「オウンドメディアを運用しているのに、なかなか成果が上がらない…」
「効果的な施策がどれか分からない…」
「担当になったばかりで何から始めたらいいか分からない…」
このような悩みを抱えているWeb担当者の方も多いのではないでしょうか?
せっかく時間と労力をかけてオウンドメディアを運用しているのに、成果が出ないと不安になりますよね。
福田 卓馬このままでは、貴重な時間とリソースを無駄にしてしまうかもしれません。
本記事では、オウンドメディアでよくある失敗パターンと、成功に導くための具体的なステップ、そして失敗を回避するためのポイントを解説します。
本記事を読むことで、オウンドメディア運用のよくある落とし穴を理解し、成果につながる効果的な戦略を立てることができます。
すぐに実践できる具体的なステップや、成功の秘訣も紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、自社のオウンドメディアを成功に導きましょう!
本記事の執筆者

福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役社長
SEO歴10年。上場企業を含む200社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。
>>詳しいプロフィールはこちら
オウンドメディアが失敗する3つのパターン
成果につながっていないケースには、共通するパターンが見られます。
まずは、自社のオウンドメディアがこれらに当てはまっていないか、確認してみてください。
そもそも、オウンドメディアとは何かよくわかっていない方は「オウンドメディアとは?わかりやすく解説|成功事例5選と失敗しない始め方」の記事をご覧ください。

表示回数はあるのにCV数が増えない
この悩みを抱えている方は、記事からCVまでの導線が弱い、もしくは最初から設計されていない可能性があります。
記事そのものは読者ニーズをある程度満たしているものの、読了後に「次に何をすればよいのか」が示されていないことが多くの原因です。
福田 卓馬表示回数が多くても最終的なCVにつながらなければ、オウンドメディアとして十分に機能しているとは言えません。
「検索上位は取れているのに、問い合わせや成約に結びつかない」と感じている場合は、CVまでを見据えた導線設計ができているかを一度見直してみましょう。
- クリックされやすい場所にCVボタンを置く
- 本文中の適切な位置にCVを配置する
- クリックしたくなるテキストリンクにする
このような工夫で、読者を自然にCVへと導くことができます。
より詳しく導線設計を見直したい方は、以下の記事「【売上アップ】CVR(コンバージョン率)の改善方法5選!低下する原因や分析ツールも紹介」もご覧ください。

SEOをやっているのに、検索順位が上がらない
施策を続けているのに成果が出ない場合、キーワード選定やコンテンツの方向性など、根本的なSEOがずれている可能性があります。
以下を参考に、間違ったSEO対策を行っていないかチェックしてみましょう。
| 施策 | NG施策 | OK施策 |
|---|---|---|
| キーワード選定 | 検索ボリュームが大きいビッグキーワードばかりを狙う | 検索ボリュームは小さくても、CVにつながりやすいロングテールキーワードを狙う |
| 記事設計 | 読者の検討フェーズを考えず、すべて同じ内容の記事を量産する | 「情報収集 → 比較検討 → 行動」のフェーズに合わせて記事テーマを設計する |
| コンテンツの独自性 | 競合記事の内容をなぞっただけのコンテンツを作成する | 自社の強み・実績・具体例を盛り込み、一次情報や独自性を含んだコンテンツを作成する (参考:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル) |
| 検索意図の分析 | 検索意図を深掘りせず、「とりあえず書く」状態になっている、または抽象的である | 検索意図を洗い出したうえで、「その疑問に完全に答える構成」を意識する |
| ターゲット設定 | ターゲット像「なんとなく」になっており、イメージしにくい | 該当キーワードに至った背景や悩みまでも言語化し、イメージできるレベルまで設定する |
ここで間違った施策を行っていた方は、今日からSEOを見直して検索順位の改善を目指しましょう。
検索上位に表示されない理由や改善のポイントについては、関連記事「Googleの検索順位が上がらない!16個の原因&すぐできる対策を徹底解説」で詳しく解説しています。

