「自社サイトからの問い合わせが増えないのはなぜ?」
「サイト改善って、どこから手をつければいいの?」
「上司に改善の必要性をどう説明すれば理解してもらえる?」
BtoBサイトで問い合わせを増やすカギは、見た目のデザインではなく顧客視点のサイト設計にあります。
福田卓馬弊社EXTAGEでは、BtoB企業のサイト改善を多数支援しています。
本記事では課題発見から改善施策の実行まで、具体的な手順を解説します。
- BtoBサイトの黄金構成
- 課題発見から効果測定までのロードマップ
- 成功事例と上司への提案のコツ
- 内製か外注かの判断基準
この記事を最後まで読めば、データに基づいた戦略的なサイト改善の全体像が把握できます。ぜひ参考にしてください。
BtoBサイト改善で大事なのはデザインより設計
BtoBサイトの改善では、見た目のおしゃれさよりも戦略的なサイト設計が成果を大きく左右します。
企業が他の企業を顧客として製品・サービスを提供するWebサイトのこと。
ただデザインが綺麗なだけのサイトは、本来アプローチすべき顧客が明確でなく、問い合わせに至るまでの動線が整っていないことが多いです。BtoB商材は検討期間が長く、複数人が関わる稟議も発生するた
め、Webサイトには営業担当者のように顧客を導く役割が求められます。
サイトを優秀な営業担当者として機能させるためには、まず顧客視点の設計から始めましょう。
福田卓馬デザインのリニューアルだけで成果が出るケースは稀です。まず導線設計の見直しから始めるのが鉄則です。
成果が出るBtoBサイトの黄金構成

多くのBtoBサイトには、成果を出すための「型」があります。
やみくもにページを作るのではなく、顧客の検討プロセスに沿ったコンテンツを配備していきましょう。
具体的な項目は次の4つです。
- 信頼を勝ち取るトップページのコンテンツ配置
- 稟議を通すサービスページの必須要素
- 検討度を引き上げる導入事例・料金ページの魅せ方
- 離脱を防ぐナビゲーション・フッターの構造
各ページの役割と構成について解説します。
信頼を勝ち取るトップページのコンテンツ配置
トップページは、お問合せを検討するユーザーが訪れるサイトの玄関です。
訪問者はわずか数秒でサイトを離脱するかどうか判断するため、ファーストビューで「何の会社か」「誰のどんな課題を解決するのか」を明確に伝えましょう。
ページを開いて最初に表示される画面領域のこと。スクロールせずに見える範囲を指す。
さらに、導入企業の実績やロゴといった社会的証明を配置することで安心感を与え、続きを読む動機付けができます。
訪問者の離脱を防ぎサイトの奥深くへと誘導するために、ファーストビューの訴求と社会的証明の配置が欠かせません。
福田卓馬ファーストビューのキャッチコピーは「誰の」「どんな課題を」「どう解決するか」の3要素を30文字以内で表現するのが理想です。
稟議を通すサービスページの必須要素
BtoBの商材・サービスを検討する際は、担当者が上司や関係部署、経営陣に導入するメリットを説明するという場面が発生します。
したがって、サービスページは単に機能を並べるだけでなく、稟議を通すための提案資料として機能させましょう。
機能の羅列だけでは魅力が伝わりません。導入によってどんな課題が解決できるのか、おおよその費用感はどれくらいかを明確に記載することで、担当者は社内説明しやすくなり、稟議の通過を後押しできます。
福田卓馬顧客の社内説明をサポートする視点でコンテンツを作成し、検討プロセスを円滑に進めましょう。
検討度を引き上げる導入事例・料金ページの魅せ方
導入事例のページは、単にお客様からいただいた意見を入れるだけでなく、導入前の課題・具体的な施策・導入後の成果をストーリー仕立てで語りましょう。
料金ページで「要問い合わせ」と記載すると、多くの顧客が離脱してしまいます。料金が決まっていなくても、ある程度のプラン例や料金の目安は提示してください。
顧客が導入後の成功イメージを具体的に描き、予算感を把握できるよう、情報をわかりやすく提示することが成否を分けます。
福田卓馬導入事例は業種・規模でフィルタリングできる設計にすると、訪問者が自社に近い事例を見つけやすくなります。
離脱を防ぐナビゲーション・フッターの構造
グローバルナビゲーションは、訪問者が目的の情報へ迷わずたどり着けるよう、シンプルでわかりやすい構造にしましょう。
Webサイトの全ページに共通して設置される、主要コンテンツへの案内メニューのこと。主にサイト上部のヘッダーに配置されている。
また、ページの最下部に位置するフッターは、単なるコピーライト表示の場ではありません。サイト全体のページリンクをまとめたサイトマップ型にすることで、情報を見つけられなかった訪問者の受け皿となり、サイト内回遊を促進できます。
