解説します。
ロングテールキーワード|月間1,000以下
ロングテールキーワードは、月間検索ボリュームが10〜100程度のキーワードを指します。検索フレーズが具体的で、ユーザーの検索意図が明確になりやすいのが特徴です。
具体的には、以下のように3語以上の組み合わせで構成される場合が多いです。
- Webマーケティング 問い合わせ 増やす 方法
- BtoB オウンドメディア 運用 コツ
- SEO キーワード選定 無料
競合が比較的少なく、上位表示を狙いやすいです。検索意図が明確なため、コンバージョンにつながりやすいキーワードが多い傾向にあります。
福田卓馬立ち上げ期のサイトは、ロングテールキーワードから攻めるのが鉄則です。
ドメインの評価が蓄積されていない段階でビッグ・ミドルに挑んでも、強い競合に阻まれて上位表示はほぼ望めません。
ミドルキーワード|月間1,000〜1万
ミドルキーワードは2~3語で月間検索ボリュームが1,000~1万程度のキーワードを指します。検索ボリュームと競合のバランスが取れたキーワードだといえるでしょう。
たとえば、次のようなキーワードが該当します。
- Webマーケティング 施策
- オウンドメディア 運用
- SEO 対策 方法
一定の検索需要がある一方、ビッグキーワードほど競合が激しくないので、戦略次第では安定した集客が期待できます。
福田卓馬ミドルへ移行する目安は、ロングテールで月間数百〜数千アクセスに到達したタイミングです。
内部リンク構造が整い、ドメインパワーが育ってきたサインが見えたら攻め時といえます。
ビッグキーワード|月間1万以上
ビッグキーワードは1~2語で月間検索ボリュームが1万以上のキーワードを指します。検索数が多い一方で競合も多く、上位表示の難易度が高いキーワードです。
- Webマーケティング
- オウンドメディア
- SEO 対策
大手メディアや権威性の高いサイトが競合となるケースが多く、対策には相応の時間とリソースが必要です。
しかし、検索ボリュームが大きいため、上位表示できれば大量のアクセス獲得が期待できます。
福田卓馬サイトの権威性やドメインの強度、コンテンツの質が十分に高まってから取り組むのがセオリーです。
狙うべきは、ロングテール・ミドルで上位獲得が増えてきた成熟期のサイトです。ここで上位表示できれば、月間数千〜数万PVの流入が一気に見込めます。
とはいえ、小さな会社のブログなら、ビッグキーワードを全く狙わないという判断をすることも多いです。
福田卓馬無理にビッグキーワードを狙うより、コンバージョンに近いロングテールを数十本積むほうが現実的で成果にも直結しやすいです。
検索ボリューム100以下でも狙う価値があるケース
検索ボリュームが100以下のキーワードは、アクセス数を増やす目的では不向きです。しかし、例外的に、コンバージョンを狙うなら有効活用できる可能性があります。
福田 卓馬検索ボリュームが少ないキーワードは、検索意図が明確で課題解決や導入検討など、コンバージョンに近いフェーズのユーザーが検索している傾向があります。
キーワードの価値を正しく評価するには、次の計算式が参考になります。
月間検索ボリューム × CTR × CVR × 客単価 = 月間売上期待値
たとえ検索ボリュームが80程度でも、1位を取れる見込みがあって、なおかつ顧客単価が50万円と高額なら「80 × 30% × 3% = 月36万円」の売上が見込めます。
以下は、コンバージョンにつながりやすいキーワードの一例です。
| キーワードのタイプ | キーワード例 |
|---|---|
| 課題解決型 | ・Webマーケティング 問い合わせ 増やせない 原因 ・オウンドメディア アクセス 伸びない 理由 ・SEO 成果 出ない 改善方法 |
| 比較型 | ・Webマーケティング ツール 比較 選び方 ・オウンドメディア 運用 自社 外注 判断基準 ・SEO 対策 費用 相場 目安 |
| 導入検討型 | ・Webマーケティング 導入 タイミング ・SEO 対策 効果 期間 目安 ・オウンドメディア 運用 始める 条件 |
記事がいくらの売上を生むかという視点を持てば、検索ボリュームが小さいキーワードにも積極的に投資する合理性が見えてきます。
検索ボリュームの配分の目安【実例】
結論からいうと、実際に成果を出している運用メディアは、対策キーワードの6〜9割をロングテールが占めています。
現実のSEOは「狙える帯を地道に積む」ことの積み重ね。検索ボリュームの大きいキーワードに飛びついても、上位を取れなければまったくアクセスになりません。
EXTAGEが実際に支援した3サイトの、対策キーワードのボリューム分布を集計したのが以下の表です。
| サイト | 対策KW数 | ロングテール (〜1,000) | ミドル (1,000〜1万) | ビッグ (1万〜) |
|---|---|---|---|---|
| 物販スクールのブログ | 481 | 88.4% | 11.6% | 0% |
| 英語学習ブログ | 615 | 62.1% | 37.1% | 0.8% |
| ECサイト | 149 | 85.2% | 14.1% | 0.7% |
共通点は、ロングテールキーワードが主役で、ビッグキーワードはほとんど対策していないという点です。
