【保存版】オウンドメディアのKPIの設定方法5ステップと見るべき指標をプロが解説
「オウンドメディアのKPIはどのように設定すればいいの?」
「運用しているのに、なかなか成果を感じられない…。」
「KPIを達成するためには、具体的に何をすればいいの?」
オウンドメディアの運用を成功させるためには、適切なKPIの設定が重要です。
しかし実際に運用してみると「この目標設定は正しいのだろうか?」と不安になることもありますよね。
福田 卓馬本記事では、月100万円以上稼ぐメディアを運営してきた僕が、以下の内容を詳しく説明します。
自社メディアを着実に育て、成果を出すための具体的な指標や方法について知りたい人は必見です。
ぜひ最後までお読みいただき、KPIの正しい設定で自社のオウンドメディアを成長させましょう。


福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』
なお、EXTAGE株式会社では、さまざまなメディアの運営経験がある専門家が相談を受け付けています。
「サイト運用の専門家に意見を聞いてみたい」という方は気軽にお問い合わせください!
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オウンドメディアのKPIとKGIの違い
オウンドメディアを効果的に運用するためには、KPI(重要業績評価指標)とKGI(最終目標)を明確に定めることが重要です。
KPIとKGIは以下のような違いがあります。
| 指標 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| KGI | 最終的に達成したいゴール | ・問い合わせ件数を月30件に増やす |
| KPI | KGIを達成するための中間目標 | ・閲覧数を月5万に伸ばす ・記事からの問い合わせ率を2%に改善する |
両者の違いが曖昧なまま運用を続けると、方向性がぶれて成果につながりにくくなります。



まずはKGIを先に決め、その達成に向けてKPIを細分化しましょう。
たとえばKGIが「問い合わせ件数を増やす」場合、KPIは「記事のCVR」や「CTAクリック率」など、行動レベルで分解できる指標を設定します。
目標が行動レベルに落とし込まれ、改善の優先度を明確にできるようになるでしょう。
オウンドメディアのKPI設定方法5ステップ
オウンドメディアのKPIの設定方法は次の5ステップです。
本章のステップを参考に、KGIから逆算したKPIを設定し、成果までの距離を縮めましょう。
1. 競合他社を分析する
オウンドメディアのKPIを設定する際は、競合他社の分析が重要です。他社の強みや弱点を把握し、自社オウンドメディアの差別化ポイントを見つけ出しましょう。
競合分析を行うことで、自社メディアの立ち位置や他社とのギャップを把握し「どの指標をどの水準で目標にすべきか」を判断できます。
調査すべき内容としては、以下のようなものが挙げられます。
- 競合のコンテンツの種類
- ターゲット層
- ユーザーからの反応
- LINEやメルマガへの誘導導線
これらの情報をもとに、自社が狙うべきKPIの水準や強化すべき領域を具体的に設定しましょう。



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2. KGIを設定する
KGIは「メディアを通じて最終的に何を達成したいのか」を示す指標です。目的地が明確になることで、そこに向けて設定すべきKPI(中間目標)も自然と見えてきます。
KGIは、オウンドメディアの目的によって異なります。たとえば以下のような例が挙げられます。
- 月間10万PVを達成する
- 月間売上100万円を達成する
- LINE登録を100件獲得する
- セミナー申込者を200人集める



ポイントは、数字と期間を明確にして「いつまでに何を達成するのか」を具体化することです。
これが、次に行うKPI設定の土台になります。
成果につながるKPIを設定するためにも、まずは自社メディアが目指すべき最終地点(KGI)を具体的に決めましょう。
3. KPIツリーを作成する
KGIを決めたら、KPIツリーを作成しましょう。
KGI(最終目標)を達成するために必要なKPIを階層的に整理し、関係性を可視化した図。
上位にKGI、下位に複数のKPIを枝分かれさせることで、目標達成までの流れをひと目で把握できます。


