モバイルSEO対策!Googleで順位を上げるための3ステップ

当ページのリンクには広告が含まれています。

「スマートフォンでの検索順位がなかなか上がらない…」
「モバイルSEO対策って具体的に何をすればいいの?」
「サイトの表示速度が遅いけど、どう改善すればいいかわからない…」

たくま

スマホからのアクセスが大半を占める時代、このような悩みを抱えているWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。

PCサイトのSEO対策はバッチリでも、モバイルSEO対策を怠ると、機会損失につながりかねません。

この記事では、Googleで上位表示を獲得するためのモバイルSEO対策を3ステップで解説します。

  • モバイルSEO対策が必須な理由
  • モバイルSEO対策の具体的な3ステップ
  • モバイルSEO対策の効果測定ツール

この記事を読むことで、モバイルSEO対策の全体像を理解し、具体的な行動計画を立てられるようになります。今すぐモバイルSEO対策を実践して、スマートフォン検索で上位表示を目指しましょう!

本記事の執筆者

監修者
福田 卓馬

EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』

執筆者
加藤 瞭

EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営

EXTAGE株式会社では、SEO対策のプロが多数在籍し、豊富な実績をもとにSEOコンサルティングを実施しています。

SEO対策でお困りの方は、ぜひお気軽にお問合せください!

\お気軽にご相談ください!/

目次

モバイルでのSEO対策が不可欠とされる背景

モバイルでのSEO対策が重要視される背景には、以下の2点があります。

  • スマホ普及とMFI導入によるGoogle評価基準の変化
  • モバイル未対応が引き起こす検索順位低下と機会損失リスク

スマートフォン利用者の増加や、Googleによるモバイルファーストインデックス(MFI)の導入が進み、モバイルでのSEO対策が重要視されています。

たくま

以下では、モバイルSEO対策が不可欠となった理由と、対策を怠ることのリスクを詳しく解説します。

スマホ普及とMFI導入によるGoogle評価基準の変化を理解する

スマートフォンの普及に伴い、モバイル端末からのインターネット利用は世界的に増加しています。

Statcounter Global Statsのデータによると、2023年7月時点でモバイル端末からのアクセスは、世界全体のインターネットアクセスの58.73%を占めるまでになりました。

たくま

このような状況の変化に対応するため、Googleは評価基準を大きく転換しています。

Googleは2018年から、モバイルファーストインデックス(MFI)を段階的に導入しました。

MFIとは

Webサイトの評価基準を従来のPCサイトからモバイルサイトへと移行する仕組み。つまり、Googleはモバイル版ページの品質や内容を主軸として、検索順位を決定するようになった。

この変更により、モバイルフレンドリーでないサイト、つまりスマートフォンで閲覧しにくいサイトは、Googleからの評価が下がり、結果として検索順位が低下する可能性が高まっています。したがって、現代のWebサイト運営において、モバイルSEO対策は避けて通れない必須の取り組みと言えます。

PCサイトだけでなく、モバイルサイトの最適化にも注力することが重要です。

モバイル未対応が引き起こす検索順位低下と機会損失リスクを認識する

モバイルSEO対策を怠ると、検索順位が低下し、Webサイトへのアクセス数が減少するだけでなく、潜在的な顧客を獲得する機会を失うリスクがあります。

スマートフォンユーザーは、外出先や移動中など、場所を選ばずに情報を検索する傾向があります。購入意欲が高い状態で検索することも多く、モバイル対応を強化することで、問い合わせや購入といったコンバージョン率の向上が期待できます。

例えば、地域のお店を探しているユーザーや、特定の商品をすぐに購入したいと考えているユーザーは、スマートフォンで検索することが一般的です。もしサイトがモバイル対応していなければ、そのような意欲の高いユーザーにアプローチする機会を逃します。

たくま

競合サイトがモバイル対応を進めている中で対策を怠ると、差は広がる一方です。

モバイル未対応の状態は、気づかないうちに大きな機会損失を生んでいる可能性があります。具体的なデータや事例を参考に、モバイル未対応のリスクを正しく認識し、早急な対策を検討することが重要です。

Googleで順位を上げるモバイルSEO対策3ステップ

Googleで検索順位を上げるための具体的なモバイルSEO対策として、以下の3つのステップを紹介します。

  • ステップ1:モバイルフレンドリーなサイトを構築する
  • ステップ2:ページの表示速度を高速化しユーザー離脱を防ぐ
  • ステップ3:モバイルユーザーに最適化されたコンテンツを提供する
たくま

