「SEOキーワードって意味ないの?」
「キーワードを設定しているのに順位が上がらない…」
Web担当者やSEO初心者の方から、このような相談をいただくことは少なくありません。
じつは「SEOキーワード」という言葉は、「対策キーワード」と「metaキーワード」の2つを混同して使われがちです。結論からいうと、意味がないのはmetaキーワードタグだけであり、対策キーワードの設計はいまもSEOの根幹です。
福田卓馬200社以上のSEO支援に携わってきたEXTAGE株式会社が、この2つの違いと、本当に成果につながるキーワード戦略をまとめました。
- 対策キーワードとmetaキーワードの違い
- metaキーワードが無意味な理由と対処法
- 成果につながる対策キーワードの考え方
- AI時代にキーワード戦略がどう変わるか
本記事の執筆者

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら
SEOの「キーワード」には2種類ある
「SEOキーワードは意味ない」と検索してこの記事にたどり着いた方は、まずSEOにおける「キーワード」には2つの意味があることを押さえてください。この区別があいまいなまま情報を読むと、本当に必要な施策まで捨ててしまう可能性があるためです。
対策キーワードとは
対策キーワードとは「この検索語句で上位表示を狙う」と決めて、記事の設計・執筆の軸にするキーワードです。SEOでキーワードといえば、対策キーワードを指すと考えておきましょう。
たとえば、この記事であれば「SEO キーワード 意味ない」が対策キーワードです。このKWで検索するユーザーの意図を分析し、タイトル・見出し・本文に自然に含めています。
<title>SEOキーワードは意味ない?本当に必要な対策を解説</title>
metaキーワードとは
metaキーワードとは、HTMLの<head>内に記述する検索エンジン向けの自己申告タグのことです。HTMLのソースコードに記述するだけで、ページ上には表示されません。
ユーザーの目には触れず、検索エンジンだけが読み取るタグだと考えておきましょう。
<meta name=”keywords” content=”SEO,キーワード,意味ない,対策”>
両者ともに意義や設定箇所がまったく異なります。
metaキーワードが意味ない理由
対策キーワードは重要ですが、metaキーワードは無意味だと知っておきましょう。metaキーワードタグがなぜ意味がないのか、SEOの背景も踏まえつつ解説していきます。
Googleが公式にランキング要因から除外している
Googleは2009年9月の公式ブログで、metaキーワードタグをランキングシグナルとして使用しないと明言しています。
Google は、ウェブ検索のランキングで keywords meta タグを使用しません。
参照元:Google Search Central Blog「Google does not use the keywords meta tag in web ranking」(2009年9月)
無効化の背景には、サイト運営者がタグにキーワードを大量に詰め込む「キーワードスタッフィング」の横行がありました。
検索順位を操作する目的で、ページ内にキーワードを過剰に繰り返す行為のこと。
Googleはタグの自己申告よりも、ページのコンテンツ自体を解析してテーマを判断するほうが正確だと判断しました。
福田卓馬EXTAGEでも、支援先のサイトでmetaキーワードタグを追加・修正して順位が変動したケースは一度もありません。
すでに設定済みの場合の対処法
すでにmetaキーワードタグを設定しているサイトの場合、基本的に放置していても問題ありません。Googleはこのタグを無視するため、設定されていても順位にマイナスの影響はないからです。
ただし、以下のケースでは対応を検討してください。
- キーワードを大量に詰め込んでいる
- 競合サイトにキーワード戦略を見られたくない
metaキーワードに対策キーワードが大量に詰め込まれていると、スパム的な印象を与えてしまうリスクもあります。どちらかというと削除したほうがプラスに働くでしょう。
また、metaキーワードはソースコードを見れば誰にでも自由に見られるので、競合サイトにキーワード戦略を知られたくないときも削除したほうが無難です。
福田卓馬逆の視点で、競合サイトのmetaキーワードを確認すると、相手がどのKWを狙っているかのヒントになることがあります。競合調査の一手法として覚えておくとよいでしょう。
対策キーワードの決め方・考え方・記事へのつなぎ方
metaキーワードが不要だとわかったところで、本当に重要なのは対策キーワードの設計です。ここでは深掘りしすぎず、全体像とポイントを整理します。
- 対策キーワードの決め方
- 対策キーワードの記事への反映方法
- 対策キーワードの記事への反映方法
対策キーワードの決め方
対策キーワードは検索ボリュームが大きいものを選べばよいと思われがちですが、ボリュームだけで選定してもまず成果につながりません。
EXTAGE株式会社では、以下の3つの視点でKWを選定しています。
| 選定の視点 | 考え方 |
|---|---|
| CVとの距離 | KWから問い合わせ・購入までのステップが近いか |
| 検索意図との一致 | そのKWで検索する人が求める情報を自社で提供できるか |
| 競合の強さ | 上位記事のドメインパワー・コンテンツ品質に勝てるか |
メディア運用のときは、成約から近いが見込み客の認知・リード獲得につながるキーワード、および直接成約につながるであろうキーワードをバランスよく配備することが大切です。
たとえコンバージョンに近いキーワードでも、その記事に訪れる読者のお悩み解決を自社の商品・サービスでできなければあまり収益には貢献しません。
福田卓馬自社で狙いたいキーワードがあっても、競合サイトに勝てるかどうかは別問題です。
KW選定の具体的な手順を基礎から学びたい方は「SEOキーワード選定の正しいやり方|初心者でも上位表示を狙える5つのコツを解説」の記事をご覧ください。