ナビゲーションとフッターを道案内役として最適化することで、訪問者の離脱を防ぎ回遊性を高められます。
福田卓馬選択肢が多すぎると逆に迷う原因になるので、ナビゲーションの項目は7つ以内が目安です。
実際のコンテンツを自社サイトに落とし込む際は「Webサイト改善のガイドブック」をダウンロードして、確認しながら進めてください。
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Webサイト運営に悩む中小企業が、アクセスやコンバージョンを改善するためのポイントをまとめたコンテンツを無料配布!検索順位を上げてアクセスを増やす方法から、サイトデザインを改善して商品の購入やお問い合わせを増やす方法まで、成功事例含めて網羅しています。ぜひ無料で受け取って活用してください。
問い合わせが増えるBtoBサイトの共通点
成果の出るサイト構成に加えて、問い合わせを増やすためにはすべてのページに共通するいくつかの要素があります。
- 顧客に応じた多層的なコンバージョン設計
- サイト内回遊を促すトピッククラスター構造
- 比較検討に勝つための信頼性強化
自社サイトにこれらの要素が欠けていないか、確認していきましょう。
顧客に応じた多層的なコンバージョン設計
いきなり問い合わせをゴールに設定しても、情報収集段階の顧客にとってはハードルが高く、逆に離脱される原因になります。
次のように段階的なコンバージョンポイントを用意しましょう。
- 資料請求
- ウェビナー参加
- メールマガジン登録
Webサイトにおける最終的な成果のこと。問い合わせ・資料請求・購入などを指す。
顧客が自身の検討度合いに合わせて最適なアクションを選択できる環境を整えることで、より多くの見込み客との接点を作れます。
福田卓馬情報収集段階のユーザーには資料ダウンロード、比較検討段階のユーザーには無料相談と、フェーズごとにCVポイントを使い分けるのが鉄則です。
サイト内回遊を促すトピッククラスター構造
トピッククラスターとは、特定の主要テーマと、関連する詳細なテーマを内部リンクでつなぎ合わせたコンテンツの集合体です。

たとえば、BtoBサイト改善というピラーページから、トップページ改善・CVR改善、受注率改善といったクラスターページへリンクを張ります。
トピッククラスターを実現すれば、訪問者は関連情報をスムーズに読み進められるため、結果的にサイトの滞在時間が伸びて検索エンジンからの評価も向上します。
福田卓馬まずは主力サービスに関連する記事を5〜10本作成し、ピラーページからリンクを張るところから始めましょう。
比較検討に勝つための信頼性強化
競合サイトに打ち勝って検索結果に表示されるためには、自社の独自データ・専門的な見解・お客様の声といった「一次情報」が欠かせません。
ネット上の引用ではなく、自分が直接見聞きした体験、自社で行った独自調査のデータ、直接のインタビューなど、他人の解釈やフィルターを通さずに直接手に入れたオリジナルの情報源のこと。
Googleでは「E-E-A-T」と呼ばれる基準でサイトやコンテンツを評価しており、すなわち信頼性の低いコンテンツだと上位表示されません。

現状のSEOでは、ただコンテンツを書いてもよほど信頼性のある企業のサイトでない限りは、検索上位を取れません。
他社の情報をまとめただけのコンテンツではなく、自社にしか発信できない価値ある情報を提供し、顧客から選ばれる理由を明確に示しましょう。
福田卓馬自社事例・独自調査データ・社員の専門知見の3つが一次情報の柱です。1つでも多く盛り込みましょう。
信頼性を高めるための高品質な記事コンテンツの作り方、および体制構築については「BtoB記事制作の進め方|成果を出すキーワード選定から外注判断まで徹底解説」の記事を参考にしてください。

BtoBサイト改善チェックリスト20項目【自己診断】
自社サイトの現状を客観的に評価し、課題を明確にするためのチェックリストを用意しました。どこに改善の余地があるのかを診断してみましょう。
- トップページのチェック項目(5項目)
- サービスページのチェック項目(5項目)
- 導入事例ページのチェック項目(5項目)
- 導線・CVポイントのチェック項目(5項目)
一つずつ確認し、改善の優先順位付けに役立ててください。
トップページのチェック項目(5項目)
トップページはサイトの顔です。訪問者が求める情報を瞬時に提供できているか、以下の5項目で確認しましょう。
- ファーストビューで提供価値が伝わるか
- ターゲット顧客が明確か
- スマートフォン表示に最適化されているか
- ページの表示速度は遅くないか
- 次の行動を促す導線が設置されているか
これらの項目は訪問者の第一印象を決定づけ、離脱率に直結する要素です。一つでも欠けている場合は早急な改善が求められます。