各ステップでは具体的な方法や役立つツールも紹介し、初心者でも実践できるように分かりやすく解説します。

ステップ1:モバイルフレンドリーなサイトを構築する

モバイルSEO対策の最初のステップは、モバイルフレンドリーなサイトを構築することです。

モバイルフレンドリーとは

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で快適に閲覧・操作できる状態

たくま

Googleはモバイルフレンドリーであることを検索順位の評価要素の一つとしており、対応は必須と言えるでしょう。

最も推奨される方法は、レスポンシブWebデザインを導入することです。

レスポンシブWebデザインとは

ユーザーが使用しているデバイスの画面サイズに応じて、Webページのレイアウトやデザインを自動的に最適化する技術。1つのHTMLファイルとURLで運用できるため、コンテンツの管理が容易になり、SEO評価の分散を防ぐというメリットがある。

以下、実装方法について表にまとめました。

実装方法概要メリットデメリットGoogle推奨度
レスポンシブWebデザイン同一URL・同一HTMLで、CSSで表示を切り替える・URL/HTMLが1つで管理しやすい・Google推奨・SEO評価を集約しやすい・デザイン/レイアウトの自由度が低い場合がある・初期構築コストがかかる場合がある
動的な配信 (ダイナミックサービング)同一URLで、デバイスに応じて異なるHTMLを配信・デバイスごとに最適化されたHTMLを提供可能・実装/管理が複雑になりやすい・Vary HTTPヘッダーの設定が必要
別々のURL (セパレートタイプ)PC用とモバイル用で異なるURL・異なるHTMLを用意・デバイスごとに完全に最適化された体験を提供可能・URLが分かれるため管理が煩雑・SEO評価が分散しやすい・canonical/alternateタグ、リダイレクト設定が必須

表のように、レスポンシブWebデザイン以外にも動的な配信や別々のURLで対応する方法がありますが、管理の手間やSEOの観点から、GoogleはレスポンシブWebデザインを推奨しています。既存サイトの改修や新規サイト構築の際には、レスポンシブWebデザインの導入を第一に検討しましょう。

導入にあたっては、既存のWebサイトの構造やコンテンツ量に応じて、適切な設計と実装計画を立てることが重要です。

ステップ2:ページの表示速度を高速化しユーザー離脱を防ぐ

モバイルSEO対策の2つ目のステップは、ページの表示速度を高速化することです。

ページの読み込み速度は、ユーザー体験に直接影響を与える重要な要素です。Googleの調査によると、ページの読み込み時間が3秒を超えると、モバイルユーザーの実に53%がページから離脱するというデータがあります。表示速度の遅さは、ユーザーの満足度を低下させるだけでなく、直帰率の上昇やコンバージョン機会の損失にもつながります。

ページの表示速度を改善するためには、いくつかの方法があります。例えば、以下の5つです。

  • 画像の最適化
  • ブラウザキャッシュの活用
  • AMP(Accelerated Mobile Pages)の導入
  • CSS・JavaScriptの最適化
  • サーバー応答時間の短縮

これらの施策を実施することで、ページの表示速度を改善し、ユーザーの離脱を防ぎ、SEO評価の向上にもつなげることができます。PageSpeed Insightsなどのツールを活用して、自サイトの表示速度を測定し、具体的な改善点を見つけ出すことから始めましょう。

施策内容
画像の最適化ファイルサイズの大きな画像は読み込み時間を遅くする主な原因です。適切なファイル形式(WebPなど)を選択し、不要なメタデータを削除し、画像圧縮ツールを利用してファイルサイズを削減しましょう。
ブラウザキャッシュの活用一度アクセスしたユーザーに対して、画像やCSSなどの静的ファイルをブラウザに一時保存させることで、次回以降のアクセス時に再ダウンロードの手間を省き、表示速度を向上させます。
AMP(Accelerated Mobile Pages)の導入Googleが推進するモバイルページ高速化のためのフレームワークです。AMPに対応することで、Google検索結果からの読み込み速度を大幅に改善できます。
CSS・JavaScriptの最適化読み込みや実行に時間のかかるスクリプトは、ページの表示を遅らせる原因となります。不要なコードの削除、ファイルの圧縮、非同期読み込みなどの最適化を行いましょう。
サーバー応答時間の短縮サーバーのスペックや設定を見直し、応答時間を改善することも重要です。
たくま

