「検索順位が急に下がったけど原因がわからない…」
「不自然なリンクの警告があるけどどう対処すればいい?」
「危険な被リンクの確認方法や削除手順は?」
こんな悩みを持っていないでしょうか。
被リンクのペナルティの対処法として、まずは手動対策かアルゴリズム評価かを確認することです。手動対策ならサーチコンソールで確認→リンク否認→再審査リクエストという流れで、アルゴリズム評価なら否認して再クロールを待ちます。
本記事では、200社以上のSEOコンサルティング実績を持つEXTAGE株式会社が、被リンクペナルティの確認から解除、再発防止までを網羅的に解説します。
- 手動と自動、2種類のペナルティの具体的な影響
- ペナルティの有無を正確に確認する3つのステップ
- 有害なリンクを特定し、解除するまでの全手順
- 二度とペナルティに怯えないための再発防止策とSEO戦略
本記事を読むことで、自社サイトのペナルティ状況を正しく診断し、最短ルートで解除まで進められるようになります。

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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被リンクペナルティは落ち着いて対処すれば解除できる
被リンクが原因で検索順位が下がっても、正しく対処すれば回復できます。焦ってむやみにリンクを否認したり放置したりせず、まずは状況を正確に把握しましょう。
ペナルティには次の2種類があり、それぞれ確認・対処方法が変わってきます。
- 手動ペナルティ
- アルゴリズムによる自動評価
手動ペナルティの特徴と対象になる被リンク
手動ペナルティとは、Googleの担当者が目視でガイドライン違反を確認して直接科す措置です。
手動ペナルティになると、Googleサーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」セクションに、具体的な違反内容が記載された通知が届きます。

対象となるのは、リンクの売買や過剰な相互リンク、品質の低いサイトからのリンクなど、意図的に検索順位を操作しようとする不自然な被リンクです。
福田卓馬手動対策は放置しても解除されることはなく、必ず再審査リクエストを提出してGoogleの承認を得る必要があります。
アルゴリズムによる自動評価の特徴と対象になる被リンク
アルゴリズムによる自動評価とは、Googleの検索システムが自動的に低品質なリンクを検出し、その評価を無効化するしくみです。
手動対策とは異なり、サーチコンソールに通知は届きません。警告がないのに順位が下落したときは、アルゴリズム評価が原因の可能性があります。
| 手動対策 | アルゴリズム評価 | |
|---|---|---|
| 通知有無 | サーチコンソールに通知あり | 通知なし |
| 解除方法 | 再審査リクエストの提出が必須 | リンク否認後、再クロールを待つ |
| 回復期間 | 再審査承認後5日〜2週間 | 数週間〜数ヵ月 |
| 対象リンクの特徴 | リンク売買・過剰な相互リンク等 | SpamBrainが検出した低品質リンク |
GoogleのAIベースのスパム検出システム。リンクスパムのパターンを自動で識別し、リアルタイムで検索評価に反映させる。
SpamBrainが低品質なリンクを検出すると、そのリンクの評価は自動的に無効化されます。再審査リクエストは不要で、問題のある被リンクを否認し、Googleのクローラーが再評価するのを待ちましょう。
被リンクペナルティを確認する方法
検索結果が下落したとき、原因が被リンクのペナルティなのかどうかを確認しましょう。このセクションでは、段階的に原因を切り分けていくためのステップを紹介します。
- Search Consoleで手動対策の通知を確認する
- 順位急落がペナルティかどうか判別する方法
- 被リンクプロファイルを精査する(Search Console無料+Ahrefs詳細分析)
Search Consoleで手動対策の通知を確認する
被リンクペナルティの有無を確認する最も確実な方法は、サーチコンソール内の通知を確認することです。

