「SEOって聞いたことはあるけど、具体的に何をすることなの?」
「なぜそんなに重要だと言われているの?」
こんな疑問を感じて「SEOを勉強しよう!」と思っても、何から学べば良いかわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SEO(検索エンジン最適化)に関する基礎知識を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
- 【結論】SEOは「サイトへの訪問者を増やすため」に行う対策
- SEO対策が重要視される4つの理由
- SEO対策で得られる3つのメリット
- 即効性の高いSEO対策4選
- SEOに関するよくある質問
これからSEOに取り組もうとしている方や、一度挫折して学び直したい方も、ぜひ参考にしてみてください。
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【結論】SEOとは「サイトへの訪問者を増やすため」に行う対策
本項目ではSEOの基礎知識について解説します。
- SEOとは「検索エンジン最適化」のこと
- SEOの目的について
- 検索エンジンがサイトの順位を決める仕組み
くわしく、丁寧に解説していきます。
1.SEOとは「検索エンジン最適化」のこと
SEOとは「Search Engine Optimization」の略語であり、和訳すると「検索エンジン最適化」となります。
具体的には、Googleの検索エンジンで、自分のサイトが上位に表示されるようにするための対策です。
簡単に言えば、書店で自分の本が売れるように目立たせる作業です。
次の表は、サイトを本に例えて、タイトルや目次の役割をわかりやすくしたものです。
本での例え | 本での役割 | サイトでの役割 |
---|---|---|
タイトル | 本のタイトル | サイトのタイトル |
目次 | 各章のタイトル一覧 | サイトマップ(サイトの地図) |
内容 | 本文 | コンテンツや記事 |
カバー | 表紙 | サイトのデザインや見栄え |
帯 | 内容の要約 | サイトの概要(メタディスクリプション) |
次に、それぞれの項目が、検索エンジンにどのような情報を渡しているかは、次の表を見てみましょう。
項目 | 検索エンジンでの役割や効果 |
---|---|
タイトル | 検索結果で表示されるページのタイトル。 検索エンジンにページの内容を伝える。 |
サイトマップ | サイトの内容を伝える地図のようなもの。 新しいページや更新ページの内容を検索エンジンに知らせる。 |
コンテンツ | ユーザーに提供する情報。 サイトの検索順位を決める重要な要素のひとつ。 |
デザイン | サイトの見た目や使いやすさ。 ページの表示速度や、使いやすさもSEO評価に影響する。 |
サイトの概要 (メタディスクリプション) | 検索結果に表示されるページの説明文。 検索エンジンにページ内容の概要を伝える。 |
これらの項目を、検索エンジンに正しく評価してもらうことで上位表示されやすくなります。
そのために、サイトの内容を調整するのが「SEO」の目的です。
2.検索エンジンがサイトを登録するまでの流れ
検索エンジンがサイトを登録する流れは、下記の通りです。
- 新しいページを探して巡回する(クローリング)
- 見つけたページをデータベースに登録する(インデックス)
- 登録したページを表示する(ランキング)
検索エンジンのクローラー(自動巡回プログラム)がインターネット上のサイトを巡回し、新しいページを収集する作業のこと。
最初に、クローラーはリンクをたどって新しいページを発見し、データベースに登録します。
クローリングの段階では、検索結果に表示されません。
クローラーが収集した情報を、検索エンジンのデータベースに保存する作業を指す。
クローラーが発見したページは、内容を解析した後、検索エンジンのデータベースに登録されます。
その後、登録された情報が検索エンジンによってランク付けされ、検索結果に反映されるという流れです。
検索キーワードに応じて、関連性の高いページを探し出した後、検索結果に表示する段階。
最後に、ユーザーが入力した検索キーワードと関連性の高いページを、データベースから探し出します。
ページが発見されると、検索エンジンのアルゴリズムに基づき、評価の高いページから順に検索結果に表示される仕組みです。
SEOは、常に変化する検索エンジンのアルゴリズムに対応しなければいけません。
そのため、SEO対策には専門知識と経験が求められます。
複雑なSEO対策は、専門家によるアドバイスを求めることも効果的です。
SEO対策が重要視される4つの理由
本項目では、SEO対策が重要視される4つの理由を解説していきます。
- サイトへのアクセスを増やすため
- 信頼性を高めるため
- 集客するため
- ユーザー満足度を高めるため
ひとつひとつ、チェックしていきましょう。
1.サイトへのアクセスを増やすため
SEO対策の目的は、自分のサイトを検索上位に表示させることにあります。
