【徹底比較】SEOとリスティング広告の違い9選!使い分けと併用についても解説

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「SEOとリスティング広告の違いを知りたい」
「SEOとリスティング広告をどう使い分けたらいいの?」
「自社サイトを上位表示させたい」

SEOとリスティング広告には、それぞれ異なる特徴があります。中長期的な集客ならSEOが、短期的な集客ならリスティング広告がおすすめです。

福田 卓馬

一方の効果が高いというよりも、両方を上手に使い分けることで、自社サイトを効率よく上位表示できます。

この記事では、以下の内容について解説します。

SEO対策とリスティング広告で迷っている方は、参考にしてみてください。

なお、EXTAGE株式会社では、SEOや広告運用のコンサルティングを実施しています。

無料相談も可能なので、オウンドメディア運用にお悩みの方は、お気軽にご連絡ください!

目次

SEOとは?検索結果で上位表示を狙う施策

SEOとは「検索エンジン最適化」を意味し、GoogleやYahoo!などの検索結果で自社サイトを上位に表示させるための施策です。

ユーザーは検索キーワードを入力した後、表示結果の上位から確認していくため、SEOは集客の基盤となる重要な取り組みといえます。

ただし、SEOにはメリットとデメリットの両面があります。

メリットデメリット
・費用対効果がいい
・関心が薄いユーザーにもアプローチできる
・上位表示できれば多くのアクセスが見込める
・効果が出るまでに数か月以上の時間がかかる
・アルゴリズムの影響で順位が下がる可能性がある
・結果を予測しにくい

SEOは「中長期的な集客基盤を築く施策」です。じっくり時間をかけて安定的な成果を求める企業に適しています。

福田 卓馬

短期的な効果を期待せず、中長期的に時間をかけて取り組むことを前提としましょう。

SEOについてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「【網羅的に解説】SEOとは?初心者にも分かりやすく簡単に教えます!」もあわせてご覧ください。

リスティング広告とは?クリック課金型の広告

リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが入力した検索キーワードに連動して表示される広告のことです。

最大の特徴は「クリック課金型(PPC)」であり、広告が表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーが実際にクリックしたときに初めて料金が発生します。

ここで、リスティング広告のメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリットデメリット
・広告出稿後すぐに訴求できる
・購買意欲が高いユーザーにアプローチできる
・多くのユーザーの目に触れる機会が増える
・費用対効果が悪化しやすい
・効果が長続きしない
・ユーザによっては避けられやすい

リスティング広告は「短期的に成果を上げたい」「購買意欲の高いユーザーを効率的に集めたい」といった場面で効果的な手法です。

福田 卓馬

ただし、長期的な集客基盤を築くにはSEOとの併用が不可欠です。

両者の特徴を理解し、上手に使い分けましょう。

SEOとリスティング広告の違い9つ

SEOとリスティング広告の主な違いは、以下の9つです。

SEOリスティング広告
順位の安定性
即効性
クリック率
費用の安さ
持続性
信頼性
掲載位置のコントロール
単価設定の柔軟性
ターゲット層の広さ

それぞれの違いを明確に理解しましょう。

順位

SEOは、検索結果における表示順位を予測しにくいという特徴があります。

Googleが用いるアルゴリズムは非公開であり、評価基準も日々アップデートされています。

福田 卓馬

コアアップデートが実施されるたびに順位が大きく変動するケースも少なくありません。

一方、リスティング広告は掲載順位をある程度予測・管理しやすい点が特徴です。

検索結果における広告位置は「広告ランク」という仕組みに基づいて決定され、入札価格だけでなく広告ページの品質やユーザーの検索意図との関連性なども評価対象となります。