福田卓馬「ビッグキーワードを狙わないと勝てない」というのは、多くの場合 思い込みです。成果を出すサイトほど、足元のロングテールを丁寧に積み上げています。
このデータが示すとおり、自社サイトの規模に合った帯から着実に攻めるのが、遠回りのようでいて最短ルートです。まずは自社の対策キーワードがどの帯に偏っているかを棚卸しすることから始めましょう。
物販スクールのブログ|9割近くがロングテール
物販スクールのブログは、対策キーワード481語のうち約88%がロングテールで、ビッグキーワードはゼロでした。
| ボリューム帯 | KW数 | 割合 |
|---|---|---|
| ロングテール(〜1,000) | 425 | 88.4% |
| ミドル(1,000〜1万) | 56 | 11.6% |
| ビッグ(1万〜) | 0 | 0% |
「転売 利益率 ランキング」「ebay 日本語 アプリ」など、具体的な3〜4語の複合キーワードを地道に積み上げているのが特徴です。検索意図が明確なロングテールに絞ることで、立ち上げ初期から着実に上位を獲得しています。
英語学習ブログ|ロングテール6割+ミドル4割
英語学習ブログは検索需要の大きいジャンルのため、ミドルの比率が37%とやや高めです。それでも土台はロングテール(62%)で組まれています。
| ボリューム帯 | KW数 | 割合 |
|---|---|---|
| ロングテール(〜1,000) | 382 | 62.1% |
| ミドル(1,000〜1万) | 228 | 37.1% |
| ビッグ(1万〜) | 5 | 0.8% |
「社会人 英語 勉強」「TOEIC 700点 勉強時間」など悩み起点のロングテールで母数を確保しつつ、サイトが育った段階で「英語 リスニング」などのミドルへ広げる構成です。需要の大きいジャンルでも、いきなりビッグを狙っていない点がポイントです。
ECサイト|85%超がロングテール
ECサイトも、対策キーワードの約85%がロングテールに集中しています。
| ボリューム帯 | KW数 | 割合 |
|---|---|---|
| ロングテール(〜1,000) | 127 | 85.2% |
| ミドル(1,000〜1万) | 21 | 14.1% |
| ビッグ(1万〜) | 1 | 0.7% |
「ゴルフコンペ 案内状」「ホールインワン 記念品」など、商品や利用シーンに紐づく購買意欲の高いロングテールを網羅。検索数は小さくても購入に近いキーワードを取り切ることで、売上に直結させています。
検索ボリュームの調べ方|目的別おすすめツール
検索ボリュームを調べるツールは数多くありますが、目的やフェーズによって最適な選択肢は異なります。ここでは「どういう場面でどのツールを使うか」を軸に、3つの代表的なツールを紹介します。
| 目的 | おすすめツール | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| まず無料で調べたい | Googleキーワードプランナー | 無料 | Google公式データで信頼性が高い |
| KW洗い出しから一括でやりたい | ラッコキーワード | 無料〜月額440円 | サジェスト取得+検索ボリューム一括取得 |
| 競合分析まで本格的に取り組みたい | Ahrefs | 月額129ドル〜 | KD・被リンク・競合KW分析が一括で可能 |
まず無料で調べたい|Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告の管理画面から無料で利用できる公式ツールです。Google自身の検索データに基づいているため、データの信頼性が高い点が強みだといえます。
ただし、広告を出稿していないアカウントでは検索ボリュームが「100〜1,000」のようなざっくりとした範囲表示になります。正確な数値が必要な場合は、少額でも広告を出稿するか、他ツールと併用するのがおすすめです。
福田 卓馬「まずはキーワードの規模感をつかみたい」という初期段階に最適なツールです。
KW洗い出しから一括でやりたい|ラッコキーワード
ラッコキーワードは、サジェストキーワードの一括取得、および検索ボリュームの確認をワンストップでおこなえるツールです。
無料プランでも基本的なサジェスト取得が可能ですが、有料プラン(月額660円〜・2026年4月時点)にすると検索ボリュームの一括取得にも対応できるので便利です。
キーワードの洗い出しからボリューム確認までを1つのツールで完結できるため、記事制作フローを少し効率化できます。
福田 卓馬コストを抑えつつ本格的なキーワード調査を行いたい場合に最適です。
競合分析まで本格的に取り組みたい|Ahrefs
Ahrefsは、検索ボリュームの調査に加えて、キーワード難易度・被リンク分析・競合サイトのキーワード調査まで一括で行えるオールインワンツールです。
月額19,900円〜と費用はかかりますが、競合がどのキーワードでどれだけ流入を得ているかを可視化できるのが強みです。自社サイトのフェーズが成長期以降であれば、投資対効果の高いツールといえます。
福田卓馬EXTAGEでもクライアント支援でAhrefsを標準利用しており、キーワード戦略の精度が大きく変わります。
