SEO重複コンテンツの3つの影響!Googleペナルティを避ける9つの対策
「重複コンテンツって、一体何?」
「SEOに悪影響があるのは知っているけど、具体的にどんな影響があるの?」
「自分のサイトに重複コンテンツがあったら、どうすればいいの?」

Webサイトを運営している方にとって、重複コンテンツはSEO対策の大きな悩みの種ですよね。
重複コンテンツがあると、検索順位が下がるだけでなく、Googleからペナルティを受ける可能性もあるため、早急に対策する必要があります。
本記事では、SEO初心者の方でも分かりやすく、重複コンテンツの定義からSEOへの影響、具体的なチェック方法と対策までを網羅的に解説します。
- SEO重複コンテンツの定義と種類
- 重複コンテンツがSEOに及ぼす3つの悪影響
- SEO重複コンテンツの3つのチェック方法
- SEO重複コンテンツによるGoogleペナルティを避ける9つの対策
この記事を読めば、重複コンテンツの不安を解消し、検索エンジンに好まれるWebサイトを構築できるようになります。ぜひ最後まで読んで、SEO対策にお役立てください。
本記事の執筆者


福田 卓馬
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』


加藤 瞭
EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
なお、EXTAGE株式会社では、SEO対策やWebコンテンツ制作、Web集客などさまざまな形で企業や個人のビジネスをサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください!
SEOにおける重複コンテンツとは?種類と発生原因を解説


重複コンテンツとは、Webサイトの内外を問わず、内容が完全に同一であるか、または類似しているコンテンツが、複数の異なるURLで公開されている状態を指します。



ユーザーにとっては同じ情報源であるにも関わらず、検索エンジンはURLが異なるため別のページとして認識します。
重複コンテンツにはいくつかの種類があります。
完全一致 | 部分一致 |
---|---|
テキストや画像など全ての内容が同じ状態 | 大部分が同じで一部のみ異なる状態 |
サイト内重複 | サイト外重複 |
---|---|
自社サイト内の異なるURLで発生 | 自社サイトと他のサイトの間で発生 |
発生原因は様々です。技術的な問題としては、「www」の有無や「http/https」の混在、URL末尾のスラッシュ有無、パラメータ付きURLなどが挙げられます。意図しないコンテンツの複製や、外部サイトへのコンテンツ配信(コンテンツシンジケーション)、悪意のある第三者によるコンテンツの盗用も原因となり得ます。
種類と原因を理解することが、対策への第一歩となります。Googleも重複コンテンツに関するガイドラインを示しており、理解を深めることが重要です。
SEOに悪影響!重複コンテンツが引き起こす3つの問題


重複コンテンツは、WebサイトのSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。放置すると、せっかく作成したコンテンツが評価されず、サイト全体のパフォーマンス低下に繋がる恐れがあります。
主な問題点は以下の3つです。
- 検索順位の低下
- クロール効率の低下
- ユーザー体験の悪化
これらは相互に関連し合い、サイトの信頼性や集客力にダメージを与える可能性があります。各問題について、事例を交えながら解説します。
1. 検索順位の低下
検索順位の低下は、重複コンテンツが引き起こす問題の一つです。
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーに多様で価値のある情報を提供することを目指しています。そのため、同じ内容のコンテンツが複数のURLで存在する場合、どのページを検索結果の上位に表示すべきか判断に迷うことがあります。



その結果、検索エンジンは重複しているページの評価を分散させたり、正規と判断したページ以外をインデックスから除外したりするため、関連ページの検索順位が下がってしまう可能性があります。
具体的には、Googleは重複コンテンツをフィルタリングし、代表的(正規)と判断したURLのみを検索結果に表示しようとします。正規URLとして選ばれなかったページは、検索結果に表示されにくくなります。
また、複数の類似ページが存在することで、1つのページに集まるはずだった被リンク評価が分散することも、順位低下の一因となります。例えば、あるECサイトが色違いの商品ごとに別々のURLでページを作成し、商品説明文がほぼ同じだった場合、各ページの評価が分散し、どの商品ページも上位表示されにくくなるケースが考えられます。
2. クロール効率の低下
クロール効率の低下も、重複コンテンツが見過ごせない問題点です。
Googlebotなどのクローラーは、Webサイトを巡回して情報を収集し、検索データベースに登録(インデックス)します。しかし、サイト内に重複コンテンツが多数存在すると、クローラーは同じ内容のページを何度もクロールすることになり、限られたクロールリソース(クロールバジェット)を消費してしまいます。
クローラーが重複コンテンツの処理に時間を費やすことで、本来クロールしてほしい重要な新規ページや更新ページの発見・インデックス登録が遅れる可能性があります。
特にページ数が多い大規模なサイトでは、クロール効率の低下はサイト全体のSEOパフォーマンスに影響を与えます。新しい情報がなかなか検索結果に反映されなかったり、サイト構造の変更が認識されにくくなったりする恐れがあります。