こちらの表を参考に表示速度を改善し、ユーザーの満足度を向上させましょう。

ステップ3:モバイルユーザーに最適化されたコンテンツを提供する

モバイルSEO対策の最後のステップは、モバイルユーザーに最適化されたコンテンツを提供することです。

PCユーザーとモバイルユーザーでは、利用状況やデバイスの特性が異なります。モバイルユーザーは、移動中や隙間時間に情報を探すことが多く、画面サイズも小さいため、PCと同じコンテンツでは読みにくさや操作性の悪さを感じることがあります。

たくま

モバイルユーザーの視点に立ち、コンテンツを見やすく、使いやすくするためのポイントとして、以下の5つが挙げられます。

  • 簡潔で分かりやすい文章
  • 適切なフォントサイズと行間
  • タップしやすいボタンやリンク
  • モバイルに適した画像や動画
  • 横スクロール不要なレイアウト

これらの点を意識してコンテンツを最適化することで、モバイルユーザーの満足度を高め、サイトの評価向上につなげることができます。常にユーザー視点を忘れずに、コンテンツの見直しと改善を継続することが大切です。

以下、ポイントの内容を表にまとめました。

ポイント内容
簡潔で分かりやすい文章長文や専門用語が多い文章は避け、一文を短く、結論から先に述べるなど、短時間でも内容を理解しやすいように工夫しましょう。
適切なフォントサイズと行間小さすぎる文字は読みにくいため、最低でも16px程度のフォントサイズを確保します。行間や文字間隔も適切に設定し、窮屈な印象を与えないように配慮が必要です。
タップしやすいボタンやリンクモバイル端末では指でタップして操作するため、ボタンやリンクは十分な大きさを確保し、隣接する要素との間隔を空けて誤タップを防ぎましょう。
モバイルに適した画像や動画画像や動画はファイルサイズを最適化し、表示速度を妨げないようにします。また、縦長の画面でも見やすいレイアウトや形式を考慮することが重要です。
横スクロール不要なレイアウトコンテンツが画面幅に収まらず、横スクロールが必要になるとユーザーはストレスを感じます。レスポンシブデザインなどを活用し、どのデバイスでも画面幅にコンテンツが収まるように調整しましょう。

以上のポイントを踏まえ、モバイルユーザーに最適化されたコンテンツを提供し、サイトの評価向上に繋げましょう。

モバイルSEO対策について、お困りのことがあれば以下のボタンより、EXTAGE株式会社にお気軽にお問い合わせください。

\お気軽にご相談ください!/

モバイルSEO対策の効果測定と改善に役立つツール

モバイルSEO対策の効果を測定し、継続的な改善につなげるために役立つツールとして、以下の3つを紹介します。

  • Googleモバイルフレンドリーテストでサイトの現状をチェックする
  • PageSpeed Insightsで表示速度の問題点を特定し改善策を探る
  • Search ConsoleとAnalyticsで成果を確認し継続的な改善を行う

これらのツールを活用することで、現状の課題を正確に把握し、具体的な改善策を立て、効果を検証するPDCAサイクルを回すことが可能になります。

たくま

それぞれのツールの特徴と活用方法を具体的に解説します。

Googleモバイルフレンドリーテストでサイトの現状をチェックする

モバイルSEO対策の第一歩として、まずは自社サイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを確認しましょう。

そのために役立つのが「Googleモバイルフレンドリーテスト」ツールです。このツールを使えば、特定のWebページがモバイル端末で適切に表示され、操作しやすいかどうかを簡単に診断できます。

たくま

使い方はシンプルです。

Googleモバイルフレンドリーテストの使い方

まず、Googleモバイルフレンドリーテストのページにアクセスし、診断したいページのURLを入力して「テストを実行」ボタンをクリックします。

数分待つと、テスト結果が表示されます。「ページはモバイルフレンドリーです」と表示されれば、基本的な対応はできていると判断できます。

もし「モバイルフレンドリーではありません」と表示された場合は、問題点が具体的に指摘されます。例えば、「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」「クリック可能な要素同士が近すぎます」「テキストが小さすぎて読めません」といった項目が挙げられます。

指摘事項を確認し、原因を特定して改善策を検討しましょう。

このツールは、サイト全体の診断ではなくページ単位での診断となります。主要なページやテンプレートで使用しているページを中心にテストを行い、サイト全体のモバイルフレンドリー対応状況を把握することが重要です。