KPIがPV数のみ設定されている
PV数だけを追いかけていると、サイトの成果が見えにくくなります。
PV数が増えても、それが問い合わせや商談といったビジネス成果に直結するとは限りません。
福田 卓馬実際には「PVは伸びているのに、成果が出ていない」というケースも多く見られます。
オウンドメディアが事業に貢献しているかを判断するには、PV数だけでなく、行動や成果につながる指標もあわせて確認することが重要です。
最低限、次のKPIはPV数と同様に設定しておきましょう。
- CV数(問い合わせ数・資料ダウンロード数)
- UU数(ユーザー数)
- 検索順位
これらを組み合わせて見ることで、「どれくらいの人が訪れ、どの程度行動につながっているのか」を把握でき、次に打つべき改善施策も見えやすくなります。
福田 卓馬ここまで紹介したような課題は、決して一部の企業に限った話ではありません。
実際に、EXTAGEが支援してきた40社以上のオウンドメディアを分析したところ、支援前に成果が出ていなかったサイトには、次のような共通点がありました。
| 順位 | 原因 | 該当率 |
|---|---|---|
| 1位 | CVまでの導線設計がない | 78% |
| 2位 | KPIがPV数のみ | 65% |
| 3位 | コンテンツの制作体制が整っていない | 58% |
この結果から、成果が出ないオウンドメディアの多くは、記事数ではなく設計や運営体制の段階でつまずいていることが分かります。
次章では、これらの失敗を生む原因となるサイト設計の見直しポイントを詳しく解説します。
オウンドメディアが失敗する大きな原因は「サイト設計」
オウンドメディアが成果を出せない理由は、運用や記事品質だけではありません。多くの場合、立ち上げ段階のサイト設計に課題があります。
本章では、失敗につながりやすいサイト設計上のポイントを整理します。
自社の設計に当てはまる課題がないか確認してみてください。
KPIがサイトの成長フェーズと合っていない
オウンドメディアは、大きく立ち上げ期・成長期・成熟期の3つのフェーズに分けられており、それぞれで目指すべきゴールや評価すべき指標は異なります。

しかし実際には、サイトの成長段階を考慮せず、PV数やCV数など同じKPIを設定し続けているケースも少なくありません。
福田 卓馬この状態では、成果が出ているのか、どこに課題があるのかを正しく判断しづらくなります。
フェーズごとに優先すべきKPIの考え方は、以下のとおりです。
| フェーズ | 目標 | 重視すべき数値の例 |
|---|---|---|
| 立ち上げ期 | 認知拡大 | ・検索順位 ・PV数 |
| 成長期 | 流入数・エンゲージメントの増加 | ・目標ページ到達数 ・ページ回遊率 |
| 成熟期 | お問い合わせや売上の増加 | ・CVR(コンバージョン率) |
まずは自社のオウンドメディアがどのフェーズにあるのかを整理し、その段階に合ったKPIが設定できているかを見直してみましょう。
適切なKPI設定については、関連記事「【保存版】オウンドメディアのKPIの設定方法5ステップと見るべき指標をプロが解説」で詳しく解説しています。

具体的な戦略がなく、記事制作のみが目的となっている
「月に〇本記事を公開する」「できるだけ多くのキーワードをカバーする」といった本数や範囲そのものが目標になっている場合は見直しが必要です。
本来得たい問い合わせや売上などの成果が置き去りになってしまうケースがあります。
記事制作そのものが目的化すると、「誰に向けて」「何を伝え」「どのゴールへ導くのか」が曖昧になり、結果として成果につながりにくい状態に陥りがちです。
本来、記事制作はオウンドメディアで達成したいゴールに到達するための手段の一つです。
記事を作ること自体ではなく「その先でどのような行動を促したいのか」を重視しましょう。
オウンドメディアの失敗を防ぐための正しい戦略設計の方法を知りたい方は「オウンドメディアの戦略立案|失敗しない目標設定と施策設計の全ステップ」の記事をご覧ください。

とはいえ、
「目的は何となく決めているが、設計として整理できていない」
「どこから見直せばいいのか分からない」
という方も多いのではないでしょうか。
福田 卓馬そこでEXTAGEでは、オウンドメディアの目的設定からコンテンツ戦略の立て方まで、7つのステップで整理した資料をご用意しました。
自社のサイト設計を見直す際の参考にしてみてください。