なぜなら、検索1位と2位以下のサイトでは、リンクのクリック率が大きく異なるためです。
検索順位と、各順位のクリック率をまとめた表を見てみましょう。
1位のクリック率は39.8%ですが、4位以下は約2~7%と大きく低下していることがわかります。
このように、サイトへのアクセスを増やすためには、検索上位に表示されることがポイントです。
1位以下では、SEO対策の成果が出にくいことを覚えておきましょう。
2.信頼性を高めるため
SEO対策を実施したサイトは、信頼性が向上する効果もあります。
例えば、新しいスマホを購入しているユーザーが、「最新 スマホ 比較」と検索したとしましょう。
この時、検索1位(一番上)に表示されたサイトには「自分が欲しい情報がある」と、無意識に思うのではないでしょうか。
このように、検索上位に表示されるサイトは見てもらいやすくなり、アクセス数が増えます。
「アクセス数が多いと信頼性が高い」と評価される傾向があるため、間接的にサイトの信頼性が高まるのです。
3.集客するため
自社の商品やサービスに興味がある人に対して集客効果があることも、SEO対策が重要視される理由です。
例えば「地元で小さなパン屋を経営している人」が売上アップを狙う場合をイメージしてみましょう。
- 町中で無作為にチラシを配る
- 地元の飲食店が集まるイベントでチラシを配る
売上アップが目的なら、後者のように「地元の飲食店」に関心を持つ人にアピールする方が効果的です。
SEO対策も同様で、商品やサービスに関するキーワードで検索上位を狙えば、関心のあるユーザーに見てもらいやすくなります。
また、ユーザーが満足するコンテンツを用意しておけば、商品購入や問い合わせにもつながりやすくなるでしょう。
コンテンツの質が良ければ、リピーターになってくれる可能性も高まります!
こちらの記事「【脱・初心者】SEO記事の書き方5ステップ!注意点とコツも紹介」では、高品質なコンテンツ作りに欠かせないSEO記事のテクニックを紹介しています。
SEO記事を書くための準備から、実際の書き方まで詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
4.ユーザー満足度を高めるため
SEO対策では、ユーザーが迷わず情報にたどり着けるように、サイトの構造を調整することも重要です。
検索エンジンは『サイトの使いやすさ』も評価するためです。
スーパーマーケットで買い物する場面をイメージしてみてください。
- 商品がきちんと整理され、わかりやすい案内表示がされている。
- 商品が雑に並べられ、どこにあるかもわからない。
買い物がしやすいのは、前者だと思う人がほとんどでしょう。
サイト構造も同じで、使いやすいサイトはユーザー満足度も上がりやすく、検索エンジンからも評価されやすくなります。
使いやすいサイトにするためのポイントは、以下の通りです。
- 視覚的にわかりやすいレイアウトになっている
- どこに何のコンテンツがあるのかが直感的に理解できる
- 文章が読みやすい
- ページの表示速度が速い
- スマホでも快適に利用できる
コンテンツの質も大事ですが、サイトの使いやすさを調整することも重要ということを、覚えておきましょう。
SEO対策で得られる3つのメリット
次に、SEO対策によって得られるメリットについて見ていきましょう。
- 検索エンジン経由で自然に集客できる
- 競合サイトよりも多くの人にアピールできる
- 新しい顧客を獲得できる可能性が生まれる
それぞれ解説していきます。
1.検索エンジン経由で自然に集客できる
ひとつ目のメリットは、検索エンジンを経由した、自然な形での集客ができることです。
例えば自社サイトが「プログラミング 初心者 教材」というキーワードで検索した際に1位に表示されているとしましょう。
プログラミング学習に関心のある人は、自然と1位のサイトを見る可能性が高いと考えられます。
このように、上位表示されることでサイトを見てもらいやすくなるため、費用対効果の高い集客が可能です。
検索上位を維持できれば、安定した集客が見込める点もメリットです。
2.競合サイトと差別化できる
SEO対策を行うことで、競合サイトよりも多くの人に自社サイトをアピールできる点も、メリットのひとつです。
ユーザーは、同じキーワードで検索した場合、上位に表示されたサイトの方を信頼し、クリックする傾向があります。
そのため、SEO対策によって検索上位を狙うことは、競合と差別化する意味でも効果的です。
自分のサイトで差別化できるポイントをチェックしてみましょう。
3.新しい顧客を獲得できる可能性が生まれる
SEO対策を行えば、商品やサービスを知らない潜在顧客にもアプローチすることも可能です。
検索結果からサイトを見てくれたユーザーは、商品やサービスに興味を持っている可能性が高いため、成約に結びつくことも期待できます。
特に、競合他社が取り扱っていないサービスなどを紹介して独自性をアピールできれば、新しい顧客を獲得しやすくなるでしょう。
新しい顧客のアクセスが増えれば、サイトの評価向上も期待できます!