対策キーワードの記事への反映方法
対策キーワードは、metaタグではなく記事のコンテンツに反映させましょう。具体的には、以下の場所にKWを自然に含めます。
| 反映する場所 | 入れ方の例 |
|---|---|
| タイトルタグ | <title>SEOキーワードは意味ない?本当に必要な対策を解説</title> |
| h2見出し | <h2>SEOキーワードが意味ないと言われる理由</h2> |
| 本文 | <p>対策キーワードを軸に記事全体を設計し、自然な文脈のなかで使う </p> |
ただし「詰め込み」は逆効果です。1文に同じKWを何度も繰り返すとキーワードスタッフィングとみなされるリスクがあります。具体的な入れ方のコツを知りたい方は「SEOキーワードの入れ方のコツ|Google検索で評価される設定方法を解説」の記事をご覧ください。

キーワードをコンバージョンにつなげる導線設計
対策キーワードで上位表示を取っても、そこから問い合わせや購入につながらなければ成果になりません。キーワード選定→コンバージョン設計→コンバージョン獲得まで一気通貫で設計することが重要です。
福田卓馬EXTAGEでは、とくに「コンバージョンとの距離」を重視してKWを選定しています。
検索ボリュームが大きくてもCVにつながらないKWで上位を取っても、ビジネス上の成果はでません。
検索意図をフェーズ別に整理し、CVまでの導線を設計したい方は「カスタマージャーニーSEO|フェーズ別の検索意図を可視化してコンバージョンにつなげる方法」の記事をご覧ください。

