インハウスSEOの始め方をわかりやすく解説!向いている会社やメリットも紹介

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「SEO対策、そろそろ自社でできないかな」
「外注をやめたいけど自社でやれるのかな…」
「そもそもウチは外注したほうがよいのだろうか」

結論からお伝えすると、SEO対策はインハウス(自社運用)で十分に成果を出せます。

やみくもに内製するのではなく、自社はインハウス化に踏み込むべきなのか、どのような制作体制を組むのかを正しく設計することが大切です。

200社以上のSEO支援に携わってきたEXTAGE株式会社が、インハウスSEOのメリット・デメリットから判断基準、制作体制を構築するやり方までまとめました。

この記事でわかること
  • インハウスSEOのメリット・デメリット
  • インハウスSEOに向いている企業の特徴
  • インハウスSEOの始め方(体制確立・戦略設計)

あなたの会社がインハウスSEOに向いているかどうかの判断材料として、参考にしてください。

監修者
福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
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福田卓馬

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目次

インハウスSEOとは|SEOを自社で内製する体制

インハウスSEOとは、キーワード選定・記事制作・内部対策・効果測定といったSEO業務を、外注せずに自社の社員で行う運用体制のことです。ここでは、インハウスSEOを検討するうえで最初に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

押さえておきたい3つのポイント
  • 外注SEOとの違いとメリット・デメリット
  • インハウスSEOに向いている企業の特徴
  • セミインハウスなら段階的に内製化できる

外注SEOとの違いとメリット・デメリット

インハウスSEOと外注SEOの最大の違いは「誰がSEO施策を動かすか」という点です。

インハウスSEOはキーワード選定から記事制作、効果測定まで自社の担当者が一貫しておこないます。一方、外注SEOはSEO会社に施策の全部、または一部を委託します。

それぞれの特徴を表で比較してみましょう。

項目インハウスSEO外注SEO
月額コスト人件費のみ月額20〜50万円が相場
施策スピード即判断・即実行依頼→確認→実行でリードタイムあり
ノウハウ蓄積自社に残る外注先に依存
品質安定性担当者のスキルに依存専門家による一定品質
柔軟性事業変化に即応できる契約範囲内での対応

インハウス化に成功すれば、ノウハウが社内に蓄積されます。担当者が変わっても資産として残るため、中長期的に安定したマーケティングが打てるようになるでしょう。

また、SNSや広告など、ほかのマーケティング施策にも全般的に取り組む場合、社内であれば連携しやすいというのもメリットです。

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EXTAGEの支援先でも、インハウス化に成功した企業はマーケティング全体の施策スピードが明らかに速くなる印象です。

長期的な視野で投資したいなら、インハウスはよい選択肢でしょう。

インハウスSEOに向いている企業の特徴

「うちの会社でインハウスSEOはできるのか?」と悩んでいるなら、まず以下の5つの条件をセルフチェックしてみてください。3つ以上当てはまれば、インハウスSEOを前向きに検討する価値があります。

インハウス適性セルフチェック
  • SEOに月20時間以上の工数を割ける担当者がいる
  • 経営層がSEOを「中長期の投資」として理解し、承認できる
  • WordPressなど自社CMSを自由に操作・更新できる環境がある
  • コンテンツの元ネタになる専門知識やノウハウが社内に蓄積されている
  • データを見て改善サイクルを回すことに抵抗がないメンバーがいる

逆に、専任の担当者を用意できない場合、またはサイト全体の課題が山積みになっていて今すぐ対処が必要な場合などには向いていません。

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SEOは成果が出るまでに最低でも半年はかかるため、短期勝負を求められる環境ではインハウス化のリスクが高くなります。

自社の状況を冷静に見極めたうえで、次に紹介する「セミインハウス」という選択肢も含めて検討してみましょう。

セミインハウスなら段階的に内製化できる

「完全に内製化するのは不安だけど、ずっと外注に頼りつづけるのも避けたい」という企業様にぴったりなのが、セミインハウスという体制です。

セミインハウスとは

SEO戦略の設計やテクニカルな改善は外部パートナーに任せつつ、コンテンツ制作や日常的な運用は自社で行うハイブリッド型の運用スタイルのこと。

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いきなり「完全内製か、完全外注か」の二択で考える必要はありません。