福田卓馬まずはスマートフォンで自社サイトを開き、3秒以内に提供価値が伝わるか体感してみてください。
サービスページのチェック項目(5項目)
サービスページは、顧客が導入を具体的に検討する場です。
稟議に必要な情報が揃っているか、5つの視点で評価しましょう。
- 機能ではなく導入後のメリットが書かれているか
- 競合他社に対する優位性が明確か
- 解決できる課題が具体的に示されているか
- 料金体系やプランの目安がわかるか
- 問い合わせボタンがわかりやすく配置されているか
担当者が上司に説明しやすい情報を提供できているかが、商談化率を向上させるカギです。
福田卓馬料金の目安は「月額○万円〜」の形式でも構いません。具体的な数字があるだけで離脱率は下がります。
導入事例ページのチェック項目(5項目)
導入事例は、見込み客が自社の成功をイメージするためのコンテンツです。
説得力のある内容になっているか確認しましょう。
- 導入企業の社名やロゴが公開されているか
- 導入前後の具体的な数値成果が記載されているか
- 課題・施策・成果のストーリーが描かれているか
- 顧客の業種や規模で絞り込み検索できるか
- 関連するサービスページへのリンクがあるか
信頼性の高い事例は、顧客の背中を押す強力な後押しになります。一つでも多くの項目を満たすことを目指しましょう。
福田卓馬事例は最低5件、できれば10件以上を掲載するのが理想です。業種の偏りがないよう意識しましょう。
導線・CVポイントのチェック項目(5項目)
サイト内の導線とコンバージョンポイントは、問い合わせの成否を分ける最終関門です。
以下の項目で機会損失がないか点検します。
- 問い合わせフォームの入力項目は多すぎないか
- スマートフォンで電話番号をタップして発信できるか
- ボタンの文言は行動を促すものになっているか
- フォーム離脱を防ぐための工夫があるか
- 問い合わせ以外の資料請求などの選択肢があるか
最後のひと押しで顧客を逃さないよう、ストレスのないスムーズな導線設計が求められます。
福田卓馬フォームの入力項目は会社名・氏名・メールアドレスの3つに絞るだけで、CVRが劇的に改善するケースもあります。
チェックリストで課題が見えたら、続いて具体的な改善スケジュールを立てていきましょう。
BtoBサイトのコンバージョン改善については「BtoBサイトのCVRが低い原因と改善施策5選」で解説しています。

BtoBサイト改善の90日ロードマップ
サイト改善は、思いつきで進めるのではなく計画的に実行することが成功の秘訣です。ここでは、課題発見から効果測定までを90日間で実行するための具体的なロードマップを紹介します。
- 現状分析とボトルネックの特定
- CV設計とワイヤーフレーム作成
- コンテンツ実装
- 公開後の効果測定
- 改善の優先順位を決めるインパクト×工数マトリクス
この手順に沿って、着実にサイト改善を進めていきましょう。
STEP1:現状分析とボトルネックの特定
GA4などのツールを用い、アクセス数や離脱率といった定量データを分析します。
Googleの公式が提供しているツール。Webサイトのアクセスやユーザーの動きなどがわかる。
具体的には、次のような項目を調査しましょう。
| 見るべき指標 | 内容容 |
|---|---|
| 表示回数 | ページが表示された回数 |
| ユーザー数 | サイトに訪れた人の人数 |
| コンバージョン数 | お問い合わせに至った人の数 |
| 離脱率 | 自社サイトから離れてしまった人の割合 |
同時に、営業担当者へのヒアリングや顧客アンケートを通じて、サイトの使い勝手やコンテンツの課題など定性的な情報も収集しましょう。
データと現場の声の両面から課題を洗い出すことで、精度の高い改善策を立案できます。
福田卓馬まずは、GA4のランディングページレポートで離脱率の高いページを特定するところから始めましょう。
STEP2:CV設計とワイヤーフレーム作成
次課題を解決するための具体的な改善計画を立てます。
コンテンツごとに、ターゲットとする顧客がどの検討段階にいるかを想定し、各段階に合わせたコンバージョンポイントを再設計しましょう。
この際に役に立つのが「カスタマージャーニー」というフレームワークです。
顧客が商品やサービスを知ってから、興味を持ち、比較検討を経て購入や契約に至るまでのプロセスにおける、行動や思考、感情の移り変わりを時系列で捉えた一連の顧客体験のこと。

たとえば、情報収集段階の顧客には資料請求を、比較検討段階の顧客には導入相談を促すといった形です。ゴールが決まったら、各ページの設計図であるワイヤーフレームを作成し、必要な情報や要素の配置を決定します。
福田卓馬
この段階で関係者と認識を合わせることが、後の手戻りを防ぐうえで欠かせません。