セキュリティと手動による対策のページに「サイトへの不自然なリンク」というメッセージが表示されていれば、手動対策を受けています。
通知には、サイト全体に影響するものと、特定のページのみを対象とする「部分一致」の2パターンがあります。
順位急落がペナルティかどうか判別する方法
もし「問題は検出されませんでした」と表示されるなら、次のような順位下落の要因が考えられます。
- アルゴリズムの自動評価
- サイトの技術的な課題
Googleは定期的にコアアルゴリズムアップデートを実施しており、サイトが評価されるガイドラインを見直しています。X(旧Twitter)などをチェックしながら、下落したタイミングでアップデートが起こっていないか確認しましょう。
とくにアップデートが起こっているわけではない場合、noindexタグの設定ミスやサーバーエラーといったサイトの技術的な問題が原因になっているかもしれません。
検索エンジンに登録(インデックス)させず、検索結果に表示させないようにするメタタグのこと。
順位下落の要因を一つずつ確認し、いずれにも該当しない場合に、アルゴリズムによる被リンク評価の可能性を本格的に調査していきましょう。
被リンクプロファイルを精査する(Search Console無料+Ahrefs詳細分析)
ペナルティの可能性が濃厚になったら、サイトにどのようなリンクが集まっているか、被リンクの全体像を精査します。
まずは無料で利用できるGoogleサーチコンソールの「リンク」を開きます。

たどり着いたページで「上位のリンク元サイト」をタップして、不審なリンクがないかどうかをチェックしてください。
なお、怪しいサイトがないかどうかは、有料ツールになってしまいますが「Ahrefs」を使って調べるとかんたんです。Ahrefsの「被リンク」ページでは、怪しいサイトを「SPAM」と表示してくれます。

ツールを使う際は、以下の点に注目してチェックを進めます。
- ドメインの質が低いサイトからのリンクが急増していないか
- 特定のドメインから不自然に大量のリンクが送られていないか
- 対策キーワードを詰め込んだようなアンカーテキストに偏っていないか
これらのチェックポイントに基づき、自サイトの評価を下げている可能性のある有害なリンクを特定することが、次の解除ステップにつながります。
また、アンカーテキストの最適化とSEOの関係について詳しくは「アンカーテキストとは?SEO評価を上げる正しい書き方と「詳しくはこちら」がNGな理由」で解説しています。

被リンクペナルティを解除する手順
ペナルティの原因となる有害な被リンクを特定できたら、次はその影響を解消するための具体的な手順に進みます。
解除プロセスは大きく3つのステップに分かれます。
- 有害な被リンクをリストアップする
- リンク否認ファイルを作成しSearch Consoleで送信する
- 再審査リクエストを提出する
手動対策とアルゴリズムによる自動評価では必要な手順が異なるため、自社の状況に合わせて対応しましょう。
Step1:有害な被リンクをリストアップする
ペナルティ解除の第一歩は、収集した被リンクデータを安全・要注意・有害の3つに正確に分類することです。焦って大量のリンクを否認すると、サイトの評価を支えていた良質なリンクまで無効化してしまうリスクがあります。
ドメインの評価が低いという理由だけで判断せず、以下の複合的な条件で有害なリンクを慎重に見極めましょう。とくに迷いがちなポイントについてまとめました。
| リンク元 | 判断 |
|---|---|
| DR5-15の低めな個人ブログ | 基本的に自然なリンクなので否認しない |
| DR20-30の海外サイトから | 複数のリンクが貼られていれば有害と判断 |
| DR10-20のディレクトリサイト | 業者に削除依頼する |
次のようなチェックリストも参考にしてください。
- リンク元サイトのアクセスがほぼない
- サイトのテーマと自社の事業に関連性がない
- アンカーテキストがキーワードで過剰に最適化されている
福田卓馬企業メディアを運用していると、サイトの評価を下げる目的で、海外サイトからの怪しい被リンクが届くのは日常茶飯事なので、過度に恐れる必要はありません。
Step2:リンク否認ファイルを作成しSearch Consoleで送信する
悪質な被リンクのほとんどは削除に応じてもらえないため、Googleサーチコンソールでリンク否認しましょう。申請には、指定のフォーマットに従ったテキストファイルを作成する必要があります。
# 20XX年X月作成
# スパムリンク
domain:spam-site1.com
domain:spam-site2.com
https://example.com/bad-link-page
否認したいリンクのURLを1行に1つずつ記載し、ドメイン全体を否認する場合は「domain:example.com」のように記述します。ファイルをサーチコンソールのリンク否認ツールからアップロードすることで、Googleに意図を伝えられます。
まずはリンク否認ツールにアクセスして、あなたのサイトのプロパティを選択してください。ファイルをアップロードすると、記載されているサイトからの被リンクを否認できます。