ある調査では、重複コンテンツが多いサイトはクロール効率が低下するというデータもあり、サイト運営において無視できない問題と言えます。
3. ユーザー体験の悪化
重複コンテンツは、検索エンジンだけでなく、サイトを訪れるユーザーの体験にも悪影響を及ぼします。
ユーザーがサイト内で情報を探している際に、同じ内容のページに何度も遭遇すると、「情報が整理されていない」「使いにくいサイトだ」と感じるでしょう。その結果、サイトに対する信頼性や利便性が低下し、ユーザーはサイトから離脱しやすくなります。
例えば、ECサイトで同じ商品のページが複数存在すると、ユーザーはどのページで購入すべきか迷い、購入プロセスを中断してしまうかもしれません。



また、ブログ記事で似た内容の記事が複数あれば、ユーザーは求める情報にたどり着くまでに時間を費やすことになり、不満を感じる可能性があります。
ユーザー体験の悪化は、直帰率や離脱率の上昇、コンバージョン率の低下に直結します。ユーザーにとって価値のある、使いやすいサイトを提供するためにも、重複コンテンツへの対策は不可欠です。
EXTAGE株式会社では、重複コンテンツに関してだけでなく、SEO対策でお悩みの方へ全面的にサポートしております。気になった方はぜひ、ご相談ください!
\お気軽にご相談ください!/
3つの方法でSEO重複コンテンツをチェック!


重複コンテンツによるSEOへの悪影響を避けるためには、まず自社サイト内に重複コンテンツが存在しないか定期的にチェックすることが重要です。ここでは、代表的な3つのチェック方法を紹介します。
- Google検索で重複コンテンツを確認
- Google Search Consoleで重複コンテンツを確認
- 重複コンテンツチェックツールを活用
方法を組み合わせることで、重複コンテンツを発見し、対策を講じることが可能です。各方法について、手順を見ていきましょう。
1. Google検索で重複コンテンツを確認
Google検索を利用する方法は、手軽に重複コンテンツの可能性を確認できます。
自社サイト内の特定のページの文章の一部(特徴的なフレーズや一文など)をコピーし、Googleの検索窓に貼り付けて検索してみましょう。もし検索結果に、コピーした文章を含む自社サイトの別のURLが表示された場合、重複コンテンツの疑いがあります。



検索演算子を活用する方法も有効です。
「site:ドメイン名」と検索することで、指定したドメイン内でGoogleにインデックスされているページの一覧が表示されます。一覧を目視で確認し、タイトルやスニペット(検索結果の説明文)が酷似しているページがないかチェックします。
また、検索結果のURLの末尾に「&filter=0」というパラメータを追加して再検索すると、Googleによる重複コンテンツのフィルタリング機能が無効化され、通常は表示されない類似ページも表示されることがあります。これにより、より多くの重複候補を発見できる可能性があります。
2. Google Search Consoleで重複コンテンツを確認
Google Search Consoleは、Webサイトの管理者向けにGoogleが提供している無料ツールで、サイトの検索パフォーマンスやインデックス状況を確認するために不可欠です。重複コンテンツのチェックにおいても役立ちます。
Search Consoleにログインし、左側メニューの「インデックス作成」セクション内にある「ページ」レポートを確認します。
レポート内の「ページがインデックスに登録されなかった理由」の項目に
重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
上のようなメッセージが表示されている場合、Googleが重複コンテンツと判断したページが存在することを示しています。



メッセージをクリックすると、該当するURLのリストを確認できるため、どのページが重複とみなされているのか把握し、対策を検討できます。
3. 重複コンテンツチェックツールを活用
手動でのチェックに加え、専用の重複コンテンツチェックツールを活用することで、効率的かつ網羅的に重複を発見できます。ツールは、Webサイト全体をクロールし、類似したコンテンツを持つページを自動で検出する機能を備えています。
サイト内の重複コンテンツチェックに特化したツールとしては「Siteliner」などが有名です。