STEP3:コンテンツ実装
ワイヤーフレームに基づいて、各ページに必要なテキスト原稿の作成、写真や図版の撮影・制作を進めます。
すべての素材が揃ったら、デザイナーがデザインを作成し、エンジニアがコーディングを行います。この工程では、各タスクの担当者とスケジュールを明確にし、プロジェクト全体の進捗を管理しましょう。
福田卓馬週次で進捗確認ミーティングを設定し、遅延を早期に検知する仕組みを作ることが成功のコツです。
BtoB領域におけるコンテンツ制作、およびSEO対策のやり方を知りたい方は「BtoB企業のSEO対策11ステップ」を参考にしてください。

STEP4:公開後の効果測定
Webサイトの公開後は必ず効果測定を行い、実施した施策が狙い通りの成果を上げているかを確認しましょう。
改善前に設定したコンバージョン率や問い合わせ数などのKPIを定期的に観測し、変化を追いかけます。成果が出ていない場合は、その原因を分析し新たな仮説を立てて次の改善策を実行しましょう。
PDCAサイクルを回し続けることが、サイトを継続的に成長させるうえで最も大切です。
福田卓馬施策前のスクリーンショットを保存しておくと、ビフォーアフターの報告資料を作成しやすくなります。
改善の優先順位を決めるインパクト×工数マトリクス
洗い出した改善案を効果の大きさ(インパクト)と実行にかかる手間(工数)で評価して、マトリクス形式で分類します。

最も優先すべきは、少ない工数で大きな効果が見込める施策です。次に、工数はかかるが大きな効果が期待できる施策に取り組みます。
このフレームワークを用いることで、限られたリソースをどこに投下すべきかが明確になり、効率的にサイト改善を進められます。
福田卓馬CTAボタンの文言変更やフォーム項目の削減は、低工数・高インパクトの代表例です。まずここから着手しましょう。
実数値公開|BtoBサイト改善の成功事例
BtoBサイトの改善方法について解説しましたが、いまだに「本当にこのやり方で改善できるのか」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際にサイト改善によって大きな成果を挙げたWebサイトの成功事例を紹介します。
自社の状況と照らし合わせながら、改善のヒントを見つけてください。
株式会社ミタチ|問い合わせ0→20件の急成長
| 項目 | 内容 |
| 課題 | 製品スペックを羅列しているだけになっていた |
| 施策 | ・サイトのフルリニューアル ・自社の強みをソリューションとして再定義 |
| 結果 | 月間CV数:0件→20件以上 |
| 期間 | 非公開 |
多くの製造業商社が陥りがちな「取り扱い製品一覧」だけのサイト構成を脱却し、劇的な成果を上げたのが株式会社ミタチの事例です。
以前のサイトは、指名検索でしかユーザーが訪れず、ほぼ名刺のような存在になっていました。
そこで、同社は機能的な訴求をやめて「廃番で部品が手に入らない」「明日までにパッキンが必要」といった、現場担当者が抱える困りごとをキーワードとして拾い上げました。
福田卓馬これは、Webサイトの役割を情報サイトから問題解決の相談窓口へと再定義したことによる勝利と言えます。
結果として、問い合わせ数が0件から20件以上へと爆発的に増加しました。
有限会社樹脂リードモデル|売上の3割を新規エリアで創出
| 項目 | 内容 |
| 課題 | SEO対策が未実施で機会損失が発生していた。 |
| 施策 | ・ニッチな情報をキラーコンテンツ化 ・スペックよりメリットを徹底訴求 |
| 結果 | 商圏外からの受注に成功 売上の3割をWeb経由の新規エリアが占めるまでに成長 |
| 期間 | 非公開 |
同社は、単に試作・金型製作と謳うのではなく、同業他社がやりたがらない軟質材加工をあえて前面に打ち出しました。
どこに頼んでも断られて困っているという、熱量の高いユーザーをピンポイントで捕まえる戦略です。
また、真空成型の一貫対応を訴求することで、複数の業者に依頼するのが面倒という担当者の隠れたインサイトを突きました。
その結果、大手企業や、従来接点のなかったテレビ業界・美術セット制作など、異業種からのリード獲得にも成功。
福田卓馬Webサイトが単なる広告塔を超え、企業の事業ポートフォリオを変革するほどのインパクトをもたらした好例です。
成功事例を見て、同じような成果を出したいと感じた方は、EXTAGEの提供する「Webサイトの改善ガイドブック」も併せて参考にしてください。
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BtoBサイト改善を上司・経営層に提案する際のポイント
サイト改善が必要だとわかっても、上司や経営層に認められなければ実現はできません。