たとえば、自社メディアのゴール(KGI)を「LINE登録100件」に設定した場合、その下には「コンテンツ数」「PV数」「CVR(コンバージョン率)」などのKPIが連なります。
このようにKPIツリーを作成することで、オウンドメディアのどの指標を優先的に強化すべきかが明確になり、改善の方向性を見失いにくくなります。
KGI達成に向けて、KPIツリーを活用し、成果までの道筋を明確にしましょう。
4. KPIの妥当性を「SMARTの法則」で確認する
KPIツリーを作成したら「SMARTの法則」を用いて、設定したKPIが適切なものであるかを確認しましょう。
SMARTの法則とは、5つの要素に沿って目標を立てる考え方です。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| Specific | 具体的か |
| Measurable | 測定可能か |
| Assignable | 達成可能か |
| Realistic | 現実的であるか |
| Time-related | 期限が明確か |
例えば「PVを増やす」という曖昧な目標ではなく、「3か月以内に月間PV数を5万に伸ばす」と設定すれば、SMARTの要素を満たすKPIになります。
このようにSMARTの法則を活用すると、目標設定の基準が明確になり、実現可能性の高いKPIを設計できるようになります。



SMARTの法則を意識して、現実的かつ測定可能なKPIを設計しましょう。
5. PDCAをまわす
SMARTの法則を用いた目標設定をおこなったら、PDCAサイクルをまわしていきましょう。
PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の4つのステップを繰り返し、業務や施策を継続的に改善していく方法です。


オウンドメディア運用では、PDCAを回すことで記事内容や施策の精度を高め、KPIを段階的に改善できます。
例えばPVが伸び悩んだ場合は「タイトル改善」や「内部リンク調整」など、Check(評価)・Action(改善)のステップで具体的な改善策が見えてきます。



最短でKGIにたどり着くためにも、定期的な戦略の見直しを徹底しましょう!
一方で「時間やリソースが足りなくてPDCAをまわせない…」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
EXTAGE株式会社では、500以上のメディア運営をしてきた実績を活かし、企業のオウンドメディアのKPI設定から運用まで支援しています。
「オウンドメディア運用を専門家に任せたい」という方は気軽にお問い合わせください!
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【立ち上げ期】オウンドメディアで見るべきKPIの指標
オウンドメディアの運用開始から3か月以内の「立ち上げ期」に設定すべきKPIは、主に次の2つです。
初期の段階では、SEOの基盤づくりと認知拡大が重要です。本章で紹介する2つのKPIを重視し、成果よりも「露出を増やすこと」に意識を向けましょう。
検索順位
検索順位とは、GoogleやBingなどの検索エンジンで、特定のキーワードを検索した際の表示順位です。
狙ったキーワードがGoogle検索で上位表示を獲得できれば、検索経由のアクセスが増え、自社メディアの認知拡大につながります。



さらに、検索順位が1つ変わるだけでクリック率(CTR)は大きく変動します。
First Page Sageの調査では、検索順位が1位のクリック率は39.8%、2位では18.7%と順位が1つ下がるだけで約半分になることが明らかになりました。
| 検査順位 | クリック率 |
|---|---|
| 1位 | 39.8% |
| 2位 | 18.7% |
| 3位 | 10.2% |
| 4位 | 7.2% |
| 5位 | 5.1% |
特に立ち上げ期は、まず検索で見つけてもらう機会を増やすことが最優先です。
初期の段階では最終的な成果よりも検索順位をKPIとして重視し、上位表示を安定的に取ることを意識しましょう。
ただし、思うように順位が上がらない場合は、原因を分析し、改善施策を見直すことが重要です。
検索順位が上がらずお悩みの方は、関連記事「Googleの検索順位が上がらない!16個の原因&すぐできる対策を徹底解説」もあわせて参考にしてください。


PV数(ページビュー数)・UU数(ユーザー数)
立ち上げ期は「より多くの人に見てもらう」ためのKPIとしてPV数とUU数を重視しましょう。
オウンドメディア内の特定ページが閲覧された回数。
ユーザーが1回アクセスすると1PVとしてカウントされ、記事の露出度や読まれた回数を測る指標となる。
一定期間内にサイトを訪れた個別のユーザー数。
同じユーザーが何度アクセスしても1としてカウントされるため、どれだけ多くの人に認知されているかを把握できる指標となる。
新規ユーザーの流入が増えるほどUU数も高まり、オウンドメディアの認知度や影響力を表す重要なKPIとなるでしょう。
PV・UUを増やすためのポイントは、ユーザーが「思わず読みたくなる」コンテンツ作りです。
以下のように、ユーザーにとって有益かつ魅力的な記事を意識して制作しましょう。
- 何度も読み返したくなる面白い記事
- タイトルを見てクリックしたくなる記事
- 1記事で悩みがすべて解決される網羅的な記事