定期的にチェックを行い、サイト改善に役立てましょう。

PageSpeed Insightsで表示速度の問題点を特定し改善策を探る

ページの表示速度は、モバイルSEOにおいて重要な要素です。PageSpeed Insights(PSI)というツールを使って表示速度の問題点を特定します。

PageSpeed Insights(PSI)とは

PageSpeed Insights(PSI)は、Webページの表示速度パフォーマンスを測定し、具体的な改善点を提案してくれるGoogleの無料ツールです。

モバイルとPCの両方におけるページのパフォーマンスをスコアで評価し、改善が必要な箇所を特定するのに役立ちます。

PageSpeed Insightsのページにアクセスし、分析したいページのURLを入力して「分析」ボタンをクリックするだけで、簡単に診断を開始できます。

診断は以下のようなスコアで表示されます。

90点以上50点から89点49点以下
GoodNeeds ImprovementPoor

さらに重要なのは、スコアだけでなく、「改善できる項目」として具体的な修正案が提示される点です。例えば、以下の項目が挙げられます。

  • 適切なサイズの画像
  • 次世代フォーマットでの画像の配信
  • 使用していないCSSの削除
  • レンダリングを妨げるリソースの除外

各項目には、どの程度の改善効果が見込めるかの目安も表示されるため、優先順位をつけて対策を進めることができます。PageSpeed Insightsを活用することで、表示速度に関するボトルネックを正確に特定し、具体的な改善策を実行できます。

たくま

定期的に分析を行い、表示速度の改善に継続的に取り組みましょう。

Search ConsoleとAnalyticsで成果を確認し継続的な改善を行う

モバイルSEO対策を実施したら、効果を測定し、さらなる改善につなげることが重要です。

「Google Search Console」と「Google Analytics」は、データに基づいたサイト改善を行う上で不可欠なツールです。

たくま

これらのツールを連携して活用することで、モバイルSEO対策の成果を多角的に分析できます。

Google Search Console

主にGoogle検索におけるサイトのパフォーマンスを確認できます。

「モバイルユーザビリティ」レポートでは、サイト内でモバイルフレンドリーに関する問題が発生しているページを特定できます。

「検索パフォーマンス」レポートでは、モバイル端末からの検索クエリ、表示回数、クリック数、平均掲載順位などを把握でき、モバイル検索での見え方を分析するのに役立ちます。

Google Analytics

サイトにアクセスしたユーザーの行動を詳細に分析できます。

モバイル端末からのアクセス数やセッション数、直帰率、平均滞在時間、コンバージョン数などを把握することで、モバイルユーザーがサイト内でどのように行動しているか、モバイルSEO対策が実際の成果につながっているかを確認できます。

セグメント機能を使えば、モバイルユーザーに絞ったデータ分析も容易です。

Search Consoleで技術的な問題や検索パフォーマンスを把握し、Analyticsでユーザー行動や成果を分析する。これら2つのツールから得られるデータを組み合わせることで、モバイルSEO対策の効果を正確に測定し、課題を発見して次の改善策へとつなげる、継続的なサイト改善サイクルを実現できます。

モバイルSEO対策を実践しスマートフォン検索での上位表示を目指す

この記事では、スマートフォンでの検索順位向上を目指すためのモバイルSEO対策について、重要性から具体的な3つのステップ、効果測定ツールまでを解説しました。

モバイル端末からのアクセスが主流となる現代において、モバイルSEO対策はWebサイト運営に不可欠です。Googleの評価基準もモバイルサイト中心へと移行しており、モバイルフレンドリーなサイト構築、ページの表示速度改善、モバイルユーザーに最適化されたコンテンツ提供が求められます。

3つのステップ、すなわち「モバイルフレンドリーなサイト構築」「ページの表示速度高速化」「モバイル向けコンテンツ最適化」を着実に実践することが重要です。そして、Googleモバイルフレンドリーテスト、PageSpeed Insights、Search Console、Google Analyticsといったツールを活用し、現状分析、問題点の特定、改善策の実施、効果検証というサイクルを回していくことで、より効果的な対策ができます。

モバイルSEO対策を実践することで、検索順位の向上だけでなく、アクセス数の増加、ユーザー体験の向上、そして最終的にはコンバージョン率の改善といった多くのメリットが期待できます。まずは、紹介したツールを使って現状をチェックすることから始めてみましょう。

たくま

この記事を参考に、ぜひ自社サイトのモバイルSEO対策に取り組み、スマートフォン検索での上位表示を目指してください。

EXTAGE株式会社ではSEO対策のプロ集団が、最新のSEO技術と豊富な経験を活かし、お客様のビジネスの成功をサポートします。

モバイルSEO対策だけでなく、SEO対策全般についてお悩みがある方は、ぜひEXTAGE株式会社にご相談ください。

\お気軽にご相談ください!/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次