自らがリーダー的立ち位置だったとしても、費用対効果のない施策を推し進めるのは非合理的です。
ここでは、社内提案をスムーズに進めるためのポイントを解説します。
- 提案に必要な数値
- デザイン改善より売上貢献で説明する
- 費用対効果シミュレーションの作り方
提案に必要な数値
社内提案において最も大切なのは、客観的な数値データに基づいた説明です。
現状のサイトが原因で発生している機会損失額を算出します。たとえば、離脱率の高さから毎月これだけの商談機会を失っている、といった形です。
次に、サイト改善によって見込まれる売上増加額を試算します。
具体的な数値を提示することで、サイト改善が単なるコストではなく将来の売上を作るための投資であることを明確に伝えられます。
福田卓馬経営層向けには、CVR改善が最終的にいくらの売上インパクトがあるかを試算して提示すると説得力が増します。
デザイン改善より売上貢献で説明する
サイトのデザインが古いから変えたいといった主観的な表現は避けましょう。
代わりに「問い合わせを増やして営業効率を上げるために、サイト構造を見直す」というように、事業貢献の視点で説明します。
経営視点を意識した言葉選びをすれば、提案の説得力は格段に高まります。
福田卓馬経営層が関心を持つのは、デザインの良し悪しではなく、その施策がどれだけ会社の利益につながるかです。
提案書のタイトルも「サイトリニューアル提案」より「Web経由の問い合わせ2倍化計画」の方が経営層に刺さります。
費用対効果シミュレーションの作り方
経営層の最終的な意思決定を後押しするためには、費用対効果のシミュレーションが欠かせません。
サイト改善にかかる費用と、投資によって得られる将来的な利益を算出して、投資回収期間(ROI)を提示します。
Return On Investmentの略で、投資に対してどれだけの利益を得られたかを示す指標のこと。
たとえば「この投資はXヶ月で回収可能で、その後は継続的に利益を生み出します」と具体的に示しましょう。
リスクとリターンを明確に可視化し、安心して承認できる材料を提供することが、費用対効果シミュレーションの目的です。
福田卓馬保守的なシナリオと楽観的なシナリオの2パターンを用意すると、経営者は投資判断がしやすくなります。
BtoBサイト改善は内製?外注?判断基準を解説
サイト改善を進めるにあたり、自社で対応すべきか、専門業者に依頼すべきかは多くの企業が悩むポイントです。ここでは、最適な体制を選択するための判断基準を解説します。
- 自社で改善できるケース・できないケース
- 失敗しないパートナーの選び方
- 費用対効果の考え方
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社に合った進め方を判断しましょう。
自社で改善できるケース・できないケース
ブログ記事の追加やテキストの軽微な修正といった日常的な更新作業は、内製で対応するのが効率的です。
一方、サイト全体の構造変更やデザインの大幅な刷新、専門的なSEO対策など高度なスキルやノウハウが求められる場合は、無理せず外部パートナーに依頼するのが賢明でしょう。
内製か外注かの判断は、改善の規模と内容によって決めるのが基本です。自社で対応できる範囲を正しく見極め、最適なリソース配分を行いましょう。
福田卓馬内製で始めて成果が出なければ外注に切り替える、というステップを踏むのも現実的な選択肢です。
予算が限られる中小企業が、内製メインでWeb改善・SEO対策に取り組む方法を「中小企業がおこなうべきSEO対策」の記事を参考にしてください。

失敗しないパートナーの選び方
外部パートナーを選ぶ際は、Webサイトを作れるだけでなく、成果を共に考えてくれるマーケティング視点を持った企業を選びましょう。
実績を確認する際には、デザインの美しさだけでなく、サイト改善によってどのような成果が出たかという視点で評価します。
また、自社のビジネスの改善実績があり、なおかつ継続的にサポートしてくれるかどうかも大切です。
福田卓馬長期的な視点で事業成長に貢献してくれるパートナーを見極めましょう。
契約前に、過去の改善事例でCVRやリード数がどう変化したかを具体的に聞くのがおすすめです。
費用対効果の考え方
費用だけで判断すると、安かろう悪かろうのパートナーを選んでしまい、結果的に費用が無駄になる可能性があります。
外注費用を単なるコストとして捉えるか、将来の利益を生む投資と捉えるかどうかで、サイト改善の成否は大きく変わります。
支払う費用に対してどれだけのリターンが見込めるかという視点で、戦略的な判断を下しましょう。
福田卓馬月額費用÷見込みリード増加数で「リード1件あたりのコスト」を算出すると、投資判断がしやすくなります。
よくある質問
サイト改善の効果が出るまでの期間は?