ただし、リンク否認の判断を間違うとサイト評価に悪影響を与えてしまうため、本当に有害だと確信できるリンクのみを対象にしましょう。
福田卓馬否認しすぎて順位を落とすケースのほうが、否認不足より深刻なので「迷ったら否認しない」を原則にしましょう。
Step3:再審査リクエストを提出する
手動対策を受けている場合、リンクの削除依頼や否認作業が完了した後に、再審査リクエストを提出しましょう。リクエストを送信する際は、どの問題を認識し、どのような対処を実施したか、そして今後どのように再発を防止していくかを具体的に記述します。
誠実な対応を示し、サイトを健全な状態に戻す意思があることを伝えることが重要です。
不自然なリンクについて調査を行い、○件のリンク元サイトへ削除を依頼し、○件のリンク否認を実施しました。
Googleからの返答には通常1~2週間かかります。一度で承認されないケースも少なくないため、不承認の理由を確認し、追加の対応を行って再度リクエストを提出しなければならないケースもあります。
順位が回復するまでの期間と対応
ペナルティの解除後、検索順位が回復しはじめるまでには数日から数週間程度の時間が必要です。解除通知から5日~2週間ほどで順位に変化が見られることが多いですが、サイトの状況によってはさらに時間がかかります。
注意点として、順位が回復しても必ずしもペナルティを受ける前の状態に戻るとは限りません。不自然なリンクによって得られていた過剰な評価がなくなるため、サイト本来の実力に見合った順位に落ち着きます。
解除後も順位が戻らない場合、被リンクに頼らない、コンテンツの質やサイト内部の構造といった、SEOの根本的な要素を見直しましょう。
被リンクだけに頼るのではなく、サイトの総合力を高めることが、安定的で持続可能な成果につながります。SEO外部対策の全体像については「SEO外部対策とは?被リンク獲得の基本から実践テクニックまで解説」で体系的にまとめています。

再発防止とSEO戦略の再設計|二度とペナルティに怯えないサイト体質をつくる
被リンクのペナルティを解除したら、次はペナルティを受けないための再発防止用の体制構築が必須です。次のポイントを意識しましょう。
- 定期的な被リンク監査を実施する
- コンテンツ・内部・外部対策の三位一体で再設計する
- 安全な被リンク獲得でペナルティを再発防止する
定期的な被リンク監査を実施する
SEO上の観点から、自社サイトについている被リンクは定期的にチェックするようにしてください。少なくとも3ヵ月に1回程度は、Ahrefsなどのツールを使い、どのような被リンクがついているか確認します。
被リンクを見るときにチェックすべき項目は、以下の通りです。
- 新しく獲得した被リンクに不審なドメインがないか
- アンカーテキストの分布に不自然な偏りが発生していないか
- 品質の低いサイトからのリンクが急増していないか
たとえば、Ahrefsのサイトエクスプローラーで被リンクが数百件単位で一気に増えているといったケースは、海外スパムの典型例です。

定期的に被リンクをチェックしていれば、意図しないスパムリンクを早期発見し、外部からの悪意あるスパム行為をふせげます。
コンテンツ・内部・外部対策の3つの要素を意識して再設計する
ペナルティの根本的な原因は、外部からのリンク施策に過度に依存したサイト構造です。本当に強いWebサイトを作るためには、質の高いコンテンツ・内部構造・外部からの評価といった3要素をすべて兼ね備えている必要があります。
外部施策に頼らずとも、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成し、サイトの構造を最適化するだけで、検索順位は十分に向上させられます。
記事単位で検索順位が上がらないとき、コンテンツの設計やクオリティに問題があるケースが多いです。正しいSEO記事の作り方は「コンテンツSEOの手順」の記事で紹介しています。

順位が安定しないと感じるときは、サイト内部に問題がある可能性が高いです。詳しい対策は「SEO内部対策の教科書」で詳しく解説しています。

安全な被リンク獲得でペナルティを再発防止する
SEOの外部対策で忘れてはいけないのが、あくまで被リンクは恣意的に増やすものではなく、自然に集めるという認識を持つことです。本当にGoogleが推奨すべきWebサイトであれば、ユーザーからおすすめされて被リンクが集まります。
逆に、非本質的なリンク購入、被リンク営業ばかりしても、一向に外部からの評価が高いサイトにはなり得ません。
福田卓馬怪しい業者からの被リンク購入は絶対にNGです。被リンク営業についても、あくまで手段のひとつだと捉えましょう。
本質は「ユーザーから紹介される高品質なコンテンツを作ること」です。
被リンクを安全に増やす具体的な方法は「【丸わかり】被リンクを増やす方法10選!具体例や注意すべきポイントも紹介」で詳しく解説しています。