ユーザーにとって価値ある情報を提供することが、PV・UU数の安定的な増加につながります。
【成長期】オウンドメディアで見るべきKPIの指標
オウンドメディアの運用を始めて3〜6か月ほど経つと、アクセスや記事数が安定してくる「成長期」に入ります。成長期に注目すべききKPIの指標は、主に以下の2つです。
成長期は、単にアクセス数を増やすだけでなく、サイト内でのユーザー行動やコンテンツの質を高めることが重要です。
立ち上げ期に築いた集客基盤をもとに、「どれだけ行動につながっているか」や「どのページが成果に貢献しているか」を意識してKPIを見直しましょう。
目標ページ到達数
問い合わせや商品購入など、特定の目的で設定されたページにユーザーがどれだけアクセスしたかを示す指標。
成長期は、すでに一定のアクセスが確保されているため、次の段階として「どれだけ行動につながっているか」を測る必要があります。
そこで目標ページへの到達数を追うことで、コンテンツがユーザーを目的ページまで適切に導けているかを可視化できます。
目標ページ到達数を増やすには、記事内で自然にCTA(行動喚起)を配置する、目的ページへの導線を最適化するなど、行動につなげる設計がポイントです。
目標ページ到達数が高いほど、オウンドメディア全体の導線設計が効果的に機能しているといえます。



成長期では、ユーザーを次の行動へ導く仕組みづくりを意識しましょう。
ページ回遊率
ユーザーがオウンドメディア内でどれだけ多くのページを閲覧したかを示す指標。
成長期ではアクセス数が安定してくるため、「サイト内でどれだけ興味を継続してもらえるか」が重要です。
ページ回遊率を分析することで、ユーザーが一度訪問した後も他の記事を読み進め、メディア全体に興味を持っているかを把握できます。
ページ回遊率を高めるには、関連記事の内部リンクを戦略的に配置し、見出し内容を補足する形でつなぐのが効果的です。
また、記事の最後に「次に読むべきコンテンツ」を提示し、自然に次のページへ導く工夫もおすすめです。



ユーザーを「1ページだけで離脱させない」工夫がポイントです。
自然な導線設計で、メディア全体の回遊を促しましょう。
【成熟期】オウンドメディアで見るべきKPIの指標
オウンドメディアを立ち上げてから6か月目以降は「成熟期」と呼ばれるフェーズに入ります。成熟期では、成果に直結する指標を重点的に追うことが重要です。
特に重視すべきなのが、CVR(コンバージョン率)です。本章を参考に、KGIに直結する売上・成約につながるKPIを設定しましょう。
CVR(コンバージョン率)とは、サイトに訪れたユーザーのうち、商品購入やお問い合わせなど、目的の行動に至った割合を示す指標です。
CVR=コンバージョン数÷セッション数(サイト訪問数)×100
たとえば、オウンドメディアに100人のユーザーが訪れ、そのうちの3人が商品を購入した場合のCVRは「3%」です。
成熟期になると、「アクセス数は伸びているのに、成約につながらない」という課題が生まれがちです。
その場合、CVRをKPIとして設定し、PDCAを回すことで改善の方向性を明確にできます。
CVRは、オウンドメディアの成果を測る最も重要な基準のひとつです。高いCVRを目指すことは、売上やリード獲得など、成果の最大化に欠かせません。



コンテンツの質の改善やCTAへの導線を最適化し、CVRの向上を目指しましょう!
こちらの記事「【売上アップ】CVR(コンバージョン率)の改善方法5選!低下する原因や分析ツールも紹介」では、CVRの改善方法を詳しく解説しています。
サイトの売り上げを改善する方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。