オウンドメディアのサイト設計手順をまとめた、30ページ超えの教科書コンテンツを無料配布中。ターゲット分析からキーワードの決め方、売上につながる導線設計まで完全網羅しているので、ぜひ無料で受け取って活用してみてください。
ユーザーに価値のある記事ではない
記事数を増やすことを意識しすぎると、1本1本のコンテンツの質が下がってしまいがちです。
まずは、現在公開している記事が本当にユーザーに価値を提供できているかを見直してみましょう。
- 読者が知りたい情報や疑問に十分に答えられていない
- 他サイトと同じような内容で、独自性や差別化がない
- 表面的な説明にとどまり、情報が浅い
福田 卓馬こうした記事は、最後まで読まれにくく、結果としてCVにもつながりません。
質の高いコンテンツとは、読者が「読んでよかった」と感じられる記事を指します。
- 専門知識に基づいた正確な情報
- 読者の疑問を解決する具体策
- オリジナリティのある情報
実際に、Googleの「品質評価ガイドライン」でも、信頼性や専門性が重要な評価要素の一つであることが明記されています。
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。関連するコンテンツを特定した後、最も役に立つと判断されたコンテンツに高い優先順位を付けます。
そのために、どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。
中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。
たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。
出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル
読者の検索意図や背景にある悩みを正確に捉えたうえで、具体的かつ有益な情報を提供するコンテンツ設計を意識しましょう。
上位記事が少なく、そもそも見られていない
記事を公開しても検索結果の上位に表示される記事が少なければ、そもそも読者に届きません。
狙っているキーワードで1〜3ページ目にランクインしている記事がほとんどない状態では、PV数はもちろん、CVも伸びにくい傾向があります。
このような状況は、コンテンツ単体の問題というよりも、SEO設計そのものに課題があるケースが少なくありません。具体的には、次のような要因が考えられます。
- キーワード選定が読者の検索意図と合っていない
- 競合サイトとの差別化が弱く、選ばれる理由がない
- 内部リンクやサイト構造が不十分で、評価が分散している
改善するには、「どのキーワードで、どの記事を上位表示させたいのか」を明確にしたうえで、その方針に沿ってコンテンツ内容やサイト構造を見直していく必要があります。
そもそもホームページがGoogle検索に出てこない状態を解消したい方は「ホームページが検索に出てこない原因と解決策|Google検索されない場合にすぐできる対策7選」の記事をご覧ください。

運営する体制や人材が整備されていない
オウンドメディアの成果には、誰が企画・執筆・編集・分析を担うか、工数と予算をどれだけ割くかなどの運営体制が影響します。

「担当者が兼任でオウンドメディアまで手が回っていない」
「SEOやコンテンツ設計の知見を持つ人材が社内にいない」
「責任者が決まっておらず、PDCAが回せていない」
このような体制では、記事を継続的に公開していても、品質や戦略の一貫性を保つことが難しく、成果につながりにくい状態になりがちです。
まずは、社内で協力体制を構築できないかを検討し、企画・制作・分析それぞれの役割分担と責任の所在を明確にすることが重要です。
そのうえで、不足しているリソースについては、外注や採用を含めた補完策も視野に入れておきましょう。
外部に依頼する際の注意点については、関連記事「【成功の秘訣】SEO対策を依頼する時に注意すべきことは?失敗しない業者選びのコツ5選」にまとめてあります。あわせて参考にしてください

オウンドメディア失敗を回避するチェックポイント
オウンドメディアの施策で失敗を避けるには、立ち上げ時や見直し時に確認しておくべきポイントがあります。
これらを押さえておくと、失敗につながりにくくなります。自社の運用に当てはめて、不足している点がないか確認してみてください。
具体的なターゲット設定ができているかを確認する
難易度:★★☆☆☆(初級)
所要時間:1〜2日
優先度:★★★★★
「マーケティング担当者」「経営層」のように、誰に届けたいかを具体的に決めておく必要があります。
ターゲットが曖昧なまま記事を作成すると文章のトーンや内容の難易度がぶれてしまい、どの読者にも深く刺さらないコンテンツになりがちです。
例えば、20代女性向けの商品を販売している企業が、ターゲットを絞り込まずに幅広い年齢層に向けてコンテンツを作成したとします。
福田 卓馬この場合、本来訴求すべき20代女性のニーズを捉えきれず、購買意欲を高められません。
できるだけターゲットの属性や背景を細かく設定し、イメージできるようにしましょう。
適切なSEO・LLMOを取り入れる
難易度:★★★★☆(上級)
所要時間:継続的
優先度:★★★★☆
検索流入を増やすには、従来のSEO(検索エンジン最適化)に加え、LLMO(検索AI向けのコンテンツ最適化)を意識した設計も重要になりつつあります。
(参考:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers)
AI検索やAIアシスタントにコンテンツが引用・推薦されやすくする施策。
AIに引用されると、検索結果の上部や回答枠として表示されるケースもあり、新たな流入経路として注目されています。