福田卓馬「自社に合ったKW戦略の立て方がわからない」という方は、こちらの資料もご活用ください。
\60P超えのコンテンツを無料配布!/

Webサイト運営に悩む中小企業が、検索順位を上げるためのポイントをまとめたコンテンツを無料配布!コンテンツ改善のポイントから、SEOにおける内部、外部対策、さらに最新のAI検索に対応した改善方法まで網羅しています。ぜひ無料で受け取って活用してください。
AI時代にキーワード戦略はどう変わるか
metaキーワードが無効化されたように、SEOにおけるキーワードの扱いは時代とともに変化しています。直近ではAI検索の台頭により、キーワード戦略そのものにも変化が求められています。
ここでは、最新のAI検索時代における新しいキーワードの考え方について解説していきます。
AI Overview(旧SGE)がキーワード戦略に与える影響
GoogleはAI Overviewを展開し、検索結果にAIが生成した回答を直接表示するようになっています。結果的に、従来のクリック型の流入が減少しているのが現状です。
たとえば「SEOとは」と検索する読者は、AIの要約によって知りたい情報がわかったら、サイトに訪れることなくそのまま検索行動を終えてしまいます。
検索行動の変化から、EXTAGE株式会社ではキーワードについて次のようなアプローチが重要であると捉えています。
- Knowクエリのキーワードをそもそも狙わない
- AI要約では解決できないニーズをキーワードで捉える
- 記事をユーザー・AIによる認知獲得の場と捉え直す
弊社クライアント様でも、AI Overviewが表示される知りたい系のキーワードでは、サイトへのクリック率が大幅に減少するという現象が起きています。新しくサイトを設計するなら、最初からKnowクエリ系のキーワードを狙わないという戦略も考えられます。
また、イラストやスクリーンショットを用いた詳しい手順解説など、まだまだAIの要約だけでは不十分なケースもあります。
福田卓馬こうしたジャンルは、動画 + 記事のクロスチャネル戦略でキーワードを捉えるという手法で効果をだせています。
また、これからの時代は記事のアクセスや記事からのコンバージョンではなく、認知獲得やAI推奨の手助けと捉える向きもでてきています。
AI時代にAI Overviewに自社サイトを表出させる意義ややり方については「AI Overviewに表示されない状態への対策決定版」の記事で紹介していますので、併せて参考にしてください。

AI時代に実現するキーワードを飛び越えた検索行動
AI検索の時代では、キーワードを飛び越えて「エンティティ」と呼ばれる新しい概念を意識していく必要があるでしょう。
単なるキーワード(文字列)ではなく、特定の人物、企業、サービスなど、AIが「固有の意味を持つ概念」として認識・区別し、他の情報と関連付けて記憶する情報の塊のこと。
たとえば「オウンドメディアで成果がでない」「AIライティングで効率化したい」といったニーズに対し、EXTAGE株式会社というブランドを結びつけるといった考え方です。
福田卓馬よりわかりやすくいえば、キーワードというより文脈で理解される時代がきたといえます。
エンティティ同士を結びつけて生成AIに文脈として理解だせ、推奨されていくためには、弊社が推奨しているマーケティング・集客チャネルをシームレスにつなぐ「クロスチャネル戦略」が最適です。
EXTAGE株式会社では、毎月3社限定で無料相談を受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。
✓ SEO対策、何から始めればいいか分からない
✓ 今の施策が正しいのか判断できない
✓ 外注したいが、どこに頼めばいいか分からない
\200社以上の支援実績/
※ 無理な営業は一切しません|オンライン対応可
よくある質問
metaキーワードを削除したら検索順位は下がりますか?
下がりません。Googleはmetaキーワードタグをランキング要因として使用していないため、削除しても順位に影響はありません。ただし、削除作業自体の優先度は低いので、ほかの施策を優先したほうがよいでしょう。
WordPressでmetaキーワードを設定する必要はありますか?
不要です。WordPressのSEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEO等)にmetaキーワード欄がある場合がありますが、設定してもGoogleの評価には影響しません。そのぶんの時間を、対策キーワードに基づいたコンテンツ改善に使うほうが成果につながります。
対策キーワードは1記事に何個設定すべきですか?
基本は1記事につきメインKW1つです。関連するサブKW(共起語・ロングテール)は見出しや本文に自然に含めますが、メインの軸がブレると検索意図との整合性が崩れ、順位がつきにくくなります。
キーワード出現率(含有率)は何%が最適ですか?
Googleは特定のキーワード出現率を推奨していません。「○%にすれば上がる」という情報は根拠がないため、数値を気にするよりも読者にとって自然な文脈でKWを使うことを優先してください。不自然に繰り返すとキーワードスタッフィングとみなされるリスクがあります。
キーワードと検索クエリの違いを正しく理解したい方は「検索クエリとは?キーワードとの違いをわかりやすく解説」の記事をご覧ください。
