Knowクエリとは?記事化の判断やサイト内での役割について解説
「Knowクエリの記事は意味がない?」
「AI検索が普及するなら必要ない?」
このようなお悩みはありませんか?
戦略がないまま記事を量産しても、AIが検索結果で答えを提示する「ゼロクリック検索」が増える中、サイトへの流入は先細りになってしまうでしょう。
Knowクエリの役割は、単なるアクセス集めから「将来の見込み顧客と信頼を築くための最初の接点」へと変化しています。
福田 卓馬Knowクエリが要る、要らないというよりも、役割を理解して売上につなげるための戦略的な導線を作るほうが大切です。
そこで本記事では、Knowクエリについて徹底的に解説し、以下の内容を網羅しました。
- Knowクエリの基本定義と、記事化すべきかの判断基準
- コンバージョンを生むための記事の書き方と戦略的な導線設計
- AI検索時代に必須となるこれからのKnowクエリ対策
この記事を最後まで読めば、貴社サイトのコンテンツが伸び悩む根本原因が「検索意図の理解不足」と「導線設計」にあるとわかり、具体的なアクションプランを描けます。



コンテンツが伸び悩む根本原因が「検索意図の理解不足」と「時代に合わない導線設計」にあると気づくはずです。
EXTAGE株式会社では、ユーザーニーズを捉え、売上につながる動線設計を作れる『サイト設計大全』を用意していますので、併せて参考にしてください。


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Knowクエリとは?定義とクエリの分類について
Knowクエリとは、わかりやすくいうと「ユーザーが何かを知りたいという意図を持った検索行動」です。
潜在顧客との最初の接点となるため、サイト全体の集客力を高める玄関とも言いかえられます。
最初に、Knowクエリの基本的な定義や他のクエリとの違いを詳しく解説します。
- Knowクエリの意味
- 4つのクエリの違いと具体例
- インフォメーショナルクエリとの関係性
Knowクエリの意味
Knowクエリは、Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、ユーザーが何を知りたい、情報を得たいと考えるクエリです。
ユーザーが調べ物をするときに入力する検索語句のこと。
具体的には「〜とは」「〜の方法」「〜の理由」といった、物事の定義やプロセス、原因などを知りたい場合に用いられます。
検索結果には、疑問に直接答える解説記事や、Wikipediaのような情報サイトが表示されやすい傾向があります。



ユーザーの疑問を的確に解決する情報を提供することが、Knowクエリで上位表示を目指すための基本です。
4つのクエリの違いと具体例
検索クエリは、ユーザーの意図によって4つのタイプに分類できます。
各クエリの具体例は以下の通りです。
| クエリ | ニーズ |
|---|---|
| Knowクエリ(知りたい) | 知識や情報を求める (例:「SEOとは」) |
| Goクエリ(行きたい) | 特定の場所やサイトを目指す (例:「Facebook ログイン」) |
| Doクエリ(したい) | 何らかの行動を起こしたい (例:「アプリ ダウンロード」) |
| Buyクエリ(買いたい) | 購入を検討している (例:「iPhone15 価格」) |
検索意図を正しく理解し、それぞれのクエリに合ったコンテンツを提供することが重要です。検索意図について詳しく知りたい方は「検索意図の読み取り方」の記事も参考にしてください。
インフォメーショナルクエリとの関係性
Knowクエリは、従来から使われている「インフォメーショナルクエリ」とほぼ同じ意味を持つ言葉です。
情報収集型の検索クエリのことを指す。
インフォメーショナルクエリは、全検索の約8割を占めるともいわれており、ユーザーとの接点を作る上で重要な役割を担っています。
Knowクエリという分類は、Googleが提唱するユーザー行動の概念に基づいて整理された、より現代的な呼び方です。