サイト改善の効果が現れるまでの期間は、実施する施策の内容や規模によって大きく異なります。一般的には、3ヶ月〜半年程度が目安です。
たとえば、問い合わせボタンの色を変更するような小規模な改修であれば比較的早く効果が見えますが、サイト全体の構造変更やSEO対策は効果が安定するまでにある程度の時間が必要です。
焦らず、中長期的な視点で効果測定を続けましょう。
BtoBサイトの平均的なコンバージョン率は?
BtoBサイトの平均的なコンバージョン率は1%です。
ただし、あくまで平均値であり、実際は実際のCVRは業界や商材によって異なります。
自社の目標設定においては過去のデータや業界の特性を考慮しましょう。
高額な商材を扱うサイトと安価なツールを提供するサイトでは、目指すべきコンバージョン率は異なります。
スマートフォン対応はBtoBでも必須ですか?
はい、BtoBサイトにおいてもスマートフォン対応は必須です。
現在では移動中や出先で情報収集を行うビジネスパーソンが増え、スマートフォンからのアクセスが大幅に増加しています。
スマートフォンで表示が崩れるサイトは、顧客にストレスを与え機会損失に直結します。あらゆるデバイスで快適に閲覧できるレスポンシブデザインへの対応は、最低限の要件です。
古いコンテンツやブログ記事はどう整理すべき?
古いコンテンツは、内容に応じて整理の方針を決定しましょう。
アクセスがなく情報も古い記事はサイト全体の品質を落とす可能性があるため、削除を検討します。
一方、アクセスはあるものの情報が古い記事は、最新の情報にリライトして検索順位を上げるほうがよいでしょう。
予算が少ない場合どこから手を付けるべき?
予算が限られている場合は、少ない工数で大きな効果が期待できる施策から着手するのが原則です。
具体的には、トップページのファーストビューのキャッチコピー変更や、問い合わせボタンの文言・色の改善が挙げられます。
まずは費用対効果の高い小さな改善から始め、成果を積み重ねていくことが、次の投資につなげるための第一歩です。
また、サイト改修の予算がない場合、まずはホワイトペーパーなどの資料を作ってCVRを上げるのも手です。具体的なやり方は「【BtoB向け】ホワイトペーパーの作り方完全ガイド」を参考にしてください。

改善を上司にどう説明・提案すればいい?
上司への提案では、主観的な意見ではなく客観的なデータと事業への貢献度で説明することが大切です。
「サイトが古い」ではなく機会損失額で現状の課題を伝え、「綺麗にしたい」ではなく売上向上を改善の目的として設定します。
改善にかかる費用と見込み効果から投資回収期間をシミュレーションし、経営判断に必要な情報を提供しましょう。
改善施策の効果検証はどうすればいい?
改善施策の効果検証は、データに基づいて客観的に行うのが基本です。
GA4などのアクセス解析ツールを用いて、施策実施前後のコンバージョン率やページ滞在時間を比較します。
ボタンの色や文言などを比較検証したい場合は、ABテストが有効です。
勘に頼るのではなく、データに基づいた判断を繰り返すことで、改善の精度を高めていきましょう。