出典:広告ランクについて|Google広告ヘルプ

この仕組みによって、リスティング広告は表示順位を調整しやすく、戦略的にコントロールできる点がSEOとの大きな違いといえるでしょう。

即効性

SEOとリスティング広告の大きな違いの一つに、「成果が出るまでのスピード」があります。

SEOはコンテンツの質やサイト構造を改善し、検索エンジンから評価を得ることで順位を上げていく仕組みです。

そのため、効果が表れるまでには数か月以上かかるのが一般的で、場合によっては半年から1年ほど要することもあります。

一方で、リスティング広告は広告を出稿すれば即日から検索結果に表示されるため、即効性に優れています。

福田 卓馬

特に新商品やキャンペーンを短期間で広めたい場合や、すぐに見込み客を集めたい場合に有効です。

例えば、新規サービスを開始した企業がSEOだけに頼ると検索結果に表示されるまで時間がかかります。

しかし、リスティング広告を活用すれば、即座に潜在顧客へアプローチすることが可能です。

即効性を重視して成果を早く得たい」場合は、リスティング広告を優先的に検討することをおすすめします。

クリック率

SEOは、上位表示を獲得できれば高いクリック率が見込めます。下記は、SEOにおける検索順位ごとのクリック率です。

順位クリック率
1位39.8%
2位18.7%
3位10.2%
4位7.2%
参照元:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2025
福田 卓馬

検索順位1位を獲得できれば、約40%のクリック率が見込めます。

一方、リスティング広告は「広告」であると明示されるため、ユーザーに警戒されやすく、自然検索に比べてクリック率は低くなる傾向があります。

実際の調査でも、以下のようにSEOより大幅に低いクリック率が示されています。

順位クリック率
1位2.1%
2位1.4%
3位1.3%
4位1.1%
<リスティング広告のクリック率>
参照元:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2025
福田 卓馬

このように、クリック率の面ではSEOが圧倒的に優位といえます。

SEOで上位表示を実現するための具体的な方法については、関連記事「厳選10選】SEOライティングのコツを解説!基礎知識から今すぐできる技まで紹介」で詳しく解説しています。

あわせて参考にしてください!

費用

SEOとリスティング広告の大きな違いの一つが「費用のかかり方」です。

SEOは基本的にクリックごとの直接的な費用は発生しません。

自社で記事作成やサイト改善を行えば運用コストを抑えることも可能となるため、長期的に見ると費用対効果が高い施策といえます。

ただし、上位表示を狙うには専門的な知識やコンテンツ制作のリソースが必要であり、外部のSEO会社に依頼する場合は月額10〜30万円程度のコストがかかることもあります。

外部のSEO会社に依頼した場合の詳しい相場を知りたい方は、関連記事「【徹底解説】SEO対策の費用相場や外注で得られる3つの効果・業者選びのポイントを紹介」をあわせてご覧ください。

一方、リスティング広告は「クリック課金型」であるため、広告がクリックされるたびに費用が発生します。

福田 卓馬

リスティング広告の費用は「クリック単価×クリック率」で算出され、月額20〜50万円程度かかると言われています。

短期的には確実に集客できるものの、出稿を続ける限り費用が発生し続ける点がデメリットです。

自社の目的や予算に合った方法を選び、SEOとリスティング広告を上手に組み合わせて成果につなげていきましょう。

持続性

SEOは一度上位表示を獲得できれば、継続的にアクセスを集められる点が大きな強みです。

コンテンツは資産として蓄積されるため、広告費をかけなくても安定した集客が可能になります。検索順位を維持できれば、長期的なアクセス増加やブランド認知向上にもつながるでしょう。

一方、リスティング広告は出稿をやめた瞬間に表示されなくなるため、集客効果はその時点で途絶えてしまいます。

持続的な集客基盤を築きたい場合はSEOを中心に据え、必要に応じてリスティング広告を併用するのが効果的です。

福田 卓馬

SEOは正しい知識とスキルを身につければ、アクセス数を増やしていくことも可能です!

具体的な方法は、関連記事「【徹底解説】アクセス数を増やす方法16選!コンテンツの質を高める3つのコツ」で解説しているので、ぜひ参考にしてください!