完全外注と完全内製の「いいとこ取り」ができるため、リスクを抑えながらノウハウを着実に蓄積できるのが最大の強みです。

具体的には、次のようなステップを踏んでいきます。

セミインハウスの移行ステップ
  • 1年目:外部パートナーと戦略を一緒に考えながら施策を実施する
  • 2年目:キーワード選定やデータ分析を自社でできるようになる
  • 3年目:SEO業務のほぼすべてを自社で実施できるようになる

2年目からは、外部業者には技術的な監査、アルゴリズム情報の提供、およびレポーティングなどを依頼します。

段階的に自社のSEO力を育てていくセミインハウスこそ、多くの企業にとって最も現実的で失敗しにくいアプローチです。

インハウスSEOの費用|内製と支援サービスの比較

インハウスSEOとはいえコストは決して少なくありません。人件費やその学習コストまで考えると、実質的なコストがブラックボックス化しやすいです。ここでは完全インハウスの実質コストと、外部の支援サービスを活用する場合の費用相場を比較します。

費用比較のポイント
  • 完全インハウスの実質コスト
  • インハウスSEO支援サービスの費用相場
  • 完全インハウスか支援活用かを判断する

完全インハウスの実質コスト

SEOのインハウス化において最も大きな費用項目は、SEO担当者の人件費です。

担当者がSEOに割く工数を月20〜40時間とすると、年収ベースで月額15万〜30万円相当のコストがかかる計算になります。

費目月額目安
人件費(工数按分)15〜30万円
SEOツール(有料)0〜3万円
学習・研修費1〜3万円
合計約20万円〜40万円

ツールや環境整備にも費用がかかります。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールは無料で使えますが、Ahrefsなどの有料ツールも導入を検討しましょう。

セミナーや書籍、学習環境の整備などにも一定のコストがかかります。

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あくまで投資フェーズと割り切って、経営層ともあらかじめ期待値をすり合わせておくのが大切です。

インハウスSEO支援サービスの費用相場

もともと社内に知見をもった経営者やメンバーがいない限り、まずはSEO会社のインハウス支援を活用しましょう。

インハウスSEO支援サービスとは

外部パートナーがSEO戦略の設計やテクニカル監査、社内メンバーへの教育を担い、自社チームのSEO自走力を育てるサービス。

結局外注すると思われるかもしれませんが、最初から丸投げを前提とした一般的な外注とは違い、あくまで伴走型サポートという位置付けです。

インハウス支援の費用相場は、支援範囲によって月額15万〜50万円程度が一般的です。

完全インハウスか支援活用かを判断する

完全インハウスと支援サービスの活用、どちらが自社に合っているかを判断するために、以下の比較表をチェックしてみてください。

判断軸完全インハウス向き支援サービス活用向き
SEO経験者社内に1名以上いるいないが育成したい
確保できる工数月40時間以上月20時間程度
予算感ツール費のみで進めたい月15〜50万円の支援費を確保できる
成果の期限1年かけてじっくりでOK半年以内に成果を出したい
最終ゴール最初から完全自走段階的に自走を目指す

SEO経験者が社内にいない場合や、半年以内に成果を求められている場合は、支援サービスの活用を強くおすすめします。

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いずれにせよ、将来的には外部への依存度を段階的に下げてインハウス化を進めるのが理想的です。

「まず自社の状況に合った形を知りたい」という方は、専門家への無料相談でインハウス化の可否診断や費用シミュレーションを受けてみるのも一つの手です。

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SEOの内製化についてお悩みなら、まずは無料相談でお気軽にご相談ください。

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インハウスSEOの体制構築と運用フロー

インハウスSEOを成功させるためには、まず社内での体制をしっかりと確立することが重要です。ここでは、必要な人員・スキル、月次の運用サイクル、外部パートナーとの併用方法を解説します。