即効性の高いSEO対策4選
本項目では、即効性が高いSEO対策を4つ紹介します。
- 読者の目を引くタイトルを付ける
- ページの内容が伝わる説明文を書く
- 見出しを読むだけで内容が伝わるようにする
- 画像の容量やフォーマットを最適化する
ひとつずつ解説していきます。
1. 読者の目を引くタイトルを付ける
タイトルは、検索結果に表示されるテキストであり、SEOでも重要な要素のひとつです。
目立つ部分ですので、読者の目を引く魅力的なタイトルを考えましょう!
読者にとって魅力的に感じるタイトルを付けるには、次の方法を参考にしてみてください。
魅力的なタイトルを付けるコツ | 効果・理由 |
---|---|
狙っているキーワードを含める | 読者にページの内容を伝える |
30~35文字以内に納める | 30文字以上はスマホで見切れてしまうため |
クリック率が上がる言葉を加える | 読者の興味を引く(例:コツ、簡単、裏ワザ) |
できる限り文字を入れる | 記事の具体性や信憑性が高まる |
他に知りたいと思う内容を含める | 読者の好奇心を刺激する |
例えば、「SEO タイトル 付け方」をキーワードとしたタイトルを以下に紹介します。
- タイトル:【事例つき】SEOに強いタイトルの付け方5選!手順とポイントも解説
- 文字数 ⇒ 33文字
- 読者の興味を引く言葉 ⇒ 【事例つき】
- 狙うキーワード ⇒ SEOに強いタイトルの付け方
- 数字を入れる ⇒ 5選
- 読者が他に知りたいと思う内容を含める ⇒ 手順とポイントも解説
なお、こちらの記事「【事例つき】SEOに強いタイトルの付け方5選!手順とポイントも解説 」では、より詳細なタイトルの付け方を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
2. ページの内容が伝わる説明文を書く
ページの説明文(メタディスクリプション)は、検索結果のページでタイトルの下に表示される文章のことです。
ページの内容を読者に伝える効果があるため、タイトルと同じく、クリック率に影響を及ぼす項目と言えます。
タイトルと同じく、読者にページ内容が伝わる文章を制作しましょう!