指定したURLを入力するだけで、サイト内の重複ページや類似ページ、リンク切れなどを検出します。
また、サイト外の重複、つまり他のWebサイトとのコンテンツの類似性をチェックしたい場合は、「Copyscape」のようなツールが役立ちます。自社コンテンツが他のサイトに無断でコピーされていないかなどを確認するのに有効です。
有料のツールもありますが、無料プランやトライアルを提供しているものも多いため、自社の状況に合わせて活用を検討すると良いでしょう。ツールは、手作業では見つけにくい重複コンテンツを発見する手助けとなります。
SEO重複コンテンツの悪影響を回避する9つの対策


重複コンテンツを発見したら、放置せずに適切な対策を講じることが重要です。対策を怠ると、検索順位の低下やクロール効率の悪化、ユーザー体験の低下といった問題が深刻化し、最悪の場合Googleからペナルティを受けるリスクがあります。



ここでは、重複コンテンツの悪影響を回避し、Googleペナルティを受けないための9つの対策方法を解説します。
- 301リダイレクトでURLを恒久的に変更
- canonicalタグで正規URLを指定
- noindexタグで検索エンジンへのインデックスを制御
- hreflangタグで多言語サイトの重複を回避
- 類似コンテンツを統合して重複を解消
- 不要な重複コンテンツを削除
- コンテンツシンジケーションで重複を発生させないための対策
- 著作権侵害による重複コンテンツにはGoogle削除要請
- 重複コンテンツチェックツールを活用
9つの対策について、表にまとめると以下のようになります。
対策方法 | 概要 | 主な利用シーン |
301リダイレクト | 旧URLから新URLへ恒久的に転送し、評価を引き継ぐ | URL変更時、サイト移転時、www有無やhttp/httpsの統一 |
canonicalタグ | 複数の類似ページの中から正規URLを指定する | パラメータ付きURL、ECサイトの色違い商品ページ、PC/スマホ別URL |
noindexタグ | 特定のページを検索結果に表示させないようにする | 低品質ページ、テストページ、一時的なキャンペーンページ、シンジケーション先のページ |
hreflangタグ | 多言語・多地域サイトで言語・地域ごとのURLを指定する | 同一コンテンツの多言語版・多地域版が存在する場合 |
コンテンツ統合 | 類似した内容の複数ページを1つにまとめる | 内容が薄く類似したページが複数存在する場合 |
コンテンツ削除 | 不要で価値の低い重複ページを削除する | 明らかに不要でアクセスもない重複ページ |
コンテンツシンジケーション対策 | 配信先にcanonicalタグやnoindexタグの設定を依頼する | 外部サイトにコンテンツを提供・配信する場合 |
Google削除要請 | 著作権侵害コンテンツの削除をGoogleに申請する | 自社コンテンツが無断でコピー・転載されている場合 |
チェックツールの活用 | ツールを使って定期的に重複をチェックする | 継続的なサイト管理、効率的な重複発見 |
状況に応じて対策を組み合わせることで、重複コンテンツの問題を解決し、SEO効果を高めることができます。各対策について解説します。
1. 301リダイレクトでURLを恒久的に変更
Webサイトの構造変更やURLの正規化(例: wwwの有無、http/httpsの統一)などにより、ページのURLを恒久的に変更する必要が生じた場合、301リダイレクトの設定が不可欠です。
301リダイレクトは、特定のURLへのアクセスを別のURLへ永続的に転送する処理を意味します。設定を行うことで、旧URLにアクセスしたユーザーや検索エンジンクローラーを新URLへ誘導できます。
SEOの観点からは、301リダイレクトは旧URLが持っていた検索エンジンからの評価(被リンク評価など)を新URLへ引き継ぐ効果があります。



適切に設定すれば、URL変更に伴う検索順位の低下リスクを抑えることが可能です。
また、旧URLと新URLが両方ともインデックスされ、重複コンテンツとして扱われるのを防ぐことができます。例えば、サイト全体をhttpからhttpsへ移行する際には、全てのhttpページから対応するhttpsページへ301リダイレクトを設定することが推奨されます。
設定方法はサーバー環境によって異なりますが、.htaccessファイルやサーバーの設定パネルから行うのが一般的です。
2. canonicalタグで正規URLを指定
ECサイトの商品ページ(色違いやサイズ違いでURLが分かれているが内容は類似している場合)や、パラメータが付与されたURL(例: ソート順や表示件数を変更するパラメータ)など、Webサイトの仕様上、類似した内容のコンテンツが複数のURLで存在してしまうケースはあります。
このような場合に有効なのがcanonical(カノニカル)タグです。canonicalタグは、HTMLのセクション内に記述し、複数存在する類似ページの中で「どのURLが正規のページ(検索エンジンに評価・インデックスしてもらいたいページ)であるか」を伝えるためのタグです。
canonicalタグを適切に設定することで、検索エンジンは指定された正規URLに評価を集約しようとします。これにより、重複コンテンツによる評価の分散を防ぎ、正規ページの検索順位向上に繋がる可能性があります。
例えば、商品Aの赤色ページ(URL: /productA-red)と青色ページ(URL: /productA-blue)があり、赤色ページを正規としたい場合、青色ページのHTMLに “ のように記述します。