呼び方は異なりますが、ユーザーの「知りたい」というニーズに応えるためのSEO施策が求められる点は共通しています。
Knowクエリを記事化する判断
大切なのは、検索結果画面だけで満足してしまうクエリと、詳しい解説を求めてサイトを訪れるクエリを見極めることです。
この判断が、コンテンツ制作の労力を最適化し、サイトへの流入を増やす鍵となります。
ここでは、記事化すべきKnowクエリを判断するための基準を解説します。
- Know Simpleクエリとの違いを理解する
- ゼロクリック検索時代の流入確保の考え方
Know Simpleクエリとの違いを理解する
Googleの検索評価ガイドラインでは、Knowクエリをさらに細かく2種類に分けています。
記事化すべきKnowクエリを見極めるには、「Knowクエリ」と「Know Simpleクエリ」との違いを理解することが重要です。
Know Simpleクエリとは「日本の首都」や「今日の天気」のように、検索結果に表示される答えだけでユーザーの疑問が解決する検索を指す。
このようなクエリは、ユーザーがサイトを訪問せずに離脱する可能性が高いため、詳細な記事を作成しても流入につながりにくいです。
したがって、SEOで狙うべきは、複数の視点や深い解説が求められる複雑なKnowクエリです。
こうしたキーワードを見誤って対策しても、流入に繋がらずSEO対策としては効果がありません。キーワード選定で失敗を避けたいなら「SEOのキーワードは意味がない」の記事も併せてご覧ください。
ゼロクリック検索時代の流入確保の考え方
ゼロクリック検索、つまり検索結果画面だけでユーザーが満足するケースが増えています。
特にAI Overviewの登場により、単純な回答はAIが生成するため、記事への流入はさらに難しくなっています。
検索結果に表示されるAIによる要約のこと。上位サイトを参考にして、情報がわかりやすくまとめられている。


このような状況で流入を確保するには、AIでは答えられない独自の情報を提供することが不可欠です。



例えば、自社ならではのデータや専門家としての実体験を盛り込むことで、クリックしてでも読む価値があると感じさせるコンテンツ作りが求められます。
検索上位を獲得するKnowクエリの書き方
Knowクエリで検索上位を獲得するには、ユーザーが求める論理的で信頼できる情報を提供することが必要不可欠。
したがって、記事を書き始める前の「構成段階」で、情報の網羅性・深さを綿密に設計しましょう。



ターゲット読者の知識レベルを想定し、分かりやすい言葉で丁寧に解説することが読者の満足度を高めます。
ここでは、検索上位表示を実現するための具体的な記事の書き方を4つのステップで解説します。
- ニーズを深掘る構成を作る
- 情報を構造化する
- 網羅性を高める
- 一次情報で信頼性を高める
ニーズを深掘る構成を作る
質の高い記事構成を作るには、ユーザーニーズの深掘りすることが第一歩です。
検索キーワードから直接分かる顕在的なニーズだけでなく、その背後にある潜在的な悩みや目的まで想像を巡らせる必要があります。
サジェストキーワードやQ&Aサイトを参考に、ユーザーが抱える具体的な疑問を洗い出し、それらに答える見出しを作成します。ユーザーの課題に寄り添った構成を作ることが、読者の満足度を高める上で極めて重要です。
対策したいキーワードに関連するキーワードのこと。サジェストキーワードを対策すれば、より細かいニーズを捉えられる可能性がある。
ニーズを深掘りするためには具体的なターゲット設定が不可欠です。



ターゲット読者の知識レベルを想定し、分かりやすい言葉で丁寧に解説することが読者の満足度を高めます。
情報を構造化する
ユーザーニーズを基に洗い出した情報を、分かりやすく構造化することが重要です。
見出しタグを適切に使い分けることで、記事全体の論理構造が明確になり、読者と検索エンジンの両方が内容を理解しやすくなります。
h2、h3など、記事の内容を章・節に分けてわかりやすく解説するためのタグ。
記事の冒頭で結論を先に述べ、その後に理由や具体例を続けることで、読者はストレスなく情報を得られます。
ユーザーが知りたい順番に情報が整理されている構成は、読者の離脱を防ぎ、読みやすさを向上させる効果があります。
網羅性を高める
ユーザーの検索意図に完全に応えるためには、情報の網羅性を高めることが不可欠です。
検索結果の上位に表示されている競合サイトがどのようなトピックを扱っているかを分析し、自社の記事にもれなく含める必要があります。
ただし、単に情報を網羅するだけでは不足です。



自社独自の視点やより深い考察を加えることで、コンテンツの質を高めることが重要です。
関連性の高いトピックは、内部リンクを活用して別記事へ誘導し、サイト全体で情報の網羅性を担保しましょう。
同じサイト内の記事から別の記事へ遷移させるリンクのこと。
一次情報で信頼性を高める
記事の信頼性を高めるためには、一次情報を盛り込むことが非常に効果的です。
一次情報とは、次のように他では得られないオリジナルな情報を指します。
- 自社独自の調査データ
- 顧客事例
- 専門家としての実体験
こうした情報は、Googleが重視する評価基準であるE-E-A-Tを高める上で欠かせません。