設定に推奨しないオウンドメディアのKPI
オウンドメディアにはさまざまなKPIがありますが、以下の要素は主要な指標として設定するのはおすすめできません。
これらは一見重要に見えますが、数値の改善が直接成果につながりにくい指標です。
無理に主要なKPIとして重視すると、本来の目的から遠ざかってしまう恐れがあります。
誤ったKPIを避け、自社のゴールに直結する本質的な指標設定を意識していきましょう。
コンテンツ数
記事数の多さはサイトの充実度を示す一面があるものの、数を増やすこと自体が目的化してしまうと、成果から遠ざかってしまいます
例えば「半年で50記事を公開する」という目標を立てても、内容が浅かったり検索意図を満たさない記事ばかりだと、PVやコンバージョンの向上にはつながりません。
むしろ、ユーザーの悩みを的確に解決する質の高い記事を継続的に発信することが、成果への最短ルートです。



記事の数よりも質の向上を意識しましょう。
SNSのシェア数
SNSでのシェア数は、コンテンツがどれほど多くの人の共感を得て拡散されたを示す指標です。
ユーザーが記事を「役に立つ」「共有したい」と感じたときにシェアが増えるため、コンテンツの話題性を測る目安にはなります。
しかし、SNSの反応は一時的な話題やトレンドに左右されやすく、安定した成果を示すKPIには適しません。
仮にシェア数が多くても、問い合わせや売上などのコンバージョンに直接つながらないケースも多く見られます。



SNSのシェア数は参考程度にとどめ、結果に一喜一憂しないようにしましょう。
ただし、SNSはオウンドメディアと連携することで、コンテンツの拡散や新規流入には有効です。
連携する手順については、関連記事「【集客力爆伸び!?】ブログとSNSを効果的に連携する5つの手順」にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。


直帰率
直帰率とは、ユーザーがオウンドメディアに訪問した際、他のページを見ずに離脱した割合を示す指標です。



数値が高いほど離脱率が高く、低いほど回遊率が高いことを示します。
直帰数÷閲覧数=直帰率
一般的に、直帰率が高い場合は「コンテンツがユーザーの期待に応えていない」「内部リンクの設計が不十分」などの課題が考えられます。
ただし、記事の目的や内容によっては、直帰率が高くても問題ないケースもあります。
直帰率は単独でKPIとして設定するには難易度が高いため、滞在時間やCVRなど他の指標と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
数値だけにとらわれず、「なぜ離脱したのか」という背景を分析し、改善のヒントを見つけましょう。
オーガニック流入数
オーガニック流入数とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから自社メディアに訪問したユーザー数を示す指標です。
有料広告による流入ではなく、コンテンツのSEO効果によって得られたアクセスを可視化できます。
検索結果で上位表示されるほどオーガニック流入数は増えますが、アルゴリズムや季節要因による変動が大きく、KPIとして安定的に追うのは難しいのが実情です。
そのため、オーガニック流入数は単独のKPIとして設定するよりも、CVR(コンバージョン率)や滞在時間など、他の指標と組み合わせて分析する方が効果的です。



流入数だけを目的にせず、その先の「行動」まで設計する意識を持ちましょう。
オウンドメディアのKPI達成のポイント5選
オウンドメディアのKPIを達成するためには、次の5つのポイントを意識しましょう。
これらを実践することで、KPI達成までの道筋がより明確になり、オウンドメディア運用の成果を最大化できます。
社内の協力体制を整える
オウンドメディアのKPIを達成するためには、チーム全体で同じ目標を共有し、協力し合える体制を整えることが重要です。
どれだけ戦略を立てても、運用担当者だけで動いてしまうと施策が分断され、十分な成果を上げにくくなります。
そのため、メンバー全員が「KPIがなぜ重要なのか」「自分の業務がどの指標に関係しているのか」を理解することが大切です。
定例ミーティングを設けて進捗や成果を共有すれば、全員の意識を揃えながらモチベーションを高めることができます。
こうした連携体制が整うことで、よりスムーズにKPIの達成へと近づけるでしょう。
メンバー全員が目標の重要性を認識し、お互いを支え合う環境が整っていると、よりスムーズにKPIを達成できます。