信頼性

SEOで上位表示されている記事は、読者からの信頼を得やすい傾向があります。

福田 卓馬

Googleは、検索順位を決定する際に E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性) を重視しています。

コンテンツの信頼性を高めるための評価軸

根拠のある正確な情報や専門家による解説は評価されやすく、信頼度の高い記事が検索結果の上位に集まる仕組みになっています。

一方、リスティング広告は入札価格や広告ランクを調整すれば表示できるため、必ずしも情報の正確性や信頼性が担保されているわけではありません

さらにユーザーの中には「広告=宣伝」と捉える人も多く、然検索の結果と比べると信用度が低く見られやすい傾向があります。

このように、SEOとリスティング広告では「検索結果における信頼性」に明確な差があります。

長期的にユーザーからの信頼を築きたい場合は、E-E-A-Tを意識したSEO施策を優先的に取り組みましょう。

掲載位置

掲載位置は次のように、上部にリスティング広告が表示され、その下部にSEO記事が表示されます。

リスティング広告は、SEO記事よりも検索結果の上部に表示されるため、目に触れる機会が多くなり、ユーザーにとっては認識されやすくなります

そのため、上位表示させて目に触れる機会を増やすという点では、リスティング広告の方が優れています。

単価の幅

リスティング広告の費用は、クリック単価(CPC)とコンバージョン率(成約率)によって決まります。

コンバージョン率とは

広告をクリックしたユーザーのうち、どれくらいの割合が実際に商品を購入したかを示す指標。

コンバージョン率が3%であれば、100回クリックされるとそのうち3回が購入に結びつくことになります。

このコンバージョン率を基に、クリック単価が50円の場合に必要な広告費用を計算してみましょう。

1回の成約にかかる費用
= クリック単価 ÷ 成約率(コンバージョン率)
= 50円 ÷ (3 ÷ 100)
= 約1,650円

商品単価が1,000円だと、1回の購入で1,650円の広告費がかかるため、利益が圧迫される可能性があります。

一方、SEOは費用がかからないため、商品単価を自由に設定でき、広告費が利益に与える影響を心配する必要がありません。

しかし、リスティング広告では、クリック単価を低く設定することが難しく、広告費が商品の利益に大きく影響を与える点がデメリットです。

ターゲット層

SEOとリスティング広告では、ターゲット層へのアプローチ方法が異なります。

SEOリスティング広告
情報を探しているが購入は迷っているユーザー特定の購買意欲が高いユーザー
ターゲット層の違い

リスティング広告は、特定のキーワードに基づいて表示されるため、即効性のあるターゲティングが可能です。

例えば、「ダイエットサプリメント」や「SEOツール」といった具体的なキーワードを検索したユーザーに対して、関連する広告を出すことができます。

このように、リスティング広告は特定の購買意欲が高いユーザーをターゲットにするのにぴったりです。

一方、SEOでは、検索エンジンの結果に基づいて上位に表示されます。

そのため、ターゲット層は広範囲にわたり、ユーザーがどのような検索意図で検索しても、関心がある情報を提供することができます。

検索結果に表示されるコンテンツがユーザーのニーズに合致していれば、幅広いユーザー層にリーチできます。さらに、潜在的なニーズを持つユーザーにもアプローチすることも可能です。

福田 卓馬

どちらのターゲット層を狙いたいかを見定め、SEOとリスティング広告を上手に使い分けると良いでしょう。

SEOとリスティング広告の違いを理解しても、「自社にはどちらが合っているのか」と迷う方は少なくありません。集客の目的や予算、商材によって最適な施策は異なります。

もし最短で自社に合った戦略を知りたい方は、ぜひ株式会社EXTAGEにご相談ください。豊富な実績をもとに御社にぴったりの戦略をご提案いたします!