根拠の不明確な表現は避け、事実に基づいた断定的な記述を心がけることで、読者からの信頼を獲得できます。
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Knowクエリからコンバージョンへ繋げるための導線設計
重要なのは、適切な導線設計によってユーザーとの関係を継続し、少しずつ購買意欲を高めていくことです。
Knowクエリで集客したユーザーは、すぐに商品を購入する可能性は低いですが、将来の見込み顧客になる可能性を秘めています。
「今は買わない」という層に対して有益な情報を提供し続けることが、未来の成果につながります。
ここでは、Knowクエリの記事からコンバージョンを生み出すための3つの導線設計について解説します。
- ブランディングとしての活用
- マイクロコンバージョンによるリスト化
- Doクエリ・Buyクエリ記事への誘導
ブランディングとしての活用
Knowクエリへの回答を通じて質の高い情報を提供し続けることは、企業のブランディングに直結します。
ユーザーの悩みを解決する有益なコンテンツは、「この分野ならこの会社」という専門家としての認知を広げ、信頼を構築するためです。



検索結果の表示、および情報提供による信頼の積み重ねは、最終的に企業名やサービス名での指名検索を増やすことにつながります。
自社の会社名・サービス名・ブランド名などで検索されること。例えば、「やなせたかし」や「パピコ」などは指名検索にあたる。
Knowクエリ対策は、単なる集客施策ではなく、自社のブランド価値を高めるための重要な投資です。
マイクロコンバージョンによるリスト化
KNOWクエリで訪れるユーザーの大半は購入意欲が低いため、すぐに商品・サービスに誘導するのは得策ではありません。
こうしたユーザーをリスト化するために、マイクロコンバージョンを設定しましょう。
メルマガやホワイトペーパーといった、購買に至るまでの中間地点のコンバージョンのこと。
記事の文脈に合わせ「詳しく知りたい方はこちらの資料をご覧ください」といった自然な形でCTAを配置することで、見込み顧客との接点を増やせます。
EXTAGE株式会社で実際に月30件のリードを獲得した『マイクロコンバージョン戦略』の詳細は、こちらの資料で公開していますので、参考にしてください。
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Doクエリ・Buyクエリ記事への誘導
Knowクエリの記事で集めたユーザーを、より購入意欲の高い層へと育成することも重要です。
記事基本的な知識を得たユーザーは、次に「解決策」や「商品の比較検討」へと関心が移る可能性があります。



検索意図が切り替わるタイミングを逃さず、関連するDoクエリやBuyクエリの記事へ内部リンクで誘導しましょう。
ユーザーの思考プロセスを先読みし、次に知りたくなる情報への道筋を示すことで、サイト内を回遊させ、自然な形でコンバージョンへと導けます。
ユーザーが情報収集から比較検討を行う際は、購入へ至るプロセス「カスタマージャーニー」を理解することが重要です。
AI検索時代におけるKnowクエリ対策のポイント
AI検索の普及は、Knowクエリを中心とした情報収集のあり方を大きく変えつつあります。
これからの時代は従来のSEO対策に加え、AIに参照されやすいコンテンツ作り、すなわちAIO(AI検索エンジン最適化のことです)が重要です。
ここでは、AI検索時代に求められるKnowクエリ対策のポイントを解説します。
- ユーザーの検索行動変化に気を配る
- AI引用を意識したテキストにする
- ブランド指名検索(Goクエリ)を強化する
ユーザーの検索行動変化に気を配る
AIが検索結果で回答を直接生成するようになると、ユーザーはサイトをクリックせずに情報を得られるようになります。
したがって、記事の表示回数は維持できても、クリック数が減少するリスクがあるのです。
弊社サイトの事例でも、検索順位は維持・上昇しているのにクリック率(CTR)が減少する事例が多々見られました。