検索ボリュームの目安を活かしたキーワードの決め方4ステップ
検索ボリュームの情報のみでは、適切なキーワードを選定するのは困難です。
福田 卓馬検索数が多くても、自社メディアの目的や内容と一致していなければ、十分な集客や成約にはつながりません。
ここでは、検索ボリュームの目安を活かしながら、自社に適したキーワードを選定するためのステップをご紹介します。
これらのステップを実践することで、自社の成長フェーズに合ったキーワードを見極め、検索上位を狙っていきましょう。
ステップ1|メディアの目的からメインキーワードを決める
最初に取り組むべきは、メディアの運用目的の明確化です。運用目的が不明確だと、どのキーワードが有効なのかを判断できません。
福田 卓馬その後は、メディアの目的に沿ったメインキーワードを決めましょう。
迷った場合は、以下の視点から考えるとメインキーワードの候補を見つけやすくなります。
- ターゲットの悩みから想定する
- 成約・売上につながった記事を参考にする
- 売りたい商品やサービスから考える
たとえば、フィットネスジムの集客目的なら「ダイエット」「筋トレ」といったキーワードが適しています。売上につながった記事を分析し、自社のサービスとの関連性を意識して、メインキーワードを選定しましょう。
ステップ2|メディアに関係するキーワードを洗い出す
メインキーワードが決まったら、派生する関連キーワードをできる限り洗い出します。たとえば、転職に関するブログを立ち上げる際は、次のようなイメージになります。

関係性のある語句を幅広く集めれば、ユーザーの多様な検索ニーズに対応できます。ラッコキーワードを活用すれば、検索意図に沿ったキーワードを効率よく抽出可能です。
福田 卓馬最初の段階ではできるだけ多くのキーワードを集めることを意識しましょう。
大量に洗い出したキーワードは、後のグループ化や現状に応じた選別に活用できます。
ステップ3|取得したキーワードをグループにまとめる
洗い出したキーワードは、グループ化してカテゴリー別に整理しましょう。分類により、ユーザーがどのような検索意図やニーズを持っているのかが把握しやすくなります。
| キーワード例 | カテゴリー |
|---|---|
| ・筋トレ ・スクワット | トレーニング |
| ・ピラティス ・ジム | 施設利用 |
キーワードの分類に時間がかかるなら、OMUSUBIのようなキーワードグルーピングツールの使用がおすすめです。
福田 卓馬同じカテゴリにあるキーワードは、複数書かなくても、1記事でまとめて拾えることも多いです。
グルーピングしたキーワードをコンテンツ構造に反映させる際は、トピッククラスターの考え方を取り入れると効果的です。
メインテーマを扱う「ピラーコンテンツ」と、関連テーマを扱う「クラスターコンテンツ」を内部リンクで結びつけるSEO戦略

トピッククラスターの構造により、検索エンジンがサイト全体のテーマ性を理解しやすくなり、SEO評価の向上が期待できます。
トピッククラスターの構築方法について具体的に知りたい方は「トピッククラスターでSEOを強化!作り方3ステップと成功事例」の記事を参考にしてください。

ステップ4|検索ボリュームを調査し、現状に合ったキーワードを選別する
整理したキーワードの検索ボリュームを調査し、自社の成長フェーズに合ったものを選びましょう。大切なのは、検索ボリュームの大小だけで判断しないことです。
福田 卓馬検索数が多いキーワードは集客では有利ですが、その分競合も強いため、上位表示の難易度が高まります。
検索数が少ないキーワードでも、検索意図が明確であれば成約に直結する可能性があります。
検索ボリュームの数値はあくまで目安です。自社の成長フェーズや競合状況を踏まえつつ、成果につながるSEO戦略を立てましょう。
SEOキーワード選定の全体像を知りたい方は「SEOキーワード選定の方法とコツを完全解説」の記事をご覧ください。

よくある質問
検索ボリュームが0のキーワードは対策すべき?
CVに近いキーワードであれば、ボリューム0でも対策する価値があるです。ツールの数値が0でも実際に検索されているケースは多く、BtoB商材や高単価サービスでは問い合わせに直結することも珍しくありません。
検索ボリュームはどのツールで調べるのが正確?
Googleキーワードプランナーが最も信頼性が高いです。ただし無料版は範囲表示のため、正確な数値が必要ならAhrefsやラッコキーワードとの併用を推奨します。
ドメインパワーが低い場合、どのボリュームから始めるべき?
月間100〜500のロングテールキーワードから始めるのが効果的です。競合が少なく上位表示しやすいため、実績を積みながらドメインパワーを高め、ミドルキーワードへ段階的に移行しましょう。
ビッグキーワードで上位表示されるまでの期間は?
月間1万以上のビッグキーワードでは、上位表示まで6か月〜1年以上かかるのが一般的です。ロングテールキーワードの記事を先に積み上げ、内部リンクで評価を集約する段階的な攻略が効果的です。
検索ボリュームの季節変動はどう対応すればいい?
Googleトレンドで検索推移を確認し、需要ピークの2〜3か月前に記事を公開するのが基本です。季節性の高いキーワードは毎年のリライトで情報を最新化し、翌年以降も安定した流入を確保しましょう。