ただし、ペナルティ解除直後のサイトが最優先すべきは、リンク獲得よりもコンテンツとサイト内部の立て直しです。まずは評価の土台を固めることから始めましょう。
福田卓馬ペナルティ解除後のセルフチェックにも使えるSEOチェックリストをご用意しています。
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被リンクペナルティの対処によりサイトが改善された事例
ここでは、実際に被リンクペナルティへ対処し、サイトの状態が改善された事例を紹介します。
EXTAGE株式会社の支援先の会社では、一時期海外からのスパム攻撃で参照ドメインが大幅に増加し、アルゴリズムによるペナルティを受けたケースがありました。Ahrefsを見ると、参照ドメイン数が短期間で不自然に大幅増加していることがわかります。

弊社では、大量増加した海外サイトからのリンクをGoogleサーチコンソールで否認しました。
同時に、スパムによってトップページのパラメーター付URLが大量生成され、Googleのクロールリソースが浪費されて検索順位が下がってしまっていました。robots.txtやhtaccessを見直し、パラメーター付URLへのクロールをふせいだことで対処しています。
福田卓馬被リンクに限らず、海外スパムは一度狙われるとしつこく嫌がらせをされるので、定期的なチェックをより厳しくしましょう。
よくある質問
リンク否認をしすぎると逆効果になることはある?
はい、逆効果のリスクがあります。サイトの評価を支えていた良質なリンクまで誤って否認すると、ペナルティとは別の理由で検索順位が下がる可能性があります。
Googleも公式にこのツールの誤った使用がサイトに悪影響を与えると警告しています。否認は「明らかに有害」と確信できるリンクのみに限定し、迷うものはそのままにしておくのが安全です。
手動対策の通知がないのに順位が落ちた場合は?
主な原因として、Googleのコアアルゴリズムアップデートの影響、アルゴリズムによる被リンクの自動低評価、noindex設定ミスなどの技術的問題、競合サイトの品質向上による相対的な順位下落の4つが考えられます。
まずはアップデートの時期と順位下落のタイミングを照合し、次に技術的な問題がないか確認してください。
過去のSEO業者が設置した被リンクはすべて否認すべき?
一律に否認するのは危険です。業者によるリンクのなかには、現在もサイト評価に貢献している正当なリンクが含まれている可能性があります。
専門ツールでリンク元の品質・関連性を一つずつ確認し、明らかに有害なものだけを否認対象にしてください。業者と連絡が取れるなら、設置リンクのリストを入手し削除依頼するのが最も安全です。
ネガティブSEO(競合からの悪質リンク攻撃)への対処法は?
Googleは公式に、ほとんどのサイトはネガティブSEOを心配する必要はないとの見解を示しています。現在のアルゴリズムは不自然なリンクを自動的に無視する能力が高まっているためです。
ただしリスクがゼロとはいい切れないため、定期的な被リンク監査で不審なリンクの急増を早期検知できる体制を整えておきましょう。攻撃が疑われるリンクを発見した場合は、速やかに否認ツールで対応してください。
ペナルティ解除後、正しいSEO戦略に移行するには何から始めるべき?
まず「コンテンツ」「内部構造」「被リンク」の3軸でサイト全体を診断し、弱点となっている部分から優先的に改善します。多くの場合、ペナルティを受けたサイトはコンテンツの質と内部構造に課題をかかえています。
被リンクを増やすにはどうしたらいい?
被リンクは自然に集めるのが原則です。一次情報を含む高品質なコンテンツを発信し、SNSやプレスリリースで露出を増やすことで、他サイトからの引用・紹介が生まれます。
外部に代行を依頼する方法もありますが、低品質な業者を選ぶとペナルティのリスクがあるため慎重な判断が必要です。詳しくは「被リンク代行は危険?メリット・デメリットと安全な選び方を解説」を参考にしてください。

福田卓馬被リンクペナルティの対処は、原因の特定から否認・再審査まで専門的な判断が求められます。自社での対応に不安がある方は、EXTAGEの無料相談をご活用ください。
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