ただし、canonicalタグは検索エンジンへの「推奨」であり、指定通りに処理されるとは限らない点に注意が必要です。
3. noindexタグで検索エンジンへのインデックスを制御
Webサイトの中には、検索結果に表示させる必要のないページや、表示させたくないページが存在することがあります。



例えば、会員専用ページ、内部的なテストページ、内容が非常に薄いページ、期間限定のキャンペーンページなどです。
ページが他のページと内容的に重複している場合、重複コンテンツとみなされるリスクがあります。このような場合に有効なのがnoindexタグです。
noindexタグは、HTMLのセクション内、またはHTTPヘッダーで指定し、「このページを検索エンジンのインデックスに登録しないでください」とクローラーに指示するためのメタタグです。
noindexタグが設定されたページは、検索結果に表示されなくなります。これにより、意図しないページがインデックスされて重複コンテンツと判断されたり、サイト全体の評価を下げたりするのを防ぐことができます。
例えば、内容の薄いアーカイブページなどにnoindexタグを設定することで、より重要なページに評価を集中させることが可能です。
ただし、noindexタグは重要なページに設定してしまうと検索流入が激減するリスクがあるため、使用には慎重な判断が必要です。
4. hreflangタグで多言語サイトの重複を回避
グローバルに展開しているWebサイトなど、同じ内容のコンテンツを複数の言語や地域向けに提供している場合、それぞれの言語・地域に対応したページが存在します。ページは内容が類似しているため、検索エンジンに重複コンテンツとみなされる可能性があります。
多言語・多地域サイト特有の重複問題を解決するために用いられるのがhreflangタグです。
hreflangタグは、HTMLのセクション内、HTTPヘッダー、またはサイトマップで指定し、特定のページに対して「対応する言語と地域」を検索エンジンに伝えるための属性です。
例えば、同じ内容の日本語ページと英語ページがある場合、日本語ページには英語ページの存在とURLを、英語ページには日本語ページの存在とURLをhreflangタグで相互に指定します。これにより、検索エンジンは各ページが特定の言語・地域のユーザー向けであることを理解し、検索ユーザーの言語や地域設定に合わせて適切なページを検索結果に表示させることができます。



結果として、重複コンテンツの問題を回避し、各言語・地域でのSEO効果を高めることに繋がります。
5. 類似コンテンツを統合して重複を解消
サイト内に内容が似通っており、それぞれ単体ではユーザーにとって価値が高くないページが複数存在する場合、1つの質の高いページに統合するという対策も有効です。



個々のページの評価が低い場合、重複によって評価が分散するよりも、情報を集約して包括的で有益なページを作成する方がSEO上有利になることがあります。
コンテンツを統合する際には、まず統合対象となる類似ページ群を特定します。次に、それぞれのページに含まれる情報の中から、ユーザーにとって価値のある情報や重要なキーワードを選び出し、それらを基に新しい統合ページを作成します。不要な情報や古い情報は削除または修正し、構成を整理して分かりやすいページに仕上げることが重要です。
統合が完了したら、元の類似ページ群から新しい統合ページへ301リダイレクトを設定します。これにより、元のページが持っていたSEO評価を新しいページに引き継ぎつつ、重複コンテンツを解消することができます。
6. 不要な重複コンテンツを削除
サイト内に存在する重複コンテンツの中には、ユーザーにとって価値がなく、サイト運営上も不要になっているページが存在する場合があります。
例えば、古い情報に基づいたページや、システムが自動生成したものの誰も利用していないページなどです。ページは、サイト内に存在し続けることでクロール効率を低下させたり、他の重要なページの評価を妨げたりする可能性があるため、削除を検討する価値があります。