SEOとリスティング広告の違いを踏まえた使い分け3つ

SEOとリスティング広告の違いを踏まえた使い分け

SEOとリスティング広告には、それぞれ得意な場面があります。効果的に集客を行うためには、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。

ここでは、以下3つの視点から解説します。

目的に合わせて、最適な施策を検討しましょう。

中長期で安定的に集客したい場合|SEO

中長期的に安定した集客を目指すなら、SEOが効果的です。

SEOはコンテンツを資産として積み上げられるため、一度上位表示を獲得できれば広告費をかけずに継続的なアクセスを得られます

さらに、信頼されるサイトを構築することで成果が長期にわたり持続しやすい点も特長のひとつです。

福田 卓馬

実際に弊社でもSEO施策に取り組んだ結果、検索結果での表示回数とクリック数が右肩上がりに増加しました。

クリック数・表示回数の推移事例

SEOは時間をかけて積み重ねることで将来の安定した集客基盤につながります。

将来を見据え、「コストを抑えつつ長期的に成果を育てる投資」を行いたいのであれば、SEOを優先して取り組むことをおすすめします。

すぐに集客したい場合|リスティング広告

短期間で成果を求める場合には、リスティング広告が効果的です。

広告は出稿後すぐに検索結果に表示されるため、スピード感を重視した集客に強みを発揮します。

特に以下のようなケースで有効です。

  1. 新商品の販売
  2. 期間限定キャンペーン
  3. 繁忙期に向けた商品販促

一方、SEOは効果が出るまでに時間がかかるため、短期的なキャンペーンのタイミングに合わせて上位表示を狙うのは難しいのが実情です。

福田 卓馬

短期的にユーザーを集めたいときは、リスティング広告を積極的に活用しましょう。

商材単価で選ぶ|低単価はSEO・高単価はリスティング広告

扱う商材の単価によっても、使い分けが必要です。

基本的には、低単価の商品はSEO、高単価の商品はリスティング広告が適しています。

低単価の商品をリスティング広告で販売すると、クリック課金によって広告費が利益を圧迫し、赤字になるリスクがあります。

福田 卓馬

低単価商品ではSEOで上位表示を目指し、安定的にターゲットを集める方が効果的です。

一方、高単価商品では1件の成約あたりの利益が大きいため、リスティング広告の費用をかけても十分に採算が取れるケースが多く見られます。

自社で販売に力を入れたい商品の単価を見直し、SEOとリスティング広告のどちらが適しているかを検討してみましょう。

SEOとリスティング広告は併用がおすすめ

SEOとリスティング広告は、どちらか一方に絞るよりも併用することで相乗効果を期待できます。

SEOは中長期的な集客基盤を築くのに強みがあり、リスティング広告は短期的にアクセスを集めるのに優れています。

両者を併用すれば、検索結果に表示される機会が増え、競合よりもユーザーの目に留まりやすくなります

さらに、広告と自然検索の両方に露出することで信頼性も高まり、結果的に集客率の向上につながります。

加えて、広告のデータからユーザーの検索意図や反応をSEO施策に活かすことで、成果をさらに高められる点も大きなメリットです。

福田 卓馬

SEOとリスティング広告の併用は、お互いの弱点を補い合いながら、費用対効果を最大化できる戦略といえます。

​​また、両方試してみて成果が出ている方を優先的に継続してみても良いでしょう。ぜひ併用について検討してみてください。

とはいえ、実際には「どちらにどの程度予算を割くべきか」「自社に合った集客戦略は何か」と迷う方も少なくありません。

そんなときは、専門家のサポートを受けることで、効率的に成果を出すことができます。

EXTAGE株式会社ではSEOや広告運用のプロが在籍しており、コンサルティング業も行っています。

福田 卓馬

売上を13倍に伸ばした実績もあり、企業に合ったSEOや広告の提案も可能です。

「SEOやリスティング広告で迷っている方」は、お気軽にお問い合わせください!

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