検索手段が多様化している現在では、キーワード選定や見出し構成・構造化データの整備などを、SEOとLLMOの両面から設計しておくことで、流入機会を広げやすくなります。
LLMOの考え方や具体的な取り入れ方については、関連記事「LLMOとは?基本情報からAI時代で生き残る対策方法まで徹底解説」をご覧ください。

SNSでコンテンツを拡散する
難易度:★★★★☆(中〜上級)
所要時間:継続的(週3回以上)+ 成果まで3〜6ヶ月
優先度:★★★☆☆
記事を公開したあと、SNS(X・Instagram・LinkedInなど)で共有すると、検索流入以外の経路から読者に届けやすくなります。
より多くのターゲットが利用しているプラットフォームを選び、記事の要点や読むメリットを端的に伝える投稿文を添えて配信しておきましょう。
福田 卓馬社内の関係者にシェアを依頼したり、記事内にSNSシェアボタンを設置したりすると、拡散のきっかけを増やせます。
オウンドメディア単体に頼らず、SNSと連携して認知と流入の機会を広げる設計にしておくと効率よく拡散できます。
PDCAサイクルを回して改善を重ねる
難易度:★★★☆☆(中級)
所要時間:月次〜四半期
優先度:★★★★★
オウンドメディアの成果を出すには、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のサイクルを定期的に回す必要があります。

PVやCV、検索順位などの数値を集計し、目標との差や傾向を確認したうえで、次に打つ施策を決めましょう。
数値を見ずに記事を出し続けても、何が効いているか把握しにくく、改善の方向性も見えません。
四半期や半期ごとに振り返りの機会を設け、仮説を立てて試し、結果を次の計画に反映させる習慣をつけておくと、失敗につながりにくくなります。
PDCAサイクルでオウンドメディアを具体的に改善する方法を知りたい方は「オウンドメディアの改善方法|失敗パターン別の改善施策と立て直しの進め方」の記事をご覧ください。

失敗しているオウンドメディアを立て直す3ステップ
オウンドメディアで成功を収めるには、具体的なステップを踏むことが重要です。ここでは、以下の3つのステップに分けて、オウンドメディア運営の方法を解説します。
福田 卓馬それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.目的・目標を設定する
オウンドメディアを立て直すうえで、最初に取り組むべきなのが「何を達成したいのか」という目的と目標の明確化です。
ビジネスに紐づくゴールを1つに絞り、あわせて数値目標や達成期限を設定しておきましょう。

目的が曖昧なまま記事や施策を増やしても、運営の軸がぶれてしまい、結果として成果につながりにくくなります。
明確な目的設定をしておくと、ターゲット選定やコンテンツ設計の判断基準が明確になり、一貫性のあるブレにくいオウンドメディア運営につながります。
オウンドメディアの目的設定を具体的に学び失敗を回避したい方は「オウンドメディアの目的5つと成功事例|始め方から注意点まで完全網羅」の記事をご覧ください。

2. ターゲットを明確化する
目的・目標を決めたら、そのゴールに近い読者を具体的に設定します。
以下を参考に業種・職種・役職・抱えている課題・意思決定の段階などを書き出し、ペルソナとして「誰に届けるか」を言語化しておきましょう。