具体的には、次のコツに沿って設定するのが効果的です。
- 120〜160文字程度で簡潔に説明する
- 狙うキーワードを自然に含める
- 記事を読むことで得られるメリットを紹介する
- 行動を促す言葉を入れる(例:「チェックしましょう!」)
魅力的なメタディスクリプションを作成することで、クリック率の向上やPV数アップも期待できます。
3. 見出しを読むだけで内容が伝わるようにする
見出しは、ページの構造を明確にするとともに、記事の内容を読者と検索エンジンに伝える「目次」のようなものです。
SEOにおいては「見出しタグ」と呼ばれており、多くはH1~H3の3種類が使われています。
それぞれの概要は次の通りです。
- H1:メインタイトルに使用。1ページに1つだけ使用する。
- H2:大項目用の見出し。H1の下に使用する。
- H3:中項目の見出し。H2の下に使用し、具体的な情報を記載する。
適切に見出しタグを設定すると、視覚的に記事の構成が理解できるため、ユーザビリティの向上にもつながります。
見出しタグを設定する際は、要点を簡潔にまとめることが重要です。
簡潔な見出しを設定するためには、3つのポイントを意識しましょう。
- 記事に関連するキーワードを含める
- 内容が想像できる文章にする
- スマホで折り返さない長さにする(10~15文字程度)
これらのポイントを意識すれば、読者と検索エンジンにとってわかりやすい見出しを作成できます。
4.画像の容量やフォーマットを最適化する
画像の最適化は、ページの読み込み速度を向上させ、ユーザーのストレスを軽減する効果があります。
比較的簡単に実施できて、SEO効果も高い対策です。
実施される画像のSEO対策は、次の3つです。
対策内容 | 効果・理由 |
---|---|
代替テキストを挿入する | 画像の内容を検索エンジンに伝える |
容量の軽いフォーマットを使う 画像の解像度を小さくする | 画像容量の削減とページの表示速度を上げる |
中でも効果的なのは「WebP」と呼ばれる画像フォーマットを使用することであり、従来画像よりも3割ほど容量を削減できます。
画像を最適化し、ページの表示速度が上がれば、ユーザー満足度向上にもつながります。
こちらの記事「【集客・売上UP】中小企業がおこなうべきSEO対策13選!サイト設計・記事制作・外部対策別に解説」では、さらに詳しくSEO対策の詳細を解説しています。
「自社でも実施できるSEO対策はあるんだろうか?」と気になる方は、参考にしてみてください。
SEOに関するよくある質問
本項目では、SEOに関する質問をまとめています。
- SEO対策にはどのくらいの期間がかかりますか?
- SEO対策でやってはいけないことはなんですか?
- SEO対策を外注する場合、どのような点に注意すべきですか?
SEO対策を始める前の参考にしてみてください。
1.「SEO対策にはどのくらいの期間がかかりますか?」
SEO対策の効果は通常3〜6ヶ月程度で現れ始めます。
しかし、実際は競合サイトの状況や業界によって、成果が出るまでの期間は異なるため、参考程度にしましょう。
成果が出るまでの期間を短縮したい場合には、コンテンツの質を高めるなどのSEO対策を、根気強く続ける必要があります。
継続的かつ戦略的に取り組むことで、成果につながりやすくなります。
2.「SEO対策でやってはいけないことはなんですか?」
SEO対策で禁止されているのは、検索エンジンからペナルティを受け、サイトの評価を下げる行為です。
代表的なものをいくつかご紹介します。
- 不自然な流れでキーワードを詰め込む
- 他のサイトからコンテンツをコピーする
- 隠しテキストとしてキーワードを詰め込む
- スパムサイトなどの低品質なリンクを獲得する
- 誇大広告や釣りタイトルを用いてユーザーを誤解させる
これらの行為が検索エンジンに発見されると、最悪の場合、検索結果から消えてしまうこともあります。
不正な手法に頼らず、堅実にSEO対策を行うことが大切です!
3.「SEO対策を外注する場合、どのような点に注意すべきですか?」
外注先の実績や、提案内容の具体性、コミュニケーション能力などを重点的にチェックしましょう。
実績に乏しい業者に依頼してしまうと、思うような成果が得られない可能性が高まります。
外注を依頼する際は、過去に担当した事例でどのような成果を上げたのかを、データや数値でチェックしておくことが重要です。
外注業者に関する口コミや、SNS上の評判をチェックするのもおすすめです!
こちらの記事【徹底解説】SEO対策の費用相場や外注で得られる3つの効果・業者選びのポイントを紹介」では、外注先の選び方をわかりやすく解説しています。
「自社で対策するのは難しそう」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SEOに関するご相談はEXTAGE株式会社へ
SEOはサイト評価を上げるために重要な作業ですが、常に対策内容が変化し続ける複雑な分野です。
基本的な対策は自社で始められますが、より効果的な戦略立案や、最新のアルゴリズムへの対応には、専門家のサポートが不可欠です。
EXTAGE株式会社では、さまざまなサイトの検索順位を改善してきた実績を元に、相談内容に合わせたSEO対策を提案いたします。
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