AI検索に対応するには、AI要約だけでは満足できないユーザーをターゲットにすることが重要です。
例えば、AIが提供しにくい深い専門知識・最新の動向・筆者の個人的な経験談などを盛り込むことで、クリックして読み進める価値を提供できます。
AI引用を意識したテキストにする
AIにコンテンツを引用してもらうためには、AIが情報を理解しやすい構造で記事を作成することが求められます。
見出しで提示された質問に対し、続く文章の冒頭で簡潔な結論を述べるのが効果的です。
例えば、コンテンツの後半にFAQコンテンツを設けるのが一般的です。


また、構造化データを用いてコンテンツの各要素が何を示すのかを検索エンジンに明確に伝えることも重要になります。
運営者情報・著者情報を明示し、サイトの透明性を高めるなど、信頼される情報源として認識されるための取り組みも不可欠です。
ブランド指名検索(Goクエリ)を強化する
AI検索時代においては、ブランドの指名検索を強化することがますます重要になります。
ユーザーがAIチャットボットと対話する中で、自社のサービス名が解決策として推奨される状況を目指すためです。
指名検索を増やすには、外部の信頼できるサイトやSNSでの言及、すなわちサイテーションを増やす必要があります。
自社以外のサイトやSNSといった外部サイトで、自社の会社名やブランドについて言及されることを指す。
Web上で自社が信頼できる存在だと認識されるよう、多角的な施策が求められます。



読みやすいコンテンツや外部での言及は、従来のSEOでも大事でしたが、ますます重要性が高まっているんですよね。
よくある質問
Knowクエリは書いても意味がない?
Knowクエリの記事は、書いても意味がないということはありません。直接的な売上にはつながりにくいですが、多くの間接的なメリットがあるためです。
具体的には、サイト全体のアクセス数を増やし、ドメインの評価を高める効果が期待できます。
また、潜在顧客との最初の接点となり、ブランドの認知度向上にも貢献します。
中長期的な視点で見れば、Knowクエリへの対策はサイト成長の土台を築く上で非常に重要です。
AIOに引用される記事の書き方は?
AIOで引用されやすい記事を書くには、AIが情報を抽出しやすい構成を意識することが重要です。
見出しの質問に対し、段落の冒頭で結論を明確に記述します。複数の項目を列挙する場合は、箇条書きのリストタグを使うことで、AIが情報を構造的に理解しやすくなります。
また、複雑な情報を比較する際には、テーブルタグを用いた表で整理するのも効果的です。AIとユーザーの両方にとって分かりやすい情報提示を心がけましょう。
ビッグワードのKnowクエリで上位表示するポイントは?
検索ボリュームが大きいビッグワードのKnowクエリで上位表示を目指すには、サイト全体の専門性が重要です。
ビッグワードは競合が強く、立ち上げたばかりのサイトで上位を獲得するのは困難です。まず検索ボリュームが小さいロングテールキーワードから対策を始め、着実に実績を積み重ねていきましょう。
関連する記事群で構成されるトピッククラスターを形成し、サイトの専門性を高めていくことが上位表示への近道です。
中心となる記事と、関連する複数の記事群で構成されるサイト構造のこと。


KnowクエリとDoクエリのどちらを優先して対策すべき?
短期的な売上を最優先するなら、購買意欲の高いDoクエリやBuyクエリから対策すべきです。
ただし、どちらを優先すべきかは、サイトの成長フェーズや事業目標によって異なります。
Doクエリのキーワードは競合が激しく、成果を出すのが難しい場合もあります。
サイトの状況に合わせて両者のバランスを取りながら、計画的にコンテンツを拡充していくことが理想的な進め方です。
Knowクエリ記事のリライト優先順位は?
リライトの優先順位は、改善による効果の大きさで判断するのが効率的です。
具体的には、検索結果の11位から20位あたりで順位が停滞している記事が最も優先度が高いです。少しの改善で1ページ目に表示される可能性があり、クリック数の大幅な増加に期待できます。
また、表示回数は多いにもかかわらずクリック率が低い記事も、タイトルや導入文の修正で成果につながりやすいです。現状を分析し、最も効果的な記事からリライトに着手しましょう。
EXTAGE株式会社では、Knowクエリ記事を有効活用するための『サイト設計大全』や、Knowクエリ記事からリード獲得に繋げるための『リード獲得の教科書』を用意しています。
幅広いお客さんを獲得しつつ、しっかりコンバージョンに結びつけていきたいという方は、参考にしてください。