ターゲットが曖昧だと、記事のトーンや難易度がばらつき、読者に刺さりにくい状態になりがちです。
設定したペルソナが検索しそうなキーワードや、読了後に取りたい行動(資料ダウンロード、問い合わせなど)もあわせて想定しておくと、コンテンツの軸がぶれにくくなります。
3. 読者の検索意図とニーズに応えるコンテンツを設計する
目的とターゲットが明確になったら、次は読者がどのようなキーワードで検索し、その裏にどのような悩みや意図があるのかを把握します。
そのうえで、検索意図やニーズに正しく応える記事を設計していきましょう。
福田 卓馬このとき、単にボリュームが多いキーワードを狙えばよいわけではありません。
読者が「何を知りたいのか」「どんな課題を解決したいのか」という背景まで読み取り、具体的で有益な情報として届けることです。
検索意図やニーズを正しく捉えたコンテンツは、滞在時間やPVの向上につながるだけでなく、結果としてCVにも結びつきやすくなります。
そのためには、読者のニーズを調査・分析し、検索意図に合ったキーワードを選定したうえで、質の高いコンテンツを作成するように意識しましょう。
福田 卓馬こうしたコンテンツ設計の積み重ねが、PV数アップの土台になります。

キーワード選定や見出し設計、導線の作り方など、より詳しいノウハウは「オウンドメディアサイト設計完全攻略【7STEP】」にまとめています。
自社メディアの立て直しを進める際の参考にしてみてください。

オウンドメディアのサイト設計手順をまとめた、30ページ超えの教科書コンテンツを無料配布中。ターゲット分析からキーワードの決め方、売上につながる導線設計まで完全網羅しているので、ぜひ無料で受け取って活用してみてください。
オウンドメディア運営に失敗した場合の判断
「自社のオウンドメディアは失敗しているかもしれない」と感じた場合でも、すぐに終了や縮小を決めるのではなく、数値と設計の両面から冷静に判断することが大切です。
最初に、以下のような状態が続いているかどうかチェックしてみましょう。
- 半年〜1年程度運営しているに、PV・CV・検索順位のいずれも改善が見られない
- コンテンツ戦略、運営体制といったサイト設計上の課題が明確になっておらず、改善の見通しも立たない
これらに当てはまる場合は、オウンドメディア以外の媒体での集客の検討や、リソースの縮小も選択肢の一つになります。
福田 卓馬「課題が見えている」「設計や運用を見直すことで改善できそう」といった状態であれば、オウンドメディアを立て直す価値は十分にあります。
特に、設計の見直しができていないまま成果が出ていないケースでは、改善によって状況が大きく変わることも少なくありません。
現時点で「失敗しているかどうか」ではなく、「改善できる余地が残っているかどうか」という視点で判断することが大切です。
まずは自社の数値(PV・CV・検索順位)と、ターゲット・戦略・体制といった設計要素を棚卸しし、継続すべきか、転換すべきかを冷静に見極めてみましょう。
オウンドメディアは意味ないのかを見極めて今後の方針を判断したい方は「オウンドメディアは意味ない?失敗の最大原因と成果を出すための見極め方」の記事をご覧ください。

オウンドメディアを立て直す3つのメリット
失敗を避け、設計と運用を見直してオウンドメディアを立て直すと、次の3つのメリットが得られやすくなります。
立て直しを検討している方は、自社に当てはまるメリットがないか確認してみてください。
認知度アップ
オウンドメディアを設計どおりに運用し、質の高い記事を継続的に発信していくことで、自社やサービス・製品の認知度を着実に高めることができます。
特に、読者が課題解決のために繰り返し検索する分野では、オウンドメディアを通じた認知向上の効果が表れやすい傾向があります。
| 分野 | 具体例 | 認知が高まる理由 | 期待される効果 |
|---|---|---|---|
| BtoBマーケティング・Web領域 | ・SEO ・Webマーケティング ・オウンドメディア運用 | ・課題が継続的に発生する ・「ノウハウを教えてくれる会社=信頼できる会社」と認識されやすい ・記事経由で指名検索や比較検討に入りやすい | 「SEOといえばこの会社」「オウンドメディアならここ」という状態を作りやすい |
| 業務効率化・SaaS・ITツール系 | ・業務自動化ツール ・会計・人事・労務システム ・プロジェクト管理ツール | ・導入前に必ず「調べる」工程がある ・比較・検討記事との相性が良い ・課題解決型コンテンツがそのまま商談導線になる | 「〇〇のやり方を調べていたら、自然とこのツールを知った」という流れが生まれる |
| 専門性の高い業界(士業・コンサルサービス) | ・法務・労務・税務 ・補助金・助成金 ・業界特化コンサル(製造業/建設業など) | ・情報の正確性・専門性が重視される ・表面的な記事との差が出やすい ・「詳しく書いている=任せても安心」という評価につながる | 「この分野のことは、この会社の記事を見ればいい」という想起ポジションを取りやすい |
これらの、課題解決型の記事を継続的に届けることで「この分野といえば、この会社」という印象を持ってもらいやすくなります。
検索結果やSNS上で何度も接触することで、専門性・信頼性が蓄積されていく状態そのものが、ブランディング効果です。
認知が高まると、
- 問い合わせ時に「以前から記事を読んでいました」と言われる
- 比較検討の初期段階から候補に入る
- 指名検索が増える
といった変化が起こりやすくなり、結果として問い合わせや商談のきっかけが増え、CVや売上にもつながりやすくなります。
Webメディアが儲からない状況を打開するマネタイズの具体策を知りたい方は「オウンドメディアのマネタイズ法7ステップ|成功事例と注意点を解説」の記事をご覧ください。