社内全体で意識を揃えることで、達成スピードが大きく変わります。
読者の悩みを解決する記事を作る
オウンドメディアのKPIを達成するためには「読者の悩みを具体的に解決する記事」を作ることが重要です。
どれだけデザイン優れており、コンテンツ量が充実していても、読者の課題を解消できない内容ではPVやCVRの向上にはつながりません。
たとえば「オウンドメディア 始め方」と検索するユーザーは、「何から手をつけるべきか」「費用や体制はどのくらい必要か」といった疑問に対する答えを求めていると推測できます。
その検索意図に合わせて、具体的な手順や改善策を提示することで、読者にとってより有益な記事になります。結果として、読了率や滞在時間も自然と向上するでしょう。



読者の悩みを的確に解決できる記事こそが、信頼を生み、結果的にKPIの達成につながります。
常に「誰の、どんな悩みを解消するのか」を意識して記事を作成しましょう。
なお、こちらの記事「【もう悩まない】オウンドメディア立ち上げ完全ロードマップ!費用相場や成功事例を解説」では、オウンドメディアの構築方法や費用相場について解説しています。
自社メディアをの立ち上げ手順を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。


成功事例を参考にする
実際に成果を上げている企業の取り組みを分析すれば、どの指標を重視し、どのように運用しているのかを具体的に学べます。
たとえば、恋愛メディア「NLPナンパ研究所」を運営する「株式会社SPB様」は、PV数は伸びていたものの、成約につながらないことが課題でした。
そこで、「LINE登録」や「セミナー申し込み」をKGIに設定し、CVR(コンバージョン率)をKPIとしてSEO対策と導線改善を徹底。
その結果、PV数は15,000から28,000へと増え、LINE登録者数は3倍へと大幅に成長しました
業種や目的によって効果的なKPIは異なります。自社と近い業界・フェーズの成功事例を分析し、成果につながった指標設計を自社の戦略に応用しましょう。



「なぜ成果が出たのか」を深く掘り下げ、自社が再現可能な形で取り入れることが重要です。
他にも、成果を上げているオウンドメディアの事例は多数あります。
より多くの成功パターンを知りたい方は、関連記事「【Webのプロが厳選】オウンドメディア成功事例14選|成果につながる運用ポイントを解説」も参考にしてください。


フェーズごとにKPIを見直す
繰り返しになりますが、オウンドメディアのKPIはフェーズごとに適切な指標へと見直して改善していくことが重要です。
メディアは成長に伴い、目的や注力すべき課題が変化します。初期の指標をそのまま追い続けても成果につながらないケースがあります。
たとえば、立ち上げ期(〜1年)には認知度向上が大切ですが、成熟期(1年〜2年)にはエンゲージメントやCVR(コンバージョン率)を重視するように修正します。
| フェーズ | 注力すべきKPI例 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 立ち上げ期 (〜3〜6か月) | ・PV数 ・UU数 ・検索順位 | ・認知度向上 ・SEO基盤の確立 |
| 成長期 (6か月〜1年) | ・ページ回遊率 ・目標ページ到達数 | ・読者の興味・関心の深掘り ・行動導線の設計 |
| 成熟期 (1年〜) | CVR(コンバージョン率) | ・売上や問い合わせ数増加など成果の最大化 |
このように、フェーズに合わせてKPIを再設定することで、効果的な分析と改善が可能になります。
定期的にKPIの見直しを行い、現状に合った指標を常に追うようにしましょう。
専門家からアドバイスをもらう
KPI達成の成功確率を高めるためには、外部の専門家からのアドバイスをもらうのも1つの手段です。
外部の専門家から意見をもらうと、新たな視点や知識を取り入れられるため、オウンドメディアの成果を大きく向上させられる可能性が高まります。
- ターゲットの選定方法
- 目的に応じた戦略の立て方
- 質の高いコンテンツの作り方
- 解析ツールの導入と使用方法
- SEO(検索エンジン最適化)対策



外部の専門家を活用し、自社サイトの目標達成を効果的に進めましょう!
ぜひこの記事を参考に、KPI達成を成功させるためのキッカケにしていただければ幸いです。
なお、EXTAGE株式会社では、さまざまなオウンドメディアの運営経験がある専門家が、相談を受け付けています。
「オウンドメディアの運用代行をお願いしたい」という方は、気軽にお問い合わせください!
\ お気軽にご相談ください! /