体制構築の3ステップ
  • 必要な人員とスキルセットの目安
  • 月次運用サイクルを回す
  • 外部パートナーとの併用で成果を最大化する

必要な人員とスキルセットの目安

インハウスSEOの最小構成は、SEOディレクター1名とライター1〜2名の計2〜3名体制です。

専任である必要はなく、他業務との兼任でもSEOに月20時間以上の工数を確保できれば運用は十分に回せます。

それぞれの役割に求められるスキルと工数目安を表にまとめました。

役割必要なスキル月間工数目安
SEOディレクターキーワード選定
ツールを使った分析
施策の優先順位判断
15〜25時間
ライターライティング
CMS操作
リサーチ力
10〜20時間

ディレクターが何を書くかを決めて、ライターが実際に手を動かすという役割分担が一般的です。

一人でディレクターとライターを兼任する場合は、月20時間をすべてSEOに集中できる環境を確保しましょう。

月次運用サイクルを回す

インハウスSEOを安定して回すには、毎月の運用サイクルをルーティン化するのがポイントです。

以下のようなサイクルで進めると、やるべきことが明確になり、施策が止まりにくくなります。

タイミングやること
第1週:データ分析前月の検索順位の変動、オーガニック流入数、コンバージョン数をSearch ConsoleとGA4で確認し、サイトの現状を把握する
第2週:施策の優先順位決定データ分析の結果をもとに、今月は「新規記事を書くのか」「既存記事をリライトするのか」を判断し、対策するキーワードを選定する
第3週:コンテンツ制作構成案の作成→ライティング→校正→公開の一連の流れを実行する。1記事でも着実に公開するのが重要
第4週:テクニカルSEOの定期チェックリンク切れの有無、ページの表示速度、新規ページのインデックス状況などを確認し、技術的な問題があれば修正する

サイクルを繰り返すことで、3ヵ月後には順位変動の兆しが見え始め、半年後には流入数の増加を実感できるようになるはずです。

外部パートナーとの併用で成果を最大化する

セミインハウス体制で外部パートナーを活用する場合、役割分担を明確にしておきましょう。

分担の具体例は以下のとおりです。

担当業務内容
自社コンテンツ企画
記事制作
SNS運用
社内データの提供
外部パートナーSEO戦略の設計
テクニカル監査
月次データ分析
アルゴリズム情報の共有

意識すべきは、外部パートナーを作業者ではなく教師役として位置づけることです。

月次のレビューミーティングで「なぜこのキーワードを選んだのか」「このデータをどう読み解くのか」を教わりながら、自社メンバーのスキルを着実にアップさせていきます。

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外部に委託する範囲を段階的に縮小していけば、最終的には完全内製への移行もスムーズです。

外部パートナーの選び方や費用相場について詳しく知りたい方は「SEO対策会社の選び方は?」の記事をあわせてご覧ください。

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インハウスSEOで実施する施策の全体像

体制が整ったら、いよいよ具体的なSEO施策に着手しましょう。ここでは「何をやるか」の全体像と「何から手をつけるか」の優先順位を解説します。

コンテンツ・内部・外部の3つの施策カテゴリ

インハウスSEOで取り組む施策は、大きく3つのカテゴリに分類できます。

カテゴリ主な施策内容成果への直結度
コンテンツSEOキーワード選定
記事制作
リライト
最も高い
内部対策サイトマップ送信
内部リンク整備
表示速度改善
構造化データ
中〜高
外部対策被リンク獲得
SNS運用による認知拡大

もっとも成果に直結するのはコンテンツSEOです。Googleは、検索ユーザーの疑問や悩みに対して的確に応えるコンテンツがあるかどうかを重視しています。

内部対策はコンテンツをGoogleに正しく認識してもらうための土台づくり、外部対策はサイトの信頼性を外部から高める施策と位置づけておきましょう。

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実務ではコンテンツ制作を主体に、空いた時間でできる限りの内部・外部対策を進めていくのが一般的です。

施策の優先順位と着手の順番

これからインハウス化をはじめる方は、次のような手順で実務に取り組んでいきましょう。

STEP
ツール導入

Google Search Console・GA4・Googleキーワードプランナーを導入し、データを見られる環境を整える。

STEP
コンテンツSEO

キーワード選定、記事制作、リライトの順で、検索ユーザーに求められるコンテンツを増やしていく。

STEP
内部対策

サイトマップを送信したあと、Googleサーチコンソールを主体に、サイトの技術的基盤を整えていく。

STEP
外部対策

メディアがある程度伸びてきたら、一次情報の発信や被リンク獲得、SNS運用に取り組み、サイトの外部評価を高める。

コンテンツSEOと内部・外部対策は同時並行で取り組んでいきましょう。

それぞれにおける具体的な施策、やり方については「SEO対策を独学で進める勉強法&ロードマップ」の記事を参考にしてください。

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SEOの全体像をさらに深く理解したい方は、こちらの資料も参考にしてください。