広告費の削減
オウンドメディアを通じて検索流入や認知を安定して獲得できるようになると、リスティング広告やディスプレイ広告など、広告に依存した集客から徐々に脱却しやすくなります。
記事が検索上位に表示され、安定した流入が生まれる状態になると、広告のように出稿を止めた瞬間に流入が途切れることがなくなります。
この点は、単発で費用が発生する広告施策と比べたときの大きな違いです。
オウンドメディアの立ち上げや立て直しにはコストと時間がかかりますが、一度軌道に乗れば、継続的に集客できる「資産」として機能し、長期的にはコスト効率の高い集客手段となります。

結果として、
- 広告費を抑えながら安定したリードを獲得できる
- 広告は短期施策、オウンドメディアは中長期施策と役割分担できる
といった形で、全体のマーケティングコスト最適化につながる点が大きなメリットです。
SEOとリスティング広告の違いについては、関連記事「【徹底比較】SEOとリスティング広告の違い9選!使い分けと併用についても解説」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

売上アップ
オウンドメディアを通じて問い合わせや資料ダウンロードなどのCVが安定して増えてくると、商談や成約につながりやすくなり、結果として売上への貢献が期待できるようになります。
課題解決型の記事や比較・検討フェーズ向けのコンテンツを用意しておくことで、すでに一定の理解や関心を持った状態の見込み顧客から問い合わせが入るようになります。
その結果、以下の効果が生まれ、成約率の向上につながりやすくなります。
- 商談時の説明工数が減る
- 初回から具体的な相談に入れる
- 成約までのリードタイムが短縮される
また、オウンドメディア経由のリードは、事前に記事を通じて企業やサービスへの理解が進んでいる傾向があります。
価格や条件だけで比較されにくく、受注単価や継続率が高くなるケースも少なくありません。
このように「認知拡大 → CV増加 → 商談化 → 成約」という流れが構築できると、オウンドメディアは中長期的に売上を支えるチャネルとして機能します。
失敗を乗り越えて成果を出したオウンドメディアの成功事例を見たい方は「オウンドメディアの成功事例20選|失敗しないための成功ポイントを徹底解説」の記事をご覧ください。

よくある質問
オウンドメディアのデメリットは?
主なデメリットは次のとおりです。
- 立ち上げや運用に工数・コストがかかる
- 成果が出るまでに長期間かかることが多い
- SEOやコンテンツ設計の知見がないと成果につながりにくい
一方で、目的とターゲットを明確にし、設計とPDCAを押さえて運用すれば、デメリットを抑えつつ成果を出しやすくなります。
オウンドメディアの運用はプロに依頼すべき?
「社内にSEOの知見を持つ人材がいない」「オウンドメディアを運営する余裕がない」といった場合、外注には次のメリットがあります。
- 専門家のノウハウを借りられる
- 企画・執筆・分析の工数を削減できる
- 検索順位やCVの改善事例を踏まえた設計を受けられる
うまくいっていない場合は、一度プロに相談してみてもよいでしょう。
オウンドメディアの運用をプロのコンサル会社に依頼したい方は「オウンドメディアのコンサル会社おすすめ12選|選び方や費用相場も紹介」の記事をご覧ください。