ただし、ページを削除する前には慎重な判断が必要です。
対象ページに外部からの被リンクが付いていないか、一定のアクセス数が継続的にないかなどを確認しましょう。もし重要なページであった場合、削除による影響は大きくなります。本当に不要であると判断した場合にのみ削除を実行します。
削除したページに対しては、サーバーが「404 Not Found(ページが見つかりません)」または「410 Gone(ページは恒久的に削除されました)」のステータスコードを返すように設定することが推奨されます。これにより、検索エンジンはそのページが存在しなくなったことを認識し、インデックスから削除するため、重複コンテンツの問題解消に繋がります。
7. コンテンツシンジケーションで重複を発生させないための対策
自社で作成したコンテンツを、ニュースサイトやポータルサイトなど、外部のWebサイトに提供・配信する「コンテンツシンジケーション」を行う場合があります。
この際、同じコンテンツが自社サイトと配信先サイトの両方に存在することになるため、重複コンテンツの問題が発生しやすくなります。特に配信先サイトのドメインパワーが自社サイトより強い場合、配信先のページが正規ページとみなされ、自社サイトのページの評価が低下してしまう可能性があります。
このような事態を避けるためには、コンテンツを提供する際に配信先サイトとの間で、重複コンテンツ対策について事前に取り決めを行っておくことが重要です。
理想的なのは、配信先サイトの記事ページに、自社サイトのオリジナル記事ページを指すcanonicalタグを設定してもらうことです。これにより、評価を自社サイトのオリジナル記事に集約できます。
canonicalタグの設定が難しい場合は、配信先サイトの記事ページにnoindexタグを設定してもらうという方法もあります。これにより、配信先のページが検索結果に表示されなくなり、重複の問題を回避できます。



どちらの対応も難しい場合は、配信を控えるか、配信先よりも早くGoogleにインデックスされるよう努めるなどの対策が必要になります。
8. 著作権侵害による重複コンテンツにはGoogle削除要請
自社サイトのコンテンツが第三者によってコピーされ、他のWebサイトに転載されてしまうケースがあります。著作権侵害にあたるだけでなく、SEOの観点からも重複コンテンツの問題を引き起こします。



もしコピー先のサイトの評価が高い場合、本来オリジナルであるはずの自社サイトのページよりもコピーコンテンツの方が検索上位に表示されてしまうといった事態も起こり得ます。
著作権侵害による重複コンテンツを発見した場合、まずはコピーしているサイトの運営者に連絡を取り、コンテンツの削除を依頼するのが第一歩です。
しかし、相手が応じない場合や連絡先が不明な場合もあります。その際には、Googleに対して著作権侵害に基づくコンテンツの削除要請を行うことができます。Google Search Consoleのヘルプページなどからアクセスできる専用のフォームに必要な情報を入力し、著作権を所有している証拠などを提出して申請します。
Googleが申請内容を審査し、著作権侵害が認められれば、該当するコピーコンテンツのページをGoogleの検索結果から削除する措置が取られます。これにより、不正な重複による悪影響を排除することができます。
9. 重複コンテンツチェックツールを活用
様々な対策を行うためには、まず自社サイト内の重複コンテンツを把握することが前提となります。
手動でのチェックには限界があるため、重複コンテンツチェックツールを定期的に活用することが有効です。ツールは、サイト全体を自動でクロールし、重複・類似コンテンツの可能性があるページをリストアップしてくれるため、効率的に問題箇所を発見できます。



無料・有料含め、様々なツールが存在します。
例えば、「Siteliner」はサイト内の重複をチェックするのに便利ですし、「Copyscape」はサイト外のコピーコンテンツ(盗用)を発見するのに役立ちます。また、高機能なSEO分析ツールである「Screaming Frog SEO Spider」なども重複コンテンツ検出機能を持っています。
自社のサイト規模や予算、チェックしたい内容に合わせて適切なツールを選び、定期的にサイトをスキャンする習慣をつけましょう。ツールによって発見された重複候補ページに対して、301リダイレクトやcanonicalタグ設定などの対策を講じることで、サイトの健全性を保ち、SEO効果を最大化することができます。
とはいえ、自分たちで対策をするのは難しいと感じてしまったり、時間がないという方も多いのではないでしょうか。
EXTAGE株式会社では、オウンドメディア運用代行やSEOコンサルなどさまざまな形で企業や個人のビジネスをサポートしています。SEO対策でお悩みの方は、ぜひEXTAGE株式会社までお問い合わせください。
\お気軽にご相談ください!/