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インハウスSEO移行の成功事例

実際にインハウスSEOにチャレンジして成功した企業の事例を紹介します。

ファッション誌|5ヵ月で検索1位を獲得

項目内容
業種女性向けファッション誌
課題紙媒体の編集ノウハウはあるが、SEO知識がゼロ
施策制作ガイドライン作成・SEOレクチャー会・赤入れ指導
成果主要キーワードでGoogle検索1位を獲得
期間5ヵ月

この女性向けのファッション誌は、紙媒体の編集ノウハウこそあったものの、SEO知識がゼロの状態からスタートしました。

SEO会社の支援を受けながら、次のような施策を進めています。

実施した施策
  • 制作ガイドラインを作成して共有
  • SEOレクチャー会を定期開催
  • SEO観点でのフィードバック・赤入れ指導

結果として、わずか5ヵ月でアクセスが増え、ターゲット層が検索する主要キーワードで検索1位を獲得するという成果に至りました。

SEO未経験のチームであっても、プロの外部パートナーによる適切な指示とガイドラインの制作により、比較的短期間で成果を出せています。

参考:ナイルのSEO相談室

BtoB企業|半年でアポ60件創出

項目内容
業種SaaS企業(BtoB)
課題新規顧客獲得がアウトバウンド営業とリファラルに偏り、SEOによるインバウンド集客体制がゼロ
施策ターゲットKW定義・全体戦略設計・コンテンツ制作の行動量確保
成果平均検索順位45位→21位、SEO経由で60件のリード獲得
期間6ヵ月

このSaaS企業は、新規顧客の獲得がアウトバウンド営業とリファラルに偏っており、SEOによるインバウンド集客の体制がまったくない状態でした。

そこで、SEO会社の支援を受けながら、次のような施策に集中的に取り組んでいます。

実施した施策
  • ターゲットキーワードの定義と全体戦略の設計
  • コンテンツ制作の行動量を徹底的に確保
  • 体系的なSEOコンテンツの制作と公開

結果として、取り組みからわずか6ヵ月で、平均検索順位が45位から21位にまで改善されたうえに、SEO経由で60件ものリード獲得を創出しています。

BtoBジャンルは、ニッチなキーワードが多いため、検索ボリュームが小さくても確度の高い顧客を誘致しやすいという特性を活かした成功だといえます。

成功企業に共通するのは、無理な独学ではなく、適切なSEOパートナーを選んでプロのノウハウを短期間で学んでいることです。

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よくある質問

SEO未経験者がインハウスSEOを始めても成果は出ますか?

未経験者でも成果は出せます。まずは本記事で紹介したような制作体制を構築したうえで、コンテンツ制作から取り組んでいきましょう。

不安な方は、セミインハウス体制で外部パートナーのサポートを受けながら進めるのがおすすめです。

インハウスSEOで成果が出るまでの期間はどれくらいですか?

一般的には6ヵ月から1年ほどかかります。SEO対策は、コンテンツをアップしてからGoogleに見つけてもらい、検索上位に表示されるまでに時間がかかります。

セミインハウスでプロから戦略提案してもらうことで、成果が出るまでの期間を短縮できます。

一人でもインハウスSEOは回せますか?

規模にもよりますが1人でも回せます。月間20時間ほどのリソースを確保できれば、毎月5本くらいのコンテンツ制作、および軽微な内部対策をこなせるでしょう。

ただし、メディアや事業規模によっては多人数での運用が求められるのが一般的です。

コンテンツ制作に割く時間が取れないときはどうしたらよいですか?

部分的に外注するのがおすすめです。コンテンツ制作のみ、技術的な実装や外部対策のみといった部分的な外注により、少ない担当者でもインハウスを完結させやすくなります。

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監修者
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