なお、EXTAGEでは、オウンドメディアの設計から運用改善まで一貫してサポートしています。「何から見直せばいいかわからない」という方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
✓ SEO対策、何から始めればいいか分からない
✓ 今の施策が正しいのか判断できない
✓ 外注したいが、どこに頼めばいいか分からない
\200社以上の支援実績/
※ 無理な営業は一切しません|オンライン対応可
効果測定でおすすめのツールは?
効果測定では、以下のツールがおすすめです。いずれも無料で使用できます。
| ツール | 詳細 |
|---|---|
| Google Analytics | PV・セッション数・直帰率・CV数などを計測できる |
| Google Search Console | 検索表示回数・クリック数・検索順位を確認できる |
この他にも多くのツールがあります。
自社のKPI(PV数・CV・検索順位など)に合わせて、必要な数値を取れるツールを選び、定期的に振り返る習慣をつけておきましょう。
オウンドメディアとホームページは違うの?
両者には、主に以下3つの違いがあります。
| オウンドメディア | ホームページ | |
|---|---|---|
| 特徴 | ・ターゲットの課題や関心に応える媒体 ・検索流入や認知拡大、問い合わせ・商談につなげる目的の媒体 | ・企業やサービスの紹介 ・会社概要や製品、問い合わせ先などを掲載する窓口 |
| ターゲット | 狭い特定の層 | 広い一般向け |
| 更新頻度 | 多い | 多い |
同じ自社サイト内に両方を持つケースも、別ドメインで運用するケースもあります。
両者の役割の違いや設計のポイントについては、関連記事「オウンドメディアとホームページの違いは運用する目的|成果を生む使い分けを解説」で詳しく解説しています。

具体的なSEOのコツは?
押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 読者の検索意図に合うキーワードを選ぶ
- 検索意図に応える見出しと本文を設計する
- 関連記事同士を内部リンクでつなぎ、サイト全体の評価を高める
- タイトルやメタディスクリプションを整え、クリックされやすい表示にする
失敗を避けるために正しいSEO対策を実践したい方は、関連記事「オウンドメディアのSEO対策|失敗しないための施策」の記事をご覧ください。

オウンドメディアの運用代行やコンサルティングの費用相場は?
オウンドメディアの運用代行・コンサルティングの費用相場は、月額10万円前後〜数十万円程度が一般的です。
ただし、依頼する業務範囲や契約内容によって金額には大きな差があります。
- 記事制作のみを外注する場合
-
記事単価や本数にもよりますが、月額10万円前後〜30万円程度が目安になるケースが多く見られます。
- 上流工程まで含めたコンサルティングを依頼する場合
-
以下のように、総合的なSEOコンサルティングを依頼する場合は、月額数十万円規模になることも珍しくありません。
- 戦略設計
- キーワード選定
- サイト設計の見直し
- 効果測定や改善提案
また、「自社でどこまで対応できるのか」「どこからを外注に任せるのか」
によっても費用は大きく変わります。
福田 卓馬そのため、複数社に相談し、支援範囲と費用のバランスを比較検討することが重要です。
オウンドメディアの運用代行会社の費用相場やおすすめ会社をさらに詳しく比較したい方は「オウンドメディア運用代行おすすめ12選|費用相場・選び方・成功事例を徹底解説」の記事をご覧ください。

多くの企業では、ゴール設定やCV導線などを整理し、サイト設計を見直したうえで運用を再開した結果、問い合わせやリードが増え始めたというケースが見られます。
サイト設計や体制づくりを一から整理したい場合は、設計の手順をまとめた「オウンドメディアサイト設計完全攻略【7STEP】」をご覧ください。
ECサイトはオウンドメディアをやるべき?
オウンドメディア運用を検討するべきです。
ECサイトだけでは集められない、潜在層の集客や認知拡大に役立つ可能性があります。
ただし、オウンドメディアからECサイトへの集客にはコツがあり、何も考えずに運用してもまず失敗してしまうでしょう。
ECサイトのオウンドメディアでアクセスを売上につなげる方法を知りたい方は「ECオウンドメディアで成果を出す7ステップ|よくある課題と成功事例」の記事をご覧ください。
